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ある病室でのこと。認知症の方が入院していらっしゃいました。仮にAさんとお呼びします。看護師さんが特別にこまめに巡回されます。日に3~4回の検温。三回の食事の介助。おむつ替え。その他もろもろ。ほかにも足のリハビリ担当の方が日に1、2度。認知症のための脳のリハビリ担当の方も毎日のようにやってきます。皆さんプロフェッショナル。声掛けもとても上手です。「Aさん、ご飯食べた?」「食べてない。お腹空いた」1時間前に...
元旦の明るい気分が、夕方にはもう地震で一気に吹っ飛んだ今年のお正月。辛くて重い新年の始めとなりました。皆さん上手に思いやる言葉を綴られますが、私は胸につまされて、どうも言葉になりません。ましてや、型どおりの文面などとても書く気にもなれません。災害のような大きなことだけでなく、日常において、表面上の寄り添いではなく、本当に心に寄り添うと、今まさに苦しんでいる人にかける言葉が全く出てこないという場面に...
年も明けて、通常生活に戻りますね。年末年始の過ごし方も私の子どもの頃から随分変わりました。世の中の常識も時代と共に変わって行くということを毎年改めて感じさせられます。年中行事やそれに合わせるように制定されていたはずの祝祭日も、意味合いや日にちが変えられてきたものもあり、その時代毎の価値観で変動します。特に、近年はそういう傾向が頻褚で、私のような者はご都合主義的な感じすら受けてしまうこともあります。...
気が付けば大晦日になっていました。年末になると「一年を振り返りましょう」という感じで、報道もテレビ番組も、個人のブログも、なんだか振り返ってばかりです。忙しいから新しいことに挑戦しないのか、なんだか新年しか仕切り直しできない気がするのか、昔からの習慣だからか、建設的に先を考えるチャンスだからか……振り返る人の気持ちはそれぞれ異なっていて興味深いです。便宜上、私のこの一年はと言えば……という、話を少しい...
先日、海の近くまで行く機会がありました。どんより曇った日でした。私の気分は正直落ち込み気味で、空の色と同じ薄暗い灰色状態にいるようでした。海を見たら気分が晴れるかな?と思ったのですが「こんな日の海は落ち込むだけだ」と言う同行者の意見に従って、行くのをやめました。本当は行ってみなければわからないものですが、「それでも行く」という行動に出るだけのエネルギーも無い日でした。カラーセラピストでもそういう日...
終戦の日が終わると、夏も終わりに近づく気がします。人によっては、立秋で夏の終わりを感じるでしょうし、お盆休みや夏休みが終わると夏が終わったと感じるでしょうし、蝉の声が無くなることや秋の虫の声で終わりを感じるでしょう。人の感覚は多様です。夏の終わりをどこで感じようと、それが正しいとか間違いとか言って、とやかく口出しする人はいませんね。本来、それが自然な反応ですし、人としての感じ方の正解です。ところが...
自分が望むようには行かない毎日。思うように物事が進む時のほうが圧倒的に少なく感じられますね。実際の数はどうなのか、私自身カウントしたことはありませんけれど、人間はどうも良いことより悪いことのほうが強く印象に残る生きもののようです。理屈で言えば、原始的に「自分にとって悪いこと=生命、存在を脅かすこと」という結びつきがあるのだと考えることもできて、危険を回避するために備わった本能的なものの影響かもしれ...
戦争、異常気象による熱波の山火事、豪雨による水害、社会で起きる悲惨な事件……世界中で恐ろしくも悲しい出来事が次々に起きています。そんな中、コロナ感染者が急激に増えている日本です。感染予防意識が明らかに緩んでいますね。最初の頃のピリピリとした恐怖を伴う警戒心は道行く人々の間から消え、コロナの変異に追いついていないワクチンや薬の開発。何度も辛い副反応のあるワクチンを打てという政府。新たな予防手段は見つか...
もうすぐハロウィンですね。明日、カラーセラピーを使った性格診断ということで、イベント出店します。少々体調不良気味ですが、心は元気なのでセラピーとしては問題なく行けそうです。屋外イベントだそうなので、暖かい服装で出掛けようと思っております。体調を崩した原因は、いろいろあるのでしょうが……まあ、溜まっていた疲れが出るきっかけは大掃除ですね。今月は私の中での大掃除月ということで、なんとなく空き日は掃除ばか...