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【生き物の美しさと人の醜さ】ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』
何の事実の確認もない人間が向ける悪意ほど恐ろしいものはないと思います。そんな悪意にさらされ、なんの救いの手もなかった一人の少女。彼女が成長したとき、ある悲劇が…
【ある種の思想は、罪の面もある】リチャード・ドーキンス『進化の存在証明』
大作であります。その密度は途方もなく濃いです。多分読んでいて違和感を覚えるでしょう。そんなアホな考え方する人おる?って。残念ながらいたようですよ…
「へんな古代生物」を読んでから気になっていた、元祖キモカワ生物本「へんないきもの」。噂には聞いていましたが、へんな形のいきものばかりですね。そして文章がまたブラックでおもしろい。ハダカで出っ歯で外観そのままのハダカデバネズミは、哺乳類なのに
1.はじめに 現代社会において人権は批判することを許されない領域を占めているように感じられます。 しかし、果たして人権はそこまで絶対的なものでしょうか? 人権を科学と対比しながら考察します。 2.普遍性 私達は重力によって否応なく地球に引き寄せられています。 死んだ生物を生き返らせることはできません。 これらの自然法則は国や地域、また過去、現在、未来において変わりありません。 普遍な原理とは場所や時間によらず不変なのです。 生存権を例に挙げましょう。 生存権は日本国憲法第25条に規定されています。 「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」 (憲法第25条第1項) 生存…
この世界はこうなっている ⇒ この世界に生きる私達はこう生きるといい という一つの解答が得られる 1.はじめに 私達は重力によって否応なく地球に引き寄せられています。 死んだ生物を生き返らせることはできません。 私達はこれらの自然法則に抗うことはできないのです。 自然法則は変えようがない運命のようなものです。 しかし、自然法則が何らかの方向性をもっているとしたらどうでしょう。 それは『私達はどう生きるか』を照らす道しるべになるのではないでしょうか。 自然法則の方向性を見つけるために、物質階層、生命階層、人類階層に共通する事項に着目します。 そして、科学から『生きることの意味』を導きましょう。 …
自然界には4つの力が存在する。 強い相互作用、弱い相互作用、電磁相互作用、重力。 強い相互作用は種々の原子核を形成し、電磁相互作用は種々の原子を形成する。 重力は原子を集めて地球を形成し、電磁相互作用は地球上に豊かな自然を育む。 重力は多くの星を集めて銀河を形成し、銀河は宇宙の構成員となる。 ミクロな世界はマクロな世界に接続されている。 すべてはつながっている。 生物は外界と相互作用する。 植物は太陽光を浴びて光合成する。 生物は外界から酸素を取り入れて呼吸する。 生物は外界からエネルギーを取り入れている。 生物は自然の恩恵を受けて生きている。 人類は社会の中で生活している。 水道水が浄水場か…
コト「存在するってどういうこと?」博士「存在することとは、まわりと相互作用すること、コミュニケーションすることだよ」 コト「いつか失われる命は大事なの?」博士「命自体に価値があるわけじゃない。生きている時間が大事なんだ。もっといえば、生きている間に何をするかに価値があるんだ」 コト「どう生きればいいの?」博士「生物にできることは生きることと子孫を残すことだけなんだ。子供をつくり次世代を育てることをすればいいんだよ」 コト「他には?」博士「周りにプラスの影響を与えるように生きるんだよ」 コト「うん」博士「ただ、周りに与える影響にはお金の他にもいろんな軸がある。人それぞれ違っていてもいいんだよ」 …
アウトドア教室の翌日に別の少し高い山にある川で生き物を探すイベントに一家で参加する予定でしたが、パパがダウン。3人で楽しんできたようです。しかし、翌日から息子、ママが相次いで発熱。元気な娘にとって退屈な3日間になってしまいました。
コト「自由は存在するの?」博士「物質世界に自由は存在しない」 コト「うん」博士「物質の世界では粒子として存在すると相互作用してしまうんだ」 コト「そうだったね」博士「自由は外界から影響を受けないことなんだ。粒子は重力などの何らかの力を受けることになる」 コト「うん」博士「だから完全に自由な粒子は存在しない。物質は粒子で構成されるから自由な物質も存在しない」 コト「生物だと?」博士「生物は光合成または呼吸をして生命を維持しているんだ」 コト「そうだね」博士「自由は外界から影響を受けないことなんだ。それは外界から切り離されることを意味している。外界と切り離されると生物は光合成も呼吸もすることができ…
コト「他人にプラスの影響を与える生き方をすればいいの?」博士「そうだね。社会にプラスの影響を与えることにもつながるんだよ」 コト「それだと幸せになれないんじゃないの?」博士「幸福は与えられるものだと思っているの?」 コト「違うの?」博士「物質の世界も生物の世界も幸福を目指していない」 コト「また身も蓋もない」博士「物質の世界には幸福という概念はない」 コト「それはそうだろうね」博士「生物は子孫を残すことに注力している」 コト「うん」博士「人類も幸福になるために生まれたわけじゃない」 コト「それはそうかもしれないけど」博士「ただ、例えば、親しい人に親切にすればオキシトシンという神経伝達物質が分泌…
【深海生物】大人気アイドル『メンダコ』とは?どこの水族館で見ることができる?食べられるの?ぬいぐるみ化も?
どうやら『メンダコ』という深海生物が巷では大人気らしいので、今回はその『メンダコ』という生きものについてまとめてみました。
コト「じゃあ、どう生きればいいの?」博士「周りの人にプラスの影響を与えるように生きればいいんだよ」 コト「プラスの影響って?」博士「相手に何かを与える向きをプラス、相手から何かを奪う向きをマイナスと定義することができる」 コト「向きを定義するのってまるで電流が流れる向きの話みたいだね」博士「そうだね。定義はどちらでもよい」 コト「プラスの影響がよいという結論はどこから出てくるの?」博士「じゃあ、まずはいろんな場合を考えようか」 コト「うん」博士「(1)プラスの影響のみの場合、(2)マイナスの影響のみの場合、(3)プラスの影響とマイナスの影響の両方がある場合、があるんだ」 コト「どれがいいの?」…
コト「学校では命が大事って教えられるよ」博士「そうだね。そう教育されるね」 コト「でも人間はいつか死んじゃうんだよね?」博士「そうだね」 コト「いつか必ず死ぬのに命は大事なの?」博士「難しい質問だね」 コト「やっぱり?」博士「生物にできることは2つある。1つ目は生き抜くこと。2つ目は子孫を残すこと」 コト「うん」博士「そうやって古い個体が死に、世代が交代することによって生物は進化してきた」 コト「うん」博士「物質の世界でも生物の世界でも、その存在を証明するのは相互作用なんだ」 コト「ちょっと分かりにくいよ」博士「物質や生物は、まわりに何らかの影響を与えるから、その存在を証明できるんだよ」 コト…
コト「人間ってなぜ死ぬようになっているの?」博士「じゃあ、復習しようか」 コト「うん」博士「無性生殖する生物には寿命がないものがあるんだ」 コト「例えば?」博士「ベニクラゲがいるよ」 コト「じゃあ、死なないの?」博士「食べられたり、事故に遭うと死ぬよ」 コト「不死身じゃないんだね」博士「無性生殖する生物は主に細胞分裂で増殖するんだけど、単純な構造の生物しか生まれないんだよ」 コト「そうなんだね」博士「有性生殖する生物は多くの植物や動物などのように複雑な構造をもてるようになったんだ」 コト「ふーん」博士「その代わりに、細胞分裂の度にテロメアが短くなってしまうんだ」 コト「テロメアが短くなるとどう…
今日も日々の ウォーキング⑬ ネタから~ それは前回のネタであった河川敷で見た生物の『爬虫類』でしたが、今回は鳥類に限定して紹介してみたいと思います。 一般的には街中でも見かけるカラス、ハ
第30回 紛争を生じさせるためには?(人類階層:法律、歴史)
コト「戦争をやめさせるためにはどうしたらいいの?」博士「難しい質問だね」 コト「やっぱり?」博士「逆に、どうしたら争いを生じさせることができるのか考えてみようか」 コト「うん」博士「権利をばらまけばいいんだよ」 コト「そんな単純なこと?」博士「権利は人間が生み出した概念だ。だから不完全なんだよ」 コト「うん」博士「それに対して自然法則は完璧だ。もしくは完璧に近い」 コト「何か力が入っているよ」博士「惑星は他の星からの重力に従って運行する」 コト「うん」博士「同じ座標に2つの惑星が同時に重なって存在することはできない。衝突してしまうんだ」 コト「そうだね」博士「衝突後に1つの天体になるか、2つ以…
コト「生物の争いはどんなときに起こるの?」博士「食物連鎖の上位の生物は下位の生物を食べるよ」 コト「例えば?」博士「ライオンはカモシカを捕まえて食べるね」 コト「同じ種族の場合には?」博士「同じ種族の生物同士は縄張り争いをするね」 コト「例えば?」博士「鮎は他の鮎を縄張りから追い出そうとするね」 コト「仲良くできないの?」博士「生存競争があるからね」 コト「そうなのね」博士「群れをなす動物は群れるよ」 コト「そうなんだね」博士「チンパンジーはオス同士で権力闘争を繰り広げるよ」 コト「そうなんだね」博士「人間はサルから進化したと考えられている。人間の根底には権力闘争する本能がDNAに刻み込まれて…
第25回 人権は歴史的にどう生まれたのか?(人類階層:法律、歴史)
コト「人権という考え方はどうやって生まれたの?」博士「イングランドの貴族達がジョン王にマグナカルタをつきつけたことが人権のはじまりだと考えられているよ」 コト「マグナカルタって何?」博士「ジョン王の権限を制限するための法律だよ」 コト「どんなことが書かれていたの?」博士「国王であっても法律に従うことや議会を尊重することなんかが書かれているよ」 コト「それまでは王様は好き放題やっていたということ?」博士「ジョン王は特にね」 コト「その後はどうなったの?」博士「フランス革命のときにフランス人権宣言が起草されたんだよ」 コト「どんなことが書かれていたの?」博士「まずは自由だね。言論の自由、表現の自由…
コト「生物学の世界に人権はあるの?」博士「そんなものはないよ。生物界は弱肉強食の世界だ」 コト「うん」博士「カモシカがライオンに生存権を主張したらライオンはカモシカを食べないと思うかい?」 コト「全く思わない」博士「権利は人間が勝手に生み出したフィクションなんだよ」 コト「うん」博士「か弱い動物が天敵相手に権利を主張しても無意味だろう」 コト「うん」博士「人権はあくまで人間が勝手に創造した概念に過ぎないんだ」 コト「そうなんだね」博士「生物は生まれ落ちた段階で生きる機会を与えられる。だけど生きる権利なんて与えられていないんだよ」 コト「うん」博士「そもそも、生物の世界に権利なんて概念が存在しな…
第22回 「幸福」は科学的にどう定義されるの?(人類階層:脳科学)
コト「幸せってどういうこと?」博士「脳科学的には幸福を司る神経伝達物質が分泌されているときに幸せを感じるよ」 コト「また神経伝達物質?」博士「幸せを司る神経伝達物質は主にセロトニン、オキシトシン、ドーパミンが挙げられる」 コト「セロトニンって何?」博士「不安感を解消する働きをするよ」 コト「オキシトシンって何?」博士「例えば、スキンシップしたときに出るよ。愛情やつながりを感じる幸福感が得られるんだよ」 コト「ドーパミンって何?」博士「何かをやりとげたときに出るよ。達成感を感じるような幸福感が得られるんだよ」 コト「ふーん」博士「曖昧だった幸福という概念が神経伝達物質の分泌であると定義できるんだ…
コト「じゃあ、人にとって愛って何?」博士「難しい質問だね」 コト「やっぱり?」博士「人間も生物だから男性と女性が惹かれ合って子供をつくる」 コト「でも誰でもいいってわけじゃないよね?」博士「相手によって分泌される神経伝達物質の種類や量が違うからね」 コト「神経伝達物質って何?」博士「例えば、セロトニン、オキシトシン、ドーパミン、アドレナリンなんかがあるよ」 コト「物質が一杯出てくるね」博士「うん。恋愛ではドーパミン、セロトニン、アドレナリン、フェニルエチルアミンなんかが関与するとは言われているけど、全容は解明されていないようだね」 コト「例えば?」博士「笑うとドーパミンが出るよ。ドーパミンは楽…
コト「生物学で愛とはどういうことなの?」博士「生物一般に愛という概念があるかどうかは分からない」 コト「うん」博士「ただ、お互いに与え合う関係は存在するよ」 コト「例えば?」博士「細胞とミトコンドリアの関係があるよ」 コト「どんな関係なの?」博士「細胞がミトコンドリアに有機物と酸素を与えて、ミトコンドリアが細胞にエネルギー源であるATPを与えるんだよ」 コト「お互いに違うものを与え合うんだね」博士「うん。細胞もミトコンドリアもお互いがいないと生きていくのが難しい」 コト「うん」博士「こういう関係を共生というんだ」 コト「与え合う関係は他にもあるの?」博士「有性生殖する場合にも雄のDNAと雌のD…
第18回 経済的に不平等な社会は問題なの?(人類階層:歴史)
コト「経済的に不平等な社会だと何か問題があるの?」博士「歴史的上、革命が起こることがあったんだよ」 コト「革命って何?」博士「一般市民が国王などの支配者層を打ち倒すことだよ」 コト「大きな格差があると革命が起こるの?」博士「歴史的には、重税、飢饉、これらが重なると市民革命が起こることがある」 コト「そうなの?」博士「フランス革命は、度重なる戦争で財政がひっ迫している状況でフランス王がさらに税を課そうとして議会を開いたところから始まっているんだよ」 コト「そうなんだ」博士「聖職者と貴族に税金を課すかどうかで、聖職者と貴族と、一般市民との間で対立が生まれたんだよ」 コト「そうなんだね」博士「小麦が…
第15回 機会が平等だと結果は平等にならない?(人類階層:法律)
コト「やっぱり人間社会で平等を目指すことは難しいの?」博士「人それぞれDNAが違うからね」 コト「やっぱり難しいんだね?」博士「うん。能力、寿命、美醜、環境、運の違いから結果は平等にはならないよ」 コト「経済的な格差は必然的にできてしまうの?」博士「能力に個人差がある以上、経済的な格差はできてしまうね」 コト「じゃあ平等じゃないの?」博士「機会は平等だよ。法律的にはね」 コト「機会が平等だと結果は平等にならないの?」博士「平等にはならない。みんなで百メートル走をしたとしてみんなが同時にゴールすることはないでしょ」 コト「それはそうだけど」博士「自然に従えば結果は平等にならないんだよ」 ランキン…
昨日、自宅玄関に大きな昆虫がいました。 トンボの王様、オニヤンマです。 玄関前のタイルの上で動かずにいました。 出勤しようとした午前6時半頃でした。 …
第14回 「平等」は人間社会に存在しない?(人類階層:行動遺伝学)
コト「人間の世界に平等はあるの?」博士「人間は他の生物と同様にDNAを持っている」 コト「そうだね」博士「他の生物と同様に人間のDNAは人それぞれ異なっている」 コト「うん」博士「だから平等は成り立たないよ」 コト「身も蓋もない答えだね」博士「DNAの違いにより個人の能力は違うよね。遺伝の影響もあるし」 コト「遺伝の影響はどうやって調べるの?」博士「一卵性双生児と二卵性双生児を比較するんだよ」 コト「へー」博士「そして、遺伝、共有環境、非共有環境の影響の度合いを比較するんだ」 コト「その結果は?」博士「項目によるけど、個人の能力は主に遺伝と非共有環境の大きいことが分かってきている」 コト「シビ…
第13回 「平等」は生物界に存在しない?(生命階層:生物学)
コト「生物の世界に平等はあるの?」博士「生物はDNAをもっているよね?」 コト「そうだね」博士「生物の個体にはDNAに由来する違いが既に埋め込まれている」 コト「平等とは言い難いのね?」博士「有性生殖する生物は特にね」 コト「有性生殖する生物だとどうだっていうの?」博士「有性生殖の場合には雄からのDNAと雌からのDNAを混ぜ合わせるんだ」 コト「混ぜ合わせると問題があるの?」博士「問題はないよ。ただ、これまでになかった新しい組み合わせのDNAが誕生する可能性がある」 コト「それが進化を生み出すということ?」博士「そうだね。違う組み合わせの新たなDNAが誕生するんだ」 コト「それと平等とどんな関…
第11回 「自由」は人間社会に存在しない?(人類階層:法律)
コト「人間も完全に自由には生きられないの?」博士「自由というのは外界から切り離されることだからね」 コト「うん」博士「人間にとって自由という状態は水も食料も得られないことなんだよ」 コト「死んじゃうのね」博士「だから、人間にとって完全な自由は存在しないのと同じなんだよ」 コト「じゃあ、水や食料が得られる程度の自由だったら生きられるの?」博士「社会的に自由ってことは周囲の何者とも関わりを持たないことなんだよ」 コト「悲しい生き方だね」博士「自由というのは周りから影響を受けないということだからね」 コト「うーん」博士「社会と接点を持った段階でその人は社会と影響を与え合う。物を買ったり、人と話したり…
第10回 「自由」は生物界に存在しない?(生命階層:生物学、化学)
コト「生物は自由に生きているように感じるけど」博士「そう思うかい?」 コト「自由じゃないの?」博士「生物が生きるためには外界からエネルギーを取り入れる必要があるんだよ」 コト「前に聞いた気がする」博士「植物は光合成するし、根から水と栄養素を取り入れる」 コト「うん」博士「動物は他の生物を食べて生きているよね」 コト「そうだね」博士「どんな動物も生きていくために水や食料を得る必要がある」 コト「うん」博士「生物は呼吸もする」 コト「うんうん」博士「生命を維持するために生物の体内では代謝が起こる。これは化学反応だ」 コト「自由になるということは?」博士「水や食料が得られないということだ」 コト「そ…
第8回 「存在する」とは人間社会においてどういうこと?(人類階層:歴史)
コト「人間も生死によらず物質として存在しているってこと?」博士「物質的には生死を問わず存在しているね」 コト「じゃあ、人間も生物も同じなんだね?」博士「そうだね」 コト「人間も外界からエネルギーを取り入れて生きているんだね?」博士「そうだよ」 コト「ご飯を食べて生きているもんね」博士「それも外界との相互作用の一種だね」 コト「人間に特有な相互作用はあるの?」博士「コトちゃんは他の人としゃべったり、物を売ったり買ったりするよね?」 コト「うん。する」博士「人間はそうやってコミュニケーションするんだ」 コト「うん」博士「そうやって社会をつくっているんだよ」 コト「そうなんだね」博士「社会の中でコミ…
命は尊い。この世界で命は一番大事なものだ。小学校でそう教えられた。 ――それではなぜ、人は死ぬのだろう? 小学校で教えられたことが腑に落ちなかった。 中学生時代、高校生時代、生きることに耐えられない状況に遭遇した。苦しかった。 ――なぜ僕は生きなければならないのだろう? 命は尊い。そんな価値観が僕の邪魔をした。 ――確実に失われることが決定づけられている命に、果たして価値があるのだろうか? 僕は生きる理由を欲した。教科書の中の思想家は僕の求める答えを与えてはくれない。傲慢にも、そう思った。 思想家の思想には「仮定」が多すぎる。 答えが無いのなら創ってやればいい。生きる理由を自分で見つけようと思…
コト「私たちはなぜ死ぬの?」博士「人間には寿命があるからね」 コト「なぜ人間には寿命があるの?」博士「それは難しい問題だね。ただ、寿命がある生物と寿命がない生物がいるよ」 コト「そうなの?」博士「例えば、ベニクラゲは不老不死と言われているよ」 コト「じゃあ、不死身なの?」博士「いや、食べられて死ぬ」 コト「不死身じゃないんだ」博士「そうだね」 コト「他に寿命がない生物はいないの?」博士「例えば、プラナリアは理論的には寿命がないと言われているよ」 コト「じゃあ、死なないの?」博士「死ぬよ。寿命では死なないけど事故に遭うと死ぬ」 コト「やっぱり不死身じゃないんだ」博士「そういうことになるね」 コト…
コト「生物はどうやって増えるの?」博士「無性生殖か有性生殖によって増えるよ」 コト「無性生殖ってどんなものなの?」博士「多くの場合、細胞分裂で増えるね」 コト「どんな生物が無性生殖をするの?」博士「アメーバやミドリムシがいるね」 コト「無性生殖だとどんないいことがあるの?」博士「速く増殖するから増えやすい。中には寿命が無い生物もいるよ」 コト「だったら無性生殖のほうがいい気がする」博士「そういう生物は寿命で死なない代わりに他の生物に食べられたり事故で死ぬんだよ」 コト「やっぱり不死身じゃないのね」博士「それに、無性生殖する生物の構造はアメーバみたいに単純なんだよ」 コト「有性生殖ってどんなもの…
コト「進化って何?」博士「コロナウイルスのようにRNA(リボ核酸)を持つウイルスで説明しよう」 コト「うん」博士「ウイルスはRNAをコピーすることにより増えるんだ」 コト「聞いたことある」博士「コピーは完全じゃなくて小さい確率でミスをする」 コト「うん」博士「そのコピーミスの蓄積がウイルスの変異になるんだ。変異が失敗することもあれば成功することもある」 コト「変異が失敗するとどうなるの?」博士「そのウイルス自体が生存に必要な機能を失ったり環境に適応できなくなったりする。つまりは生存できない」 コト「変異が成功するとどうなるの?」博士「RNAが変化した新しいウイルスが誕生する。変異株と呼ばれてい…
第4回 寿命を手放したから生物は人類に進化した?(生命階層:生物学)
コト「無性生殖する生物は細胞分裂で増えるんだよね」博士「そういうことが多いね。あとは単独で発芽する生物もあるよ」 コト「有性生殖する生物は雄のDNAと雌のDNAから子供をつくるんだよね?」博士「だいたい分かってきたようだね」 コト「無性生殖する生物と有性生殖する生物の違いをもっと教えて」博士「無性生殖だと親のDNAと子のDNAがほとんど同じなんだよ」 コト「次の世代になってもDNAが変化しづらいんだね」博士「そうだね。だから、アメーバのように単純な構造の生物しか生まれない」 コト「有性生殖だとどうなの?」博士「有性生殖だと雄のDNAと雌のDNAが交じり合うから、DNAの多様性が生まれやすい」 …
コト「生物は寿命が尽きること以外でも死ぬんだよね?」博士「そうだね。他の生物に食べられて死んだり、事故に遭って死ぬんだよ」 コト「生物はいずれは死ぬのね」博士「そうだね。生物にできることは2つある」 コト「1つ目は?」博士「命がある限り生き抜くこと」 コト「2つ目は?」博士「子孫を残すこと」 コト「どの生物もこの2つはできるってことね」博士「生きて子孫を残す。その際に遺伝子をかけあわせる。この繰り返しによって生物は進化してきた」 コト「先祖にあたる生物が子孫を残してきたからこそ、私達が今生きているんだもんね」博士「そうだね。少しずつ進化しながらね」 コト「じゃあ、ちゃんと生きなきゃ」博士「そう…
第7回 「存在する」とは生物界においてどういうこと?(生命階層:生物学、化学)
コト「生物は存在するって言えるの?」博士「生きていても死んでいても物体としては存在する」 コト「生きている生物と死んでいる生物は同じってこと?」博士「さすがに違うね」 コト「じゃあ、何が違うの?」博士「生きている生物は外界からエネルギーを取り入れている」 コト「エネルギー?」博士「コトちゃんはご飯を食べるよね」 コト「うん」博士「動物は食べたものから動くためのエネルギーを取り出しているんだよ」 コト「そうなんだあ」博士「動物は食べたものを消化して例えば糖に変える。糖は血液によって体内に循環され、細胞で分解される。この分解によって細胞はエネルギーを得るんだよ」 コト「そうなのね」博士「これが呼吸…
物理の先生に言われたそうです。 物理を選択している生徒は、大学にはいってから苦労しなくてすみます。 理系の大学の2次試験は2科目選択。 だいたい物理と化学 ま…
ずっと以前から。生物は進化を続けている。 どんな時代でも。進化できなければ絶滅する。どんな生物すべて。が。 動植物が地球にできたころから進化が始まっている。地球環境と合わない生物は死ぬ。地球環境が合わない生物は絶滅する。地球環境と合う生物は生き残る。地球環境と合う生物は繁栄する。 どんなに人間の高い能力を使ったとしても地球環境は変化させることはできない。どんなに人間の高い能力を使ったとしても地球環境を変えることはできない。とぼくは思う。 生物が存在しているときの地球環境に合えば生き残れる。生物が存在しているときの地球環境に合っていなければその種は絶滅をする。 今の地球環境に合えば繁栄ができる。…
今日は緊急の ウォーキング⑪ ネタを~ それは季節外れの台風が過ぎ去り、その明けた先日は最高の晴れ間となったことから何時もの河川敷へウォーキングへと出かけました。 そしたらそこには台風の爪痕
こんにちは、とうえのです。 誰かに管理されて生きていきたいという願望があったりします。 自分で自分のメンテナンスをしていくのはめんどくさいです。 うん、めっちゃめんどくさい。 できることなら放棄したい。 でもそれは人間として生まれてきて生きていくためには必要なこと。 でも作業に感じてきている。 作業は嫌い、大嫌い。 生きることは作業の繰り返し。 しょうがないんですけどね。 生物にはメンテナンスが必要ですし。 どうにかメンテナンス作業が楽しいと思えるようになれないかな。 チーズ蒸しパンになりたい、は名言です。 自分のことが好きか嫌いかと問われれば、嫌いな部分もあるし好きなところもあったりする。 …
今日は久々の ウォーキング⑩ ネタから~ 今回はいつも歩くコースの一つである近隣の河川敷で見た生物シリーズ第一弾として珍獣を少し紹介してみます。 そんな中、昨年末にはこんな都会でイノシシ
タイで新種のタランチュラ、竹の空洞に生息 人気ユーチューバーが発見
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「尾先の方からスライム状の糸を垂らして地上に降下する」ナメクジの新行動を発見
1: anipis 「糸を垂らして地上に降下する」ナメクジの新行動を発見 ナメクジの新行動が発見されました。
フクロウの巣にカモのヒナが! なぜこんなことに? 通常より強力な「超正常刺激」か
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両生類にも空間学習能力、毒ガエルで初めて確認 マダラヤドクガエルは「頭の中に地図を構築」、最新研究
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