ーーー斬首される数を抑制することは、文明進歩のしるしでしょうか。「そんな事おかしいと思われぬか。正義の名の下に、また神の栄光のためとか称して、これまで行われた人間虐殺の文書を読むにつけ、諸君は反感を覚えぬか。罪人にまた被疑者に、ありもせぬ罪を告白させるために、さんざん痛めつけた、そんな苦しみの記録を読んで、怒りを覚えませぬかな。諸君もその時代に住んでいたら、当たり前と思ったかも知れぬ。また、諸君が...
永遠なるものは神法のみ。人間の作った法は時代の進歩と共に変化する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー斬首される数を抑制することは、文明進歩のしるしでしょうか。「そんな事おかしいと思われぬか。正義の名の下に、また神の栄光のためとか称して、これまで行われた人間虐殺の文書を読むにつけ、諸君は反感を覚えぬか。罪人にまた被疑者に、ありもせぬ罪を告白させるために、さんざん痛めつけた、そんな苦しみの記録を読んで、怒りを覚えませぬかな。諸君もその時代に住んでいたら、当たり前と思ったかも知れぬ。また、諸君が...
人類が更に進歩すれば、死刑は地上から完全に姿を消す。人間が人間を裁くという事は無くなろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー斬首刑が人間の法律から消える日がありますか。「斬首刑、これは間違いなく、やがてなくなる。またこれの禁止こそ、人類進歩のしるしである。人類が更に進歩すれば、死刑は地上から完全に姿を消す。人間が人間を裁くという事は無くなろう。私が申している事は、大分先の方まで見て申しておる」 ーーー自己保存の法によって、人間は自分の生命を守る権利をもっています。社会から危険人物を排除する場合、この権利が適用...
決闘は殺人である。野蛮と申すべき愚行である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー決闘は最も合法的な自己防衛と考えてよろしいですか。「いや、これは殺人である。野蛮と申すべき愚行である。文明が進み道義が進歩すれば、決闘がその昔、神の正義の判決と思われていた、あの馬鹿らしさと共に自明となろう」 ーーー弱いゆえに、殺されることが分かっている人にとって、決闘は殺人と考えられますか。「この場合は、自殺である」 ーーーどちらが死ぬか分からない場合は、殺人ですか、自殺ですか。「...
文明社会にも、未開人と同じ残虐性の人物がいるが、彼等は羊の群に迷い込んだ狼である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー先端をいく文明社会にも、未開人と同じ残虐性の人物がいますが、何故ですか。「それは丁度、良くできた果実を一杯つけた木に、しなびた実があるようなものだ。そのような者達は、洋服の他には文明らしいものは何もない野蛮人と言われよう。彼等は羊の群に迷い込んだ狼である。低級霊が、それも随分と後ろ向きの霊が、進歩を願ってずっと進んだ人々の間に受肉することがある。だが、荷が重すぎる場合は、彼等は全くお手上げと...
ーーー残忍性は破壊本能と関係ありますか。 「残虐もその最悪のものは、破壊本能である。と申すのは、破壊は時には必要、しかし、残忍はこれを全く必要としないから。これは常に悪性の結果である」 ーーー未開人の特性が残虐性であるというのは、どういうことですか。「未開人においては、物質が霊よりも上位である。彼等は動物的本能に身を委せ、肉体生命の外は顧慮せず、自己保存の方にしか頭が向いていない、故に自ず...
親殺し嬰児殺しのその罪は共に大きい。何となれば、罪はどんな罪でも罪である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神の目より見て、殺人は罪ですか。「左様、大きな罪である。何となれば、人の生命を奪うものは、人がこの世で行っている罪亡ぼしと使命遂行を中断する者だから」 ーーー罪人はすべて等しく極悪ですか。「前に申した通り、神は正義である。神は行為よりも動機によって裁き給う」 ーーー自己防衛のため殺人を、神はお許しになりますか。「全く止むを得ない場合に限って、お許しになる。自分を攻撃する者を殺さねば、...
利得を目的とし戦争を引き起こす者達は、まことに罪深い者達である。この者は犯した殺人の罪すべてを償うために、幾多の地上再生の苦しみを耐えねばならぬだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間を戦争に駆り立てる原因は何ですか。「霊性より獣性が勝っていること、及び、感情を満足させたい欲求。野蛮状態では、どの民族でも、強いことが何よりの力である。従って、戦争がその常態である。人間が進歩すると、戦争は少なくなる、それは戦争の原因を作らないようにするからだ。それでも避けられなくなると、やり方は人間的となる」 ーーー地球上で戦争はなくなりましょうか。「左様、人間は正義を重んじ、神法...
災厄は常に試練である。それは人間に知性の錬磨の機会を与える。それは忍従と神への服従を試す機会を与える。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー大災害は、一時的には害悪を生みますが、現実面で効果があるものですか。「左様、国家の状態に変化を起こすことがある。だが、その良い結果は、後の世代になってから分かることが多い」 ーーー災厄はまた、厳しい運命と闘わねばなりません。その事は人間に一つの試練を作ることになりませんか。「それは、災厄は常に試練である。それは人間に知性の錬磨の機会を与える。それは忍従と神への服従を試す機会を与える。それ...
人類を襲う災害は、人類の進歩を早めること。もしそれが起こらなかったら、その進歩のためには何世紀も要するという事がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人類を襲う災害には、神のどんな目的があるのですか。「人類の進歩を早めること。前に申した通り、霊の新しい目覚めには破壊が必要。それでもって浄化の一歩が踏み出せるというもの。何事も正しい判断を下すには、その結果に目を向けねばならぬ。諸君は自分の立場からしか物を見ない。従って、たまたま自分に害を及ぼすものがあると、それをもって災害と見なす。しかし、その害が諸君の急速な進歩のためには、必要であること...
動物を殺戮する権利について、食用のため、人間の安全のため、これ以外は権利ではない。乱用は権利とは申せない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上の人類にとって、破壊は常に必要なものですか。「人間の霊が物質の主となっていく割合に応じて、破壊の必要は減っていく。それ故、人間が知性や精神を外に発揮するという事は、破壊の怖れが付きまとうという事だ」 ーーー現況において、人間には、動物を無制限に殺戮する権利がありますか。「食用のため、人間の安全のため、これ以外は権利ではない。乱用は権利とは申せない」 ーーーその必要とか安全を超えた...
物質的にも精妙で、精神的にも浄化した世界では、破壊はなくなる。地上より進化した世界では、情況はすっかり違うのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死によって私共は一層良い生活に入れます。死によって私共は現世の苦から解放されます、従って死は恐るべきものでなく願わしいものです。しかるに何故、人は身震いする死の恐怖の本能を持っているのですか。「前に申したことがあるが、人間は長生きして、仕事の達成を求めるべきである。この目的のために、神は人間に自己保存の本能を与え給うた。この本能があるから、人間は試練に耐えている。だが、そのために随分と、心が...
生き物達は食物のためにお互いを滅ぼし合う。それがなければ殖え過ぎてしまうだろう。こうして再生産の均衡がこれで守られている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー破壊は自然法ですか。「すべてのものは破壊されること、これが必要である。その再生と更新のために。諸君の言う破壊とは形の変化にすぎない、その目的は生命体の刷新改善にある」 ーーーでは、破壊本能は神慮によって、すべての生き物に与えられた、このように思われますが。「神の創造物は、神がその目的を遂げられるための道具である。生き物達は食物のためにお互いを滅ぼし合う。それがなければ殖え過ぎてしまうだろ...
人を進歩させる苦とは、自然に自分に振りかかってきたものだけである。それは神が本人に課せられたものであるから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間や動物の身体を切断することについて、どのようにお考えですか。「何のためにこのような質問をするのか、ほどほどにされたい。その事が役に立つのか立たぬのか、自分に問いなさい。有用でないものは神の喜ばれる筈がない。有害なものは神はこれを嫌い給う。神は、人の魂を神へと高めるもの、この事のみを喜び給うこと、しかと肝に銘じられよ」 ーーーこの世の苦を、私共が耐えさえすれば、進歩出来るものなら、自分...
肉食は自然の法に反するかという質疑応答です。シルバー・バーチ霊のお答えとは反対なお言葉にびっくりでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー幾つかの民族で実施されていることですが、ある種の食物の禁止、あれには尤もな根拠がございますか。「健康に有害でない限り、何を食べようと、これは許される事である。立法者は有用な目的のためにその禁止をしたかも知れぬ。また、その禁令に重みをつけるために、神の御意志のように申したかも知れぬ」 ーーー肉食は自然の法に反しますか。「人間の体質から申して、肉は肉体を養うに役立つ。これがないと、人間の体力...
価値のある耐乏生活とは、困っている人に与えるため、必要なものまでも切り詰める、とのこと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の法によると、自分の肉体の要求に応えることは義務ですか。「左様、健康と体力がなければ、労働をすることが出来ないから」 ーーー地上生活の喜びや享楽を追求することは、良くないことですか。「物質的幸福を望むことは、人間の自然である。神の禁じられるのは度を過ごすことである。過度は自己保存には有害だからである。人間が享楽を求めても、神はこれを罪とは為されぬ。もしその享楽が他者を犠牲にして得ら...
必要な物の限度は、賢者は直感で、そうでない人達は経験で、それもひどい経験で知るようです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー必要な物の限度は、どうすれば分かりますか。「賢者は直感でそれが分かる。それ以外の者達は経験で知る。それも、ひどい目にあって知る」 ーーー身体的要求の限度は、自然が示してくれるようになっていないのですか。「左様、そうなっている。だが、人間は飽くことを知らない。身体は限度を教えてくれたのだが、悪徳によって体質が悪化しており、本来は必要としないものまでも欲しがらせる」 ーーー自分の欲得のた...
人にはすべて大地の産物を使用する権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人にはすべて大地の産物を使用する権利がありますか。「生きねばならないのだから、権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる」 ーーー神はなぜ、人間の心に、物質享楽の魅力を植えつけられたのですか。「先ず、人間の心をそそり、神の使命を果たす者となるよう。第二に、人間を試みに合わせるため」 ーーーこの試みの目的は何ですか。「理性の開発、彼が度を過ごさぬ...
求めよ、さらば与えられん、これぞ人の忍耐と信念と節操の試金石である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生産の資を欠いている人達が常に存在します。豊かさが満ちている中においてもです。これは誰のせいですか。「場合によっては、人が他者に対して公正でなくなる利己主義のせい。またある場合には、この方がもっと多いことがあるが、自己自身のせいである。キリストは申された<求めよ、さらば与えられん>と。この言葉は、欲しい物を見つけるために、目をべったりと土に向けておけという意味ではない。人は望むものを追求せよ...
神は大地に生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は生の意欲を人間に与えておられますが、生きていく手段も常に与えておられたのですか。 「そうである。人間にそれがいつも見えていないとしたら、人間が周囲の資源を利用する方法を知らないからである。人間に神が生命の愛を植え付けられたのは、生きていく手段を人間に与えておいでになるからである。従って、神は大地に、生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。...
生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の本能は大自然の法ですか。「まさしくその通り。知的段階は違っても、すべての生物に自己保存の本能がある。あるものは純粋に機械的に、あるものの場合は理性と結び付いて存在する」 ーーー神が生きとし生けるものすべてに、自己保存の本能を与えられたのは、いかなる目的によるのですか。「生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。従って、神はこれらすべてが生きることを願って、これを与え給う...
一夫多妻制については人間の作った制度であり、真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー一夫多妻制あるいは一夫一婦制、これは自然法に従っていますか。「一夫多妻制は人間の作った制度であって、社会が進歩するとこれは廃止される。神のご意図によると、婚姻は愛情の上に成立すべきものである。一夫多妻に真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである」 ーーー男女の人口比は殆ど同じですが、この事が結婚の釣合いを教えているわけですか。「その通り。自然の姿はどの一つをとっても、ちゃんとした目的があ...
結婚は人類の到達した進歩だと言われ、結婚を廃止すれば、野獣生活への回帰だと言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー結婚、つまり二つの生命の永遠の結合、これは自然法に反しますか。「これは人類の到達した進歩である」 ーーー結婚を廃止すれば、人類社会にどんな結果が生じますか。「野獣生活への回帰である」 ーーー婚姻を絶対に解消せぬことは、天地の法ですか。それとも人間の法が勝手に定めたことですか。「それは人間の法であり、自然の法とは一致せぬ。しかし、人間の法は代わるもの、大自然の法は不変であるが」 ー...
再生産の障害について、更には性的享楽のための避妊についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の法や慣習には、再生産を阻害する目的をもったものがあります。これは自然の法に反するものですね。「大自然の働きを妨げるものは何なりと、全体の法に反する」 ーーーしかし、動物にも植物にも、これを野放しに殖やしては他種に有害なもの、ひいては人類にも害を与えるものが多数あります。これらの増殖に歯止めをかけることは間違いですか。「神は人間に、地球上のすべての生き物に勝る力を与え給うた。この力を...
人間は神の目的達成のための手足として、神によって使われている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー身体上から申しますと、原始種族の特色・特徴は何でしょうか。「それは、知力に反し、野蛮性が強い点である。現代はこれと丸反対の現象が起こっている。即ち、現代人は体力よりも知力をより多く使っている。そのため、現代人は動物には不可能な自然力の利用を学び知っており、原始人に比し各段の進歩を遂げている」 ーーー科学を用いて、動植物の改良を図ることは、自然の法に反しますか。自然のままにしておいた方が、...
減少に向かっている人間の種族は、他の種族がこれにとって代わる。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上のこの時点で、はっきり減少に向かっている人間の種族がいますか。これは絶滅するのですか。「ある。それは他の種族がこれにとって代わる、その故である。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう」 ーーー現人類は新種ですか。それとも、原始人類が進化したものですか。「これらは同じ霊である。同じ霊が新しい肉体に戻って来て自己改善を図ろうとしているのである。ただその道は遠いが。こうして増...
今回は地球の人口についての内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生物の生殖・再生産は自然の法ですか。「まさにその通り。生殖なしでは地上は滅びてしまおう」 ーーー地球の人口は従来通り殖え続けたら、やがては溢れてしまいましょうか。「そんなことはない。神の力は常に平衡を生み、均衡を維持している。人間の目は宇宙のパノラマのほんの一点を見ているにすぎないのであって、全視野に立った調和を見通す力を持たぬ」 今回は地球の人口についての内容です。地球の人口につい...
強者は弱者のために働かねばならぬである。家族の救いの手がない場合は、社会がこれに代わって助けるべきである。これが愛の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー働いた後には休息が必要です。この事は自然の法ではありませんか。「左様である。休息によって肉体は力を回復する。また、心にゆとりを与えるためにも休息は必要であり、これによって心は物資を超えるゆとりを持つ」 ーーー労働の限度とはどのようなものでしょう。「力の限度、これである。しかし、神はこの点を、自分で決めるように自由をお与えになっておる」 ーーー自分の権力を使って、目下の者に重労働を押し...
労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地球より進歩した世界でも、人間に労働はやはり必要ですか。「労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。しかし、それらの世界では、働きもせずにぼんやりしていると思ってはいけない。怠惰は楽ではなく苦しみであるから」 ーーー生活に必要な物資に恵まれた人達は、労働の法から解放されますか。「多分、肉体労働からは。しかし、資力に応じて...
労働の必要性についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー労働の必要性、これは天地の法ですか。「労働は天地の法である。労働はなくてはならぬものであるから。文明と共に人間は一層働かねばならなくなる。益々享楽の度が進むから」 ーーー労働というと、物質的な仕事だけと、こう考えてよろしいですか。「そうではない。肉体労働と同じく精神的労働がある。何でも有用な仕事は労働である」 ーーーなぜ人間には労働というものがあるのですか。「人間は地の上で生きるもの、...
いずれの宗教も、いかなる人も、その呼び名は違っても、同じ神を崇拝しているのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー敬神の意図で捧げられた場合には、人間の犠牲を神が喜ばれたことがありましたか。「ない、あり得ない。しかし、神は常に物事を行う時の意図を重視し給う。未開の故に、人々は同胞を犠牲にして、褒め称えるべき事をしたと信じていたかも知れぬ。この場合、神は彼等の意図を受け入れ給う。しかしその行為ではない。このような供犠を続けた結果、人類はこの誤りを知るに至った。更に高級な精神には受け入れられようもない犠牲の...
人身御供(ひとみごくう)のような習慣、こんな極悪が神を喜ばせるという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。との問いにびっくりするようなお答えでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人身御供ひとみごくう、かような習慣が太古よりございます。こんな極悪が神を喜ばせるなどという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。「まず第一点は、人間が神は一切の善の本源であることを知らなかったこと。原始民族の間では、物が霊よりも優れていること。未だ精神の発達が充分でないので、動物的本能のままに身を任せていること。第二点は、原始期の人間達はこう思った、生きているものは、神の目からすれ...
人間は神という言葉を、人間を超えるものの何にでも適用する。従って、霊は人間にとり多くの神々であった。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー多神教についてですが、これは間違いなのですが、しかし古来広く行き渡った信仰の一つとなっています。どう考えたらよろしいですか。「一神という観念は、人間の観念の発展の結果、初めて到達されたものである。未開の時代は、形なしでは、非物質的存在を知ることが出来ない。そこで人間は大自然界の諸徳性を、姿を持ち、顔を持つ「神」に結び付けた。かくして人間知性を超えるものは何でも神様、人間に理解できないものは何...
諸君が霊に祈った場合、神が受容なされるような祈りなら有効である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死者のために祈ることは、苦しむ霊のために祈ることは、効果がありますか。もしあるとすれば、どんな祈り方をすれば、その苦しみを和らげ小さくすることが出来ますか。祈りに、神の裁きを逸らす力があるのですか。 「祈りによって神の計画を動かすことは出来ない。しかし、祈る相手の霊は祈りによって慰められる。それは、この祈りによって、霊は自分に向けられている関心を知るから。それに、苦しむ者は自分の苦しみに...
「天は自ら助ける者を助ける」これは真実である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分のために祈れば、試練を回避したり、試練の性格を変えたり出来ますか。「人の試練は神の御手の内にある。その中には最後まで耐え忍ばねばならぬものもある。しかし、神は常にその忍従を心に止めていて下さる。祈れば善霊が救いの手を差し伸べてくれて、勇気を与え力を与え、その苦しさを和らげてくれる。真摯な祈りに応えられぬものはない。何となれば、それに応える力は必ずや重要な結果をもたらしてくれるものだから。...
熱意と確信をもって祈る者は、悪の誘惑に耐える力を得、善霊の助力を受け取る力を更に増す。真剣に求める者は例外なくこの助力を受ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は祈りをきいて下さいますか。「心からの祈りなら、神は常にこれを聞き入れ給う。願うところのものはすべて神の御手の中にあるから。そして心よりの祈りなら読書に勝る、どんなに美しくそれを読もうと、頭の中だけでなく声を出してそれを読もうと、信と愛と誠意を込めて祈れば、神はこれを聞き届け給う。しかし、高慢で利己的で虚栄的な人間の祈りに、神は耳を傾け給わず。しかし、その者の祈りが悔恨とへりくだった気持ち...
善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪を為さず、神にのみ思いを向け、瞑想の生活に沈潜している者は、神の目よりする時、格別の功があるものですか。「そうではない。彼は悪を為さない、ということは善を為さないという事である。更に付言すれば、善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。神は、その子等が神を思うことを望み給う。しかし、神のみを思う事を望み給わず、神は人間が大地の事に関わるよう務めを与え給うているから。瞑想と観照にその人生を消費...
人に良く思われたいために、唯々神の前に平つくばって見せる手合いを、神が喜ばれよう筈がない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分の信じていない宗教の儀式を行うのは良くないことですか。それは関係者の信仰は違ってもその人に敬意を表して行う場合ですが。「この場合は、何れの場合もそうだが、どんな意図で行うのか。その気持ちが問題である。その人の信仰に対する敬意で行うのなら、それは間違いではない。それを物笑いの種にするような者に比べれば、それは遙かに良い。後者は愛を欠いた罪である。しかし、単純に興味本位のためとか、見栄のため...
真実の崇拝は心にある。崇拝を行う時は常に、神の目が貴方に注がれていることを、心に止められよ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー崇拝は形の上の実践が大切なのでしょうか。「真実の崇拝は心にある。崇拝を行う時は常に、神の目が貴方に注がれていることを、心に止められよ」 ーーー礼拝の行為は効果がありますか。「左様、それが形だけのものでないならば。その態度がよろしければ礼拝は常に有効である。しかし、虚飾や形だけの礼拝、尤もらしいばかりで心が伴わぬもの、これは悪い態度であって、本人は気付かぬが害のあるものである」 ーーー...
神への信などは、内心の声の所産である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人はなぜ崇拝するのですか。「神へ向かう思いの高まりによって。この崇拝を通じて、魂は歩一歩神に近づく」 ーーー崇拝は内心の声の発動なのですか、それとも教育の所産なのですか。「神への信などは、内心の声の所産である。人は弱さの自覚によって、自分を守ってくれる存在にすがる気持ちになる」 ーーー崇拝の感情を全く持たない人間がいるものでしょうか。「いない。今まで無神論の民族は一つもなかったから。...
隣人愛の教えの中に、人が人に為すべき義務の一切が包含されている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーイエスの隣人愛の教えの中に、神法の一切は含まれるのですか。「確かに、隣人愛の教えの中に、人が人に為すべき義務の一切が包含されている。しかし、これを具体的にどう実行するかを、人々に示さねばなるまい。でないと、今日これを実行するにしても、尻ぬけになってしまうのではないか。更に、天地の法とは、人生のすべての局面を包含しているものであって、諸君が指摘する法はその一部にすぎない。人には明確な指示が必要...
人は自分の為した悪のすべてに対してだけでなく、し損なった善すべてに対しても、その報いを受けなければならぬのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪をしようと思うことは、その悪をすることと同じですか。「それは場合による。悪への欲求を自分で抑えることは良いこと、特にそれがやれる状況にある時には。しかし、やりたくても機会がなくて、それをやらなかった場合は、その悪をしたのと同じ事である」 ーーー神の目から見てよしとされ、未来の幸福を確実にするには、悪を為さなかった、この事で充分でしょうか。「いや、そうではない。善を為すこと、自分に出来る...
人は自分の犯した悪の罰だけでなく、人をそこに誘い込んだことの罰をも受けねばならぬもの。なので罪は重い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー社会的立場が違えば、人の抱く欲求もまた夫々それぞれ違ってきます。それ故、自然法は、万人に通用するとは思えませんが。「地位や状況の違いは自然であり、進歩の法に従っている。そのために、万有に働く自然の法の統一性が否定されるわけのものではない」 ーーー善悪は誰にとっても絶対的なものですか。「神法は誰にとっても同じ。しかし悪は悪を犯そうとする思いの中に住む。善は常に善であり、悪は常に悪である。人...
人の善悪を見分ける手段は、神を信じ、善を為す望みを抱く時、それがある。神は善悪二つを見分けるようにと、知性を授け給うている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー道徳法を定義すれば、何と言ったらよろしいですか。「道徳法とは間違いのない人生を送る法、換言すれば、善と悪を見分けるための法と申すべきか。それは神法の遵守を基本とする。人が善をその目的、その道として選ぶ時、人は正しく道を踏んでいる、これが神法の道である」 ーーー善と悪をどのようにして見分けたらよろしいですか。「善とは神法と一致するもの、悪とは神法から外れるもの、これが目安。従って、善行を為す...
真理とは光の如きもの。素晴らしい内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー真理は、誰の手にも届く所に置かれていませんでした。これは何故ですか。「物事は何事も、その時が来なければ、近寄っては来ない。真理とは光の如きもの。人はこれに一歩一歩目が馴れていくもの。そうでなければ、人は目がくらんでしまうのである。今日まで、神はいま人が受け取っているような、深く示唆に富んだ真理の通信を受けることを許し給わなかった。しかし古い時代にあっても、それを真理なりと信じ、世俗から知識を...
神が選び給うたその典型は、それはイエスである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神が選び給うたその典型は誰ですか。「イエスである」 ーーー神法すなわち自然の法を、人類に伝えたのはイエス一人だったのですか。イエス以前には、人類に、自分等の直感以上の知識はもっていなかったのですか。「神法はどこにでも書かれている。このように申したことはなかったか。それ故に、知恵を求めて沈思した者達はすべて、太古よりこれを理解し教えることが出来た。彼等は完全だったとは申せぬが、その教えによ...
最もよく神法を理解する者は、善を追求する者達である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神はすべての人に、神法を知る手段を与えておられますか。「すべての者がこれを知るが、すべての者がこれを理解するわけではない。最もよく神法を理解する者は、善を追求する者達である。しかしながら、やがてすべての者が神法を理解するに至る。進歩の彼方に完成の時が来るからである」 ーーー霊は肉体に宿る以前の段階では、神法をよく心得ているものでしょうか。「その霊の発達程度に応じて、神法を心得ており、地上...
自然法とは神法のことである。これが人間に幸福をもたらす唯一の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然法とは何でしょうか。 「自然法とは神法のことである。これが人間に幸福をもたらす唯一の法である。人が為すべきこと、してはならぬこと、これをこの法が教えてくれる。この法に背いた者は不幸となる」 ーーー神法は不変のものですか。「永遠であり、不滅である。神ご自身の如く」 ーーー神は一つの時代にこれを是として、他の時代にはこれを非となさることがありますか。「神は誤りを犯し給わず。人間は...
霊界通信を受け取られたアラン・カーデック氏の注釈です。確かなことは、死後、霊魂は存在する、個性は生きながらえるということ。霊の書スピリチュアルメッセージ
[注解] 輪廻思想は、この用語が、魂が低次から高次へと進歩し、その性質を変えて行くという意味で解されるなら真理だが、ある動物が人間に直接輪廻したり、また人間が動物に輪廻するという、退化や混合の観念の意味で捉えられるなら、それは誤りである。霊の教示によると、再生とは自然の上昇運動に立脚しており、また人間のその種としての進化である、ということである。従って、人間が退化することは、人間が神から与えられた進...
人体に生命を与えている霊が、動物に宿ることは出来ない。霊は決して退化しない。従って俗説で行われている輪廻の教義は、真実ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生物の知性が共通の起源をもつということは、輪廻の教義とつながりがある、ということではありませんか。「この両者は同一起源のものかも知れぬが、後世に至っては、似ても似つかぬものとなっている。発芽した種子の胚は形を失っているのに、誰がその葉や花や実を見て、その木を認め得ようか。知性が霊となるに必要な状況にまで発展し、人間の段階に入った時、その瞬間から、知性はもはや原初状態との接合点を失い、木が種子...
人間という種は、神が、神を知る者となるべき受肉者として、神が選び給うた生き物なのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は死後に至って、自分の人間期以前の生活を思い出すことがありますか。「ない。本人の生命が、霊となり人間の生活を開始するのは、人間期に入ってからであるから。人間としての最初の段階も殆ど思い出せない。それは丁度、人が幼児期の一番初期をもはや覚えていないのと同じように。増して母の胎内の時期は一層覚えていないように。この故に、霊達は告げる、自分達はどのようにして始まったのかを知らないと」 ーーー...
地球は、人間受肉の最初の段階のスタート地点ではない。一般にこの地球よりもっと低い世界で人間時代は開始されている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物はどこから知性を引き出して来るのですか。知性は動物の魂の特性をなしているようですが。「宇宙の知的要素から引き出してくる」 ーーーそれでは人間の知性も動物の知性も、一つの同じ本源から生まれて来るわけですか。「そうである。ただ人間の場合は、獣性を超えた上方を指向するよう、知性が上等につくられている」 ーーー既述の回答でこう言われました。人間の魂は初源において、赤ん坊のようなものだ、知...
人間には肉体がある。この肉体が人間を動物にしばしば引き下ろすのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー高級の世界では、動物は神についての知識を持ちますか。「いや、もたない。人間が動物にとっての神である。霊達が以前は人間にとっての神々であったように」 ーーー高級の世界の進歩した動物でも、動物は常に人間の劣位にあるということですが、これはいかにも神は永遠の劣等者に動物を始めからおとしめて創造しておられることで、神の御業にみられる計画と進歩の統一性とは一致していないように思われるのですが。「あ...
動物には罪の償いということは存在しない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物の行動には自由意志が伴っているのですか。「動物も、諸君等が考えるような、単なる機械ではない。但し、その行動の自由と申しても、彼等の欲求に束縛されており、人間の場合の自由と比較するわけにはいかぬ。人間に比し、はるかに程度が低いわけだから、人間と同様の義務を持つわけではない。動物の自由とは、その物質生活の行動に制約されたものである」 ーーーある種の動物に備わる、人間の会話に似たあの適性は...
動物と人間について、地上の哲学者達はいろいろな意見が分かれており、人間は動物の一つだと言い、動物性が人間であると言う。これらはすべて間違っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物と人間を、知性の面で比較する時、この間に明確な境界線を引くことは難しいように思えます。動物の中には、一部の人間よりも優れた知性を持つものがあること、これは周知のことです。両者間の確然たる境界線は可能なのでしょうか。「地上の哲学者達はこの問題については、色々と意見が分かれているようだ。ある者は人間は動物の一つだと言い、ある者は動物性が人間であると言う。これらはすべて間違っている。人間とは別...
植物は考えることをしない。単なる有機的生命である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然界を動物・植物・鉱物の三つに分ける分け方を、どう思われますか。これにもう一つ、人間、を加えて四つとする自然学者もいます。また二つに分ける分け方があります、即ち有機質・無機質です。これらの中、その分け方が好ましいでしょうか。「これらはすべてよろしい。どれが最善かは、諸君等の観点による。物質という観点からすれば無機物・有機物、精神的観点に立てば、結局のところ四等級に分けられる」 ーーー植...
ーーー使命遂行のために霊が肉体をとった時、試練として使命を身に引き受けさせられた霊と同じように、不安を覚えるのですか。「そんなことはない。彼は道を開くに足る経験の成果を身につけているから」 ーーーもって生まれた天才によって人類の道を切り開く人物は、間違いなく使命をもっています。ところが彼等の中にも誤りを犯す人がいます。大事な真理に関することでも、重大な間違いを拡げたりする者が沢山います。一体そ...
人が為すことは何事によらず、予め運命づけられた使命の結果ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー日常の仕事は、私共には使命というよりも、義務と思われます。使命とは、現世的観念に従えば、自分のためでなく、普遍的な意味をもったものと思われます。この見地よりするとき、私共が地上に使命を担っていること、どうすれば確認できますか。「彼が成し遂げる結果の偉大さによって、彼の力で人々が成し遂げる進歩によって」 ーーー重要な使命を受けている者達は、出生前からそのように運命づけられており、またそのこ...
受肉した霊の使命とは、人を導き、進歩を助けること。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊に使命が与えられる場合、彼等は霊としてこれを遂行するのですか、受肉をしてから遂行するのですか。「そのどちらかの状態で使命を遂行する。使命によっては、霊のままで、大きな仕事を担っている霊がいる」 ーーーそのような霊が担っている使命とは、一体何ですか。「それは色々あって、口で述べるのは難しい。諸君等には到底理解出来ないようなものもある。霊達は神の御意志を遂行しており、諸君等がその神のご計画...
善霊は何事によらず、他の魂を助けて神に向かわせることに関心を示す。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は私共の学術や芸術の仕事に、関心をもち調べたりしますか。「霊は人間の進歩向上を示すものには、何なりとこれを調査する」 ーーー地上生活中、画家とか建築家とか専門職についていた霊は、そのような自己の好む方面の仕事に、依然として強い関心をもっていますか。「すべての道はローマに通じる。善霊は何事によらず、他の魂を助けて神に向かわせることに関心を示す。地上生活の中に特定の仕事に献身してきた霊は、...
至高の域に到達した霊は、神より直接指令を受け、これを宇宙の各面に伝え、その遂行を監督するとのこと。このような素晴らしい偉大な仕事が出来るようになりたいです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自己改善の仕事の外に、何かすることがあるのですか。「神の御意志を体し、宇宙の調和を生み出すために協同している。霊の仕事とは休む間のない仕事の連続である。しかし、地上の苦しい労働とは趣きが違っている。そこには肉体の疲労とか、肉体上の欲求からくる悩みなどはない」 ーーー低級未熟の霊も、宇宙のために役立つ仕事をしているのですか。「誰しも為すべき義務を負っている。最低の石工にしても、殿堂の建...
神は悪魔の呪いに耳を傾け給わず。人を呪う者は神の目よりすれば罪ある者である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー祝福の祈りとか呪咀は、目的の人物に対して、善とか悪の結果をもたらすのですか。「神は悪魔の呪いに耳を傾け給わず。人を呪う者は神の目よりすれば罪ある者である。吾々は善と悪、二つの相反するものの影響を受ける。されば呪いは一時の行為である。しかし、この行為も神のご意志によらなければ決して起こるものではない、呪われた当人の大きな試練としてでなければ。しかも、呪いは通常悪人に向けられ、祝福の祈りは善人に...
ーーー悪人は、その支配下にある悪霊の力を借りて、人に害悪を加えることが出来ますか。「いや、神は左様なことを許し給わない」 ーーー他人に魔法をかける人物がいまして、その力が信じられていますが、これは何と考えたらよろしいですか。「中には、強力な磁力の所有者があって、その魂が良くないため、この磁力を悪用している者があるやも知れぬ。この場合には、本人は悪霊達の後援を受けているかも知れない。しかしながら...
悪事をしたいと望む者は、その思いだけで、邪悪霊の協力者をおびき寄せることになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー邪霊と契約を結ぶということが出来るという話ですが、これは本当ですか。「そんなことはない。契約などは存在しない。しかし、邪霊と邪悪な心との間には共感が存在する。例えば申してみよう。今ある人が隣人を苦しめたいと思いながら、どうしたらよいか方法が分からないでいるとしよう。このことは、その者と同じく悪をなしたいと思っている低級霊をおびき寄せることになる。この低級霊は、その者の悪巧みの実行を助ける代わ...
戦争中に倒れた人々の魂の一部は、死後も戦い続ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー戦争中に倒れた人々の魂はどうなるのですか 。死後引き続いて戦闘をやり続けるのですか。「一部の者は戦い続ける。また、そのまま止めてしまう者もいる」 [注解] 戦死した者の場合、これは事故死の場合と同様、最初の間は何が何だか分からない、丁度目を回したような状態である。自分の死を意識していない、生きていると思い込んでいる。徐々にではあるが、それから自分が一体どうなったのかが分かり始める。&nbs...
戦闘中の霊達は、やれやれ!と鼓吹し、援助している。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー戦闘中には、それぞれの個を援助している霊がいるのですか。「いる。やれやれ!と鼓吹こすいしている霊達がいる」※鼓吹・・意見や思想などを盛んに主張して、他人に吹き込んでいくこと [注解] 古人は一国に味方をする神々を考えていた。これら神々も結局は霊なのである。 ーーーどの戦争でも、正しいのは片方です。どうして霊が正しくない側の味方をするのですか。「ご承知の通り、争いや破壊を好む霊達がいる。...
今回の自然現象の創造における霊の作用の中の大自然については、心が震えるほど大感動でした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然現象を司る霊達は、霊界でも特殊の部類をなすのでしょうか。別個に存在するとか、あるいは、私共のように肉体をとって生まれることのない霊であるとか。「彼等とても肉体をもつことがあるだろうし、ないしは、これまでに肉体をもったこともある霊である」 ーーー霊界での階層から申しますと、このような霊は高級ですか、それとも低級なのですか。「その仕事が物質的なものか、知的なものか、これ次第である。ある霊...
物事にはすべてことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然現象、それは元素の攪乱とでも申しますか。あれは偶然の因によるのですか、それとも神のご意図に基づくものですか。「物事にはすべてことわりが存在する。何一つ神の御許しなくして生じるものはない」 ーーー自然現象の生起は、人間と何らかの関わりがあるのですか。「人間と直接関わっていることもある。しかしながら、自然が物理的な力の平衡と調和を回復しようとする、その目的によって生起していることの方が多...
何か良いことが起こった時は、先ず、神に感謝申し上げよ。何一つ神の許しなくば起こるものではない。次に神の代理人である善霊達に感謝しなさい。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は、甲の災難を乙に転ずることが出来ますか。「ある限られた範囲においてのみ可能である。何となれば、、天意によって諸君に降りかかる不運というものがあるから。しかし、霊は辛抱と忍従でそれを耐えるように諸君を導くことで、諸君の災難から学ぶところがあるのである。また、不幸を回避したり、小さくしたりするのは、諸君自身に依存することの方が多いこと、これを知って貰いたい。神は諸君に知性を与え給うておる、こ...
悩み事を作り出す霊達の動機は、個人的な恨みの場合と単純な悪の楽しみの両方がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪意の人物が、ある人に弾丸を発射します。それは間一髪、すれすれに通過します。この場合、その弾丸は善意の霊の作用で外されたのですか。「狙われた人物がいての弾丸に当たる運命になければ、善意の霊は弾道をよけるよう本人に暗示を与えるとか、または狙いが外れるよう、その敵の目を狂わすとかしたでしょう。何となれば、弾丸は発射されれば、必ず弾道とおりに進むのであるから」 ーーーある聖徒物語にあるように、...
人生の出来事に及ぼす霊の影響という内容ですが、自然の法を踏み出して、霊が作用するということはないとのことです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人生の出来事に霊は影響を及ぼしますか。「左様、間違いなく、霊は諸君等に助言を与えるものである」 ーーー私共の心に影響を及ぼす以外にも、何か影響を与えるのでしょうか。例えば、何か事件に直接作用を及ぼすとか。「それはある。しかし、自然の法を踏み出して、霊が作用するということはない」 [注解] 我々は霊の作用というと、とてつもない現象というふうに思いがちである。奇跡を起こして援助を与えるとか...
虫の知らせというのは、諸君の安全を願う霊魂から、諸君に伝えられる個人的な助言である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー虫の知らせは、守護霊からの警告なのですか。「虫の知らせというのは、諸君の安全を願う霊魂から、諸君に伝えられる個人的な助言である。これはまた直感、本能の声と言えるかも知れぬ。と言うのは、霊は肉体をとって生まれる前に、自分の新しい人生の大様を知るーー即ち、彼がまさに経験することになる試練の種類などを知る。それが際立った性格を持っている時、彼は内心にその印象を刻み付ける。この印象である本能の声は、...
集団の守護霊は、個人の場合と同じく、集団の進歩程度に見合っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー善霊にしろ悪霊しろ、私共の日常生活で更に緊密に接触したい目的で、肉体をとって生まれるということがありますか。「しばしばそういうことがある。しかしそれよりも、目指す本人と共感する人間に、この使命を委託することの方が多い」 ーーー保護と助力の目的で、一家族の全員についている霊がありますか。「そのような霊も中にはいる。一緒に住んでいて愛情で結ばれた家族についている霊だが、その家族が仮に栄えても...
悪霊は、目指す犠牲者を一層うまく屈服させるために、悪人達を利用するのである。神はこのことを諸君等の試練のために許し給うている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー<親しい霊達>とは、<共通する霊達>や<守ってくれる霊達>と同じものですか。「守ってくれる霊といい、共感する霊といい、その数は大変に多い。これらにどんな名を付けようとお好きなように。しかし<親しい霊>ということになると、家族の知人達とでもいうところである」 [注解] 人に接触をもつ霊について、上記の説明と霊の本質から観察する時、下記ように推論できる。守護霊とは、生涯を通じて本人の進歩向上を...
善霊と悪霊との間に闘いが起こった場合、いずれが勝つかは、人間の方で、どちらに従うかの自由意志によって決まる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー恵まれた状況下で他界した霊は皆、生き残っている人の中、愛する者の守護者となるのですか。「必ずしも自由自在には活動できない現在の状況からして、彼等の力量は大なり小なり制約されている」 ーーー未開人<凶暴・残忍な人>や道義心の低い人達にも、守護霊はついているのですか。そうだとすれば、進歩した人々の守護霊と同じくらいに高いレベルの守護霊なのですか。「誰しも守護してくれる霊をもっている。しかし、...
霊界に入れば、自分の守護霊を認めることができる。それは多くの場合は、地上誕生以前に知っていた霊魂であるから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー守護霊は、守護すべき者の指導がうまくいけば、それによって自ら得るものがあるのですか。「それはやり甲斐のある仕事である。守護霊本人の進歩と幸福に役立つ。彼は自分の労苦が、成功と勝利の栄冠で報いられているさまを見て歓喜する。丁度、生徒指導で成功を収めた教師のように」 ーーー成功しなければ、責任をとるのですか。「いや、左様なことはない。全力を奮ってそれをしている限り」 ーーー自分の守護して...
もし自己責任がなければ、人は神に至る道を前進することはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーもし霊がその守護すべき者を見捨てて、もはや導かなければ、いやしくも守護霊がこの者に害を与えようとするのですか。「善霊は何人も損なうことをしない。彼等はとって代わる霊どものするがままに委せるのである。その時、人は損なった自分の不幸の運命を責め立てる。実際には、そうなったのは自分の悪行の結果であるのに」 ーーー守護霊が、守護している者に害を及ぼす霊のなすがままに、委せておくなどということがある...
本人を捨てるのは守護霊ではなく、守護霊の言葉に耳を閉ざす人間の方である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー守護される当人が指導にどうしても従わぬ時は、守護霊がその守護を放棄するということがよくありますか。「助言の効果がないと見てとった時、また低級霊の言うなりになってどうしようもない時、守護霊は手を引く。しかし、本人を全く見捨てるわけでなく、言うことを聞くよう努力を続ける。本人を捨てるのは守護霊ではなく、守護霊の言葉に耳を閉ざす人間の方である。人間の方で守護霊に心を向ければ、守護霊は直ぐ戻って来る...
ーーー守護や救助の目的で、特定の個人に接触する霊魂がいるのですか。「いる。霊的兄弟である。即ち諸君の言う守護霊である」 ーーー「守護天使」という言葉に当たるものは何でしょうか。「高次元の守護霊である」 ーーー守護霊の使命は何ですか。「子供に対する父の使命ーー守護される者を正道に導き、助言を与えて助けてやり、苦しむその者を慰め、地上の試練に耐える勇気を奮い起こさせる役目である」 ーーー守...
故人となっている身内や友人達は、自分の力相応に、諸君等を霊として護っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は人を選り好みしますか。「善霊は、善良な人、自己を改善する人、すべてと交感する。低級霊は悪人、悪になじむ者と交感する。どちらの場合も、その接触は気持ちが同じであることによる」 ーーーある人に対するある霊の情愛というものは、もっぱら心情だけのものですか。「本当の情愛には、肉感的なものは少しもない。しかし、霊が生者に接触する時は、必ずしも情愛だけではない。というのは、人間的な情の追憶がある...
けいれんと言われる現象も霊と多いに関係があるとのことです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー「けいれん」と言われる現象がありますが、あれにも霊が関係していますか。「大いに関係がある。いわゆる磁気も作動因だが、霊も重要な因をなしている」 ーーーこの種の現象に関係している霊は、どの程度の霊ですか。「ややましな霊である。高級霊がこんなことに時間を浪費すると思いますかな」 ーーー一団の人々が突如けいれんというか、異常な興奮状態に投げ込まれますが、あれはどういうことですか。「あれは共...
お祓いの文句は邪霊祓いに効果は少しもない。一生懸命お祓いをやってる者を見て、邪霊どもはこれをあざ笑いながら、憑依を続ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人は自力で憑依している邪霊を追い払い、その支配から自由になることが出来ますか。「固くそのつもりになるなら、軛くびきを振り切ることは可能である」 ーーー邪霊は取り憑き方がうまいので、本人は取り憑かれていることに気付かないのではありませんか。こんな場合、第三者がその縁を切ってやることが出来ますか。この時の縁を切る方法とは何ですか。「高潔な人間の意志力が、善霊の協力を引き寄せ、この救いの仕事に...
憑依とは、本人の霊が、未発達の霊に従属させられて、言いなりになっている状態をさしていう言葉だそうです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は生者の肉体を一時的にまとうことが出来ますか。つまり、生者の肉体に入って、本人の霊に代わって活動出来ますか。「霊は諸君が家の中に入るように、肉体に入るわけではない。霊は自分と同様な長所短所をもつ本人の霊に自分を同調させ、両者が連合して活動できるようにするわけである。しかし、肉体を使って思うように行動するのは本人の霊の方であって、肉体所有者の本人の霊にとって代わるような霊は一つもない。霊と肉...
邪霊の影響をはねつけるのは、正しいことを為すこと、全き信を神に置くこと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー邪霊の影響を骨抜きにする方法は何ですか。「正しいことを為すこと、全き信を神に置くこと。これによって邪霊の影響ははねつけられ、その力が諸君に及ぶことはない。悪い思想をそそのかすもの、不調和な気持ちを起こさせるもの、邪悪な感情を刺戟するもの、かような霊のささやきに一切耳を傾けぬ注意が肝心。特に諸君に媚びへつらう者を信用してはいけない。と申すのは、このへつらいによって、彼等は諸君の弱点を突いてくる...
神は霊達が人間に悪へ誘うのを許し給うのは、善に至るためには、人間は悪の試練を通らねばならない、この目的のためである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神はなぜ、霊達が私共に悪へ誘うのを許し給うのですか。「人の信と善への節操を試みる手段として、未熟霊が使われる。諸君、霊である者達は、無限なるものへの知を深めねばならない。善に至るためには、諸君は悪の試練を通らねばならない、この目的のためである。吾等の使命は諸君等を正道に導くことにある。もし諸君が悪の影響に踊らされるなら、それは諸君等が自らの意志によって邪悪霊を呼び寄せたのである。何となれば、...
身体硬直下では肉体は死んではいない。依然として、多少の肉体機能を働かせている。肉体が生きている限り、霊魂はつながっている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー昏睡と硬直の状態のままで、一般に患者は自分の周りに起こっていることを見たり聞いたりします。しかし、この印象を表現することは不可能です。この印象を受け取っているのは肉体の目と耳なのですが。「違う。これを受け取っているのは霊の方だ。霊は意識していても。これを表現することは出来ない」 ーーーなぜ、表現出来ないのですか。「肉体の状況のため、霊の思い通りにならないのである。肉体器官のこの特殊の状況...
心の通じ合っている二人の場合は、覚醒時でもお互いの思念を交流し合っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー同じ観念がーー例えば、同じ発見のアイディアがーー同時に複数の人に現れることがよくありますが、彼等がどもに遠く離れているにも拘わらず、あれは何処から来るのですか。「前にも言った通り、霊は睡眠中に互いに交流し合っている。そこで、肉体が目覚めている時に、霊はその学び知ったことを思い出す。人はその時自分でそれを思い付いたのだと思う。この故に、同時に複数の人物が同一のことを発見出来るわけだ。諸君は着想...
魂の開放中は、霊の生活の方が肉体の生活よりも優先している。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー睡眠中に霊が解放されるというのは、私共が同時に二つの生活をしているということを示していると思います。肉体の方は外的な生活、魂の方は霊的な生活、ということですか。「魂の開放中は、霊の生活の方が肉体の生活よりも優先している。しかし厳密に言うと、それは二つの生活ということではない。むしろ一つの、即ち同一の生活の二面ということである。何となれば、人間とは二重生活を生きているものではないから」 ー...
更に睡眠と夢の続きの質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共は時として、胸の内で何か語るような声を聞くことがあります。別に自分が何かを考えているわけではありません。これはどういうわけですか。「左様、そのような事がよくある。特に感官の働きが微弱になりかける時には、全文が聞こえることもある。それは貴方に通信したがっている霊魂の声のおぼろげな反響、そのようなことがある」 ーーー半睡で目をつぶっている時、はっきりとした幻像が細かい点まで見えることがあ...
睡眠とは、単に肉体の休止にすぎないのであって、霊の方では常に活動している。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共が必ずしも夢を記憶しておれないのは何故ですか。「睡眠とは、単に肉体の休止にすぎないのであって、霊の方では常に活動している。睡眠中、霊は自由を回復して、現世や他界の親しい者達と交流をする。しかし目覚めた時、肉体の物質は鈍重なので、霊は睡眠中の印象をそのまま持ち続けることが困難である。つまり、これらの印象は肉体器官によって受け取ったものではないからである」 ーーー夢の意味の解釈は、どのよ...
睡眠中に、人は肉体から離れると、ある程度の魂の自由を味わっている。眠ると、霊の方は暫時、死後本人が入るであろう状況の中に入る。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー受肉の時、霊は自分の意志で肉体をまとうのでしょうか。「その問いは、囚人に自分から進んで牢獄につながれるのかと、問うのと同じことである。受肉した霊は絶えず解放を願っている。肉体の衣が鈍重であればあるほど、それから解消を求める気持ちは強い」 ーーー睡眠中、魂は肉体と同様に休息しますか。「いや、霊は少しもじっとしていない。睡眠中には肉体に霊を結び付けている鎖が弛められる。この間、肉体は霊の存在...
緊急開催!「第6回 国際危機サミットin東京」レプリコンワクチン阻止のために海外の専門家が緊急来日されます。拡散お願いします!
今日は緊急でお知らせしたことがありましたので、「霊の書」はお休みします。題名の通り、レプリコンワクチン阻止のために海外の専門家が緊急来日されるようです。「第6回 国際危機サミットInternational Crisis Summit 6 Tokyo, 以後 「ICS6 Tokyo」と呼ぶ)」が9月25日~27日、東京で緊急開催されるとのことです。コロナワクチンに続き、自己増殖型のレプリコンワクチンまで導入されようとしている日本の狂気を止めるため、発足...
霊には進歩や停滞はあっても、退歩ということは決してない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー貧乏とか病気とかない、私共よりもっと進歩した世界の人達は、私共が感じる以上に幸福を感じていますか。幸福とは一般に相対的なもので、不幸な状態と比較して幸福だと思うものです。私共よりましだとは言っても、完全というわけではありません。従って、そういう世界の住人達にも悩みや心配事がある筈だと思います。地上でも金持ち達は、貧乏人のような苦しみはないとしても、それ相応の悩みがないとは申せません。つまりで...
霊が死後霊界に帰って来ると、その眼前に過去の一切がパノラマのように見えてくる。彼はそこに自分の犯した過失を、苦しみの原因を見る。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上に生まれてくると、なぜ過去を忘れるのですか。「人は何事も知ることは出来ず、また知ることもないであろう。神は英知をもってこのように定め給うた。もし目を遮ってくれる幕がなければ、急に闇から光へ出て来る人のように、目が眩んでしまうだろう。過去を忘れ去ることによって、人は一層自己自身であり得るのだ」 ーーー生前の記憶がないのに、どうやって生前の行為に責任をもったり、過去を償ったりすることが出...
かつて互いに愛し合った二人は、地上に再生すると、昔のお互いだということには気付かぬだろうが、互いに引き付けられることになるだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーかつて互いに愛し合った二人が、地上に再生し、めぐり逢って互いに認め合うということが出来ましょうか。「昔のお互いだということには気付かぬだろうが、互いに引き付けられることになるだろう。前生に結んだ縁というものは、次の再生にあたっては、更に更に強い愛の原因となることが多い。地上の世界では、二人の者がほんのちょっとした偶然によって引き付けられるということがしばしばある。しかしながらこれらは、千里の...
霊が地上生活をするのは、ただ進歩と自己改善のためである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー成人に近付くと、若者の性格が変わるのは何故ですか。霊に変化が起こるのですか。「霊が、本来の自己を取り戻して、再生以前の自己を示すのである。諸君は、子供達の無邪気さの下に隠されている秘密を知らない、子供達が今何であるか、かつて何であったか、また将来何であるかを。それにも拘わらず、諸君は子供達を可愛がり慈しむ、恰も自分の一部分のように、また、母性愛こそは愛の中の愛と言われる程にも。異邦人さえもそ...
地上出生の目的は霊の進歩にある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー子供に宿っている霊は、大人に宿っている霊と同じくらい、進歩するものですか。「それ以上のものもあり、それは前生での進歩いかんによるわけだ。霊がその実力を子供に発揮できないのは、子供の身体器官が未だ出来上がっていないためである。この世では肉体が霊の自己表現機関であって、肉体の状況いかんに応じて霊は行為するのである」 ーーー子供の身体が未発達のため、霊は完全発揮が出来ないと言うことは別としまし...
今回は狂気についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー狂気の場合は、その霊はどうなっていますか。「霊というものは、本来、直じかに物事の印象を受け取り、直接物事に働きかけるものである。しかし、ひとたび肉体に宿ってしまうと、事情は変わり、肉体の各々の器官を通じてのみ、初めて活動する状態となる。もしその器官に故障が起これば、その器官を通じる印象や活動は不都合なものとなる。目を失えば盲人、聴力を失えば耳の障害者、今、知性や意志の表現器官が、一部か全部、...
白痴ーー狂気についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー白痴の魂は普通人より劣っているという俗信には、何か根拠がありますか。「根拠はない。白痴の魂が諸君等の想像以上に知的なことがしばしばある。彼等は魂との連絡がうまくつかないのである。丁度唖者が喋る上に障害があるのと同じである」 ーーー生まれながらの白痴者を創り給う神の御心は一体何ですか。「彼等は罰を受けている霊が宿ったものである。彼等は脳器官が未発達で正常でないから、経験を積むことが思うよう...
物質は霊の外被にすぎない、恰も着物が肉体の外被であるように。霊は肉体に入っても、自己の霊性の特徴を失うことはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は肉体に宿ると、物質と一つになってしまうのですか。「物質は霊の外被にすぎない、恰も着物が肉体の外被であるように。霊は肉体に入っても、自己の霊性の特徴を失うことはない」 ーーー肉体に宿った後も、霊はその能力を自由に発揮しますか。「能力発揮はどうしても肉体器官に左右される。肉体は鈍重だから、当然その発揮は弱められてしまう」 ーーーでは、肉体は霊の能力発揮には障害である、丁度曇りガラスが...
善人には善霊が宿り、悪人は悪霊が宿ったもの、但し、悪霊と言わずに、未完成の霊と言ったほうがよい。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の善や悪の道徳性の根源はどこにあるのですか。「それは、本人に宿った霊の持っている道徳性、それが根源である。その霊が清浄であればある程その人間は善人の性質を示す」 ーーーでは、善人には善霊が宿り、悪人は悪霊が宿ったもの、そう考えてよろしいですか。「その通り。但し、悪霊と言わずに、未完成の霊と言ったほうがよい。でなければ、いわゆる悪魔のような、永久に悪に留まる霊がいるように受け取れるから...
「ブログリーダー」を活用して、Mikiさんをフォローしませんか?
ーーー斬首される数を抑制することは、文明進歩のしるしでしょうか。「そんな事おかしいと思われぬか。正義の名の下に、また神の栄光のためとか称して、これまで行われた人間虐殺の文書を読むにつけ、諸君は反感を覚えぬか。罪人にまた被疑者に、ありもせぬ罪を告白させるために、さんざん痛めつけた、そんな苦しみの記録を読んで、怒りを覚えませぬかな。諸君もその時代に住んでいたら、当たり前と思ったかも知れぬ。また、諸君が...
ーーー斬首刑が人間の法律から消える日がありますか。「斬首刑、これは間違いなく、やがてなくなる。またこれの禁止こそ、人類進歩のしるしである。人類が更に進歩すれば、死刑は地上から完全に姿を消す。人間が人間を裁くという事は無くなろう。私が申している事は、大分先の方まで見て申しておる」 ーーー自己保存の法によって、人間は自分の生命を守る権利をもっています。社会から危険人物を排除する場合、この権利が適用...
ーーー決闘は最も合法的な自己防衛と考えてよろしいですか。「いや、これは殺人である。野蛮と申すべき愚行である。文明が進み道義が進歩すれば、決闘がその昔、神の正義の判決と思われていた、あの馬鹿らしさと共に自明となろう」 ーーー弱いゆえに、殺されることが分かっている人にとって、決闘は殺人と考えられますか。「この場合は、自殺である」 ーーーどちらが死ぬか分からない場合は、殺人ですか、自殺ですか。「...
ーーー先端をいく文明社会にも、未開人と同じ残虐性の人物がいますが、何故ですか。「それは丁度、良くできた果実を一杯つけた木に、しなびた実があるようなものだ。そのような者達は、洋服の他には文明らしいものは何もない野蛮人と言われよう。彼等は羊の群に迷い込んだ狼である。低級霊が、それも随分と後ろ向きの霊が、進歩を願ってずっと進んだ人々の間に受肉することがある。だが、荷が重すぎる場合は、彼等は全くお手上げと...
ーーー残忍性は破壊本能と関係ありますか。 「残虐もその最悪のものは、破壊本能である。と申すのは、破壊は時には必要、しかし、残忍はこれを全く必要としないから。これは常に悪性の結果である」 ーーー未開人の特性が残虐性であるというのは、どういうことですか。「未開人においては、物質が霊よりも上位である。彼等は動物的本能に身を委せ、肉体生命の外は顧慮せず、自己保存の方にしか頭が向いていない、故に自ず...
ーーー神の目より見て、殺人は罪ですか。「左様、大きな罪である。何となれば、人の生命を奪うものは、人がこの世で行っている罪亡ぼしと使命遂行を中断する者だから」 ーーー罪人はすべて等しく極悪ですか。「前に申した通り、神は正義である。神は行為よりも動機によって裁き給う」 ーーー自己防衛のため殺人を、神はお許しになりますか。「全く止むを得ない場合に限って、お許しになる。自分を攻撃する者を殺さねば、...
ーーー人間を戦争に駆り立てる原因は何ですか。「霊性より獣性が勝っていること、及び、感情を満足させたい欲求。野蛮状態では、どの民族でも、強いことが何よりの力である。従って、戦争がその常態である。人間が進歩すると、戦争は少なくなる、それは戦争の原因を作らないようにするからだ。それでも避けられなくなると、やり方は人間的となる」 ーーー地球上で戦争はなくなりましょうか。「左様、人間は正義を重んじ、神法...
ーーー大災害は、一時的には害悪を生みますが、現実面で効果があるものですか。「左様、国家の状態に変化を起こすことがある。だが、その良い結果は、後の世代になってから分かることが多い」 ーーー災厄はまた、厳しい運命と闘わねばなりません。その事は人間に一つの試練を作ることになりませんか。「それは、災厄は常に試練である。それは人間に知性の錬磨の機会を与える。それは忍従と神への服従を試す機会を与える。それ...
ーーー人類を襲う災害には、神のどんな目的があるのですか。「人類の進歩を早めること。前に申した通り、霊の新しい目覚めには破壊が必要。それでもって浄化の一歩が踏み出せるというもの。何事も正しい判断を下すには、その結果に目を向けねばならぬ。諸君は自分の立場からしか物を見ない。従って、たまたま自分に害を及ぼすものがあると、それをもって災害と見なす。しかし、その害が諸君の急速な進歩のためには、必要であること...
ーーー地上の人類にとって、破壊は常に必要なものですか。「人間の霊が物質の主となっていく割合に応じて、破壊の必要は減っていく。それ故、人間が知性や精神を外に発揮するという事は、破壊の怖れが付きまとうという事だ」 ーーー現況において、人間には、動物を無制限に殺戮する権利がありますか。「食用のため、人間の安全のため、これ以外は権利ではない。乱用は権利とは申せない」 ーーーその必要とか安全を超えた...
ーーー死によって私共は一層良い生活に入れます。死によって私共は現世の苦から解放されます、従って死は恐るべきものでなく願わしいものです。しかるに何故、人は身震いする死の恐怖の本能を持っているのですか。「前に申したことがあるが、人間は長生きして、仕事の達成を求めるべきである。この目的のために、神は人間に自己保存の本能を与え給うた。この本能があるから、人間は試練に耐えている。だが、そのために随分と、心が...
ーーー破壊は自然法ですか。「すべてのものは破壊されること、これが必要である。その再生と更新のために。諸君の言う破壊とは形の変化にすぎない、その目的は生命体の刷新改善にある」 ーーーでは、破壊本能は神慮によって、すべての生き物に与えられた、このように思われますが。「神の創造物は、神がその目的を遂げられるための道具である。生き物達は食物のためにお互いを滅ぼし合う。それがなければ殖え過ぎてしまうだろ...
ーーー人間や動物の身体を切断することについて、どのようにお考えですか。「何のためにこのような質問をするのか、ほどほどにされたい。その事が役に立つのか立たぬのか、自分に問いなさい。有用でないものは神の喜ばれる筈がない。有害なものは神はこれを嫌い給う。神は、人の魂を神へと高めるもの、この事のみを喜び給うこと、しかと肝に銘じられよ」 ーーーこの世の苦を、私共が耐えさえすれば、進歩出来るものなら、自分...
ーーー幾つかの民族で実施されていることですが、ある種の食物の禁止、あれには尤もな根拠がございますか。「健康に有害でない限り、何を食べようと、これは許される事である。立法者は有用な目的のためにその禁止をしたかも知れぬ。また、その禁令に重みをつけるために、神の御意志のように申したかも知れぬ」 ーーー肉食は自然の法に反しますか。「人間の体質から申して、肉は肉体を養うに役立つ。これがないと、人間の体力...
ーーー自己保存の法によると、自分の肉体の要求に応えることは義務ですか。「左様、健康と体力がなければ、労働をすることが出来ないから」 ーーー地上生活の喜びや享楽を追求することは、良くないことですか。「物質的幸福を望むことは、人間の自然である。神の禁じられるのは度を過ごすことである。過度は自己保存には有害だからである。人間が享楽を求めても、神はこれを罪とは為されぬ。もしその享楽が他者を犠牲にして得ら...
ーーー必要な物の限度は、どうすれば分かりますか。「賢者は直感でそれが分かる。それ以外の者達は経験で知る。それも、ひどい目にあって知る」 ーーー身体的要求の限度は、自然が示してくれるようになっていないのですか。「左様、そうなっている。だが、人間は飽くことを知らない。身体は限度を教えてくれたのだが、悪徳によって体質が悪化しており、本来は必要としないものまでも欲しがらせる」 ーーー自分の欲得のた...
ーーー人にはすべて大地の産物を使用する権利がありますか。「生きねばならないのだから、権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる」 ーーー神はなぜ、人間の心に、物質享楽の魅力を植えつけられたのですか。「先ず、人間の心をそそり、神の使命を果たす者となるよう。第二に、人間を試みに合わせるため」 ーーーこの試みの目的は何ですか。「理性の開発、彼が度を過ごさぬ...
ーーー生産の資を欠いている人達が常に存在します。豊かさが満ちている中においてもです。これは誰のせいですか。「場合によっては、人が他者に対して公正でなくなる利己主義のせい。またある場合には、この方がもっと多いことがあるが、自己自身のせいである。キリストは申された<求めよ、さらば与えられん>と。この言葉は、欲しい物を見つけるために、目をべったりと土に向けておけという意味ではない。人は望むものを追求せよ...
ーーー神は生の意欲を人間に与えておられますが、生きていく手段も常に与えておられたのですか。 「そうである。人間にそれがいつも見えていないとしたら、人間が周囲の資源を利用する方法を知らないからである。人間に神が生命の愛を植え付けられたのは、生きていく手段を人間に与えておいでになるからである。従って、神は大地に、生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。...
ーーー自己保存の本能は大自然の法ですか。「まさしくその通り。知的段階は違っても、すべての生物に自己保存の本能がある。あるものは純粋に機械的に、あるものの場合は理性と結び付いて存在する」 ーーー神が生きとし生けるものすべてに、自己保存の本能を与えられたのは、いかなる目的によるのですか。「生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。従って、神はこれらすべてが生きることを願って、これを与え給う...
「最高の成果を得るためには顕幽界の間にお互いに引き合うものがなければなりません。その最高のものが愛の力なのです。両界の間の障害が取り除かれていきつつある理由は、その愛と愛との呼びかけ合いがあるからです」 ーーー霊媒の仕事が金銭的になりすぎるとうまく行かないのはそのためでしょうか。「その通りです。霊媒は止むに止まれぬ献身的精神 に燃えなければなりません。その願望そのものが霊恪を高めていくので...
ある日の交霊会でシルバー・バーチ霊は招待客がいないということで、普段持て余している疑問点を聞きましょうと言われ、易しい問題はお断りで、難問を所望しましょうと言われたとのこと。易しい真理を平易に説くをことをモットーとしているシルバーバーチ霊がこの日開会と同時にこのように切り出したとのことです。早速次々と質問が出されたようですが、興味深いものを紹介しています。その中から更に抜粋してみました。ーーー神が...
ここでさらにプライベートな内容の質疑があったあとーーーーー彼は今幸せと言えるでしょうか。大丈夫でしょうか。「幸せとは言えません。彼にとって霊界は精神的に居心地がよくないからです。地上に戻ってあなたと一緒になりたい気持ちの方が強いのです。それだけに、あなたの精神的援助が必要ですし、自身の方でも自覚が必要です。これは過渡的な状態であり、彼の場合は大丈夫です。霊的に危害が及ぶ心配がありませんし、そのうち...
このあとフィアンセについて幾つかプライベートな質疑がなされたあと、シルバー・バーチはこう述べた。「あなたにとって理解しがたいことは、多分、あなたのフィアンセが今はこちらの世界へ来られ、あなたはそちらの世界にいるのに、精神的には私よりもあなたの方が身近かな存在だということでしょう。理解できるでしょうか。彼にとっては霊的なことよりも地上のことの方が気がかりなのです。問題は彼がそのことについて何も知らず...
ーーー私のフィアンセは今ここへ来ておりますでしょうか。「来ておられます。先週も来られて霊媒を通じてあなたに話しかけようとなさったのですが、これはそう簡単にいくものではないのです。ちゃんと話せるようになるには大変な訓練がいるのです。でも、あきらめずに続けて出席なさっておれば、そのうち話せるようになるでしょう。ご想像がつくと思いますが、彼は今のところ非常に感情的になっておられます。まさかと思った最期で...
(昨日の続きで、 シルバー・バーチ霊からのお言葉です)「こういうふうに理解なさることですーーこれが私にできる最大のアドバイスですーーわれわれ生あるものすべては、まず第一に霊的存在であるということです。霊であるからこそ生きているのです。霊こそ存在の根元なのです。生きとし生けるものが呼吸し、動き、意識を働かせるのは霊だからこそです。その霊があなた方のいう神であり、私のいう大霊なのです。霊の一部、つまり...
今回からは、愛する人が突然亡くなって、残された方がどう生きて行けばよいかという問題を記してみようと思います。私達人間にとって、この問題は少なからず避けては通れない道だと思うからです。今現在もいろいろな形で愛する家族や愛する人達が亡くなっています。残された者にとっては苛酷な体験ですが、そこをどうやって乗り越えて行けばいいのかをシルバー・バーチ霊のお言葉を記載することで、少しでもお役に立つお手伝いがで...
ーーー次に三つ目の質問ですがーー今おっしゃられたことがある程度まで説明してくださっておりますがーー人間は個霊として機械的に無限に再生を繰り返す宿命にあると説く輪廻転生論者がいますが、これは事実でしょうか。もしそうでないとすれば、最低界である地上へ降りてくるまでに体験した地上以外での複数の前生で蓄積した個性や特質が、こんどは死後、向上進化していく過程を促進もし渋滞もさせるということになるのでしょうか...
ーーーでは次の質問に移らせていただきます。人間はその始原、全生命の根元から生まれてくるのですが、その根元からどういう段階を経てこの最低次元の物資界へ下降し、物的身体から分離したあと(死後)今度はどういう段階を経て向上し、最後に
前回お話ししたように、老スピリチュアリストは交霊会に備えて三つの質問を用意されていたようです。その一門目の質疑応答を記載してみます。 ーーー私の信じるところによれば人間は宇宙の創造主である全能の神の最高傑作であり、形態並びに器官の組織において大宇宙マクロコズムのミクロ的表現であり、各個が完全な組織を具え、特殊な変異は生まれません。しかし一体その各個の明確な個性、顔つきの違い、表情の違い、性向の...
英国のみならず広く海外でも活躍している古くからのスピリチュアリスト(※)が招待されて、シルバー・バーチ霊は「霊的知識に早くから馴染まれ、その道を一途に歩まれ、今や多くの啓示を授かる段階まで到達された人」として丁重にお迎えされたようです。今までよりも難しい内容になると思いますが、この方の三つの質問とシルバー・バーチ霊のお答えとを記載しようと思います。私達人間にとって、重要な問題だと思うので今は理解で...
シルバー・バーチ霊のお言葉真理普及は厳粛な仕事「ストレスと難問の尽きない時代にあっては、正しい知識を手にした者は真理の使節としての自覚をもたねばなりません。残念ながら、豊かな知識を手にし悲しみの中で大いなる慰めを得た人が、その本当の意義を取り損ねていることがあります。霊媒能力は神聖なるものです。いい加減な気持ちで携わってはならない仕事なのです。ところが不幸にして大半といってよい霊媒が自分の能力を神...
ーーー国家が、そして人類全体が原爆の恐怖に対処するにはどうすればよいでしょうか。「問題のそもそもの根元は人間生活が霊的法則によって支配されずに、明日への不安と貪欲、妬ねたみと利己主義と権勢欲によって支配されていることにあります。残念ながらお互いに扶たすけ合い協調と平和の中に暮らしたいという願望は見られず、我が国家を他国より優位に立たせ、他の階層の者を犠牲にしてでも我が階層を豊かにしようとする願望が...
その日の交霊会には二人の息子を大戦で失った実業家夫妻が招待されていた。その二人にシルバーバーチは次のような慰めの言葉を述べた。「霊の力に導かれた生活を送り、今こうして磁気的な通路(霊媒)によって私どもの世界とのつながりをもち、自分は常に愛によって包まれているのだという確信をもって人生を歩むことができる方をお招きすることは、私どもにとって大いに喜ばしいことです。お二人は神の恵みをふんだんに受けておら...
ーーー広い意味において人間は他のすべての人に対して責任があるのではないでしょうか。世の中を住み良くしようとするのはみんなの責任だからです。「おっしゃる通りです。その意味においてはみんなに責任があります。同胞としてお互いがお互いの番人(創世記4・9)であると言えます。なぜなら人類全体は
ーーーたとえば五十人の部下がいて、その部下たちが良からぬことをしたとします。その場合は気苦労のタネになってもやむを得ないように思いますが・・・「責任は個々において背負うというのが摂理です。摂理のもとにおいては。あなたは他人の行為に責任を負うことはありません」 ーーー文明社会においては責任を負わざるを得ないことがあるでしょう?「文明は必ずしも摂理に適ったものではありません。摂理は完全です。機能を...
メンバーの一人が、学識もあり誠実そのものの人でも取越苦労をしていることを述べるとーー「あなたは純粋に地上的な学識と霊的知識とを混同しておられるのではないでしょうか。霊的実在についての知識の持ち主であれば、何の心配の必要もないことを悟らねばなりません。人間としての義務を誠実に果たして、しかも何の取越苦労もしないで生きて行くことは可能です。義務に無頓着であってもよろしいと言っているのではありません。か...
熱心なスピリチュアリストである実業家がある交霊会で質問しました。ーーー背後霊や友人(の霊)に援助を要求するのはどの程度まで許されるのでしょうか。「生身の人間である霊媒との接触によって仕事をしている私どもは、地上生活における必要性、習慣、欲求といったものを熟知していなければなりません。物的必要性について無頓着ではいられません。現実に地上に生きている人間を扱っているからです。結局のところ霊も肉体も神の...
ーーー各国にその必要性に応じた霊的計画が用意されているのでしょうか。「すべての国にそれなりの計画が用意されています。すべての生命に計画があるからです。地上で国家的な仕事に邁進してきた人は、あなた方が死と呼ぶ過程をへてもそれをやめてしまうわけではありません。そんなことで愛国心は消えるものではありません。なぜなら愛国心は純粋な愛の表現ですから、その人の力は引き続きかつての母国のために使用されます...
ーーー各国の指導的立場にある人々の背後でも指導霊が働いているのでしょうか。 「むろんです。常に働いております。またその関係にも親和力の法則が働いていることも事実です。なぜかと言えば、両者の間に霊的な親近関係があれば自然発生的に援助しようとする欲求が湧いてくるものだからです。たとえば地上である種の改革事業を推進してきた政治家がその半ばで他界したとします。するとその人は自分の改革事業を引き継...