メインカテゴリーを選択しなおす
人間が進歩し、その生活が神法と一致する時、善霊を地球に引き付けることになる。善霊が集まれば、邪悪霊達は遠のいていく。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上に、美徳の支配が確立することがありましょうか。「地上で生活するために来る霊の中、善良な者が邪悪な者より多くなる時、美徳がこの世を支配しよう。その時には、愛と正義が支配する。この愛と正義こそ、善と幸福を生み出す源である。人間が進歩し、その生活が神法と一致する時、善霊を地球に引き付けることになる。善霊が集まれば、邪悪霊達は遠のいていく。だが、邪悪霊が完全に地上から居なくなることはない、地上の...
神を愛する心のある処、神はいずこにも居ます。しかし、この世の物に貪欲で、地上の享楽に心を奪われる者の処に、神は居まさぬ。霊の書スピリチュアルメッセージ
[注解] これと同じような他の表現もいろいろある。例えば、<花咲きみだれる里><選民の町>第一、第二、第三などの<境域>。これらは寓意的な表現にすぎない。これを比喩的に使う霊もあれば、事の事実が分からないので使う霊もあり、また、自然科学のイロハも知らずに使ってる霊もある。果報と懲罰の場所があるという古い限られたものの考え方、また、地球は宇宙の中心で、空は頭上に天井を作り、そこに星の場所がそれぞれある...
天国とは宇宙空間である、惑星であり、星々であり、そしてありとあらゆる高級な進化段階の世界である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー<責め苦を受けている霊>という言葉から、どういう事が考えられますか。「目の前が真暗で、迷って苦しんでいる霊。その霊が救いを求めていれば、諸君が援助してやれる霊。その霊が諸君に心を向ければ、諸君の手にすがらしてやれる、そういう援助をしてやれる霊」 ーーー天国という言葉は、どのように受け取ったらよろしいですか。「諸君は、太古の理想郷のようにお考えかな。そこでは善霊達がみんな集まり...
霊は質問者の理解力に応じた話し方をする。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー天国と地獄について、真面目に質問する者に対して、その言葉からして高級霊と思われる方達が、一般的な考え方で解答されることがあります。これはどういうことですか。「霊は質問者の理解力に応じた話し方をする。質問者が余り先入観を吹き込まれている場合には、その確信を不意に干渉しないようにするわけである。もし回教徒に、不用心に、マホメットは真の予言者ではなかったと語れば、もう彼の話には耳を傾けて貰えないで...
肉体に宿った霊の場所は、その住む世界の進歩いかんによって、幸福であったり、不幸であったりする。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーこの宇宙には、霊の真価に見合った喜びや悲しみの、特定の場所が存在するのですか。「この質問については既に解答を与えている。喜びと言い悲しみと言い、霊が到達した浄化程度に見合ったものである。その幸福といい不幸といい、それは霊の内にあるもの。霊はいずこにも在るのだから、あそことかこことか、境界や境域で仕切られた場所があるわけではない。肉体に宿った霊の場所は、その住む世界の進歩いかんによって、幸福で...
今回は肉体の復活という内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー肉体の復活という教義ですが、これは霊達が教えてくれている、再生、これのことでしょうか。「他に何があるかね。これは表現上の問題でな、他にもよくあるが、言葉通りに受け取るから筋が合わなくなって、真実とは遠くなると、こういうことである。これらの言葉を理性的に説明してみられよ。いわゆる自由な思考者達は、熟慮が身についているから、難なく正しくそれを読み取るだろう。自由な思考者達は、他の人々と同じく、い...
神はその悪行の償いを魂に強制なさる。だが、これはその魂が、これによって、しっかり善に根ざすようになるためである。霊の書スピリチュアルメッセージ
[注解] 人間に刺戟を与えて、徳の獲得に向かわせること、良い報いの希望と罰の恐ろしさで、悪から転じさせること、この事が望ましい。しかし、道理にかなわぬことで罰をちらつかせれば、目的が達せられないだけでなく、罰そのものの否定を生もう。人々の心に、道理にかなった形で、来世の報いと罰の考え方を示しなさい。そうすれば、人々は拒否しないだろう。このことについて理に合った説明は、心霊主義によって得られる。永遠の...
神と合一することが人生の目標である。この目的達成のために、次の三つが必要である。ーーー知識・愛・正義。霊の書スピリチュアルメッセージ
パウロ霊「神と合一することが人生の目標である。この目的達成のために、次の三つが必要である。ーーー知識・愛・正義。次の三つはこの目的に反するーーー無知・憎悪・不義。皆さんはこの大事な原則に背を向けている、それは神の厳しさを誇張しようとして、神の姿を歪めてしまうからである。こうして、皆さんは人間の心の中には、神以上の温情・辛抱強さ・愛・真の正義があるのだと、自分に暗示をかけてしまう。この人間の心によっ...
神は永遠の愛であられる、神は絶対の力であられる、また、神はその性正義でおいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
プラトン霊「言葉の戦い、言葉の戦い!これまで言葉のために流されて来た血、それでも未だ足りないというのかね、もう一度言葉の為に、火邢台の火を燃やさねばならぬというのかね。人間達は<永遠の処罰>(永遠に燃え続ける火>という言葉で、言い争っておる。だがね、諸君等は、この<永遠>という言葉が、古代人が言っていたのと諸君の考えとでは、まるで違うことが分からぬかな。神学者に自分の信仰の源を尋ねさせて見よ。さす...
永遠の罰などというそのような考えは、正義と善の神に対する冒瀆である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ラムネー霊「あらゆる手段をもって、永遠の罰などという考えと闘い、これを絶滅しようと努めなさい。そのような考えは、正義と善の神に対する冒瀆である。またそれは 、今日、知性が開発され始めてから、大衆の間に滲透していった無神論、唯物主義、宗教的無関心、これらの主たる源である。ひとたび心の目が開かれれば、たとえそれが少しでも、そのような奇怪な反正義の考えは、たちどころに見破られる。理性はこれを拒絶する...
聖アウグスティヌス霊「自分の常識と理性に問うてみなさい。一時の誤りのために永遠の罰を宣告することは、神の善を否定することにならないか、自問してみられよ。引き伸ばしてみたとて、たかが百年の人間の生涯、永遠に比すれば、何程のことがあろう。永遠!皆さんはこの言葉を正しく理解しておいでか?二、三の過失のため、苦しみ、悩み、終わりのない、希望のない!諸君等の判断力はそんな考えを否定しないのか?古代人達が宇宙...
神は自分の創造物に、善い事をのみ望んでおいでであり、常にその改悛を待ち望んでおいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー絶対に改悛しない霊というのがいますか。「悔い改めに極めて時間を要する霊はいる。しかし、決して進歩しないと考えることは、進歩の法を否定することであり、また、その子供は決して大人にならないと、断言することに等しい」 ーーー霊の受ける罰の期間は、本人の意志次第であって、決して、一定の期間が本人に課されるわけではないのですね。「それは課される。一定の期間が本人に課されるであろう。しか...
罪人の苦しみの期間の長さは、霊の更生に必要とされる時間である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー罪を犯した者が来世で苦しむ期間というのは、ちゃんとした法があるのですか、それともあやふやなものですか。「神が気まぐれに行動なされることは決してない。宇宙にあるものことごとく、法に従っている。この法こそ神の英知と善意の顕現である」 ーーー罪人の苦しみの期間を決めるものは何ですか。「期間の長さは、霊の更生に必要とされる時間である。霊の苦しみないし幸福の状態は、霊の浄化の程度に比例...
神は人間に、不安で危険な、富という試練を与え給うた。だが、奉仕がもたらす幸福を、その見返りとして、彼の手の届く所に、この世においても置き給うたのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分の財産を、自分の死後、有効に利用するよう保証しておくことは、評価していいのではありませんか。「その行為に益はないと申せば、正しくはあるまい。何もせぬよりはましなのである。難を申せば、死後贈与するそれだけのことなら、それは気前が良いと申すより、利己的動機からそうすることが多い。本人は何も失わずに、善行をする名誉を持ちたいというわけである。生時に、自己を犠牲にして善を行う者には、二つの利点が...
神は、格好だけの償い、胸の中だけの償い、労を伴わない償いを評価なさらない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー罪の償いが行われるのは、地上生活中ですか、死後霊界に入ってからですか。「地上生活中は、本人の受ける試練の形で、償われる。霊の世界にあっては、低い霊にありがちの精神的苦痛、これにより償われる」 ーーー地上生活中に誠心誠意悔悟すれば、それで十分に、生活の誤りを消し去り、本人に神の愛が回復できるのではありませんか。「改悛によって、霊の改善には役立つが、犯した悪行の償いは為されねばな...
祈りは悔い改めた霊の場合には効果がある。少しでも改悛の情がきざせば、はじめて効果が現れる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊には、自分で人を傷つければ、痛めつけたその結果が目に見えます。それ故、自分の堕落だとか、進歩の遅れはそっちのけに、人間を邪道に引き入れる悪事をする霊がいます。これはいかがですか。「こんな事をするのは、改悛の遅れた霊どもである。改悛しても、後になって、更に未発達の他の霊に、邪道へ引き戻されてしまう霊がある」 ーーー私共は時折、自分のために捧げられた祈りに、深く心を打たれている...
道を踏み違えた者は、死後その罪を認め、激しく苦しむ。だが、強情にも、苦しみながらも、なお悪に耽る霊達がいる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生涯自分の罪を認めず、道を踏み違えた者は、死ねば必ずその罪を認めることになりますか。「左様、必ずそうなる。その時激しく苦しもう。どんな悪をしたかを感じ、自分のせいでそうなった事が分かるから。だが、即座に改悛するとは限らない。強情にも、苦しみながらも、なお悪に耽る霊達がいる。だが、遅かれ早かれ、道を間違っていたことが分かり、これが分かると次いで改悛が来る。高級霊の努力があって、彼等は目を開く」...
すべての者、必ずや進歩を見、必ずやゴールに到達するが、それは本人の希求する力に応じている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悔改めは地上生活中に起こりますか。死後霊界に入ってから起こりますか。「それは死後である。だが、諸君が善悪のけじめさえはっきり分かれば、地上生活中にも起こるであろう」 ーーー死後霊界に入ってから悔改めた結果は、どうなりますか。「浄化のための、再生の願望である。霊は自分の不完全さに気付く、これが幸福を奪っていたことを。そこで、霊は新しい人生を希求する、そこで自分の欠陥の償いをするために...
よくよく心して貰いたいことは次の事、自分の怠け心で作った無益な時間は、必ず自分で償いをせねばならぬこと、その無益さは必ずや未来の幸福の致命傷となる、この事である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上生活を通じて進歩向上に努めた霊は、また同じ地上に再生できますか。「できる。本人が自分の使命を完遂していなかったならば、もう一度再生を求めることになろう。だがこの場合は、もはや罪の償いではないのである」 ーーー悪い事はしないにしても、物的影響は何一つ払い捨ててもいない人間はどうなりますか。「彼は完成へ向かっての進歩を全くしていないわけだから、前生と同じような、次の人生をまた...
現世の苦労は、前生で犯した過誤の償いのために、神が本人に課したか、または、本人が再生前の霊の時代に、自分で選択したか、どちらかの試練である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私達の現世の苦労は、いま今生で自分が犯した過誤の罰でしょうか。「そうではない。前にも申したが 、それは、前生で犯した過誤の償いのために、神が本人に課したか、または、本人が再生前の霊の時代に、自分で選択したか、どちらかの試練である。何故かと申すと、神法違反、特に正義の法違反の場合は、罰せられずにすむということはないのである。もし今生で償わない時は、必ず次の再生で償わされるのである。諸君の目...
人生の艱苦は、今生で犯した過誤の結果でなければ、それは前生で犯した誤りの償いである。現世の生涯が終わる日、諸君はこのことを理解するだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が再生して、自分の罪の償いをする場合は、物質上の災厄は受けないのですか。その場合、その者の死後、精神上の苦しみだけを経験する。こうでしょうか。「魂が再生すれば、物質生活の悩みで苦しめられるというのが事実である。だが、その物質的災厄を受けているのは、肉体の方だけである。 諸君等は、人が死ぬと、苦しみから解放されたと言うが、それは必ずしも真実ではない。霊としても、もはや肉体的な苦しみはない...
死後の幸福を保証するものは正しい行為である。どの道を通ってそこへ行こうと、正しい行為は常に正しい行為である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上に在る時、一人は、死を恐れた者、他は、死を冷静にむしろ喜びをもってすら待ち望んだ者、この両者が霊界に入ってから、その段階に差がありましょうか。 「両者には、かなり大きな差があるかも知れない。但し、その恐れないし、その願望を引き起こした原因によって、相違が帳消しになることもある。死を恐れた者、これを待望した者、その心情はさまざまであろう。霊の段階を決めるものは、その動機である。例...
善意の愛で共鳴し合える霊の結びつきは、最大の喜びの一つである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー同じ段階にある霊が共感の絆でつながっていれば、それこそ彼等には幸福の源ではないでしょうか。「善意の愛で共鳴し合える霊の結びつきは、最大の喜びの一つである。それはもはや利己的な感情で脅かされる恐れが全くないのだから。現世でも、諸君等はいろいろな分類で集まり、その集まりを通じて喜びを享受する。そのように霊の世界でも、同じような心情者達が集まって集団を成し、その世界の幸福を形成している。進歩した霊...
ある程度まで進歩していれば、今後うける試練のことを思っても、一向に苦痛などは感じないのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が未発達の時代に犯した失敗の記憶があって、そのため、霊が浄化を遂げても、幸福の障害になるということはないでしょうか。「そんなことはない。もうその罪は償われており、そのための試練も見事に耐え抜かれているのだから」 ーーー今後の浄化のために、なお試練を受けねばならない、そう思うと、辛い気がかりで幸福も失せてしまいませんか。「それはある、だが、それは悪がなお染みついている魂の場合...
人を痛めたことのある者は、いつもその犠牲者の前に身をさらすという、重い罰になる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊にお互いに自分の心を隠すことが出来ず、また、生前の行為はすべてあけすけになっているとすれば、人を痛めたことのある者は、いつもその犠牲者の前に身をさらしているということですか。「常識から言っても、まあ、そういう事だね」 ーーー悪事はすべて公表され、犠牲者の前にいつもいなければならないということは、罪を犯した霊にとって、一つの懲罰ではないでしょうか。「その通りである。しかも、諸君等が...
善霊が低級霊の苦悶を見て不幸になることはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー苦しむ霊達の姿を見ることは、善霊にとっては苦しみではないでしょうか。もしそうとすれば、善霊の幸福はどうなりますか、幸福が損なわれるわけですから。「善霊が低級霊の苦悶を見て不幸になることはない。彼等はそれにはちゃんとした目的があることを心得ているから。善霊は進歩のために苦しむ者達に手を差し伸べる。これが彼等の仕事、また、これが上手く行く時、彼等の喜びがある」 ーーー成る程、その...
死後、各々苦しみを胸に抱いている、自分が犯した悪、自ら進んで行った悪、やれば出来たのにしなかった善、その善をしなかったことの悪、これらのすべてに対する苦しみを。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー未発達霊に公正な霊達の幸福が判りますか。「判っている。この幸福が彼等にとり苦痛の種である。何となれば、自分の過誤によって、自分にはそれがないことが判っているからである。しかしながら、霊が物質から解放されると、また新しい肉体生活に憧れるようになるもの。と申すのは、肉体生活はうまくやれば、上記の苦痛の期間を短縮するからである。こうして、彼等は、自分の過失を償う新しい試練を選択する。彼等がそうする...
永遠の業火という教説は、他にも同じ間違いを人間は沢山やっているが、これも例え話を現実と思い込んだのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー永遠の業火という教説はどこから出るのですか。「他にも同じ間違いを人間は沢山やっているが、これも例え話を現実と思い込んだのである」 ーーーだが、これに対する恐怖は、結果として役立ちませんでしたか。「周囲を見廻して、それによって自粛する者達が沢山いるかどうか、その通り教え込まれた者達はどうか、よく調べてみられよ。理性に反することを教えても、その印象は永続性もないし、有用でもないの...
邪悪霊が身に受ける最大の苦悩は、犯した罪への罰、それは幾つもあるが、その精神的苦しみたるや言語に絶する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー邪悪霊が身に受ける、最大の苦悩とは何でしょうか。「犯した罪への罰、それは幾つもあるが、その精神的苦しみたるや言語に絶する。それを経験した者でも、それがどういうものか、人に伝えることが難しいことは、心根に徹して分かっている。だが、その中で最も怖ろしい事は、本人自身が、自分の罪の判決は金輪際変わらず、永遠に続くと、かように信じ込んでいることである」 [注解] 死後の魂の喜びや悲しみ...
邪悪霊の影響力は、人間に対するより霊に対する方が、はるかに小さい。何となれば、霊達はもはや誘惑の手がかりとなる物質欲を持っていないからである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が霊に及ぼす影響は、常に良いものでしょうか。「善霊同志の場合は常に良い。だが、邪悪霊の場合は、惑わされ易そうな霊、地上生活中に悪の道に引きずり込んだことのある霊、これらが改悛改善の道へ入ることを、執拗に邪魔をする」 ーーーでは、死んでも、試みから救われることはないのですか。「左様、なくなるものではない。だが、邪悪霊の影響力は、人間に対するより霊に対する方が、はるかに小さい。何とな...
自然界のものはすべて、一粒の砂に至るまで、神の御力を、英知を、その美を歌っている、即ち表現しているのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー浄化した霊達は、神の御胸に抱かれ、神の賛歌を歌うという話ですが、どう考えたらよろしいですか。「それは、神の完全性を教えるための例え話の絵のことである。人々はこの絵を見、神を理解するのである。だが、諸君はこれと似たような話が色々あるが、文字通りにそれらを受け取ってはならぬ。自然界のものはすべて、一粒の砂に至るまで、神の御力を、英知を、その美を歌っている、即ち表現しているのである。だが、至高の城...
最高の幸福とは、最高度の浄化を遂げた霊にのみ味わえるものである。かと申して、その他の者に幸福がないというわけではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー完全に到達した霊の幸福とは、どんな事なのでしょうか。「すべての事を知ること。その心には、憎しみ、嫉妬、羨望、野心、そのようなもののないこと。人々を不幸にする感情がいささかもないこと。これが幸福である。愛し愛されること、それこそ彼等の至福の源泉である。彼等には物質生活のような、欠乏感、苦しさ、悲しみの一切がない、善を為すこと自体が喜びである、何となれば、霊の感じる幸福とはその進歩に応じたものだ...
死後の魂の喜びや悲しみには、常識に従えば、その喜びや悲しみに物的要素があろう筈がない、魂とは物質ではないのだから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死後の魂の喜びや悲しみに、物質的要素はないのでしょうか。 「常識に従えば、その喜びや悲しみに物的要素があろう筈がない、魂とは物質ではないのだから。その喜びや悲しみに肉欲的なものはいささかもない。しかも、喜びや悲しみも、地上の時より千倍も鮮明である。肉体から解き放されると霊は感受性が鋭くなる。肉体がその感受性を殺しているのである」 ーーー人間は、来世の喜びや悲しみについて考...
神は、御自身で創造されたもののすべてに心をかけておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は個々の人間に心をかけておいででしょうか。神は余りにも偉大にすぎ、私達は余りにも小さすぎます、ですから神の御目の中では、さしたることもないかと思われますが。「神は、御自身で創造されたもののすべてに心をかけておいでになる。どんな小さなものであろうと、神の御前で、小さすぎるということはない」 ーーー神は私共に良い報いを与えたり、罰を与えたりするために、私共の行為の一つ一つを気に...
死の瞬間の時、一番心にかかる思いは、疑い深い者には疑い、罪ある者には怖れ、善人には希望、これらである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーどこの国にもあることですが、死後の報いと罰の信仰、あれはどこから来るのですか。「それは自分の霊が自分にささやく虫の知らせである。それは何らかの目的があって、霊がささやきかけるのである。人間はこれに余り注意を向けない、だから道を誤る。もし、人間が心して、よくよくそれを聞くようにすれば、そのささやきは本人にとって有益なものとなろう」 ーーー死の瞬間の時、一番心にかかる思いは何ですか。疑...
受肉以前に霊であった時の生活の知識から、肉体に宿っても、霊の時代のおぼろげな記憶が残っているものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間はなぜ、死滅に対して本能的な恐怖を感じるのですか。「それは、無ほど恐ろしいものはないからである」 ーーー死後も生命があるのではないか、その感じを、人間はどこから引き出すのでしょうか。「それは、受肉以前に霊であった時の生活の知識からである。肉体に宿っても、霊の時代のおぼろげな記憶が残っているものである」 [注解] いつの時代も、人間は死後の問題に取り組んできた...
自殺の結果は個々の場合によって違う。けれど自殺者全員が等しく受ける罰は、失望落胆これである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自殺の結果は、本人の霊の上に、どのように及びますか。「その結果は、個々の場合によって違う。と申すのは、罰が、どのような経過で自殺に至ったか、その状況に応じて色々と違ってくるからである。先ず、自殺者全員が等しく受ける罰は、失望落胆これである。他は、それぞれの事情で異なる。自殺者の中のある者達は、死後すぐに誤りの償いをさせられる。他の者達は、償いをするとしても、自分が放り捨てた人生よりも、更に辛...
愛する者を失った悲しみに耐え切れず、来世で一緒になる期待をもって自殺しても、その結果は、期待とは逆になる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー軽率な行為のために、たまたま命を失った場合、罪がありますか。「傷つけようという意図も思いもないのだから。罪はない」 ーーーある国では、夫人達は夫が死ぬと焼身自殺を遂げます。これはいわゆる自殺ですか。彼女等はその罪を負うことになりますか。「彼女等は迷信の偏見に従ったのであり、また多くの場合、自由意志というより、権力の犠牲者である。本人達も義務を遂行しているのだと信じている。かよ...
神の定められた死の時を待たないのは、常に誤りである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自殺で自分の苦しみを短くしようと、死の淵へ身をさらす者の場合、間違っていますか。「神の定められた死の時を待たないのは、常に誤りである。それに、自分の生命の終わりの時が今来ていると、誰に分かるだろうか。自分で最後の時と思っていても、どんな救いの手が現れないとも分からないではないか」 ーーー自殺は、普通の状況下では、悪い事は当然のことです。しかし、もう死ぬことが分かり切っていて、ほんの...
ーーー自分で、それが死を早めると分かっている、恐ろしい激情に落ち込んでいる者、しかし、それが習慣になって自分でもどう仕様もなくなっている者、彼は自殺をしているのでしょうか。「彼は精神的に自殺している。この場合は、三重の罪があるという事が、お分かりだろうか。一つは意志の固さが欠けている、二つには獣のようになっている、三つには神を忘れている罪」 ーーーこのような者は、絶望で自殺する者よ...
他人の生命を救うために自ら進んでの生命の犠牲は、自殺ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー早く楽になりたいと願って、自殺する者について、どうお考えですか。「これも愚か者の行為である。かような者には、人に役立つ事をさせなさい。そうすればもっと確実に楽に幸せになれる。この者は自殺によって、幸せな国に入る時を遅らすことになる。と申すのは、彼は地上へ逆戻りすることを請い求めることになろう、愚行で切断された人生をやり直すために。善人の聖域は愚行によっては決して開かれることはない、たとえその...
不法行為が、自殺によって拭い去られるものではない。それどころか、初めの不法にもう一つの誤りを付け加えることになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自殺する者は、逆境と闘い、絶望の挙げ句自殺したのだと、こう考えることは出来ませんか。「そういう自暴自棄が自殺なのである。だが、自殺に追い込んだ人物、すなわち、もしかしたら自殺させずにすんだ人物は、自殺した本人より罪が重い。従って、本人は寛大に裁かれよう。とは申しても、彼に何の罪科がないわけではない。もし、彼が堅実さと忍耐に欠けていたのなら、困難を乗り切るため知恵を奮ってベストを尽くさなかった...
人間には自分の命を絶つ権利はなく、その権利は神にのみある。我意によって自殺する者は、彼を地上に送った神の命に背くものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーはっきりした理由もないのに、人は時々生の倦怠に陥ります。あの原因は何ですか。「何もやる事のない状態、何か信念の欠如、食い飽きて飽きあきした状態、これである。自分の資質に合った、有用な目的に向かって努力をしている人には、苦労は少しも不愉快ではない。彼の時間は自分に叶った仕事をしているので、坦々と過ぎて行く。彼は人生の波風にも、甘んじて耐えていける。彼の目は未来の揺るがぬ永遠の幸福に向けられてい...
死の恐怖についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死の恐怖のために多くの人が戸惑いを覚えます。来世を信じる者達の死の恐怖は、いったいどこから来るのですか。 「そのような恐怖は全くお門違いだ。だが、人々は若い時に、次のように信仰として叩き込まれている。即ち、天国があれば地獄もあると。そして、俗世の事は魂にとっては罪悪だから、大抵の者は地獄に落ちると。それ故、もしそういう信仰が心に残っているとすれば、当然、生きながらの永劫の火の中に投...
愛には二種類あるーー一つは肉体の愛、他は、魂の愛。この二つはよく間違えられる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー共感し合う霊は互いに引き付けられるのに、霊が肉体をとると、愛が一方通行となることが多いのはどうしてですか。真底深い愛が片思いであったり、肘鉄を食ったりします。更にまた、命をかけた相思相愛なのに、その愛が冷めたり、憎しみに変わったりもします。「そういう感情の不一致は一つの罰である。しかしそれは一時的なものだ。それに、本当に愛し合っていると思ってる人はどれだけいるだろう。と申すのは、二人はお互い...
善行を受けた者が現世では忘れても、あの世では思い出し、恥じて忘恩の責めに苦しむ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー忘恩で失望すれば、人は心を無慈悲、無情にしようと思いませんか。「実際はそうばかりではない。心の広い人々はただ善行をしたことを喜ぶものだから。彼等は心得ている、かりに彼等の善行をそれを受けた者が現世では忘れても、あの世では思い出し、恥じて忘恩の責めに苦しむということを」 ーーーそうは分かっていても、だからといって、現世で心が傷つかないというわけではありますまい。この苦で本人はこう思い...
自分が親切にしてあげた人達について、あれこれ頭を悩ますでない。忘恩があって初めて、諸君等は自分が善事をなす際の、忍耐力が試される。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー忘恩、そして世の友情のはかなさ、それが原因で味わう失望は、また人間の心の悲しみそのものではないでしょうか。 「左様、だが、吾等は諸君等が、これら忘恩、また誠意を欠く友等に対して、憐れみの心を持つよう教えたい。彼等の無情は、諸君等に対してより、彼等自分自身を傷つけることになろう。忘恩は利己主義から出る。利己的な人間は、いつか、自分と同じ冷酷な人間達に会うだろう。次の事を思いなされ、諸君等よ...
大切な人を亡くし、いつまでもひどく悲しみ続ければ、霊本人にも苦痛を与える。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー後に残された者達の慰めようもない悲しみ、これは当の悲しみの対象である霊自身に、どんな影響を及ぼしますか。「霊は人が自分を思ってくれることには感銘するし、また自分を愛した人達を名残惜しくは思っている。だが、いつまでもひどく悲しみ続ければ、霊本人にも苦痛を与える。と申すのは、このように悲しみ深ければ、来世への確信とか神への信が欠けていることが目に映るから。また、このことは、悲嘆者の進歩の障害、や...
愛する者を失う悲しみ、金持ちにも貧者にも等しく襲いかかるこの悲しみの源こそ、人類普遍の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー愛する者を失うことは、取り返しのつかないことであり、また自分の力ではどう仕様もない事です。これこそ悲しみの中の悲しみではないでしょうか。「金持ちにも貧者にも等しく襲いかかるこの悲しみの源こそ、人類普遍の法である。これは試練であり、罪滅ぼしであるのだから。しかし、諸君等は既に友人等と交通する方法をもっており、それから慰めを得ている。また、もっと直接的に諸君に感覚される別の方法が、将来あるだろう...
羨望と嫉妬、この二つの苦悩の種を知らない者は幸いである。羨望と嫉妬のあるところ、静穏も安らぎもない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人は自分の世俗の災厄を生み出す職人です。人間はまた、自分の精神的な苦痛を生み出す職人でもありませんか。「そちらの方が多い。と申すのは、世俗の災厄は本人の行為と関係ないことが割りにある。ところが精神の苦痛とは、傷つけられた誇り、挫かれた野望、貪欲、嫉み、あらゆる激情、このような魂の苦悶、かようなものなのである。羨望と嫉妬、この二つの苦悩の種を知らない者は幸いである。羨望と嫉妬のあるところ、静穏...