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貴方がたの中、一人として完全な幸福という者はいない。世間が富裕と思うものの中には、恐るべき不幸が隠されている。苦しみは何処にでもある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の世界には、富裕な者より、苦しむ者の方が多いのではありませんか。「貴方がたの中、一人として完全な幸福という者はいない。世間が富裕と思うものの中には、恐るべき不幸が隠されている。苦しみは何処にでもある。しかし、貴方の質問の意味を斟酌しんしゃくして、次のように答えておこう。諸君等の言う苦しむ階級が地上に充ち満ちている、その理由は、地上が罪の償いの場所だということである。諸君等が地上を美徳と善...
キリストの教えを基に社会が作られていれば、飢えのため死ぬ者は一人もいないだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー周りはみんな豊かなのに、お金がないため、餓死するより外に道のないという人達がいます。こんな場合、本人達はどうすればいいのですか。彼等は餓死の道を選ぶべきなのですか。「餓死しようなどという考えを持ってはならぬ。誇りが邪魔をして仕事と欠乏の間に立ち塞がらなければ、人は必ず食べていける道が見出せる。<正直にさえやれば、どんな職業も恥ずかしい職業はない>こういう言葉がある。だがこれは、自分に向かって...
両親は貪欲とか見栄から、子供が本来進むべき道とは別の方向へ押し進める。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の素質の違いは、明らかに神が固有の職業を与えておられることと存じます。この世の諸悪は、私共がその職業に従事していないことから起こっているのではないでしょうか。「その通り、両親は貪欲とか見栄から、子供が本来進むべき道とは別の方向へ押し進める。だが、彼等はこの誤導の結果の責任をとらされることになろう」 ーーーでは、貴方は、例えば、名士の子息に靴直しの才があれば、靴直しにするように勧められ...
富者達がその富を自分のためだけに使い、利己的であるなら、恐るべき逆転が彼等の前途にある。彼等を羨むことをするな、彼等は哀れむべき者達である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー文明は新しい必要を生み出すことによって、新たな苦悩の源になりませんか。「地上の不幸は、諸君が自分の手で創り出した人為的な欠乏によるものである。自らの欲望を抑制し、自分より富む者を羨望の目を持たずに見ることが出来る者は、地上の数多の失望を味わわずに済む者である。最大の富者とは、最も欲しがらない者である。諸君等は、恵まれた富者達の楽しみを見ては、これを羨む。しかし、彼等の多くを待ち受けているもの...
現在にしか目の向かない者にとっては、富は恵みのように見える。だが、心得られよ、富は貧困よりももっと危険な試練であることが多い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上の幸福は人によって違います。ある人には幸福であることが、他の人には不幸でもありましょう。しかしですね、人類すべてに共通の基準がありましょうか。 「肉体について申せば、生活に必要な資を持つこと。精神について言えば、良心と来世への確信である」 ーーーその立場が違えば、ある人には余分な物が、他の者には不可欠なものと、そういう事はありませんか。またその逆の場合も。「それはある。諸君等の物...
人間が完全な幸福を味わうことはできない。と申すのは、地上での生命は、人間の試練のため、または罪の償いのため、そのいずれかのために与えられているから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上で、人間が完全な幸福を味わうことは可能でしょうか。「できない。と申すのは、地上での生命は、人間の試練のため、または罪の償いのため、そのいずれかのために与えられているから。だが、運命を好転さすのも、地上で出来る限りの幸福になるのも、本人いかんにかかっている」 ーーー人類が変革された暁には、人間の地上生活は幸福なものになろうと、想像しております。しかしですね、個々の人間の場合、自分である...
神は諸君の傍に敵(相手)という鏡を、しばしばお置きになる。友人の言葉より、もっとはっきり諸君に警告してくれるものとして。素晴らしい内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
「それ故に、自己認識は自己改善の鍵である。しかし、諸君は尋ねよう<どのように、自分を判断したら良いのか。人間は自己愛の幻想に陥り、自分の欠陥など目に入らなくなり、自分を良い子にしてしまう。守銭奴は、自分は節約して先見の明を発揮しているだけだと思い、高慢な人間は、うぬぼれを権威だと考える>と。これは事実である。だが、諸君は自分を欺くことは出来ない、自己確認の手段を持っている。もし、諸君が自分の行為の...
自分のした事を、先ず神に対して、次に隣人に対して、最後に自分自身に対して、どうであるかを審査してみよ。とても重要なことを言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー毎日の生活で、自己の精神的向上を進め、悪の誘惑にびくともせぬ、そのための最も効果的な方法は何ですか。「古代のある賢人が、既に諸君に告げている<汝自身を知れ>と」 ーーー私共はこの格言の知恵を十分に承知しています。しかし、この自己認識は、最も習得することの困難なものです。どうやったらこれが習得できますか。「地上に在った時、私がやったのと同じ事をなされよ。一日の終わりには、私は自分の良心に問...
今回は霊的に高い進歩を遂げている人の特色という内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊的に高い進歩を遂げている人は、どんな特徴がありますか。「肉体をまとっている人間の霊の高さは、地上生活での行為のすべてが、神法と一致していること、及び、霊的生命をよく理解していること、これがその証拠である」 [注解] 真に高潔な人は、正義と愛と奉仕の法を、無上の純粋さで実践する人である。彼は常に自分の行為に関して良心に問う、悪い事をしなかったか、力一杯よい事をしたか、自分に対して不満を抱く...
人間の不完全性の中で、最も根絶の難しいのが利己主義である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーどんな方法をとれば、利己主義は打破されますか。「人間の不完全性の中で、最も根絶の難しいのが利己主義である。と申すのは、利己主義は物質の力と結び付いており、人間は未だ初等段階にあって、その力から自由ではないということ。それに、人間の法律、社会機構、教育などすべてが、この物質の力を維持する傾向にあるということである。人間の精神生活が物質生活より優位になっていくにつれて、利己主義は漸次弱まっていこ...
人間が利己主義を脱却すれば、兄弟のようになり、他を傷つけるということはなく、気心も一つになって相互に助け合う。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー利己主義は人間にとって生来のものです。ですから、地上を美徳が完全支配するには、これが障害となるのではありませんか。「確かに、利己主義は諸君の最大の敵である。しかし、利己主義は地上に生まれて来ている霊が持っている未発達性にあるのであって、何度も再生して浄化を重ね、利己主義を払い落としている霊もいるように、人類に属するものではない。地上には、利己心を脱して、奉仕に献身している人が居ないというのか...
悪を生じさせている利己主義を滅ぼさぬ限り、悪の根絶には成功せぬものである。利己主義こそ、社会腐敗の根源であるのだから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー数ある悪徳の中、それらの根源をなす悪徳は何ですか。「利己主義、これは繰返し諸君等に述べた通りである。諸悪が生じるのは、この利己主義からなのである。悪徳をよく調べてみられよ、さすれば、その根源に利己主義があることに納得がいこう。決意をしたら悪と闘ってみなされ。その悪の根源に至り、悪を生じさせている利己主義を滅ぼさぬ限り、悪の根絶には成功せぬものである。すべての努力をこの目的に向けなさい。利己主...
神や守護霊に、援助を請う真摯な祈りを捧げれば、必ず助けが得られる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間は努力によって、必ず、自分の悪い性向を克服出来るものですか。「左様、ほんのちょっとの努力、それを時々やれば、それで十分だ。欠けているのは意志である。ああ!諸君等のうちの何人、本当に真面目に、自己改善の努力をしているだろうか」 ーーー激情を克服しようとする場合、霊からの援助が十分に受けられますか。「神や守護霊に、援助を請う真摯な祈りを捧げれば、必ず助けが得られる。それがあの方々の使命な...
激情のその本性が悪なのではなく、悪いのは過度の激情とのこと。何故なら、過度は意志の乱用であるからと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私達の激情は自然に出てくるものですから、激情はその本性が悪なのでしょうか。「いや、悪いのは過度の激情である。何故なら、過度は意志の乱用であるから。しかし、感情はすべてその根源おいて、人間のため、善のために与えられている。感情あればこそ、人間は拍車をかけられ、偉大な仕事をやり遂げようなどと目論む。害となるのは、感情の乱用、これのみである」 ーーー感情が良いものになるか悪いものになるか、どう...
道徳原理は、これを実践しなければ、播かない種子のようなものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーー社会の傷の部分を、はっきりさせる目的で、あれこれ詮議だてする事はいけないことですか。「それは何のためにするのか、その動機いかんによる。スキャンダルを生むだけが目的なら、為にはならぬ。世を害する図を描いてみせて、自分一個の満足を得るものである。本人の心にはその社会の悪が分かっていながら、その悪を描きだして楽しむ傍観者は、その罰を受ける者となろう」 ーーーこの場合、その作者が誠実であること、そ...
他人の欠点に寛容であることは、愛の要素の一つであることを、忘れてはいけない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー善事を為す手段として、富を求めることはいけない事ですか。 「この願望は、純粋であれば褒めてもよい。だが、いつも全く私心がないだろうか、何か自分の隠れた気持ちが潜んでいないだろうか。良いことをしてあげたいという第一の相手が、自分自身であることが、余りに多くはないだろうか」 ーーー他人の欠点を詮索することは、間違ったことですか。「ただ批判したり、すっぱ抜いたりするためだけなら、それは大変...
自分の享楽のためにお金を使う人は罪深い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上の命は、低級な状況下での、ほんの一時の逗留にすぎません。それ故、来生こそ主として心に留めるべき生活です。従って、現世の事、現世の必要、それだけしか取り扱わぬ科学知識を習得して、何の役に立ちますか。「絶対に有用である。と言うのは、この知識によって、諸君は同胞に利益をもたらせるからである。それだけではない、諸君の霊が、もし知的に十分に進歩すれば、他界に入って急速に進歩できる。地上で何年もかか...
自己を神に近づけようと望む者、それがすべて努力の目的であって、自己改善に励むことの中には、いかなる利己もない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーこの世で報いを受けるつもりはなく、あの世で良い報いを受けたくて、善行に励む者は、褒めた事ではないのですか。あの世での地位は、そのために良くなりましょうか。そういう計算は、本人の進歩のために、良いことでしょうか。「人は愛によって善事を為すべきものーー即ち無私によって」 ーーーしかし、私共が現在の苦悩の状況から抜け出るために、進歩を望むのは当然のことです。霊達も、私共がこの目的を達成するため...
不完全の最大の特徴とは、利己心とのことです。見せかけの徳は、金メッキした銅のようなものだ、と言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー誰が見ても分かる悪徳や悪行、これ以外に、不完全の最大の特徴といえば何ですか。「利己心である。見せかけの徳は、金メッキした銅のようなものだ。それは試金石にあったらひとたまりもない。いま一人の人がいて、世界一般の目からは有徳の士とされるかもしれない。彼はある程度の進歩を遂げてはいる。しかし、その資質は試練に遭えば耐えられぬかも知れぬ、少々彼の自己愛が障害にぶつかると、本性が暴露されてしまうのであ...
美徳の極致は、他者の幸福のための自己犠牲、これである。最高の徳とは、最も私心のない、最も幅の広い親切、そのような形をとる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーあらゆるあらゆる美徳の中、最も称讃に値するものは何ですか。「美徳はすべて素晴らしい。これらは皆、上方に向かう進歩の印であるから、悪の誘惑に自ら抵抗する、一つ一つの行為が美徳である。しかし、美徳の極致は、他者の幸福のための自己犠牲、これである。最高の徳とは、最も私心のない、最も幅の広い親切、そのような形をとる」 ーーー特にあれこれ悩む事もなく、自然な気持ちで善を為す人々がいます。また、善を...
自然は母親に、その子供の生命を支えるために、子に対する愛を植え付けた。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー母性愛は美徳ですか。それとも、人間や動物に共通の本能的な情ですか。「その両方である。自然は母親に、その子供の生命を支えるために、子に対する愛を植え付けた。動物の中には、母性愛が子に対する食物の供与を限度として、限られているものもある。その仕事の必要がなくなると、母性愛も消える。人類の場合は、母性愛は生涯続く。それは非利己的献身という性格を持ち、美徳の座にそれを置く。これは死後も続き、死の彼方...
慈善についての質疑応答です。内容が凄すぎて実践できる人がどれほどおられるでしょうか。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー慈善についてのお考えをお尋ねします。「乞食にされることは、肉体的にも精神的にも、人間の品格を落とすことになる。それは人間を動物にすることである。神と正義の法に基づく社会状況では、弱者を助けるにしても、自尊心を傷つけずに支給が行われる。生活の資は働けない全員に保障される。偶然のままに放っておかれたり、個人の善意に委されたりせぬように」 ーーー慈善を非難されますか。「非難すべきものは、生活の...
イエスが言われた人類同胞の愛とは、すべての人への博愛、他者の不完全への寛容さ、人の非道の行為の許し、これらである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーイエスが言われた人類同胞の愛という言葉の本当の意味は何ですか。「すべての人への博愛、他者の不完全への寛容さ、人の非道の行為の許し、これらである」 ーーーイエスはまた、汝の敵を愛せよ、と言われました。しかし、我々の敵を愛するとは、我々の自然の性向に相反します。また敵意は、霊的に共感するものが欠けているから、生まれるのではありませんか。「確かに、人間が自分の敵に、優しさや熱い思いを抱くなど、...
人間の自然権の中の第一は生存権。それ故、何人も他者の生命を奪う権利はない。また、人の生命を危険にさらしてよい権利もどこにもない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の自然権の中の第一は何ですか。「生存権。それ故、何人も他者の生命を奪う権利はない。また、人の生命を危険にさらしてよい権利もどこにもない」 ーーー生存権は、人間が働かずに休むための蓄財の権利を認めますか。「認める。しかし、そうするのなら、家族のため、蜂のように誠実に働くこと、自分一人の利己のための蓄財であってはならない。動物の中には、人間にこの種の範を示しているものもある」 ーーー...
人間が社会に生きる上での義務、その第一は、他者の権利を尊重することである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間が社会に生きる上で、何か特別に必要な義務がありますか。「左様、その第一は、他者の権利を尊重することである。これを尊重する者はいつも正義であろう。地上では、正義の法を多くの者が実行しない地上世界では、諸君は報復に頼る。そしてこの事が人間社会に混乱と揉め事を起こしている、社会生活は権利を与える。そしてそれに応じた義務を課す」 ーーー人間は自分の権利について幻想を持ちがちです。どこまでが本...
キリストは申された、貴方が人からして貰いたいと望むことを人にしなさいと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー正義の感情というものは、天性のものですか、それとも獲得された観念ですか。「諸君の感情は、不正の観念に対し、自然に反撥を覚える、正義の感情はかように天性のものである。精神の発達で確かに正義の感情は発展する。しかし、精神の発達が正義の感情を創り出すわけではない。神はこれを人間の心中に置き給うた。それ故に、諸君は素朴で原始的な人々の間にも、知的に進歩した民族より、更に確かな正義をもつ民族を見るので...
この地球は、善霊よりも悪霊の方の受肉が多く、最も遅れた世界の一つである。著者カーデック氏の見解の続きです。
俗信によると、人間の本能は本人自体に備わっているものという。それは彼の精神には責任のない、肉体器官から出て来るものであるとか、または人間の本性であるとか言われる。これは人間が不完全であることの弁明ともされ、人間にしてみれば、人間の有り様は人間の選択の余地のないものだという、尤もな口実ともされるのである。心霊主義の主張は、上記よりも明らかに道徳的である。これは人間の自由意志を多分に認めていて、誤りを...
人間が有無を言わせぬ絶対の法の下に置かれるのは、死についての事のみである。著者のカーデック氏自身の見解です。
今回は「人間行為の起源」について、著者のカーデック氏自身が、霊示を受けた内容のまとめのように書かれていたので、記載しておきます。一読して頂けたらと思います。(長いので何回かに分けて記載します)自由意志の問題は次のように要約できよう。人間は宿命によって悪に陥るのではない。人間の行為の筋書きは、前もって書かれているわけではない。人の犯す罪は運命の筋書きの結果ではない。人間は試練として償いとして、一つの...
人間は善悪の自由選択を持っているので、試練は人間に誘惑をもたらし、人間に抵抗力をつける、その効用がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は何事もご存知である限り、人が与えられた試練を克服するか、挫けるかもご存知でいらっしゃる。では、このような試練の効用はどこにあるのですか。本人について神がご存知ではない事は、何一つ神にお見せする訳ではないのですから。 「貴方の質問は、神はなぜ人間を完全なものとして創造しなかったのか、と問うているのと同じ事である。または、人間は大人になる前に、なぜ子供の時代を通らねばならないのか、という...
未来のことは、原則として、本来は人間から隠されている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー未来のことが人間には分かりますか。「原則として、本来は人間から隠されている。神がこれを洩らされるのは、極めて稀なこと、例外である」 ーーーなぜ本来は人間から隠されるのですか。「もし未来が人間に分かれば、人間は現在を疎かにして、自由意志で行為をしなくなる。本人はこう思う、これこれの事が起こるのなら、自我がかかり合う余地は何もないと。さもなくば、それの起こるのを回避しようする。神はそうなるこ...
人間として得た勝利が、霊としては失敗であることが多い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー運の良くない人がいるかと思えば、何をやっても上手く行く、運の良い人もいます。いったい何からこうなるのですか。「多くの場合、本人が事をどう処理するか。そのやり方である。しかし、試練の種類にもよりけりである。人は成功すると成功に酔ってしまう。そして自分の運を信じ切って、最後はどんでん返しを食う。もし思慮分別があったら、食う筈のなかったどんでん返しを」 ーーー意志や知性も関係なしに、思わぬ幸運...
何をやってもうまくいかない人は、それは本人が受肉以前に自分で選択した人生の結果である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー何をやってもうまくいかない人がいます。する事なす事に悪邪霊がまといついているようです。これは宿命とでも言いますか、そうではないでしょうか。「宿命と呼びたければ、確かに宿命である。但し、それは本人が受肉以前に自分で選択した人生の結果である。と申すのは、彼等は失意の人生を送ることによって忍従や辛棒を学びたいと望んだのだったから。しかし、この運命が絶対だと思ってはいけない。これは、自分で道を誤った...
殺人者は、自分の人生選択の時、殺人者となることを知っていたかという質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー意志と努力で、人はもしかしたら起こる筈だった事件を、起こらずに済ますことが可能ですか。また、この逆もあり得ますか。「自分の選択した人生と、この事が矛盾せぬなら、それは可能。更に、善を為すために、これこそ人生の唯一の目的であり、そうあるべき善を行うために、人は悪を避けてもよい、なかんずく、大きな悪の元になりそうな事を妨害してよろしい」 ーーー殺人者は、自分の人生選択の時、殺人者となることを...
神により予定されているものは、大きな悲しみ、深甚な重要な事件、本人の精神状態に影響を及ぼす出来事、これである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー定められた死の時が来たら、死は避けられないものなら、我々の人生航路で起こる出来事は、どう転んでも同じ事なのですか。「出来事について吾々は余り諸君に警告を発しない。また吾々が指示を下して出来事を回避させることも少ない。吾々は物質上の問題に余り興味を持たない。諸君が選んだ人生にとって、この事は殆ど重要ではないから。真実の唯一の運命とは、人がこの世に出現する時間と、去っていく時間、そこにある」&nbs...
霊は、自分が自分の人生を選んだこと、そこである一定の死に方をすること、これを知っている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死の時が避けられないとすると、危険を察知して注意しても無駄である、こうなりますか。「いや、このような用心は、本人に迫る危険を本人が避けるようにと、与えられる暗示なのである。これは早すぎる死の時を避けるよう、本人に対して神慮が用いられる一つの方法なのである」 ーーー実際に結果は及ばないのに、危険が身を脅かす、このような摂理の目的はいったい何ですか。「貴方の人生が危険にさらされている時、悪か...
運命があるとすれば、再生の時に、それぞれの霊がこれこれの試練を担おうと決意した、その結果があるだけである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人生には運命(それは定義通りの普通の意味ですが)がありますか。即ち、予め定められている人生の出来事のことです。もしあるなら、自由意志はどうなりますか。「運命があるとすれば、再生の時に、それぞれの霊がこれこれの試練を担おうと決意した、その結果があるだけである。この試練を選ぶことによって、彼は自分のための一種の運命をつくる。その運命なるものは、彼が自分をそこに置きたいと選択をしたその状況、その当...
知性に狂いが生じた人は、前生で虚飾に耽ったとか傲慢であったとか、能力を悪用したとかだと言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー知的能力が普通でない人は、自由意志を失っていますか。「何らかの原因で知性に狂いを生じた者は、もはや自分の思考を支配することが出来なので、自由を喪失している。このような変調は霊に対する罰であることが多い。前生で虚飾に耽ったとか傲慢であったとか、能力を悪用したとかで。このような者は白痴の身体に再生するかも知れぬ。同じく、暴君が奴隷に、悪らつな金持ちが乞食に再生することがあるように。霊はこの束縛を...
直感作用は、人間の受肉以前からある霊の属性である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間には行為の自由がありますか。「人間に思想の自由がある限り、行為の自由がある。もし人間に意志の自由がなければ機械であろう」 ーーー人間の自由意志は生得のものですか。「人は自分で何かをしたいという意志を持ったその時から、自由意志を持つ者である。人生の初めの頃は、自由意志は殆ど働かない。能力の発現と共に、それは現れ、その意志の対象も変化していく。子供は年齢相応の欲求に応じた思想を持ち、年齢...
確信は暴力によって植え付けることは出来ない。力は諸君が説得したいと望む人達の悪い信仰よりも、更に悪いもの。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分の信仰と違うからといって、悪く言うのは誤りですか。「それは愛に反する行為であり、思想の自由をも侵す」 ーーー社会のために良くない信仰を妨害することは、意識の自由を犯すことになりますか。「諸君に出来るのは行為を抑えることだけ、信仰は近付き得ぬもの」 ーーー意識の自由に対する尊重から、有害思想の普及を黙認すべきですか。また、その自由を侵害しないようにして、間違った原理のために道を誤っ...
良くない信仰とは、悪行の実践と結び付くものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー意志の自由は思想の自由の当然の結果でしょうか。「すべて思想はそうであるが、意識とは人間に備わる内的な想念である」 ーーー意識の自由に防壁を立てて疎外する権利が人間にありますか。「それは思想の自由を阻害すると同じ事、神のみが意識を裁く権利を持っておいでなのだから。もし、人間が法律で人と人との関係を規制するなら、神は自然法によって、神と人間との関係を規制なされる」 ーーー意識の自由に反対...
人間は神に対して、自分の思想の責任を負う。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間には拘束を逃れても、自由の天地に遊ぼうとする何かがあるのですか。「ありますな。思想の中で限りない自由を楽しもうとしておる。思想活動は妨害を受けるが、それは根絶ねだやしにはならぬ」 ーーー人間は自分の思想に責任がありますか。「人間は神に対して、自分の思想の責任を負う。神のみ思想の審理者、その正義に照らして、これを罪ありとし、または許す」 今回は思想の自由についての内容です。思想とは...
人間は自分達を清浄な血を持つ者と思い込んでいる。愚か者よ、清浄なるものは血ではない。霊、これであるぞ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生得の資質の不平等の故に、ある民族は知的に進歩した他の民族の支配下に置かれるのではありませんか。「左様である。知的に進んだ民族が、これを向上させるためにである。但し、これを隷属して更に獣に近付けるためではない。長期に渡り人間は、人間を腕と手を使って働く動物であるかのように、また、彼等を役獣のように売買する権利が自分達にあるかのように、信じてきた。人間は自分達を清浄な血を持つ者と思い込んでいる...
人が他人に絶対服従するなどは、神法に反する。奴隷制度は力の誤用である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人が人の財産となることが、本来あるのでしょうか。 「人が他人に絶対服従するなどは、神法に反する。奴隷制度は力の誤用である。それは漸次進歩と共に消えよう、その他の誤用がすべて消えて行くに連れて」 ーーー奴隷制度が既に人間の制度として成立している場合、この制度で利益を得る人達は、この制度を黙認していることで、非難に値いしますか。「悪いものはいつだって悪い。どんなにうまくこじつけても、悪行...
ーーー自分は完全に自由であると思えるような地位がありますか。「ない。ピンからキリまで、すべての人は相互の存在を必要とするから」 ーーー人間はどんな生活をすれば、完全な自由の状態に入りますか。「砂漠の中の隠者ならば。二人の人間があって、相手が目に入れば、その瞬間に相互の権利とか義務とかの関係が生まれて、もはや絶対の自由というものは存在しなくなる」 ーーー他者の権利を尊重する義務があれば、自分...
葬儀の盛大さについて、最後の高慢な行為だと言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー葬儀に金をかけて個人の記憶を永く留めたいという望みは、どこから来るのですか。「最後の高慢な行為である」 ーーーしかし、そういう盛大さというのは、死者本人というより、死者の名誉を高めようとする、親戚の行為の場合が多いのではありませんか。「その場合は親戚達が自分達の名誉のためにやっているのである。その葬儀一切は、必ずしも死者のためではない。他者に印象づけて虚栄心を満足させたり、自分達の金持ち...
男女同権の立法は当然の事で、権利は平等だが、されど働きは平等ではない。と言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神法によれば人はすべて平等なのですから、人法によっても人はまた平等であるべきですか。「この平等こそ、正義の第一原理である。貴方が人からされたくない事は、人にしてはいけない」 ーーー完全な正義のためには、男女同権の立法は当然の事ですか。「左様、権利は平等、されど働きは平等ではない。各々の特性を生かすべきだ。男性は外の仕事に励み、女性は内の仕事を務め、性による資質の特性を生かせよ。正義のため...
ーーー神の視点からは、男女は平等なのですか、同じ権利を持つのですか。「神は男女共に、善悪の知を与えていないかね、それに進歩の能力も共にね」 ーーー婦人の軽視が国によってありますが、それはどこから来ていますか。「男性の一方的な不当な婦人に対する優越感から来ている。これは社会的慣習と弱者に対する誤った圧力の結果である。進歩していない男性達の間では、力が権利と誤解されている」 ーーー婦人の体力が...
貧富の体験は、それぞれの道で試練を受けるため。しかも、この試練を選んだのは霊自身である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神はなぜ、ある者には富と力を、ある者には貧困を与えられましたか。「それぞれの道で試練を受けるため。しかも、ご承知の通り、この試練を選んだのは霊自身である。その霊が負けてしまうことがよくあるのだが」 ーーー恐ろしいのはどちらなのですか、金持ちと貧乏と、二つの試練の中で。「どちららも同じように危険なもの。貧困は神の摂理を恨み託(かこ)つ。金持ちは万事に分を越えてしまう」託つは「嘆くこと、人のせ...
富の平等は可能ではない。能力や個性の相違のためにそれはそういかなくなる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー富の平等は可能なことですか。これまでにそんな事がありましたか。「いや、可能ではない。能力や個性の相違のためにそれはそういかなくなる」 ーーーそうですが、中には、社会の病気は全部救済できると信じる人々がいますが、いかがですか。「そのような者は組織作りの職人、または野心や嫉妬心で動かされている者達である。彼等が夢想する平等はたちまちに打ち倒されるもの、それは物事の勢いである。彼等はこの事が分...
富の不平等についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー富の不平等とは能力の不平等ではありませんか。能力が違いますと、富を手に入れる能力の違いとなってきますから。「そうであり、そうではない。また、悪業であり、強奪でもあるか?貴方はこのことを何と考えなさるか」 ーーーしかし、遺産は悪意の成果ではありませんが。「どうしてそうだと言うのかね。その源を尋ねれば、それが必ずしも純なものかどうか、お分かりだろう。そもそも初め、それは奪ったもの、ないしは不...