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社会状態の不平等は、自然法ではなく人間が作り出したもの、神の仕業ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー社会状態に不平等があるのは、自然法によるのですか。「いや、これは人間が作り出したもの、神の仕業ではない」 ーーーこの不平等は最後には消滅しますか。「不滅なものは、神法の外にない。諸君は見ないのか。その不平等が少しずつ、日毎に消えていっているのを。諸君の現在の不平等は、高慢と利己の消滅と共に消えていこう。なお残る不平等は、長所の相違のみであろう。やがて次のような日が来よう。神の大家族の成員...
霊はすべて等しく神によって創られている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神はなぜ人に同じ資質を与えられなかったのですか。「霊はすべて等しく神によって創られている。しかし、ある霊は多くの生存を重ね、他の霊は少ない生存の経験しか持っていない。この結果、過去の生存で得た発展に差が出ている。これらの相違は経験の差であり、意志の鍛錬の差である。この意志の鍛錬いかんが本人の自由いかんとなり、霊によってはそのため迅速な進歩をする者もある。諸君の目にする資質の多様性とはこれであ...
神はその神法を、誰にとっても等しく良いものとして、創っておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神の目よりして、すべての人は平等なのですか。「その通り。すべての者は同じゴールに向かっている。神はその神法を、誰にとっても等しく良いものとして、創っておいでになる。諸君等はこう言う「太陽はすべての人に輝いている」と。この言葉の中には、真理が諸君等の考える以上に、広大で普遍的であるという意味が語られている」 [注解] 人はすべて、同じ自然法の働きに従っている。すべて人は同じ弱さを持っている、...
神は人々を奇才によって真理へ引き戻そうと望んではおられぬ。神は人々が理性を使って確信に至る道をとることを望んでおいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー心霊主義が人々の不注意とか物質への愛着に負ける、という恐れはありませんか。「何かの原因があれば、人類が魔法をかけたように変わると思うことは、人間性に関する随分と浅薄な知識を示すものだろう。観念というものは、個々の人間性の変化に応じて、徐々に変化するもので、古い習慣の根絶には数世代を要する。それ故、人類の変革は時間をかけて歩一歩、事実をもってする影響感化によってのみ進展する。一つ一つの世代を経...
人々が現在の生活さえしっかりやれば、未来の幸福は保証されるということが、よく分かるようになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー心霊主義は一般の信仰となりますか、それとも一部の者だけにとどまりますか。「心霊主義は間違いなく一般の信仰となり、人類史上に一新紀元を画すことになろう。と申すのは、心霊主義は大自然の秩序であって、それゆえに今、人類の知識の分野に格付けされる時が来ている、この故である。しかしながら、心霊主義は今後かなり多くの攻撃に耐えねばならないだろうーーそれは信念よりむしろ利害から出た攻撃、と言うのは、うぬぼ...
人間を変えることの出来るものは教育である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然法は人間社会の準則として十分なものでしょうか。これは人間の法はないものとしてですが。「もし自然法の理解が行き届き、人間がこれを積極的に実践するなら、それはそれでよかろう。但し、社会には危急を要するものがあり、その点、別の法の協同が必要である」 ーーー人間の法に移り変わりが多い原因は何でしょう。「野蛮な時代にあっては、最大の強者が自分の都合のよいように法を定めた。それ故、人々が正義とい...
自らを「文明人」と呼べるのは、その社会から不名誉な悪徳を消した時、隣人愛を実践して皆が兄弟となった時である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人類の文明は、進歩していますか、それとも一部の哲学者の言うように退歩をしていますか。 「進歩しておる。但し不完全ではあるが。人間は唐突に、幼児から熟年にはならぬ」 ーーー文明の罪ということは、当を得ていますか。「神の御業をあげつらうより、文明を誤用する者達の罪をあげつらうべきである」 ーーー文明は最後には浄化されましょうか。文明ゆえに生まれた悪が消滅していくほどに。「そのようにな...
善は悪からすら生まれるものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー進歩の最大の障害とは何でしょうか。「うぬぼれと利己主義。これは精神の進歩の場合である。と申すのは、知的進歩は日々進んでおり、これは一寸見には、野心と金銭欲でうぬぼれと利己主義を倍加するように見えるが、しかし、これら悪徳はかえって精神を開明する探究心をそそるものでもある。とにかく、すべてのものは一つにつながっている、物理的世界だけでなく、精神の世界においても。そして善は悪からすら生まれるもので...
生存の目的は、完全な進歩を遂げることにある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の内部には、進歩の更新をそそる力があるのですか。それとも、教育の成果が進歩となって現れているのですか。「人間は自然にひとりでに進歩するもの。しかし、すべての人間が同じ歩調で進歩するのでなく、また進歩の方法も同じではない。このことはまた、進歩をすれば、社会的接触を通じて、他者の進歩に役立つ、そういう具合になっている」 ーーー精神の進歩は、知的進歩に従って起こるのですか。「精神の進歩は知...
自然状態と自然法についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自然状態と自然法とは同じものですか。「いや、自然状態とは原始の状態である。文明と自然状態とは相矛盾したもの、これに対し、自然法は人類の進歩に寄与するものである」 ーーー自然状態の人間は、それほどの不足もなく、文明が進歩すれば生まれる嫌な事もありません。原始状態は地上にあり得る最も恵まれた状態だと、こういう意見がありますが、いかがですか。「そのような幸福はけだものの幸福である。ところがそう...
人間には物質への欲求以上の何かがある。即ち、進歩への渇望、これである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー動物の中には、子供が親の保護を必要としなくなると、親子が互いに忘れてしまうものがあります。これは何故ですか。「動物の生活とは物質的な生活であって、精神的生活ではない。母親の子に対する愛は、自分から生まれたものへの自己保存の本能、これの為せる技である。子が一人立ちできるようになると、母親の仕事は終わる。自然もそれ以上の事を要求しない。そこで母は子を捨て去り、自分の次の仕事に没頭する」 ーー...
静穏を求めて隠退をする人達の動機は利己的ではない。但し、何かしらの労働が一般の善に役立つ限りにおいて。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー不幸な人々の救済に献身するため、世を捨てる人達をどうお考えですか。「彼等は進んで身を卑しくすることで、自己を高めている。彼等には二重の価値がある、一つは物的享楽から超然とすること、他は労働の法を守って善行を積んでいること」 ーーー何か労働はするとしても、静穏を求めて隠退をする人達、これはいかがですか。「そのような動機から隠退する者は利己的ではない。彼等は社会から遊離してはいない、彼等の労...
最もよい罪滅ぼしとは、過去に犯した悪に勝って、出来る限りの善を行うこと、これである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー社会生活上の趣味嗜好は、自然を基盤としたものでなければなりません。これはどんな趣味や好みの場合もそうですが、独居生活は、本人は満足でも、そのような趣味は避難されますが何故ですか。「そのような満足は利己的な満足にすぎない。飲酒に満足して浸りきっている者達がいるが、諸君はこれを是認するかな。誰の役にも立たぬ生活の仕方は、神を喜ばせることは出来ないのではないか」 ーーー世俗の害毒を逃れ、隠とん...
神は人間を社会生活を営む者として創られた。神は人間に言葉の能力と、相互関係に必要な諸能力を与えられた。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー社会生活は自然を基盤としていますか。「まさにそうである。神は人間を社会生活を営む者として創られた。神は人間に言葉の能力と、相互関係に必要な諸能力を与えられた。この事に目的がないわけではない」 ーーー絶対孤独の生活は、自然の法に反しますか。「左様、人間が本能的に社会を求める限り、人間が相互に助け合って進歩して行こうと思う限り」 ーーー人間は社会を求めますが、それは個人の気持ちが求めるの...
永遠なるものは神法のみ。人間の作った法は時代の進歩と共に変化する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー斬首される数を抑制することは、文明進歩のしるしでしょうか。「そんな事おかしいと思われぬか。正義の名の下に、また神の栄光のためとか称して、これまで行われた人間虐殺の文書を読むにつけ、諸君は反感を覚えぬか。罪人にまた被疑者に、ありもせぬ罪を告白させるために、さんざん痛めつけた、そんな苦しみの記録を読んで、怒りを覚えませぬかな。諸君もその時代に住んでいたら、当たり前と思ったかも知れぬ。また、諸君が...
人類が更に進歩すれば、死刑は地上から完全に姿を消す。人間が人間を裁くという事は無くなろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー斬首刑が人間の法律から消える日がありますか。「斬首刑、これは間違いなく、やがてなくなる。またこれの禁止こそ、人類進歩のしるしである。人類が更に進歩すれば、死刑は地上から完全に姿を消す。人間が人間を裁くという事は無くなろう。私が申している事は、大分先の方まで見て申しておる」 ーーー自己保存の法によって、人間は自分の生命を守る権利をもっています。社会から危険人物を排除する場合、この権利が適用...
決闘は殺人である。野蛮と申すべき愚行である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー決闘は最も合法的な自己防衛と考えてよろしいですか。「いや、これは殺人である。野蛮と申すべき愚行である。文明が進み道義が進歩すれば、決闘がその昔、神の正義の判決と思われていた、あの馬鹿らしさと共に自明となろう」 ーーー弱いゆえに、殺されることが分かっている人にとって、決闘は殺人と考えられますか。「この場合は、自殺である」 ーーーどちらが死ぬか分からない場合は、殺人ですか、自殺ですか。「...
文明社会にも、未開人と同じ残虐性の人物がいるが、彼等は羊の群に迷い込んだ狼である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー先端をいく文明社会にも、未開人と同じ残虐性の人物がいますが、何故ですか。「それは丁度、良くできた果実を一杯つけた木に、しなびた実があるようなものだ。そのような者達は、洋服の他には文明らしいものは何もない野蛮人と言われよう。彼等は羊の群に迷い込んだ狼である。低級霊が、それも随分と後ろ向きの霊が、進歩を願ってずっと進んだ人々の間に受肉することがある。だが、荷が重すぎる場合は、彼等は全くお手上げと...
ーーー残忍性は破壊本能と関係ありますか。 「残虐もその最悪のものは、破壊本能である。と申すのは、破壊は時には必要、しかし、残忍はこれを全く必要としないから。これは常に悪性の結果である」 ーーー未開人の特性が残虐性であるというのは、どういうことですか。「未開人においては、物質が霊よりも上位である。彼等は動物的本能に身を委せ、肉体生命の外は顧慮せず、自己保存の方にしか頭が向いていない、故に自ず...
利得を目的とし戦争を引き起こす者達は、まことに罪深い者達である。この者は犯した殺人の罪すべてを償うために、幾多の地上再生の苦しみを耐えねばならぬだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間を戦争に駆り立てる原因は何ですか。「霊性より獣性が勝っていること、及び、感情を満足させたい欲求。野蛮状態では、どの民族でも、強いことが何よりの力である。従って、戦争がその常態である。人間が進歩すると、戦争は少なくなる、それは戦争の原因を作らないようにするからだ。それでも避けられなくなると、やり方は人間的となる」 ーーー地球上で戦争はなくなりましょうか。「左様、人間は正義を重んじ、神法...
災厄は常に試練である。それは人間に知性の錬磨の機会を与える。それは忍従と神への服従を試す機会を与える。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー大災害は、一時的には害悪を生みますが、現実面で効果があるものですか。「左様、国家の状態に変化を起こすことがある。だが、その良い結果は、後の世代になってから分かることが多い」 ーーー災厄はまた、厳しい運命と闘わねばなりません。その事は人間に一つの試練を作ることになりませんか。「それは、災厄は常に試練である。それは人間に知性の錬磨の機会を与える。それは忍従と神への服従を試す機会を与える。それ...
人類を襲う災害は、人類の進歩を早めること。もしそれが起こらなかったら、その進歩のためには何世紀も要するという事がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人類を襲う災害には、神のどんな目的があるのですか。「人類の進歩を早めること。前に申した通り、霊の新しい目覚めには破壊が必要。それでもって浄化の一歩が踏み出せるというもの。何事も正しい判断を下すには、その結果に目を向けねばならぬ。諸君は自分の立場からしか物を見ない。従って、たまたま自分に害を及ぼすものがあると、それをもって災害と見なす。しかし、その害が諸君の急速な進歩のためには、必要であること...
動物を殺戮する権利について、食用のため、人間の安全のため、これ以外は権利ではない。乱用は権利とは申せない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上の人類にとって、破壊は常に必要なものですか。「人間の霊が物質の主となっていく割合に応じて、破壊の必要は減っていく。それ故、人間が知性や精神を外に発揮するという事は、破壊の怖れが付きまとうという事だ」 ーーー現況において、人間には、動物を無制限に殺戮する権利がありますか。「食用のため、人間の安全のため、これ以外は権利ではない。乱用は権利とは申せない」 ーーーその必要とか安全を超えた...
物質的にも精妙で、精神的にも浄化した世界では、破壊はなくなる。地上より進化した世界では、情況はすっかり違うのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死によって私共は一層良い生活に入れます。死によって私共は現世の苦から解放されます、従って死は恐るべきものでなく願わしいものです。しかるに何故、人は身震いする死の恐怖の本能を持っているのですか。「前に申したことがあるが、人間は長生きして、仕事の達成を求めるべきである。この目的のために、神は人間に自己保存の本能を与え給うた。この本能があるから、人間は試練に耐えている。だが、そのために随分と、心が...
生き物達は食物のためにお互いを滅ぼし合う。それがなければ殖え過ぎてしまうだろう。こうして再生産の均衡がこれで守られている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー破壊は自然法ですか。「すべてのものは破壊されること、これが必要である。その再生と更新のために。諸君の言う破壊とは形の変化にすぎない、その目的は生命体の刷新改善にある」 ーーーでは、破壊本能は神慮によって、すべての生き物に与えられた、このように思われますが。「神の創造物は、神がその目的を遂げられるための道具である。生き物達は食物のためにお互いを滅ぼし合う。それがなければ殖え過ぎてしまうだろ...
人を進歩させる苦とは、自然に自分に振りかかってきたものだけである。それは神が本人に課せられたものであるから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間や動物の身体を切断することについて、どのようにお考えですか。「何のためにこのような質問をするのか、ほどほどにされたい。その事が役に立つのか立たぬのか、自分に問いなさい。有用でないものは神の喜ばれる筈がない。有害なものは神はこれを嫌い給う。神は、人の魂を神へと高めるもの、この事のみを喜び給うこと、しかと肝に銘じられよ」 ーーーこの世の苦を、私共が耐えさえすれば、進歩出来るものなら、自分...
肉食は自然の法に反するかという質疑応答です。シルバー・バーチ霊のお答えとは反対なお言葉にびっくりでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー幾つかの民族で実施されていることですが、ある種の食物の禁止、あれには尤もな根拠がございますか。「健康に有害でない限り、何を食べようと、これは許される事である。立法者は有用な目的のためにその禁止をしたかも知れぬ。また、その禁令に重みをつけるために、神の御意志のように申したかも知れぬ」 ーーー肉食は自然の法に反しますか。「人間の体質から申して、肉は肉体を養うに役立つ。これがないと、人間の体力...
価値のある耐乏生活とは、困っている人に与えるため、必要なものまでも切り詰める、とのこと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の法によると、自分の肉体の要求に応えることは義務ですか。「左様、健康と体力がなければ、労働をすることが出来ないから」 ーーー地上生活の喜びや享楽を追求することは、良くないことですか。「物質的幸福を望むことは、人間の自然である。神の禁じられるのは度を過ごすことである。過度は自己保存には有害だからである。人間が享楽を求めても、神はこれを罪とは為されぬ。もしその享楽が他者を犠牲にして得ら...
必要な物の限度は、賢者は直感で、そうでない人達は経験で、それもひどい経験で知るようです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー必要な物の限度は、どうすれば分かりますか。「賢者は直感でそれが分かる。それ以外の者達は経験で知る。それも、ひどい目にあって知る」 ーーー身体的要求の限度は、自然が示してくれるようになっていないのですか。「左様、そうなっている。だが、人間は飽くことを知らない。身体は限度を教えてくれたのだが、悪徳によって体質が悪化しており、本来は必要としないものまでも欲しがらせる」 ーーー自分の欲得のた...
人にはすべて大地の産物を使用する権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人にはすべて大地の産物を使用する権利がありますか。「生きねばならないのだから、権利がある。神は生きるよう命じておられるから、生きるための手段を与えておいでになる」 ーーー神はなぜ、人間の心に、物質享楽の魅力を植えつけられたのですか。「先ず、人間の心をそそり、神の使命を果たす者となるよう。第二に、人間を試みに合わせるため」 ーーーこの試みの目的は何ですか。「理性の開発、彼が度を過ごさぬ...
求めよ、さらば与えられん、これぞ人の忍耐と信念と節操の試金石である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生産の資を欠いている人達が常に存在します。豊かさが満ちている中においてもです。これは誰のせいですか。「場合によっては、人が他者に対して公正でなくなる利己主義のせい。またある場合には、この方がもっと多いことがあるが、自己自身のせいである。キリストは申された<求めよ、さらば与えられん>と。この言葉は、欲しい物を見つけるために、目をべったりと土に向けておけという意味ではない。人は望むものを追求せよ...
神は大地に生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は生の意欲を人間に与えておられますが、生きていく手段も常に与えておられたのですか。 「そうである。人間にそれがいつも見えていないとしたら、人間が周囲の資源を利用する方法を知らないからである。人間に神が生命の愛を植え付けられたのは、生きていく手段を人間に与えておいでになるからである。従って、神は大地に、生きるに必要な物が、すべての生き物を充たすに足るだけの、再生産力を与えておいでになる。...
生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自己保存の本能は大自然の法ですか。「まさしくその通り。知的段階は違っても、すべての生物に自己保存の本能がある。あるものは純粋に機械的に、あるものの場合は理性と結び付いて存在する」 ーーー神が生きとし生けるものすべてに、自己保存の本能を与えられたのは、いかなる目的によるのですか。「生物はすべて、神の計画の遂行に不可欠なものである。従って、神はこれらすべてが生きることを願って、これを与え給う...
一夫多妻制については人間の作った制度であり、真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー一夫多妻制あるいは一夫一婦制、これは自然法に従っていますか。「一夫多妻制は人間の作った制度であって、社会が進歩するとこれは廃止される。神のご意図によると、婚姻は愛情の上に成立すべきものである。一夫多妻に真の愛情は存在しない。肉欲があるのみである」 ーーー男女の人口比は殆ど同じですが、この事が結婚の釣合いを教えているわけですか。「その通り。自然の姿はどの一つをとっても、ちゃんとした目的があ...
結婚は人類の到達した進歩だと言われ、結婚を廃止すれば、野獣生活への回帰だと言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー結婚、つまり二つの生命の永遠の結合、これは自然法に反しますか。「これは人類の到達した進歩である」 ーーー結婚を廃止すれば、人類社会にどんな結果が生じますか。「野獣生活への回帰である」 ーーー婚姻を絶対に解消せぬことは、天地の法ですか。それとも人間の法が勝手に定めたことですか。「それは人間の法であり、自然の法とは一致せぬ。しかし、人間の法は代わるもの、大自然の法は不変であるが」 ー...
再生産の障害について、更には性的享楽のための避妊についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間の法や慣習には、再生産を阻害する目的をもったものがあります。これは自然の法に反するものですね。「大自然の働きを妨げるものは何なりと、全体の法に反する」 ーーーしかし、動物にも植物にも、これを野放しに殖やしては他種に有害なもの、ひいては人類にも害を与えるものが多数あります。これらの増殖に歯止めをかけることは間違いですか。「神は人間に、地球上のすべての生き物に勝る力を与え給うた。この力を...
人間は神の目的達成のための手足として、神によって使われている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー身体上から申しますと、原始種族の特色・特徴は何でしょうか。「それは、知力に反し、野蛮性が強い点である。現代はこれと丸反対の現象が起こっている。即ち、現代人は体力よりも知力をより多く使っている。そのため、現代人は動物には不可能な自然力の利用を学び知っており、原始人に比し各段の進歩を遂げている」 ーーー科学を用いて、動植物の改良を図ることは、自然の法に反しますか。自然のままにしておいた方が、...
減少に向かっている人間の種族は、他の種族がこれにとって代わる。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上のこの時点で、はっきり減少に向かっている人間の種族がいますか。これは絶滅するのですか。「ある。それは他の種族がこれにとって代わる、その故である。諸君の種族もいつの日かは、他の種族と入れ代わるだろう」 ーーー現人類は新種ですか。それとも、原始人類が進化したものですか。「これらは同じ霊である。同じ霊が新しい肉体に戻って来て自己改善を図ろうとしているのである。ただその道は遠いが。こうして増...
今回は地球の人口についての内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー生物の生殖・再生産は自然の法ですか。「まさにその通り。生殖なしでは地上は滅びてしまおう」 ーーー地球の人口は従来通り殖え続けたら、やがては溢れてしまいましょうか。「そんなことはない。神の力は常に平衡を生み、均衡を維持している。人間の目は宇宙のパノラマのほんの一点を見ているにすぎないのであって、全視野に立った調和を見通す力を持たぬ」 今回は地球の人口についての内容です。地球の人口につい...
強者は弱者のために働かねばならぬである。家族の救いの手がない場合は、社会がこれに代わって助けるべきである。これが愛の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー働いた後には休息が必要です。この事は自然の法ではありませんか。「左様である。休息によって肉体は力を回復する。また、心にゆとりを与えるためにも休息は必要であり、これによって心は物資を超えるゆとりを持つ」 ーーー労働の限度とはどのようなものでしょう。「力の限度、これである。しかし、神はこの点を、自分で決めるように自由をお与えになっておる」 ーーー自分の権力を使って、目下の者に重労働を押し...
労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地球より進歩した世界でも、人間に労働はやはり必要ですか。「労働はどれだけの物が必要か、それに見合っている。従って、物を必要とすることが少なければ、それだけ労働も少ない。しかし、それらの世界では、働きもせずにぼんやりしていると思ってはいけない。怠惰は楽ではなく苦しみであるから」 ーーー生活に必要な物資に恵まれた人達は、労働の法から解放されますか。「多分、肉体労働からは。しかし、資力に応じて...
労働の必要性についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー労働の必要性、これは天地の法ですか。「労働は天地の法である。労働はなくてはならぬものであるから。文明と共に人間は一層働かねばならなくなる。益々享楽の度が進むから」 ーーー労働というと、物質的な仕事だけと、こう考えてよろしいですか。「そうではない。肉体労働と同じく精神的労働がある。何でも有用な仕事は労働である」 ーーーなぜ人間には労働というものがあるのですか。「人間は地の上で生きるもの、...
いずれの宗教も、いかなる人も、その呼び名は違っても、同じ神を崇拝しているのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー敬神の意図で捧げられた場合には、人間の犠牲を神が喜ばれたことがありましたか。「ない、あり得ない。しかし、神は常に物事を行う時の意図を重視し給う。未開の故に、人々は同胞を犠牲にして、褒め称えるべき事をしたと信じていたかも知れぬ。この場合、神は彼等の意図を受け入れ給う。しかしその行為ではない。このような供犠を続けた結果、人類はこの誤りを知るに至った。更に高級な精神には受け入れられようもない犠牲の...
人身御供(ひとみごくう)のような習慣、こんな極悪が神を喜ばせるという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。との問いにびっくりするようなお答えでした。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人身御供ひとみごくう、かような習慣が太古よりございます。こんな極悪が神を喜ばせるなどという信仰に、人間はどのようにしてなったのでしょうか。「まず第一点は、人間が神は一切の善の本源であることを知らなかったこと。原始民族の間では、物が霊よりも優れていること。未だ精神の発達が充分でないので、動物的本能のままに身を任せていること。第二点は、原始期の人間達はこう思った、生きているものは、神の目からすれ...
人間は神という言葉を、人間を超えるものの何にでも適用する。従って、霊は人間にとり多くの神々であった。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー多神教についてですが、これは間違いなのですが、しかし古来広く行き渡った信仰の一つとなっています。どう考えたらよろしいですか。「一神という観念は、人間の観念の発展の結果、初めて到達されたものである。未開の時代は、形なしでは、非物質的存在を知ることが出来ない。そこで人間は大自然界の諸徳性を、姿を持ち、顔を持つ「神」に結び付けた。かくして人間知性を超えるものは何でも神様、人間に理解できないものは何...
諸君が霊に祈った場合、神が受容なされるような祈りなら有効である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死者のために祈ることは、苦しむ霊のために祈ることは、効果がありますか。もしあるとすれば、どんな祈り方をすれば、その苦しみを和らげ小さくすることが出来ますか。祈りに、神の裁きを逸らす力があるのですか。 「祈りによって神の計画を動かすことは出来ない。しかし、祈る相手の霊は祈りによって慰められる。それは、この祈りによって、霊は自分に向けられている関心を知るから。それに、苦しむ者は自分の苦しみに...
「天は自ら助ける者を助ける」これは真実である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分のために祈れば、試練を回避したり、試練の性格を変えたり出来ますか。「人の試練は神の御手の内にある。その中には最後まで耐え忍ばねばならぬものもある。しかし、神は常にその忍従を心に止めていて下さる。祈れば善霊が救いの手を差し伸べてくれて、勇気を与え力を与え、その苦しさを和らげてくれる。真摯な祈りに応えられぬものはない。何となれば、それに応える力は必ずや重要な結果をもたらしてくれるものだから。...
熱意と確信をもって祈る者は、悪の誘惑に耐える力を得、善霊の助力を受け取る力を更に増す。真剣に求める者は例外なくこの助力を受ける。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー神は祈りをきいて下さいますか。「心からの祈りなら、神は常にこれを聞き入れ給う。願うところのものはすべて神の御手の中にあるから。そして心よりの祈りなら読書に勝る、どんなに美しくそれを読もうと、頭の中だけでなく声を出してそれを読もうと、信と愛と誠意を込めて祈れば、神はこれを聞き届け給う。しかし、高慢で利己的で虚栄的な人間の祈りに、神は耳を傾け給わず。しかし、その者の祈りが悔恨とへりくだった気持ち...
善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー悪を為さず、神にのみ思いを向け、瞑想の生活に沈潜している者は、神の目よりする時、格別の功があるものですか。「そうではない。彼は悪を為さない、ということは善を為さないという事である。更に付言すれば、善を為さぬとは、それ自体が悪なのである。神は、その子等が神を思うことを望み給う。しかし、神のみを思う事を望み給わず、神は人間が大地の事に関わるよう務めを与え給うているから。瞑想と観照にその人生を消費...
人に良く思われたいために、唯々神の前に平つくばって見せる手合いを、神が喜ばれよう筈がない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自分の信じていない宗教の儀式を行うのは良くないことですか。それは関係者の信仰は違ってもその人に敬意を表して行う場合ですが。「この場合は、何れの場合もそうだが、どんな意図で行うのか。その気持ちが問題である。その人の信仰に対する敬意で行うのなら、それは間違いではない。それを物笑いの種にするような者に比べれば、それは遙かに良い。後者は愛を欠いた罪である。しかし、単純に興味本位のためとか、見栄のため...