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本線を爆走する急客機も仕業が終われば機関区に戻り、点検整備と給水給炭、更に灰落しと煙室や煙管のシンダーの除去を行いました。蒸気機関車を好調に走らせる為の必須の設備が機関区であり、機関区無しに蒸気機関車は機能し得ないのでした。給水パイプが空を区切り巨大な給水タンクがそびえるC62の基地・糸崎機関区。 蒸気機関車の機関区と言えばターンテーブルは欠かせない設備です。機関車を転向させ、扇形機関庫に多数の機関車を収納させました。扇形機関庫の一部は屋根が嵩上され、機関車のボイラーやフレームを吊り上げるクレーンが設置され、大規模な修理も行われていたのです。石炭と水で疾駆した蒸気機関車は、機関区の整備員によっ…
東北本線の野辺地を起点に下北半島を縦走した大湊線では、1日に1往復の貨物列車の運用にC11が使われていました。 陸奥湾を左に見ながら下北半島を北上するC11。従う貨物列車の中には冷蔵車も見えます。大間のマグロを運んだのでしょうか?平坦線の夏場ですから、煙もうっすらとたなびき、C11は軽快にレールを踏んで行きます。 野辺地機関支区で最大の施設であったラウンドハウスとターンテーブルは敷地の最も奥に配置されていました。東北本線が電化されD51の補機増結が無くなり、大湊線にもキハが投入され蒸気機関車が旅客輸送を外れてからは所属する機関車も減り、日々の営業では使用していないように見受けられます。ラウンド…