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【本】「相続人はいっしょにくらしてください」(桜井美奈 著)~血縁ってそんなに大事?
「相続」って聞くと、なにやら面倒そう、ってイメージですよね。 今日は、そんな「相続」がテーマの小説を見つけたので、ご紹介します。 といっても、Maruko がこの本を手に取ったのは、表紙ににゃんこがいたからですけどね~ 相続人はいっしょに暮らしてください(祥伝社文庫さ23-1) (祥伝社文庫 さ 23-1) 作者:桜井美奈 祥伝社 Amazon 高三の夏、主人公の佳恵に、亡くなった祖母の相続の話が舞い込んだ。本来の相続人である佳恵の母は既に亡くなっているため、その子どもである佳恵が相続人の一人になる(代襲相続)のだ。 遺言書によると、佳恵の相続分は現金で、一括ではなく、進路決定後、毎月一定額を…
【読書メモ】桜井美奈『殺した夫が帰ってきました』(小学館文庫)
タイトルそのまま、殺したはずの暴力夫が帰ってきた。記憶をなくし、別人のように優しくなった夫。信じてよいのか…。 奇妙な共同生活が続くうちに、徐々に大きくなる違和感。何かがおかしい。 並行して語られるのが、主人公(夫を殺した妻)の過去。 違和感がマックスに達し、主人...
こんにちは。マダムあずきです。 母さんごめん 松浦晋也 後半にお母さんに手を上げてしまうあたりや 「死ねばいいのに」と独り言が止まらないとか 親と子という関係の先で 人間でいられるか鬼になるか 正常と狂気の間 一線を越えるかとどまるか 介護者の現実・・・ ワタクシは実母の介護、障害児育児で感じたことと重なり ギリギリのところまで行ったことのある人の 正直な心の描写に胸を打たれました。 我が家(実家)のことですが 実際に24時間付きっきりで実母を介護した父は その日限界に近づいていて 夜中の吸引で 「もう勘弁してくれ」とつぶやいたそう。 そしてウトウトして次にふっと隣を見たら 母は息を引き取って…