メインカテゴリーを選択しなおす
ドイツ連銀HPの不動産価格データが更新されたのでチェックしておきます(説明は筆者分析)。 www.bundesbank.de ①住宅用不動産価格~2023年は前年比▲4.6%/2004年比+127%(この間CPIは、各+5.9%/+46%)。 低金利と住宅不足を背景に住宅価格は上昇を続けてきたが、高価格(環境対策も影響)+利上げ後の住宅ローン金利負担増大(下添④)で住宅購入者減少⇒住宅価格小反落。 購入を断念した人々が賃貸に流れたため、新規契約家賃は昨年5~7%と強い上昇となった。 まだ15~20%程度過大評価となっている可能性高いが、大量の移民流入を背景とする強い住宅需要と人手・建設資材不足…
www.ifo.de 本日ifo研より「(ドイツ)住宅市場の現状について」(上リンク)というレポートが出ていますので、そのエッセンスをグラフ中心にピックアップしておきます。 ●ifo担当者クラウス・ウォールラーベ氏:「金利上昇と建設費増加により、多くのプロジェクトがもはや経済的に実行不可能になっている。」 ●今後金利がどのように推移するかに住宅市場の命運がかかっている(下図はECB政策金利と住宅ローン金利)。 ●建設コスト~物件費・人件費とも上昇しており、下げられない。 ●住宅着工許可件数~月20千件ペースに急減。 ●新規受注(2015年を100とするインデックス)~下げ止まらない。 ●住宅供…