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北海道開拓使に始まる北海道の開発は苦難の連続でしたが、そんな時代を蒸気機関車は走り抜き、消えて行ったのでした。 疾駆するC57。C51の改良型として決定版となったC57型は、太平洋戦争後にも新製された程の旅客用の傑作機関車でした。写真のC57はドーム後に重油タンクを装備して、更にパワーアップされています。キャブはドアが追加された寒冷地仕様改造で、北海道型と呼ばれていました。戦後政府の財政難から、C57の戦後型、4次型は20両で生産中止され、C57型4次型の仕掛り部品を活用して生産されたのがC61型でした。C61型の33両という中途半端な製造数は、C57の仕掛り部品の在庫量から来ています。 突き…