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【米国映画】実業家が映画監督に 連続殺人犯を追う(一部ネタバレあり)
やはり、嘱託社員として継続せず、定年退職して元気に生きていられて、よかったと思います。2021年にアマゾンプライム、アップルTVなどでリリースされた映画、100 Days to Liveは、米国の実業家が初めて撮影した作品。映画は、公園でヨガをする女性が幼い子供を公園に残したまま、何者かに拉致される場面から始まります。同じ手口で次々と人が連れ去られ、遺体となって発見されてしまいます。ある自助会を主催するレベッカは、そこ...
中村メイコさんが、去年の暮にお亡くなりになっていました。享年89歳。まだまだお元気に活躍されそうな印象だったので、驚きました。今、83歳の母はもっと長生きしてくれるだろうかと、ふと気になってしまいました。私は親不孝者です。純粋に、母の長生きを願っているのではなく、母がいなくなってしまったら、パートの身元保証人になってくれる人がいなくなるからです。私は70歳くらいまでは働いていたい。だから、おかあさん、9...
映画「アイアンクロー(The Iron Claw)」は4月に日本公開
エリック兄弟の映画が4/5に日本公開! 映画「アイアンクロー(The Iron Claw)」が全米ヒット中です。 プロレス・ファンなら、アイアン…
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 さっそく新年第1回目の映画レビュー・・・といきたいところですが、残念ながら今年はまだ映画館に行っていません。昨日大学病院にて眼科の診察の帰りに、映画館に寄ろうと思ったものの、瞳孔を開く目薬を差されて(いつものことなんですが)4~5時間は視界がぼやけて映画どころではなかった次第。 そして本日は風邪気味だったため、出かけるのは自重しました。 まあ2~3日中には映画館に行きたいとは思っているのですが、とりあえず今回は昨年私が観た映画のベスト5でも発表してみましょう。 いやいや、ライムスター宇多丸氏も言っているように、映画に順位をつけるなんて、そんな不…
大変、マイナーなブログですが、よくぞ見つけてくださいました。ありがとうございます。今年は、定年退職という大きなできごとがあり、後半は生活が大きく変わりました。今年最後にご紹介する映画は、「天国は、ほんとうにある」。私らしからぬ、宗教関係の作品です。人口2000人程度の小さな町、ネブラスカ州のインペリアルで実際に起きた話です。手術中に死にかけた4歳のコルトン。手術中に天国へ行ったと言い出します。でも、実...
「枯れ葉」2023年12月18日(月)新宿シネマカリテにて。午後2時45分より鑑賞(スクリーン1/A-7) ~カウリスマキ監督が不穏な今の世界で「愛」に希望を託す ご存知フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督。「何だか最近は新作がないな」と思ったら引退宣言していたのね。でも、それを撤回して2017年の「希望のかなた」以来6年ぶりに映画を製作。それが新作の「枯れ葉」だ。 お話はシンプルなラブストーリー。主人公はスーパー勤務のアンサ(アルマ・ポウスティ)。孤独で貧しい暮らしをしていた彼女は、ある日、賞味期限切れの商品を持ち帰ろうとして、スーパーを解雇されてしまう。 一方、同じく孤独な労働者のホラ…
予約開始 初回限定 スター・ウォーズ「マンダロリアン」シーズン1シーズン2
【pr】スター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のシーズン1とシーズン2が、2024年3月27日と4月24日にそれぞれ発売されます。 『ヨーダ…
「リアリティ」2023年12月8日(金)シネ・リーブル池袋にて。午後3時10分より鑑賞(シアター1/F-7) ~FBIの尋問の音声から再現したドラマ。その緊迫感に圧倒される 来年はアメリカ大統領選挙がある。もしかするとまた大統領になる可能性があるトランプ。彼が当選した2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが介入し、それがトランプ当選の一因になったといわれる。それをめぐる事件を描いた映画が「リアリティ」だ。 映画の冒頭、トランプ大統領がロシア政府と自身の2016年大統領選挙キャンペーンとの共謀に関する捜査を妨害するために、ジェームズ・コミーFBI長官を解任したニュースが流れる。それを見ているのが…
「父は憶えている」2023年12月4日(月)新宿武蔵野館にて。午後3時5分より鑑賞(スクリーン2/C-4) ~記憶を失い帰ってきた父。喜びと戸惑いの果てに人々が見たものは キルギスと言われてもピンとこない。正直、どこにあるのかもよくわからない。中央アジアの国で、旧ソ連に属していたことは何となく知っているが……。 そのキルギスのアクタン・アリム・クバト監督は、世界的に知られた監督らしい。私は未見だが、「あの娘と自転車に乗って」「明りを灯す人」「馬を放つ」などの代表作がある。 クバト監督が、自ら主演も務めた映画が「父は憶えている」だ。クバト(ミルラン・アブディカリコフ)という青年が、父のザールク(…
(監督:サラ・ポーリー 原作:ミリアム・トウズ 2022 アメリカ)確かアカデミー賞授賞式で脚色賞受賞のサラ・ポーリーが「こんな、オンナばかりの会話(苦笑)に目を向けてもらえるとは思わなかった」(「正直、意外でした」のニュアンス)という意味のことを言っていた
『イノセンツ』と『CLOSE / クロース』2日続けてスクリーンで観て思ったこと
『イノセンツ』(監督:エスキル・フォクト 2021 ノルウェー=デンマーク=フィンランド=スウェーデン) 『CLOSE / クロース』(監督・共同脚本:ルーカス・ドン 2022 ベルギー=フランス=オランダ)どちらも「こども」が主人公のヨーロッパの映画です。『イノセンツ
あまり外に出ないわたしとしてはかなり珍しいコトです。この頃では、映画を観にいくのも歯科・眼科その他のついでに…とか月一のカット(シネコンの近く)の帰りとか。とにかく「外出する」気力が湧かない…ところが、姪っ子ちゃんファミリーと会って赤ちゃんと遊んだりした
「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」2023年11月19日(日)新宿シネマカリテにて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/A-10) ~ひたすら自由を求めて逃亡するモナ・リザ。チョン・ジョンソの魅力が炸裂! 最近、アジア系の俳優がハリウッドで活躍するケースが目につく。「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」は、イ・チャンドン監督「バーニング 劇場版」で注目を集め、その後Netflix配信の「ザ・コール」「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」「バレリーナ」などの作品に出演しているチョン・ジョンソのハリウッドデビュー作だ。 映画の冒頭、スタンダードナンバーの「モナリザ」が流れる。それはこ…
「理想郷」2023年11月4日(土)Bunkamura渋谷宮下にて。午後4時より鑑賞(7F/C列12番) ~移住者と地元民の激しい対立から母と娘のドラマへ。重層的で濃厚なドラマ まだ見ぬ世界の優れた映画に出会えるのが映画祭の醍醐味。東京国際映画祭でも数多くの世界の映画が上映される。以前は私も無料招待されて、たくさん映画を観たっけなぁ~。 などという話はどうでもよい。その「理想郷」は2022年の第35回東京国際映画祭で、東京グランプリ(最優秀作品賞)、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞した作品(その時のタイトルは「ザ・ビースト」)。その他にも、スペインのゴヤ賞で主要9部門を受賞するなど、世界の…
「ドミノ」2023年10月29日(日)TOHOシネマズ 池袋にて。午後3時10分より鑑賞(スクリーン7/D-12) ~え? まさか? ロバート・ロドリゲス監督が仕掛ける大どんでん返し ロバート・ロドリゲスは、ド派手なアクション映画のイメージが強い監督だ。「デスペラード」「マチェーテ」「プラネット・テラー in グラインドハウス」「シン・シティ」「スパイキッズ」「アリータ バトル・エンジェル」など様々な作品を撮っているが、いずれの映画もケレン味にあふれたアクションが見られる。 そのロドリゲス監督の新作「ドミノ」は派手なアクションシーンもあるものの、今までの作品にはなかった新機軸を打ち出してきてい…
『戦争と女の顔』(録画) (自分用メモのつもりが長くなって…(^^;)
(監督:カンテミール・バラーゴフ 2019 ロシア)「戦争は女の顔をしていない」(スベトラーナ・アレクシエービッチによるノンフィクション)が原案とのこと。(原題は「のっぽ」の意だそうで主人公の一人(長身の女性)の綽名?)第二次世界大戦直後(1945年秋)のレニン
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」2023年10月25日(水)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時50分より鑑賞(スクリーン3/E-15) ~スコセッシ監督が先住民搾取の歴史を告発しつつ重厚なドラマを展開 数年前まではこの時期、東京国際映画祭の関係者向け上映で1日3~4本の映画を観ていたっけ。日比谷に会場が移ったのを機に、ご招待もなくなって、いまやすっかり足が遠のいてしまった。 だが、映画祭に行かずとも素晴らしい映画が公開されている。「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。あのマーティン・スコセッシ監督の最新作だ。ジャーナリストのデイビッド・グランが先住民連続殺人事件について描いた…
「シック・オブ・マイセルフ」2023年10月13日(金)新宿武蔵野館にて。午後2時20分より鑑賞(スクリーン3/C-8) ~強烈な承認欲求で暴走するヒロインがひたすら笑える 自己顕示欲の強い人はどこにでもいる。というか、誰だってある程度は持っているはずだ。他人から認めてもらいたいという承認欲求もまた然り。SNSなどを通じて簡単に自己アピールができる現在は、なおさらその傾向が強いだろう。 ノルウェーのオスロを舞台にしたドラマ「シック・オブ・マイセルフ」は、その自己顕示欲と承認欲求が異常に強いヒロインの話。そのあまりの暴走ぶりがグロテスクで、ホラー的な側面も垣間見せるが、どちらかというとシニカルな…
とあるホテルの一室。詐欺師のフィンチは、「毒舌ジム」と名乗る殺し屋に椅子に縛りつけられていた。古い映画を愛するジムは、フィンチに対して「依頼人に引き渡すまで…
「アナログ」2023年10月9日(月・祝)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン3/E-16) ~アナログでベタベタな恋愛ドラマだが、脚本&演出の妙で見せる 一昨日、赤坂RED/THEATERという劇場で「フラガール‘23」という芝居を観てきた。そう、名作映画「フラガール」の舞台版である。これまでにも何度も舞台化されているが、今回は映画版の脚本を担当した羽原大介の脚本・演出で、自身の劇団「羽原組」での公演。映画で蒼井優が演じた役は、つい最近取り上げた「まなみ100%」のヒロイン・中村守里が演じている。舞台版は映画とはまた違った面白さがあり、特に終盤の中村はじめフ…
「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」2023年10月2日(月)新宿ピカデリーにて。午後3時35分より鑑賞(シアター4/D-9) ~安定のケネス・ブラナー版ポアロ、今回は亡霊相手に名推理? *写真撮ってくるのを忘れました。トホホホ・・・。 アガサ・クリスティーの「名探偵ポアロ」を、ケネス・ブラナーの監督・主演で映画化したシリーズの第3弾「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」。1作目の「オリエント急行殺人事件」は観たのだが、「ナイル殺人事件」は見逃してしまった。でも、まあ、それぞれ独立した話なので、過去2作を観ていなくても大丈夫です。 タイトル通りにベネチアが舞台の物語、名探偵ポアロは引退して隠遁生活を送っ…
『エンドロールのつづき』(録画) … 自分用メモです(^^;
(監督・脚本・共同製作:パン・ナリン 2021 インド=フランス)昭和の映画館で上映中、見逃したのが気になっていた作品。グジャラート地方にロケしてグジャラート語(初めて聞いた)で作られた監督の「自伝的」映画だとか。(キャストもグジャラート出身の人たち)アカデ
「熊は、いない」2023年9月25日(月)新宿武蔵野館にて。午後2時15分より鑑賞(スクリーン3/B-5) ~イラン社会の息苦しさと監督の受難が伝わるメタファーに満ちた映画 イランは独裁国家というわけではないが、政府当局の締め付けはかなり厳しい。芸術文化に対しても容赦がない。ジャファル・パナヒ監督は、海外の映画祭でも受賞経験を持つ著名な監督だが、「オフサイド・ガールズ」などが反体制的だとして2010年に逮捕されて以来、政府から映画製作を禁じられ、国外に出ることも禁止されている。 となれば、もはや映画とは無縁の生活を送っているのかと思えばさにあらず。2011年の「これは映画ではない」以降は、自身…