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「ワイパー」と云われ気づいた虎が雨〖季語・虎が雨〗雨降りのシーン〈映画・西の魔女が死んだ〉より
撮影での「雨降りのシーン」というのが、今回のプレバトのお題ですね。 「西の魔女が死んだ」にも、秀逸な雨のシーンがあったことを思い出したので、書いてみたいと思いました。 特にいいのが、冒頭の雨が降り始めるシーンなんですね。 「魔女が――倒れた。もうだめみたい」 そう言って母親がまいを学校に車で迎えに来て、そのまま祖母がいるところへ向かうシーンです。 高速まで1時間、高速を四時間、降りて一時間ですから、結構遠いところです。 そのうちに雨が降ってきます。 まずはその雨のシーンを描写した文章と、それから、一句です。 まいは腕をずらして、車のフロントガラスを見つめた。 雨がポツポツとそこに水滴を付け始め…
「わたしはもう学校へは行かない。あそこは私に苦痛を与える場でしかないの」 二年前の五月、まいは小学校を卒業し、中学にはいったばかりだった。始まりはいつもの季節の変わり目の喘息だった。 けれど発作が起きなくなっても、まいは学校へ行けなかった。学校に行くことを考えただけで息が詰まりそうだった。 西の魔女が死んだ/梨木果歩 作/講談社 学校で居場所をなくしたまいが、自然豊かな祖母のところで癒されて元気になっていくという縦糸はすごくシンプルなストーリーです。結局は単身赴任をしていた父親のところに母親と共に行き、転校して新しい学校で登校ができるようになります。 物語は、その2年後、まいが新しい学校で友達…
とある雪の日に、ちびあたちが学校の近くで見つけたという小鳥。ケガをしているのか飛べないとのことで動物に襲われるといけないので、ちびらがインスタグラムを使ってアッパーウエストサイドのバードレスキューサービスに連絡してくれました。また飛べるようになるといいね♡「飛べない小鳥」ってふと思ったのだけれど、金子みすゞさんや銀色夏生さんの詩集に出てきそうな言葉だよね^^詩集ではないけど、このあいだちびあのくも...
僕は、そして僕たちはどう生きるか 梨木香歩 著者の小説は何冊も読んできました特に「西の魔女が死んだ」「家守綺譚」「冬虫夏草」などが好きですですがこの本はタイトルからしてこの歳になって読まなくても…と避けてきましたそれが図書館の受付でたまたま目に入り手に取りました長編ですが書かれているのは14歳の中学生のある1日の出来事そこで語られる群れ個人同調圧力考えさせられることが多い1冊でした集団行動が苦手でも誰1人たった1人きりでは生きてゆけない生きることはできない「ゆるやかで温かい絆の群れ」が必要だと主人公は結論付けています自分が10代でこの本に出会ったらどんな風に思うのだろうそれが叶わないことが残念です🌹 10月10日(火曜日)NHKBSプレミアム(13時から)で 著者原作の 映画「西の魔女が死んだ」が放送...梨木香歩さんの本と映画のこと
旅行中に、読めたら、と思って本を入れといた。 毎回手をつけずにそのまま持ち帰ってくる。 今回はどうかな、と思っていたら、 海で遊んでいる時に、他にも遊ぶ人がちらほら。 その時貴重品はいつもどうしてたっけ。 万が一を考えるとこのままここには置いとけない。 あぁ、いつもは他には誰もいないから、 自分も一緒に海に入ってたのか。 じゃあ、しめしめ、と読む。 ポプラの秋 (新潮文庫)作者:香樹実, 湯本新潮社Amazon だいぶ読み進んでから、なんだか先がわかるんだけど、 もしかして、読んだこと…あった。 でも何回読んでも心地よい読後感。 西の魔女が死んだ(新潮文庫)作者:梨木香歩新潮社Amazon あ…
「西の魔女が死んだ」(梨木香歩さん著)の小説が映画化された際、ロケで使われていた建物が小関先生の著書「キルトで綴る日々」でも撮影に使われていたことを お友達から教えていただきました。早速、小関先生の本を開いて確認すると小説を読んだイメージそのままの風景がありました。この 「キルトで綴る日々」自体もおばあちゃんの家に遊びにきた少女の目線が入っていて原作の「西の魔女が死んだ」をふまえていらっしゃるよう...
不登校の女の子が自然の中で癒され成長していく物語「西の魔女が死んだ」。自分で決めて、やりきる。
「西の魔女が死んだ」は、今私が一番好きな小説です。 1996年に単行本が、2001年に文庫本が出版。2008年には実写映画化されました。 私がこの作品を知ったのは映画化から随分経った頃ですが、母親から勧められてDVDを渡 […]