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岩見沢から沼ノ端を経て室蘭港までは、北海道産の石炭の大動脈で、室蘭港は道内産石炭の6割を積み出す重要港でした。 疾走するD51。平坦な線路が続く区間では長大な貨物列車をD51が単機で牽引していました。 明治維新以降、開発された石狩炭田から産出される石炭は、函館本線で小樽へ、室蘭本線で室蘭へと運ばれました。 製鉄用に使用するコークスの原料として適していたので、室蘭製鉄所でも昭和30年代までは使用されていました。 車掌車の後ろに木材チップ積みのトラがつながれています。室蘭は製鉄所と共に製紙工場街でもありました。室蘭本線で蒸気機関車が最後の活躍をしていた頃は、道内の炭鉱は多くが閉山し、エネルギーは石…
「石炭の歴史村」を訪ねて・前編(2018年リニューアル前)~道央32
夕張市はかつて石炭で栄えたので,「石炭の歴史村」という博物館がある。2018年にリニューアルされたが,その4年前に訪ねてみた。観光客は,団体・個人ともに少ない街なので,夏の観光シーズンでも混むことはけっしてない。「石炭の歴史村」にある,採炭の歴史を展示している石炭博物館を見て,その後坑道見学ができるようになっている。坑道といっても本物ではなく,観光用に作った模擬坑道なので,エレベーターの脇の説明には地...