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日本各地の低山に自生するウチョウラン(羽蝶蘭)は、各地に特徴ある変種が存在します。「アワチドリ」は、千葉県房総半島の一部にのみ自生し、距が短く小輪花が多数咲きます。開花が遅れましたが、7月上旬に2輪だけ開花しました。その3日後の花、野生個体は絶滅危惧種ですが、交配による品種改良が進みました。下画像は人工交配によるアワチドリの園芸種で、たくさんの花が咲きました。6月下旬、咲き終えた花もありますが、蕾もたくさん着いています。ウチョウランの変種には、他にサツマチドリやクロカミランなどがありますが、開花なしです。鉢植えのウチョウランの仲間(4)「アワチドリ」
ウチョウランは本州・四国・九州の低山の湿った岩場に自生する、地下に小さな球根をもつ、小型の地生ランです。地域変異が多く、野生種は稀少化しましたが、交配育種による園芸化が進み、入手栽培できるようになりました。「アワチドリ」(安房千鳥)千葉県南部の低山が自生地ですが、人工交配による園芸種を鉢栽培しています。3号鉢に山野草用土で植え、草丈10cm程です。花径10mm余りで、唇弁に紅紫色の斑紋が入ります。6月中旬から咲き出しました。6月下旬です。1個の球根から増殖してきました。まだ満開前で、この後の満開の画像は撮り忘れてしまいました。現在も名残り花が咲き続けています。ウチョウランの仲間(1)人工交配アワチドリ