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桃太郎や浦島太郎といった昔話は実は今出版されているものよりも残酷だったという話はよく聞きますが、最近出版されている絵本は私が子供のころ読んでいた内容よりさらに表現が柔らかくなっているそうです。 表現が柔らかくなり、刺激を抑えられるならそれは良いことだと思いますが、重要な主旨が変わってしまっては元も子もないなと思います。 さて、今回は表現が柔らかくないほどグロテスクな表現があり、かつしっかり読んでいると頭がおかしくなりそうな本を紹介します。 タイトル:アリス殺し 著者:小林泰三 出典:Amazon 不思議の国の住人たちが、殺されていくどれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない悪夢×メルヘン×…
俺は犯人じゃない!『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎、感想レビュー
小説の映画化は良く見ます。読んだ本を映像で見るのも好きですが、映像化された方が大衆向けになっていると言うか、分かりやすくなっています。 また、小説だと1冊読むのに数時間かかりますが、映画だと2時間前後で終わるので好きです。特に、東野圭吾の作品は映像化されると観てしまいます。ドラマだと池井戸潤などなど、映像化しやすい小説というのもあるんでしょうか。 そんな中で、私が映画化されて嬉しい作家の一人伊坂幸太郎の作品を今日は紹介したいと思います。 タイトル:ゴールデンスランバー 著者:伊坂幸太郎 出典:Amazon 俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山…
小説を読む速さは人それぞれですが、速読のように地の文をすっ飛ばして読む時があります。会話文を上手に描き分けている作品では、誰が話しているか分かりやすいのでそれでも内容は理解できます。 また、展開が気になるので早く読み終わりたいという気持ちが強いです。じっくり読みたい本もありますが、積み本が多いので1冊に時間がかけられないのが実情。 お金を払って買った本はじっくり読んで、図書館で借りた本はさくっと読むのもまた実情。 さて、今回は以前、そのスピード感が心地良いと紹介した『ドミノ』の続編を紹介します。 toshitoshitoshichang.com タイトル:ドミノin上海 著者:恩田陸 出典:A…
あなたには、殺せません [ 石持 浅海 ]価格:1,870円(2023/7/11 15:14時点)感想(0件) 石持浅海は、日本のミステリー作家であり、光文社のカッパ・ノベルスから多くの作品を発表しています。彼は2002年に『アイルランドの薔薇』でデビューし、以来、独自のスタイルで読者を魅了してきました。彼の作品の特徴は、類例のあまりないクローズド・サークルで起こる事件を、トリックなしで解決するというものです。彼は同業者が書きそうもない舞台を用意し、その舞台ならではの事件を登場人物たちに議論させて真相を見つけさせます。彼は兼業作家であるため、読書量が多くないということもあり、他の作家..
普段はめったにホラーを読まないし、映画でも見ません。 ただ、心霊現象を扱った番組はついつい見てしまいます。 一人暮らしが始まってからは怖いので見られなくなりました。 絶対に何もないと分かってはいるものの、心の奥底では信じているのかもしれません。日本のホラーはこうした心の底からじわじわと恐怖を煽る作品が多いですね。 ただ、ホラーは映像が大事だと思います。映像やその見せ方で怖がらせてくるものだと思いますが、小説でホラーはどのような感想を抱くのだろうと思って本作を手に取りました。 タイトル:親指さがし 著者:山田悠介 出典:Amazon 「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をも…
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位!『方舟』夕木春央、感想レビュー
ミステリー好きの理由は何でしょうか。結論が分からないという点では、どの本も同じように思います。 私の個人的な意見になりますが、現実世界を離れた物語になってしまうと何でもありになってしまいます。その点でいえば、ミステリーは読者の世界観を守ってくれていて、その範囲の中で衝撃を与えてくれます。この点にミステリーが好きな理由があるように思います。 想像しやすいというか、話が頭に入ってきやすいですね。 さて、今日はミステリーで賞を受賞し、2023年本屋大賞にノミネートされた作品を紹介します。 タイトル:方舟 著者:夕木 春央 出典:Amazon 週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位!MRC大賞20…
漫画のレビューも溜まってきたので先日の小説10選に続き、漫画のまとめもしていきたいと思います。 ミステリー好きが選ぶ漫画です。 1.ハコヅメ 2.BEASTARS 3. ヒナまつり 『よつばと』タイプの漫画が好きな人、ちょっとギャグ漫画に挑戦してみたいなという人にお勧め 4.サマータイムレンダ 5.アオアシ 6.H2 7.それでも町は廻っている 8.女子高生の無駄づかい あ、これが無駄づかいというタイトルの所以か!と腑に落ちました。 9.テセウスの船 1.ハコヅメ 作者は元警察官と言うことで話に説得力があり、裏話を読んでいるかのような気持ちで読むことができます。 出典:Amazon 「もう辞め…
【読書】「本を分類する」感想/本を分類するための考え方や専門用語から、デューイ十進分類法・日本十進分類法・コロン分類法の解説まで!
タイトル:本を分類する 著者:緑川信之 著 出版社:勁草書房 出版年月日:1996年10月 今回読んだ本のタイトルは「本を分類する」。 著者は緑川信之氏で、勁草書房からの出版です。 イントロダクション 地元の市立や町立、あるいは区立の図書館へ行くと、本がテーマやジャンルごとに分け...
レビューが溜まったのでまとめ記事を書いていきます。 ミステリ多め、表現が気に入った作品多めです。 1.『蜜蜂と遠雷』恩田陸 2.『身分帳』佐木隆三 3.『熱源』川越 宗一 4.『旅屋おかえり』原田マハ 5.『暗幕のゲルニカ』原田マハ 6.『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延 7.『悪果』黒川博行 8.『屍人荘の殺人』今村昌弘 9.『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎 10.『#真相をお話しします』結城真一郎 1.『蜜蜂と遠雷』恩田陸 ピアノやクラシックに関して何も知識が無くても、その曲やコンテスタントがどう凄いのか、どんな印象を受けるのかを描くのが上手 出典:Amazon 近年その覇者が音楽界…
本屋大賞と直木賞は買って損なし、という持論があります。 もちろん、そうだからこそ受賞しているんですが。 本屋大賞になってから初めてその本に触れ、「やっぱり本屋大賞に受賞する作品ってすごいな」と思います。が、ふと「この本を見出した本屋の人たちもすごい」という考えが浮かびました。 世に出る前にその良さに気づく人たちは、どうやってその本を購入したんでしょうか。やはりある程度出版社が発売前から売れそうな本に目星をつけて本屋に紹介するんでしょうか。 前置きが長くなりましたが2023年本屋大賞にノミネートされた本を紹介します。 タイトル:#真相をお話しします 著者:結城真一郎 出典:Amazon 家庭教師…
誰でもカンタンに読書習慣が身につくアイテム【Kindlepaperwhite】ひとり時間のないママでも毎日かかさず読書ができるようになった理由
「ひとりの時間がほしい」 「子どもが小さくて新しいことを始めたいけれど、時間も気力もない」 この記事は育児中で
小説を購入する時に、あらすじを見て判断することが多いです。文庫本で言うと、背表紙に書かれている文章がそれにあたります。 しかし、あらすじを読んで内容が把握できることは稀で、ピンとこないことも多いです。短い文章でいかに読者の心をつかみ、レジまで持っていかせることができるか、その数行の文章は非常に考えられているはずです。 タイトル買いもそうですが、こうしたあらすじ買いも楽しいです。 今日は、そんなあらすじと言うか紹介文で購入を決めた本を紹介します。 タイトル:バイバイ、ブラックバード 著者:伊坂幸太郎 出典:Amazon 星野一彦の最後の願いは、何者かに〈あのバス〉で連れていかれる前に、五人の恋人…
漫画のドラマ化というのはよくあります。 能力バトルものなんかはドラマ化するのが難しいので、基本的にはアニメ化が多く、ドラマ化するものの多くは青年誌に連載されているヒューマンドラマかと思います。 最近ワンピースがドラマ化したとかで話題になりましたね。 漫画のドラマ化にあたって脚本に修正が加えられることがあります。 理由としては、時間の都合であったり、売り出し中の俳優を使いたかったり、テレビで放送するには残酷すぎる表現だったり、というのが考えられます。 もちろん、監督が「こっちの方が面白い」とアイデアを入れることもあるかも知れません。今日はそんな漫画とラストが違って話題になった漫画を紹介します。 …
皆さんはギャグ漫画というジャンルはお好きでしょうか。私はずっとどういったタイミングで手に取れば良いのか分かりませんでした。 とにかく、長い作品が好きな私にとっては1話完結でさくさく話が進む構成が苦手で、手に取る機会はありませんでした。 しかし、いつまでも読まず嫌いは良くないと思い、有名どころから読んでみることにしました。 タイトル:女子高生の無駄づかい 著者:ビーノ 出典:Amazon ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校。だいぶ偏差値が足りない田中(通称バカ)と、BLに傾倒する菊池(通称:ヲタ)、無表情な才女・鷺宮(通称:ロボ)。彼女達とその周りに生息する色とりどりの仲間たちが、今し…
『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』日常を奪われた犯罪被害者遺族のリアル
Kindle Unlimitedで読んだコミックエッセイです。『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』と、続編の『家族がいなくなって私はうつになった』の2冊を読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=…
【本】江國香織『すいかの匂い』~11人の少女たちによる夏への鎮魂歌~
1、作品の概要 『すいかの匂い』は江國香織の連作短編集。 1998年に新潮社より刊行された。 11編からなる。 書き下ろし。 夏にまつわる11人の少女の思い出を描いた。 2、あらすじ ①すいかの匂い 9歳の夏、叔母の家に預けられた私。 ホームシックにかかって家に帰ろうと逃げ出したが道に迷ってしまい、奇妙な一夜を過ごす。 ②蕗子さん 母が始めた下宿先に住んでいた蕗子さん。 よくいじめられていた小学生の私は、意地悪な男子に落とし穴に落とされてしまう。 蕗子さんはいじめっこたちに復讐を企てるが・・・。 ③水の輪 クマゼミの鳴き声が苦手な私は、7歳の頃の記憶を反芻する。 高校生ぐらいの一風変わった男子…
【デンマーク人の自由な生き方暮らし方(子育て編)】あらすじと感想!海外の子育て事情
子育てに息詰まっていませんか? 毎日子どもに怒ってしまう、子どもの為を思って言っているのにどうして分かってくれ
BookHours 子どもが幸せになるためにまず最初にやるべきことは? こうしたら子どもが喜ぶかなぁ、こうした
【HYUGGEな子どもたち 自分を大切にする北欧の小さな幸せ習慣】あらすじとレビュー!子どもの幸せのために親が今すべきことがわかる一冊
「子どもに幸せのために何ができるのだろう」 「どうしたら素敵な大人になってくれるだろう」 世間の目を気にするあ
今から新しい漫画を読み始めたいと思ったときの優先順位はどんなものでしょうか。 私は、総巻数が少ないこと、完結していること、口コミで評判が良いこと、などを優先して探します。 1話完結の漫画はどこから読んでも話に入れるので、隙間時間に適しています。例えば、『ワンピース』を途中から入るにはやはりそれなりの覚悟が必要になります。 そこで、最近読み始めてはまった、1話完結でどこから読み始めても楽しめる本を紹介したいと思います。 タイトル:それでも町は廻っている 著者:石黒正数 出典:Amazon 人情あふれる丸子商店に存在するメイド喫茶(カフェではない)「シーサイド」。ありふれた町のちょっとおかしなメイ…
先日、サッカー漫画を紹介しました。 toshitoshitoshichang.com この『アオアシ』にはまり、別のサッカー漫画もちらほら目にとめるようになりました。 しかし、やはり私の中でスポーツ漫画と言えば野球漫画です。その中でも、野球の試合ばかりではない日常編も楽しめる漫画を今日は紹介します。 タイトル:H2 著者:あだち充 出典:Amazon ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。 出典:Amazon H2〔文庫版〕 1 (小学館文庫 あI 61) 作者:あだち 充 小学館 Am…
野球漫画かサッカー漫画かと言われると、圧倒的に野球漫画ばかり読んでいました。 『タッチ』、『H2』から始まり、『Mr.FULLSWING』、『メジャー』、『ワンナウツ』などなど。 野球は一人ずつ順番に出番が来るので、キャラクターの特徴も出しやすく展開が分かりやすいので読みやすいです。実際の野球も同じことが言えます。 一方、サッカーは全員が同時進行しているので、どこを見ればいいのか分からず、あまり興味を持って生きてきませんでした。 そんな中、ワールドカップが始まり、何となく見ていると「サッカーの漫画って呼んだことが無いな」と思い立ち、kindleでポチりました。 toshitoshitoshic…
約2年前、電子書籍リーダーを購入してみたよ、という記事を書きました。 happybooks.fun その後も活用していたのですが...私が持っている機種は白黒なので、コミック系がとても読みずらかったのです。(普段、漫画を読むことは少ないですがコミックエッセイは読みます。) なので、コミック系はスマホにkindleのアプリを落として読んでいました。 しかし、老眼初期のアラフォーには画面が小さくて読みにくい! そう思っていたタイミングで、娘が高校を卒業し家を出たので、iPadが1台空きました。 そのiPadにkindleを入れて読むと....老眼初期にも優しい読みやすさ♡ いいやん!いいやん!と思…
『震災風俗嬢』被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した渾身のノンフィクション
「戦場から風俗まで」がテーマのフリーライター、小野一光さんが東日本大震災の被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した、渾身のノンフィクション。 震災を記録したノンフィクションはたくさんあるけれど、それらを「表の記録」とすると...この本は「裏の記録」なのかもしれません。 震災風俗嬢 感想 震災の当日、九州にいた著者は震災を知ってすぐに被災地に向かった。そこで被災地の惨状を何度も目にする。 「この惨状を記録するカメラマンや記者は、自分以外にもたくさんいる。しかし、被災地の風俗を記録できるのは自分しかいない」 という信念の元、著者は取材を続けていくのだが...「こんな時に風俗の取材をするなんて、不謹慎な…
タイムリープ、ドッペルゲンガー、と聞くとターミネーター2を連想します。 タイムリープというよりは、未来から過去に人がやってくると言う話ですが、自分の母親が実はサイボーグも変装だったというシーンはトラウマでした。 『寄生獣』にも似たようなシーンがありますね。 読んだ、見た当時は周りの人の中にそういう人がいるかもしれないという恐怖で寝られないといった青春を過ごしたこともありました。 今日はそんな雰囲気を持つ漫画を紹介します。 タイトル:サマータイムレンダ 著者:田中靖規 出典:Amazon 幼馴染の潮が死んだ――。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行わ…
『実録 ドラッグ・リポート』自ら常用者だった著者が、ドラッグの周辺にいる人たちなどをリポート
自分自身が使用したことがないのははもちろんのこと、40年以上生きてきてドラッグ(違法薬物)を使用している人に出会ったことがありません。 だから私自身、ドラッグに興味があったからこの本を読んだ...とかでは全くありません。(むしろドラッグは絶対ダメ!だと強く思っています。) ではなぜこの本を手に取ったのか...? それは、この本の作者、草下シンヤ氏に興味があったから。 youtubeチャンネル「裏社会ジャーニー」で草下シンヤ氏を知ったのですが、現在の作者は、一見とても穏やかで本当に普通。(むしろ好青年のようなルックス。) それなのに裏社会に精通し、様々なドラッグを経験していた過去があると知り、そ…
ミステリー好きとして、「このミステリーがすごい!」大賞は外せません。 ミステリーと聞くと、サスペンスとどう違うのかという話がありますが、 ミステリーは読者も犯人が分からない物語展開で、主人公と一緒に犯人を捜していくもの 一方、サスペンスは読者は犯人を知っていて、主人公がどのように追い詰めるのか楽しむもの 名探偵コナンがミステリーで、金田一少年の事件簿がサスペンスですね。 本日は、2018年度の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作品を紹介します。 タイトル:屍人荘の殺人 著者:今村昌弘 出典:Amazon 神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学…
よく「ほのぼの 漫画」とか「日常系 漫画」という検索をします。 バトル系やスポーツ系は途中参加がしづらいですが、『よつばと』や『ばらかもん』のような日常の1場面を切り取った漫画は1話完結のことが多いので途中からでも読むことができ、重宝しています。 本日は、その「ほのぼの系」の中でも私の琴線に触れた作品を紹介します。 タイトル:ヒナまつり 著者:大武 政夫 出典:Amazon 芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。かくしてヤクザとサイキック少女の危険…
私は関西弁を話しますが、文章を書くときは基本的に使いません。 文で関西弁を見ると、キャラクターの味が出ますが、だいたい関西弁を話すキャラクターはお金に汚い、ちょっと抜けている、食いしん坊、などそんなに良いキャラクターとして描かれませんね。 方言を使うキャラクターには親近感を持ちますが、関西弁を使わない人が読むときは頭の中でどのように読んでいるのか気になります。 さて、今回は主人公や登場人物が、いわゆるこてこての関西弁を使う警察の物語です。 タイトル:悪果 著者:黒川博行 出典:Amazon 大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を掴み、開帳日当日、相棒の伊達らとと…
忘れる読書 (PHP新書) [ 落合 陽一 ] 価格:1,100円(税込、送料無料) (2023/6/10時点) 楽天で購入 メディアアーティスト・筑波大学准教授・ベンチャー企業などの代表をされている落合陽一さん
動物たちの世界の物語、と聞くとズートピアを思い浮かべます。 ズートピアのような動物たちの世界で取り上げられる話は、種族の違い、特に肉食動物と草食動物との共存があります。 共存を目指すうえで、肉食動物は草食動物を食べることを我慢する必要があり、我慢する上で代替食品となるものを発見するのがこういったテーマのゴールかと思います。 そういった動物たちの世界を舞台の漫画を一つご紹介したいと思います。 タイトル:BEASTARS 著者:板垣巴留 出典:Amazon 肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が…
小説、特にミステリーと言えば警察物が好きです。『教場』や東野圭吾の新参者シリーズなど、頭のきれる刑事が出る話がとても好きです。 こうした警察物は基本的に刑事が中心ですが、今回紹介する漫画は刑事も出てきますが、交番に勤める警察官が主役です。 小説ストックが切れたので、漫画のレビューです。 タイトル:ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 著者:泰三子 出典:Amazon 「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤ…
一昔前の文学作品をしっかりと読んだ記憶がありません。おそらく学校の国語の授業で扱っただけで読んだ気になって、実際に本で読んだことはないのかもしれません。 夏目漱石や宮沢賢治などが良い例で、実際に図書館で見かけると「こんなに長い話だったんだ」と知ることが良くあります。 本日は、そういった本好きなら誰しもが聞いたことのある本をテーマに物語を進めていくミステリー小説をご紹介します。 タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙は客人たち~ 著者:三上延 出典:Amazon 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ…
通っていた高校に大きなゲルニカのレプリカが飾られていました。 当時は特に気に留めていませんでしたが、今日ご紹介する本を書店で見つけたときにふと記憶が甦りました。 タイトル:暗幕のゲルニカ 著者:原田マハ 出典:Amazon ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス! 出典:Am…
旅行と言えば食べ物ですが、最近は旅先で車をレンタルして遠距離運転することが楽しくなってきました。 しかし、様々な理由から旅行に行けない人も大勢います。そうした人の代わりに旅行に出て、見てきたもの感じたことを伝える。それが、旅屋と言う職業らしいです。 タイトル:旅屋おかえり 著者:原田マハ 出典:Amazon あなたの旅、代行します! 売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった――。満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりは行く…
【エミリの小さな包丁】のあらすじと感想!傷ついた心を癒やすお料理のパワーが実感できる小説
毎日どんなお料理を食べていますか? 毎日のことだかから、忙しいからとお料理に気を遣えていない方も多いのではない
タイトル買いしている本が多い中、今日は知人からの紹介で読んだ本です。 普段から私は「おすすめの本を教えて」と聞きます。 その人のことを「この人はすごい」と思ったときに聞きます。 自分が好きなジャンル以外で面白い本を探すときに便利な言葉です。 きっかけは、学生時代にとある植林ツアーに参加した際に様々な年代、経歴の方と会う機会があり、こんな人たちと会う機会なんて無いと思うから何でも質問してみて、と主催者に言われたことです。 とっさに「読んだ方が良い書籍はありますか」と尋ねました。すると個性あふれる書籍をたくさん紹介され、全部読んでみたいと思いました。それらのレビューはまた後程。 本日は、また別の機…
罪を犯した人間が、出所後に新しい人生を歩もうとします。 再犯しないように静かに暮らそうとしますが、自身の性格からそううまくはいかない。 犯罪はもちろん悪いことです。 罪を償った人の生きる世界を描いた作品。何とも言えない気持ちになりました。 本日はそんな作品をレビューしたいと思います。 タイトル:身分帳 著者:佐木隆三 出典:Amazon 映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ! 映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。 人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極…
【泣きたくなったあなたへ】のあらすじと感想!毎日が不安でいっぱいの方の心を軽くするおすすめの一冊
毎日が不安でいっぱいで押し潰されそうになっていませんか? 毎日の生活で、予定通りに「いかないことは多いもの 最
【あなたのままで】のあらすじと感想!傷つきやすい心を癒やし、自分を認めてあげられるようになる一冊
自分の気持ちを素直に表現できていますか? 人に気を遣って、自分の気持ちとは裏腹な行動を取っていませんか? 人は
漫画やアニメで登場キャラクターの回想編というのが苦手です。 現在が既に決まっているので、過去にどんなことがあろうと「でも、現代だとこうなっているからな」となってしまうからです。 そのキャラクターをさらに際立たたせるためなんだと思いますが、現代でも知らない新しい展開を早く知りたいと思ってしまいます。 本日はそんな『蜜蜂と遠雷』の続編(過去編?)にあたる作品をレビューしたいと思います。 タイトル:祝祭と予感 著者:恩田陸 出典:Amazon 大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。 入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノ…
【Kindle Unlimited】30日間無料で読書!時間がない方、一人時間のないママ向け電子書籍読み放題サービス
最近、読書していますか? 読書はしたいけれど時間がない、読みたい本がわからない、書店に行く暇がない、など読書へ
聞き手が見えていないものを言葉だけで聞き手に伝えると言うのは難しいです。 特に小説における音楽など。 漫画で音楽系のものを読んでいると特にそう感じます。 例えば、BECKやBLUE GIANTと言った「天才的な」音楽の才能を持つキャラクターを中心に据えた漫画でそれを表現できると言うのは感心します。 天才的な歌唱力を持つひ弱な少年がちょっと怖そうな人たちとバンドを組む漫画 BECK(1) (月刊少年マガジンコミックス) 作者:ハロルド作石 講談社 Amazon 努力家で天才的な表現力を持つサックス奏者がジャズの世界で進んでいく漫画 BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス) 作者:石塚真一…
スマホが普及し始めたころから少しずれて私はスマホを手に入れました。 それでも、今ではスマホが無いと落ち着きません。 世間一般に言われるスマホの悪影響を全て享受しているように思います。 本日はまさにタイトル買いをしたこちらの書籍をレビューします。 タイトル:スマホ脳 著者:アンデシュ・ハンセン 出典:Amazon 平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕…
本日は、買ってよかったと思える作品レビューをまとめます。 タイトル買いと言いながら、Amazonのお勧めに表示される本から選んで購入しているので、好きな作家が中心になっているかもしれませんが、たまにはあらすじも何も知らないまま読んでみるのも良いかもしれません。 ネタバレは一切ありません。 ランキング参加中です。よろしくお願いします。 ランキング参加中読書 1.『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん 2.『ルパンの消息』横山秀夫 3.『嫉妬のお作法』川村佳子 4.『リケジョ!』伊与原 新 5.『ドミノ』恩田陸 6.最後に 1.『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん 出典:Amazon 川田幸…
前回の『ドミノ』がすごく良くて、作者買いをしました。 タイトル買いをするには難しい『ユージニア』という書籍を今回はレビューしたいと思います。 toshitoshitoshichang.com 出典:Amazon 概要: あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。 出典:Amazon ユージニア (角川文庫) 作者:恩田 陸 KADOKAWA Amazon 評価:★★★★☆ レビュー: 恩田陸すごい、となったので購入したこちらの作品でしたが、この作品…
ドミノと聞くと「バタバタと物事が連続して起こっていく」と言うようなストーリーを連想します。何か小さなきっかけで物事が連鎖し、大きな結果に繋がると言うとバタフライエフェクトみたいですね。 さて、今日は『ドミノ』という書籍をレビューしたいと思います。 タイトル:ドミノ 著者:恩田陸 出典:Amazon 概要: 一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイ…
自分自身が完全文系ということもあり、タイトル買いした本を読み終わりました。 買ってから分かりましたが、ミステリーでした。 タイトル:リケジョ! 著者:伊与原 新 出典:Amazon 概要: 貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!! 出典:Amazon リケジョ! (角川文庫) 作者:伊与原 新 KADOKAWA Amazon 評価:★★★★★ レビュー: 前情報なし、タイトル衝動買いをしたこの作品でしたが、読後感想としては「買ってよかった」というもの…
『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』、感想レビュー
皆さんは、朝に強いでしょうか。夜に強いでしょうか。 私は比較的どちらも強く、朝はどれだけ早くてもパッと起きられます。 夜は忙しくない限り10時ごろにはベッドに入りますがそこから読書したり夜更かしが始まります。 睡眠欲が無いわけではなく、睡眠の質が悪いのかなと思っています。 今日はじゃあなぜ読んだと言うような本の感想レビューをいたします。 タイトル:頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き 著者:塚本 亮 出典:Amazon 概要: 根性や意志の力に頼らず、なるべくカンタンに早起きを実践できるようになる方法をわかりやすく紹介。偏差値30から一念発起し、ケンブリッジ大学院に入学し、優秀な成績で…
仏教と聞くと、「宗教はちょっと…」と感じてしまいます。私はタイ旅行中に様々な仏像を見て、「ブッダって何をした人だろう」と思い始めたのがきっかけでブッダの生き方といったジャンルの本を手に取るようになり、延長線上で仏教の本も時々眺めることがあります。 そうした本の中から、読みやすくて参考になったと言う本をまとめてみました。 仏教を勉強したい、ブッダの生き方を参考にしたいと思った方はぜひ手に取ってみてください。 1.超入門としておすすめ『教養として学んでおきたい仏教』 2.ブッダの歴史を知るならこれ『図解 ブッダの教え 歴史がおもしろいシリーズ』 3.ブッダの教えを現実の生活に落とした『ブッダが教え…