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「人新世爆発に関する最初の報告・佐藤究《あえのがたり》」//最初はプラスチック汚染
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 主人公は、プラスチックごみが漂着する小さな漁村に暮らす少年・カロイ。彼は、近くの無人島「新聞島」に強く惹かれており、台風が直撃した翌日、偶然手に入れた自分だけの船で島をめざす。 その島で彼が目にしたものは、地球環境の変化と人類の影響を象徴するプラスチックに汚染された光景だった。 ただ観察しているとプラスチックだけを食い荒らすヒトデのような海洋生物がいた。 地球を研究している宇宙の学者が使わした汚染対策なのか? 読後感想…
「夢見の太郎・今村翔吾《あえのがたり》」//受けた恩は石に刻む
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 20年前船が難破し、ある島の「入江の左近」いうところで拾われた太郎はその地の領主の下男として働き、次第に周囲の人々から信頼されてくる 島は痩せた土地で島民は食べる食糧も十分ではなくいつも貧困に喘いでいた 太郎は毎日入り江付近から海を見ながら「自分には夢がある」と同僚に話していた その内容は決して他人には話さなかった 懸命に働く太郎に嫉妬を覚えた別の下男が太郎を舟に乗せ遠くへ追いやってしまう しばらくの後、島民は数隻の船…
「エデンの東・小川哲《あえのがたり》//もしかして小川さんのこと?
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ こだわりの強い作家・小笠原はチャリティ短編集への寄稿として「エデンの東」という作品を執筆するが、担当編集者から「もっとわかりやすくしてほしい」との要望を受け、困惑する。 このやり取りを通じて、作家としての信念と読者への「おもてなし」の在り方について葛藤しながらも、ユーモラスなやり取りが展開される。 読後感想 著作は作家のためにあるのか、読者のためなのかを考えさせられる 小笠原は最後には中学生にでも理解できるような表現に…
「限界遠藤のおもてなしチャレンジ・柚木麻子《あえのがたり》」//ガンバレ遠藤38歳、初めての挑戦
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 遠藤淑子はあまり人付き合いが得意ではない 新卒で初めて就職したカード会社ではめちゃくちゃなノルマを課せられ体を壊し退職。 次ぎに中途入社したPR会社ではいいように使われていた どうせなら会社に近いところが良いと会社の向かい側のビルの一室を借りた 独身で38歳になる今、これまで経験したことのない「おもてなし」にチャレンジしようと唐突に13日金曜日に友だちを部屋に呼んだところ、全員参加しおもてなし用の料理をみんなで作り始め…
「天使の足跡・蝉谷めぐみ《あえのがたり》」//夫が急逝し、ペットのミニブタが死んで、娘も母離れ
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 以前、母の妹がペットとして飼っていたミニブタ・メルを我が家で飼うことにした 妹が病気で面倒見られなくなったためだ さっそく家を少し改装しメルを飼う準備をした 小さいときは50KG位だったが大きくなると100KGにもなるという 毎日散歩に連れて行く必要がある それは父親が担当していた ある日娘が帰ってきたらメグが不満そうに鳴いていた 父親が昼寝?いや呼吸をしていない 救急車で病院へ行ったが昼寝しているうちに大動脈瘤が切れ…
「カレーパーティー 麻布競馬場《あえのがたり》//部長に最も寄り添った具材は?
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 嶋田部長はこのチームができて4年目になるのを記念してカレーパーティーをやろうと持ちかける 隣の布川課長はニヤリと笑う 大手広告代理店に入社して4年目山村と宮坂はパーティの中身を考えるよう指示された チームの親睦を深めるため、各メンバーが自宅で作ったカレーを持ち寄る「カレーパーティー」を考える。一見、和やかな懇親会企画のように思えるが、嶋田部長は一癖も二癖もある人物。思わぬ展開が待ち受けていた。 山村は嶋田部長の出身地で…
予約者のいないケーキ・今村昌弘《あえのがたり》//16回目の誕生日
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 「ノトノコ」は能登半島の根っこの部分に位置する町にあるケーキ屋 行野桃子は大学1年からここでアルバイトを始めて4年目 そう言えば今年はオリンピックイヤー 先輩は独立やら就職で辞めていき、桃子がアルバイトでは最年長だ 高2の男子修一君がバイトとして入ってきた 人見知りがちなのでそれを直そうと思い接客業に応募したという ある日だれも電話取る人がいなく修一君が恐る恐る電話を取った 話を聞いている間に「ビッカ」というカミナリ …
「うらあり・朝井リョウ《あえのがたり》//「おもてなし」を逆さまにする
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 大学卒業を前にして、能登のある島を訪れた義隆ら男女4人のWカップル この時期は旅館も民宿満員で泊まれないことが多いが、ここだけが空いていた まだチェックインには早かったので見学しようとすると島民から親切に観光スポットを教えられる ちょうどこの日村祭りが開催されるということで見に行った みんなで盆踊りをしている 櫓が建っていてこの上で踊ってる人達もいた そこで突然櫓の上で踊ってみないかと誘われた 下手な踊りだったが楽しむ…
「そこをみあげる・加藤シゲアキ《あえのがたり》//震災により傷つけられた漁民の復興
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ オレオレ詐欺に加担した吉鉄は輪島に逃げ、ボランティアになりすまし生活していた 一方輪島で漁業を営んでいた名雲一太は竣工した漁船「太一丸」の出港を待ちわびていた そこに押し寄せた地震による大津波 漁港に繋がれていた漁船は沖に出す時間もなく船底を底に打ち付けたり波を被って使い物にならなくなった 当然太一丸もその中の一艘 持ち主の一太はそこで泣いた 泣いても泣いても船は戻らない 何を考えたのか一太の要望でその漁船を自分の祖父…
「あえのがたり」//能登復興を祈願して作家10名が書いた「おもてなし」
あえのがたり 作者:加藤 シゲアキ,今村 翔吾,小川 哲,佐藤 究,朝井 リョウ,柚木 麻子,荒木 あかね,今村 昌弘,蝉谷 めぐ実,麻布競馬場 講談社 Amazon あらすじ 2024年元旦、能登半島を襲った大地震によって多くの人が傷つけられました。 残念ながら、小説を読むだけでは暖を取ることも、おなかを満たすこともできません。ですが、いつか、魂を励まし、心に寄り添える力が物語には宿っていると信じています。奥能登地域の農家では、古くから稲作を守る“田の神様”を祀り、感謝をささげる「あえのこと」という儀礼が行われてきました。「あえ=おもてなし」、「こと=祭り」をあらわします。物語によるおもてな…
学校通いや試験で読書がおろそかになっていたので、久しぶりに本欲が爆発しました。この間載せたあえのがたりに、ずっと気になってた綾辻さんの霧越邸上下巻、これまたずっと気になってた『噂』、古本屋で運命の出合いを果たした『パンとワインとおしゃべりと』、他にも前に買ってまだ手を付けていない本も少し。(アリスの砂男は読み終わった!面白かった!)『パンとワインと~』『噂』は古本屋で買いました。SNSとか見てると、...
ここ何回かつぶやいていた試験、無事合格しました!実は免許を取るために勉強していました。昨年秋に学校に入学し、二か月半で卒業し、無事学科試験も合格して免許証を手にしました!普通は学生のうちに、卒業前に取るイメージだけど、わたしはとってもいい大人。今まで必要としてこなかったし、不便にも感じなかったし、交通の便も良いので、このまま取らずに終わるものだと思ってたけど、以前書いた職場のあれこれ(笑)もあり、...