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若松英輔先生と神谷美恵子『生きがいについて』を読んで考える*
若松英輔氏 特別講演「生きがい」は作るものではなく、発見するもの神谷美恵子『生きがいについて』を読む 拝聴して参りました📝若松英輔氏は批評...
言葉をひっくり返してみる 今、日経土曜版の社会教養欄にある、「言葉のちから」というコーナーを興味深く読んでいる。 現在の執筆者は若松英輔氏。以前「生きる哲学」や「読書のちから」という本を読
日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える
世にあるさまざまな宗教という「河」は一つの「海」に流れ込むように存在している、宗教はお互いを否定し合うために存在しているのではなく、分かり合い、深め合うために存在している。 1893年、シカゴで行われた世界宗教者会議でのヴィヴェーカーナンダの言葉である。この本を読んで初めてヴィヴェーカーナンダとこの言葉(おそらく要約かとは思うが)を知ったのだが、まさしくその通りであると思った。 人それぞれ宗教についての考え方は違うだろうが、私にとって宗教とは哲学に近いものである。 特定の宗教は信仰していないが、キリスト教も仏教も身近に感じる環境で育った。自分の中では「こういう考え方もあるのだな