【時間論・その10】仏教の無常観における時間
仏教の無常観における時間の捉え方は、\*\*「すべてのものは絶えず変化し続け、永遠に同じ状態は存在しない」\*\*という根本的な教えに基づいています。つまり、時間は静的・固定的なものではなく、**変化(無常)そのものの流れとして理解されます。** --- ## 1. 無常(Anitya/無常観)とは? 仏教の中心的な概念である「無常」は、 * 物事は常に生じ、変わり、消え去る。 * 一瞬たりとも同じ状態が続かない。 …
2025/05/22 11:26