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ZDF Politbarometerのランキング(上図)では、引き続きピストリウス国防相のトップ独走状態が続いています。 ベアボック外相が第2位、ショルツ首相が3位、ハーベック経済相が4位と、このコア3人もなんだかんだ言っても安定的に最上位につけています。 シュテルン誌9/14号のアンケート結果(党幹部レベル/次世代のリーダー候補まで対象にしており、ZDFより裾野がかなり広い調査)でも、ピストリウス国防相がダントツトップとなっています。 ja.wikipedia.org en.wikipedia.org ja.wikipedia.org 新党結成で台風の目になりそうなバーゲンクネヒト(Wage…
20230116 ベアボック外相訪中に関するドイツメディアの報道ぶり
(日本でのG7外相会合参加ついでに)中国を訪問したベアボック独外相についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 台湾をめぐる軍事衝突は最悪のシナリオだ、と中国に伝えたことは適切。 なぜ中国がロシアに戦争を止めるようとしないのか、とやんわりと伝えたのもよかった。 とはいえ、体面を重視する中国が、ベアボックの各種発言を公の場での侮辱と受け止めた可能性はある。 ベアボック外相は中国に言うべきことを直言した。経済界にダメージを与えたという批判もあるが、あいまいなシグナルで中国にリスクを取るよう促す方が、ヨーロッパ/ドイツにとってはるかに高くつく。 但し、ドイツ側にまだ明確な対中戦略がない(現在…
https://dawum.de/Bundestag/ 最近の政党別支持率(主要世論調査平均値推移、上図)を見ると、野党第一党のCDU/CSU(黒)と極右政党AfD(青)の支持率上昇と、連立与党3党であるSPD(赤)、Green(緑)、FDP(黄)の支持率低下が鮮明になっています。 ドイツのメディアでは根拠なきいい加減な解説はされない(回答者に支持理由までは聞いてない)ので、こうなっている理由について直接解説されることはほぼないのですが、現在の政局を私なりに解釈すると以下のような感じなのではないかと思っています。 SPD(赤):しばらくGreenの後塵を拝していたが、今年1月に国防相をピストリ…