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三栄山 大正寺(→東京都調布市調布ヶ丘1丁目)は、安土桃山時代から江戸時代にかけて創建された広福山 栄法寺・紫雲山 宝性寺・三栄山 不動院 寿福寺の3寺院を、大正時代初期の1915(大正4)年に合併して新たに創建された新義真言宗寺院です。3寺とも江戸時代には本山・末寺の制により星宿山 蓮華蔵院 王禅寺(→神奈川県川崎市麻生区王禅寺)として幕藩体制の一翼を担っていました。大正寺として合併されることになった由来は『調布市百...
新照山 蓮華寺(→神奈川県横浜市港北区新羽町)は、創建年代は不詳ですが、江戸時代中期に僧の朝誉が開山したと伝わる新義真言宗寺院です。新義真言宗は真言宗中興の祖とよばれる覚鑁(かくばん→興教大師)が教学復興の拠点として開いた夷一乗山 大伝法院 根来寺(→和歌山県岩出市根来)を総本山とする真言宗の一派です。蓮華寺は、もとは小さな草庵で亀甲山 本覚院 専念寺(→神奈川県横浜市港北区新羽町)住職の隠居所とされましたが、江...
滝本山 不動院 慶性寺(→東京都町田市大蔵町)は、室町時代中期の1463(寛正4)年に朝賢が開基、玄旨が開山した大日如来を本尊とする新義真言宗の単立寺院です。江戸時代までは都築郡岡上村の新義真言宗寺院 岡上山 東光院 宝積寺(寺領15石→神奈川県川崎市麻生区岡上)の末寺で、滝本山の山号は寺背に「不動の滝」があり、そこに不動堂を安置したことに由来します。新義真言宗は平安時代後期の僧・覚鑁(かくばん→興教大師)を祖とす...
初割山 永寿院 東福寺(→神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町)は、江戸時代には星宿山 蓮華蔵院 王禅寺(→神奈川県川崎市麻生区王禅寺)の末寺で江戸幕府(→3代将軍徳川家光の時代)より寺領9石5斗の寺領を拝領した真言宗豊山派寺院です。寺紋は王禅寺と同じく「三つ葉葵」で、境内には新義真言宗の始祖・興教大師(こうぎょうだいし)の坐像があります。江戸時代までは先日ご紹介した市ヶ尾杉山神社(→当時は杉山社)の別当寺として祭祀を司って...