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青龍山 円福寺(→神奈川県川崎市高津区下作延7丁目)は、戦国時代前期に小田原北条氏の2代北条氏綱の家臣となった増田駿河守満栄が開基、僧の雪点が開山した曹洞宗寺院です。山号は、創建以来彗日山→蒼龍山→青龍山と変遷したようです。増田駿河守は、北条氏の軍役・課税台帳である『小田原衆所領役帳』によると下作延(しもさくのべ→川崎市高津区)で70貫の知行を受けているので、合戦の際には本人+9人の足軽を率いて戦場に赴くことが...
本郷神社(→神奈川県横浜市緑区東本郷4丁目)は江戸時代前期に創建されたと伝わる神明社が起こりで、1921(大正10)年に1600(慶長5)年に創建された稲荷社と合祀して本郷神社となりました。神仏習合の江戸時代には瑞照山 慈眼院 東観寺(→神奈川県横浜市緑区東本郷1丁目)が別当寺として稲荷社の祭祀を司っていました。本郷神社となった神明社・稲荷社および末社の数々は、江戸時代後期の1830(文政13)年に編纂された『新編武蔵風土記稿』...
滝本山 不動院 慶性寺(→東京都町田市大蔵町)は、室町時代中期の1463(寛正4)年に朝賢が開基、玄旨が開山した大日如来を本尊とする新義真言宗の単立寺院です。江戸時代までは都築郡岡上村の新義真言宗寺院 岡上山 東光院 宝積寺(寺領15石→神奈川県川崎市麻生区岡上)の末寺で、滝本山の山号は寺背に「不動の滝」があり、そこに不動堂を安置したことに由来します。新義真言宗は平安時代後期の僧・覚鑁(かくばん→興教大師)を祖とす...