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秋田県大仙市にある払田柵。柵というのは城柵のことであり、7世紀から11世紀頃に大和朝廷が築いた拠点のことをいう。広義でいえば「城」に当たるが、戦国時代の城とは趣が異なる。いわゆる役所的な施設であり、行政、軍事、更には官舎が一体化したものであったらしい。現在の感覚でいえば、県庁と警察本部と公営住宅を兼ねていた感じだろうか。この払田柵は明治になってから発見された。木製の柱などが田んぼの中から発見され、住民はそれを燃料(薪)にしたり、加工して下駄を作って販売していたそうだ。これってもしかすると歴史的なものじゃね?という意見が出て、発掘調査がされることになった。ただし資料文献では、この地にこのような柵があることを示すものは存在しないという。結構な巨大施設なので、歴史のミステリーでもある。戦後から本格的な発掘調査が...田村麻呂の夢、アテルイの夢
<秋田城>の”城門”を巡る-蝦夷対策として大和朝廷が築いた古代城柵の再現城門
只今、城郭建造物の一つであります「城門」(『全国「城門」を巡る』シリーズ)をお届け中です。「城門」については、『全国「城門」を巡る”はじめに”』において、簡単…