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松林山 安楽院 明鏡院(→神奈川県川崎市高津区末長)は、室町時代に僧の実海が建立したとも江戸時代前期の1628(寛永5)年に僧の慶丁が創建したとも伝わる天台宗寺院です。遠く多摩川を望む緑豊かな高台の上にあり、本堂の軒下に吊るされている鐘が、竹林を抜けてきた風を受けてカラカラと鳴るのが情緒的です。本堂の向かいには寺のシンボルとなる三重塔と平和観音像が聳え立っています。明鏡寺は、江戸時代には徳川将軍家の菩提寺の1...
末長杉山神社(→神奈川県川崎市高津区末長2丁目)は、創建年代などは不詳ですが、江戸時代には隣接する天台宗寺院・松林山 安楽院 明鏡寺(→神奈川県川崎市高津区末長)が別当寺として祭祀を司っていました。傾斜地にあるため末長杉山神社の境内から明鏡寺の本殿や三重塔を眼下に収めることができます。神仏習合の頃には約30cmの木の立像(→仏像)が神体だったようです。現在の社殿は2007(平成19)年に改築され、同年11月29日に入魂祭なる...