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「なんだ?」 まるでなだれのように、こちらに向かって、黒いドロリとした液体がブクブクと盛り上がり、次第に大きくなってくる。「あれは…ダークレディだ」ナイトがボ…
「なんだって?」 グリンはすぐに、部屋の隅に向かう。(あ~あ、このオシャベリ!)ショータは、ユウジをにらみつける。 だがグリンは、部屋の中をグルグルと飛び回っ…
「えっ?それって、どういうこと?」 ショータはビックリして、言葉がうまく出てこない。「きっと、キミたちをバラバラにして…そこから一気に、 うまく取り込もうとす…
カツン カツン カツン岩に、何かが当たる音が響いている。真っ暗な洞窟の中を、ティンカーベルの金色の光が、ユラユラと揺れる。その様を遠くから見ると、まるで鬼火…
何だか、イヤな感じだ。(何でこの人が、ついて来るのだろう?)のぞき込む帽子屋の顔を振り払うように、アキは顔をそむける。「戻ってこないわけが、ないじゃない」 …
いや~、スマホって便利だし楽しいですね~♪でも、少しだけブログとか燃え尽きるまでやったら、あと控えようかな??読書とか散歩とか、アナログなこともしたいしね🍀ま…
「あれは…なに?」「なんで、私たちを狙っているの?」 その間も、白い羽をもつ虫が、彼ら目がけて飛びかかってくる。「頭を下げろ。首を狙われるなよ」アキとカガリを…
「何なの、ここ…まやかし?」 一体、どんな魔法を使ったのだろう?ルークを見るけれど…こちらに背を向けたまま、一定の距離を保っている。ヒュンヒュン何か白い羽虫の…
「えっ、なに?」 まさかORコードでも、埋め込まれているのだろうか?そんな突拍子もないことを考える。だが、ルークは何も言わない。じぃっと、その白い点を見詰めて…
「え~っ、じゃあ、私たち…どうしたらいいのよぉ」 そもそもここには、何か楽しいことがあるのかも…と、のこのこと出て来たのだ。「飛んで火にいる夏の虫っていうヤツ…
アキとカガリがチラチラと、アリスの方を見る。だがアリスは全く、平然としている。「ねぇ~どうして、そんなことまで知っているの?」おそるおそる聞くと、アリスはニ…
「じゃあ、メアリーはどうして…このお城にいるの?」 住人じゃあないのなら、何のためにここにいるのか、わからない…「あぁ~そうねぇ」アリスはフワッと、ブロンドの…
「あれに見込まれたら…殺されるぞ」 さっきまで、オオカミを追いかけ回していた帽子屋が、いつの間にか戻ってきたのか、彼女たちの会話に入り込む。「だから、さっき言…
「あの子って、妖精の子?」「ようせい?」 初めは、アキと同じくけげんな顔をしていたけれど、カガリが突然「あっ」と、何かを思い出したような顔をする。「カガリちゃ…
「えっ!」 アキはハッとして、アリスの方を見る。さっきまで、おとなしく帽子屋の側で控えていたアリスが、なぜかキッとした表情で、アキとカガリを見ている。「だって…
「ケイタをまた…見失ってしまったわねぇ」 アキは、ため息をつく。いつまで、この追いかけっこが続くのだろう?「オオカミは、一体どこに向かったの?」「まさか、カフ…
ストーンヘッドが去った後は、白い煙が舞い上がっているだけで、何も残されてはいなかった。「ヤツは別に、悪さをしに来たわけじゃあない。 ただ…この辺りを壊れてい…
ズシーン ズシーンパラパラと、細かな粉じんを舞い上がらせて、例の石柱の姿が遠ざかって行った。ホーッとして、ゆっくりと柱のくぼみから、ショータとユウジが出てく…
耳を澄ませていると…確かに足音が、近付いてきている。ナイトは、ショータとユウジをかばうようにして、サッと柱のくぼみに身をひそませる。ズーンズーンズドーン白い…
今までせっせと歩いていたのが、嘘のように、サクサクと進む。それに、とても楽だ!これなら…いきなり魔物が現れても、サッと逃げられるかもしれない。ユウジはヒャッ…
「いや、私は遠慮しとく。 地に足がつかないのは…どうも気が進まないんだ」 ナイトらしからぬことを、言い出す。「え~っ、ナイト…怖いの?」キャラキャラと、ティン…
「バリア?」 今一つユウジには、ピンとはこない。「そうかぁ~」ショータは何事か、考え込んでいる。「じゃあ…さっきのルシフェルは、どこに行ったんだ?」まるで、偵…
「イヤな気?」 それって、なんだ?ユウジが、ポカンとした顔をする。「たしかに…」 なにか、ヘンだ。今のところ、あまり魔物が攻めて来ないのは、かなりおかしい…「…
「やめてくれ!やめてくれってばぁ~」 頭の上に降り注ぐ金の粉を、ユウジは必死で叩き落す。(ここにアキがいたら、間違いなく、ブチ切れるだろうなぁ)ひそかに、そう…
花組「ドン・ジュアン」初日のカテコの様子をお話したいと思います。 まず本編の最後のお辞儀の時。 下級生から順番に、綺城ひか理さん、星空美咲さんと続き、最後に永久輝せあさんが現れた時、 他の方々は笑顔満載で色々なポーズをとってお辞儀をしていく中、 永久輝さんは、出てきた時から...
「逃げられたかぁ」 さっきまで、鳴りをひそめていた帽子屋が、ずぃっと姿を現す。「何よぉ~さっさとアリスの陰に、隠れていたくせに!」アキが、憎まれ口をたたく。「…
「目覚めよ、血に飢えた者よ」 低い声が聞こえる。(えっ、誰の声?)思わずアキは、声の主を探す。ゼペットさんではない。ピーターか?まさか!だったら…帽子屋?それ…
「この子は…どこから来たの?」 どうやら、自分たちを襲いに来たわけではなさそうだ…アキは、そう理解する。「えっとぉ~リル?リルは、ケイタのことを操っている黒幕…
アキが腰が引けた姿を目の当たりにして、カフは嬉しそうに、ヒャッヒャッと笑う。「そんなに怖がらなくても、いいのにねぇ」よしよし、とそのオオカミをなでる。ひゃあ…
「ねぇ~さっきから、何なの?それは…ルシフェル?」 けげんな顔をして、アキはカフに向かって話しかける。「ルシフェル?あぁ、あのモサッとした、不愛想な犬のこと?…
「大丈夫だ」 なぜか自信あり気に、ゼペットさんが言う。「あれでもちゃんと、考えているはずだ。 それに…あれは昔、帽子屋が可愛がっていたクマだ」チラリと向こうと…
だが…帽子屋の思い切った行動で、その動物の気がそれたのは、事実だ。「さぁ~こっちへ」ルークが、アキに手を引く。「えっ」まさか、帽子屋をオトリにするの?でも……
「カガリちゃん…」 カガリは、気が付いているのだろうか…と、アキはチラリとカガリの方を向く。すると、カガリとパッと目が合う。カガリも、この異様な空気に気が付い…
「めったなことを言うな! ここは、我々のフィールドではない」 ピシリと、ゼペットさんがアキに向かって言う。今までとは違う険しい顔つきだ。それほど…ここは、何が…
「ケイタ…あそこで、何をしていたんだろう?」 ふとアキは、ケイタのしゃがみ込んでいた場所を、あらためて探る。すると…何か、床を引っかいたような跡がある。もちろ…
「違う?」 えっ?同じじゃあないの?ショウが持っていた、懐中時計のことを思い出す。「そう…ナイトの役割と、私の役割とは違うんだ」「違うの?」アキとカガリは目を…
「え~っ」 そんなことをしても、平気なの?さっき…目を真っ赤に光らせて、襲い掛かろうとしたケイタのことを思い出し、ゾッと肩をすくめる。「どこに連れて行くの?」…
「やめて!ケイタよ!殺さないで」 だがアキは、ルークを止めようと立ちはだかる。「目を覚ませ! あれは…キミの友達じゃあない」剣のサヤで、コンとアキを小突くと、…
「えっ?」「あれって…」「ケイタ?」 どうして?思わず近づこうとするけれど…「やめておけ」帽子屋が、二人を止める。「どうして?ケイタよ」やっと、見つけたのに……
「とにかく、伝えたからな」 それだけを言うと、オジサンは背中を向けて、フラッと部屋から出ていく。床の円陣は、もうすっかり影も形もない。「一体、あれは、何だった…
「やっぱり、オジサンじゃないわ!」 思わずカガリが、声を張り上げる。「だって、ホンモノのオジサンは…そんなことをしないもの」カガリの声に、オジサンは一瞬、立ち…
オジサンの目が、ドロンとしている。「これは…ケイタの自転車のカギね」何も気づいていないカガリが、それを見ている。「カガリちゃん、離れて!」とっさに、アキがカ…
「あっ」「ちょっと」「気はたしか?」 アキとカガリも、ルークも唖然として、帽子屋のすることを見ている。「何をしているんだ」ルークはあわてて、帽子屋を捕まえよう…
「まぁ、まぁ、そんなことより…キミたちは何をしに、ここに 来たんだ?」 自分の周りを、グルグルと小さな魔のものが、飛び回っているというのに…オジサンは、平然と…
「ルシフェルが?」 そう言われれば、やけに今はおとなしいかもしれない。「なるほど」ゼペットさんが、感心したようにうなづく。「アイツが反応した時が…アタリ、とい…
皆さま 感謝の念は護身に変わります。 ここで自分の普段の考え方をよく振り返ってみてください。よく聞く話で、自分がよかれと思ってしてあげたのに感謝されない、礼も…
それにしても、不思議な煙だ。やけに煙たくて、強烈なにおいがする。目をシパシパとさせるアキに向かって、「今日のパイプは、特別だからねぇ」うっとりとした顔で、イ…
「やっちゃった…」 カガリは、ガクンと頭を垂れる。「アキちゃんらしくないですねぇ」「どうしたんだ?アキ」ようやくショータもユウジも、アキの側に近付く。「確かに…