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諏訪山 普門院 観音寺(→神奈川県横浜市都筑区東山田4丁目)は、平安時代前期の貞観年間(→859年~877年)に「顕密の博士」と称された僧の安然が創建したと伝わる天台宗寺院です。一説には、信濃国諏訪の僧・堯観が山田の沢に霊地を求めて、大樹の根本に草庵を結んだとありますが、真偽の程は定かではありません。ただし、本尊の聖観音菩薩立像は、神仏習合の頃は諏方明神像の胎内に安置されていたと伝わるので、山号にもなっている諏...
山田神社(→神奈川県横浜市都筑区南山田町)は、室町時代中期の1445(文安5)年に創建したと伝わる妙見社を前身とする神社で、明治時代後期の1910(明治43)年、国の一村一社政策を受けて近郷の諏訪社、神明社、稲荷十社、八幡社、熱田社、熊野社、第六天社など21社を合祀し、山田神社と改称されました。合祀された1つの諏訪神社は平安時代前期の860(貞観2)年の創建と伝わる古社で、本殿横には別当寺(神宮寺)の名残りと推察される鐘楼と...
妙見山 不動院 長泉寺(→神奈川県横浜市都筑区北山田7丁目)は、創建の詳細は不明ですが、江戸時代中期の延享年間(→1744年~1747年)に死去した僧の覚推が中興開基したと記される真言宗豊山派寺院です。もとは西不動谷(→神奈川県横浜市都筑区南山田2丁目)にありましたが、江戸時代中期に現在地に移転し、この地の領主河野通有(こうのみちあり→八王子千人同心の1家)から二段五畝の畑を寄進されました。長泉寺は、江戸時代には本山・末...