メインカテゴリーを選択しなおす
今年3月末で早期退職して以降、4月から哲学の勉強をしに聴講生として近所の大学に通っている。 今日の授業のテーマは「自由を問う」というもので、イギリスの功利主義を代表する哲学者であるJ・Sミルの「自由論」が取り上げられた。 ちなみにミルの功利主義は「満足した豚であるより不満足な人間であるほうがよい。満足した愚者であるより不満足なソクラテスであるほうがよい。」という言葉が有名。快楽には低級なものと高級なものとの質的な差があり、質の高い快楽を求めるべきだという質的功利主義を説いた。 ミルの「自由論」は、思想の絶対的な自由と、この思想の自由が実現されるために言論と出版の自由=表現の自由が確保されなけれ…