人間にとって働くこと、あるいは仕事とはなにか。これは1つの哲学的な問いになる。 「働かざるもの食うべかざる」という言葉がある。また、少なくとも日本においては、「働く必要がない資産があるのだから、働く必要はない」とは正面から言いづらい空気がある。このように常識的には働くこと自体に価値を見出そうとする人が多いように感じる。 仕事について分析してみると、自分のやりたい面白い仕事と、退屈で生活を維持するために仕方なくやる仕事(これを「労働」という。)がある。人が仕事で悩むのは、実際の仕事は、これらが混在しており、両立させる必要があるものの、退屈な労働が多くを占めているからだろう。自分のことを振り返ると…