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自由論―自然と人間のゆらぎの中で 作者:内山 節 岩波書店 Amazon 4月から通っている大学の授業で紹介された内山節の「自由論」(岩波書店という本は、これまで気づかなかったさまざまな視点を私に与えてくれる良書であると感じた。 今回は同書で取り上げられた「論理性の問題」についての議論を紹介したい。概略は以下の通り。 優れた思想は、理論的な整合性や論理的な体系性を持っていると多くの人々は考える。学問や思想にとっては、論理的であることが正しさになった。そして人々は、その論理を証明するために、多くの言葉を費やすようになった。 論理的であるためには、そこで用いる概念の抽象化が必要になる。用いる言葉の…
1.はじめに 2.内容 (1)第1章 はじめに (2)第2章 思想と言論の自由 (3)第3章 幸福の要素としての個性 (4)第4章 個人に対する社会の権威の限界 3.教訓 自由論 (光文社古典新訳文庫) [ ジョン・ステュアート・ミル ]価格:1166円(税込、送料無料) (2023/2/19時点) 楽天で購入 1.はじめに 哲学者による「自由論」という本の題名から、読む前は、自由に対する崇高な理念が、もっと哲学哲学した感じで書かれている小難しい内容を想像していました。 しかし、読んでみると、一般常識と違う意見を持ったときに”違う”と言える「心理的安全性」だったり、異なる意見がぶつかりあって新…