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『若きウェルテルの悩み』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテが味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いまれな抒情の言葉をもって吐露されている。晩年、詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と語った。 十八世紀におけるドイツ(神聖ローマ帝国)では、西ヨーロッパでの啓蒙主義の影響を強く受けていました。従来のキリスト教に基く封建的な考え方に対して反発するように起こったもので、人間の理性を重視して合理的な幸福社会を目指そうとするものでした。哲学者イマ…
7:15am目覚ましで起きる。ドラマ見る。8am頃までは見てたと思う。少し眠くなり、二度寝する。赤い人は今回も大掃除を終えて帰って行った(ようだ)。ようやく安眠&熟睡できるので身体もよろこんで(?)いる。お布団があったかくて気持ちよい。背中も気持ちよい。ふくらはぎに冬だけのもふもふカバーがあたって気持ちよい・・・。 起きたら正午直前であった。こんな贅沢な日々もいつまで出来るだろうか。そろそろ社会復帰しなければな~♪ 白湯飲んで珈琲飲んで、市況を確認するとまた株が上がっている。お家賃とか払わなきゃいけないのでまた株を売らなきゃいけない。直近2年で最高値をつけている。まだ3,4日は余裕があるんだが…
1981年公開の映画の紹介です監督は、フォルカー・シュレンドルフ。ドイツの作家ギュンター・グラスの小説が原作の、ドラマ映画です。主演・出演は、ダーフィト・ベンネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー、ダニエル・オルブリフスキー、カタリナ・タルバッハ、シャルル・アズナヴール。(あらすじ)3歳の姿で成長が止まったオスカルの語りで、物語は進みます。『(1924年)自分が生まれた時、最初に見たのは60ワットの電球だった。辺りの様子から胎内に戻ろうかと思ったが、聞こえた母の言葉で踏みとどまった。「3歳になったらブリキの太鼓をあげるわ」』-------------------------------------------------ダンツィヒ(ポーランド)。3歳になってブリキの太鼓を腰に下げたオスカルは、冷...「ブリキの太鼓」
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家ゼバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する5人の少年が友情を育み、信頼を学び、大人たちに見守られながら成長していく感動的な物語。ドイツの国民作家ケストナーの代表作。 アメリカの株式崩壊を発端に起こった世界大恐慌が人々の生活を脅かすなか、第一次世界大戦争の責任を全て押し付けられる形で終えたドイツでは、失われた国の誇りを取り戻そうとする、アドルフ・ヒトラー率いるナチスへ国民は期待を強めていきます。政権を奪取した1933年から怒涛の内政改革を行い、…
週刊 読書案内 ジェニー・エルペンベック「行く、行った、行ってしまった」(浅井晶子訳・白水社・エクスリブリス)
週刊 読書案内 ジェニー・エルペンベック「行く、行った、行ってしまった」(浅井晶子訳・白水社・エクスリブリス) 2016年のトーマス・マン賞受賞作品だそうです。トーマス・マン賞というのがドイツではどう
ミシェルのゆううつな一日 作者:マルティナ・ヴィルトナー 岩波書店 Amazon ミシェルは、14才の女の子。 背が低くて、自分の名前が嫌い。 ママとパパは別居中で 学校でリディアにいじめられている。 なんかうまくいかなくて、 やることなすことすべて失敗の日。 負のループにハマってしまった日。 朝、寝坊した。 先生の足を踏んでしまった。 フランス語の授業でミス。 ママのお金でジャグリングボールを買った。 リディアのリュックを盗んで逃走。 他人の車を開けて中を物色。 財布からメモを盗んで逃走。 靴の代金を支払わずに逃走。 つかなくてもいい嘘をついた。 失敗が失敗を呼んで、失敗に焦って逃げる。 次…
こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。時間に追われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に、風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります……。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。 ミヒャエル・エンデ(1929-1995)はバイエルン州のガルミッシュで画家の父の元に生まれます。父のエドガー・エンデは「…
こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 現代の演劇に革命的な影響を及ぼしたベルトルト・ブレヒト。その代表作とも言える異化演劇の源として関心が寄せられる名作『三文オペラ』です。 ドイツの劇作家ブレヒト(1898-1956)が音楽家クルト・ワイルと組んで、オペラの革新、戯曲と音楽との新しい結合を試みた作品。ロンドンの警視総監と結んだ盗賊のマクヒィスが、多くの冒険ののち、絞首台に上るかわりに爵位と褒賞を授けられるという皮肉なテーマを展開、「裕福に暮す奴だけが安楽に生きられる」社会を徹底的に批判した。 この脚本はイギリスのジョン・ゲイ(1685-1732)が執筆した『乞食オペラ』を改作し…
こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 無限にゆたかな生命の海にふかく見入って、意志の哲学を思索し、「永劫回帰」の戦慄に耐えて存在の実相に徹する人間像への希望をうたうニーチェ。近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた彼の、今日なお予言と謎にみちた本書で、ツァラトゥストラは何を語るかーー フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)はプロイセン王国領ザクセンで神に使える両親の元で生を受けます。信仰心を生まれてすぐに持つことになりました。音楽の才能に恵まれ、学生の頃には仲間に即興演奏を披露するなど有能なピアニストでした。哲学、芸術に関心を寄せてショーペンハウアーに傾倒します。 1848年…