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出張先のビジネスホテルでビールを飲みながらPCに向かう現在。 相変わらず出張が多いので読書も捗ります。 近頃読んだ数冊をご紹介。 「N」 道尾秀介 中高生の推し本、みたいな小冊子で紹介されていて興味を持ちました。 道尾秀介さんの本は数冊読んだことがあるので、好みであることは間違いなし。 短編連作で、読み順によって720通りの物語になるという不思議な小説。 ページ順通りに読ませないために、章の区切りで上下反転して印刷されています。 自分なりに章のタイトルから読み順をランダムに選びました。 自分が選んだ順番でしか味わえない感触があります。 2度読みでは意味が変わってしまう。 最初の一回の心地よさが…
【ザラシュストラ(ゾロアスター)】善悪二元論を説いた開祖【ヒーローレビュー第12回】
世界最古の宗教とも言われるゾロアスター教。 少なくとも教祖の存在する一神教としては最古であるらしい。 今回は古代ペルシアの地で勃興したゾロアスター教の開祖についてさらってみよう。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さ
テーマ本の紹介『ニーチェ ツァラトゥストラ NHK「100分de名著」ブックス』
皆様、鹿人(仮)です!今回は、「宗教」というテーマに因み(というか、あえて!)、ニーチェの思想に触れるための本をご紹介したいと思います!本はこちら↓NHK「100分de名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ NHK「100分de名著」ブックス(以下、本書と表記
こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 無限にゆたかな生命の海にふかく見入って、意志の哲学を思索し、「永劫回帰」の戦慄に耐えて存在の実相に徹する人間像への希望をうたうニーチェ。近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた彼の、今日なお予言と謎にみちた本書で、ツァラトゥストラは何を語るかーー フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)はプロイセン王国領ザクセンで神に使える両親の元で生を受けます。信仰心を生まれてすぐに持つことになりました。音楽の才能に恵まれ、学生の頃には仲間に即興演奏を披露するなど有能なピアニストでした。哲学、芸術に関心を寄せてショーペンハウアーに傾倒します。 1848年…