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旧池田家屋敷跡 旧池田屋敷長屋門は、彦根城の中掘に近い第三郭に建っています。かつて、池田屋敷のあった尾末町一帯には、中級武家屋敷が広がっていました。当建造物は彦根藩中級武家屋敷の典型をなす貴重な長屋門として、昭和48年に彦根市指定文化財に指定しています。この長屋門を良好に後世に伝えるため、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称 歴史まちづくり法)に基づく事業として、国の補助を得て平成20年度から23年度にかけて全解体修理事業を実施いたしました。建造物調査、発掘調査の結果から、これまで伝承でしかなかった馬屋の跡が実際に確認され、馬屋を復元いたしました。池田家は大阪陣以前「伊賀之者…
彦根城中堀の南側に面している辺りは、中級武士の屋敷が立ち並んでいたところです。そこに、旧鈴木屋敷長屋門が残されています。 旧鈴木屋敷長屋門 旧鈴木屋敷長屋門は、彦根城の中堀に面した第三郭に建っています。かつて当地一帯は300石以上の中級武家屋敷が広がっていました。天保7年(1836)に城下町を描いた『御城下惣絵図』によると、当地には鈴木家5代権十郎重用の名があります。重用の当時の知行(給与)は350石で、彦根藩の藩校弘道館の物主(事務長)や書物奉行・中屋敷留守居などを職務としていました。かつての屋敷地は、間口10間半(約21m)、奥行27間半(約55m)ありましたが、現在は主屋などすべてが取り…
現存する、およそ200年前の中級武士の居宅「旧目加田家住宅」(山口県岩国市)
この建物は、およそ200年前の江戸時代に建築されたもので、岩国藩の家臣で中級武士の居宅である。国の重要文化財で、当時の武士の暮らしぶりを偲ばせ、興味深い建物である。とりわけ、瓦の形状や積み方(両袖瓦・岩国瓦と呼ばれる。)に特徴があって面白い。旧目加田(めかだ