彦根藩善利組組屋敷(1)
彦根藩善利組組屋敷をまわってみました。 善利組足軽組屋敷、城下の南部、外濠(現在の昭和新道)と芹川とに挟まれた地区にあります。彦根藩の足軽衆は、二十二俵三人扶持の禄高で、第四郭つまり町の一番外側に住居を置き、城下を守る役割を果たしていました。組屋敷は、中藪組が、慶長11年(1606年)に設置されたのをはじめ、善利組は、元和3年(1617年)、足軽の増強により、川原町裏手に8組が設置されました。その後、寛永6年(1629年)には、瓦焼町東側に切通上・下組、また安清町南側にも大雲寺組の組屋敷が設置されました。中組・北組が設置された時期は明らかではありません。面積では、善利組がもっとも大きく、東西約…
2025/05/31 16:37