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バルセロナから、電車で30分ちょっと行ったところにある海沿いの町、シッチェス(Sitges)。小さな町ですが、ヨーロッパ屈指のゲイリゾートとして90年代から有名だそうです。 そのシッチェスで行われるカーニバルは、カタルーニャ州で一番大規模で、ヨーロッパでも有名だそうで、ランキングの上位に入ってくるのだとか。パレードも毎年2千人以上が参加し、30万人が訪れるそうです。 バルセロナ市でもカーニバルは開催されますが、規模的にちょっとショボかったので、シッチェスまで足を延ばしてみました。 パレードが行われるのはキリスト教でレント(節制)が始まる前の日曜日と「脂の火曜日」と呼ばれる火曜日の2日間。今年は、2月27日と3月1日に開催されました。日曜日はバスツアーなどもでていて混みそうだったので、火曜日に行ってみました。 パレードは夜7時開催で、6時半過ぎにビーチ沿いのカーニバルのルートに到着。ルートには一面柵が張り巡らしているので一目瞭然。まだ結構がらがらなので、どこで観覧するのがいいかルートを確認していると、座りながら見れるところを発見!教会も見えて完璧なロケーション。 この辺りはルートのパレー
地域密着、参加者なのか観客なのか分からないバルセロナの仮装パレード
木曜日に開幕したバルセロナのカーニバル。 歴史は中世に遡るようですが、意外と地味です。オープニングのお祝いだけは市内一か所だけで、メインのパレードなどは地域ごとなので、有名なカーニバルと比べると観客もパレードもどうしても少人数。 どうやら主に土曜日に市内の様々な地域でパレードが行われるということで、Villa de Gracia地区のパレードに行ってきました。 出発地点に行ってみると仮装した家族連れなどが多数。 軍事装備の親子。 ピースサインにロシア語でも「MIR」(平和) ストローラーも中世風? ピエロの家族。かなり気合が入っていますが、パレード参加者ではなく、観客のようです。 パレードの先頭はドラム。ドラムはバルセロナのお祭りでは欠かせないよう。 車や山車から紙吹雪をばらまきます。 緑尽しでカーニバルというよりアイルランドのセントパトリックのお祭りを思い起こします。 黒尽くめの団体。強盗、悪党? 段々パレードの参加者なのか観客なのか分からなくなってきました。後ろの方はもうテキトー。 20分もないくらいの短いパレードでした。日本で言ったら町内会の仮装パレードといった感じでしょうか。道
バルセロナでカーニバルの幕開けのパレード、l’Arribo de Barcelona
キリスト教のレント(受難節)の節制が始まる前の木曜日(今年は2月24日)は、スペインなど一部のヨーロッパの国でお祝いが行われます。ここカタルーニャ州ではカーニバルの始まりで、カタルーニャ語ではDijous Grasと呼ばれています。 そしてこの木曜日はごちそうを食べて祝うそうです。ここカタルーニャ州ではブティファラと呼ばれるソーセージ、トルティーヤ(スパニッシュ・オムレツ)やCoca de llardonsと呼ばれるパン生地の上にベーコンや松の実が載ったスイーツなど↓が食されるようです。見た目はあまりごちそうという感じではありませんが… バルセロナではこの日街のいくつかの文化センターなどでトルティーヤの品評会が行われていて、恒例となっているようです。 ポーランドでは穴の開いていない中にジャムなどの入ったドーナツ、pączkiを食べるのが習慣になっていて、シカゴに住んでいるときは職場のポーランド人の掃除のおばちゃんが毎年差し入れしてくれました。最近では、このドーナツは北米全土に広がっているようです。 さて、バルセロナではこの木曜日に、l’Arribo de Barcelonaといって、カ
イタリアのランキングでヨーロッパの50 Top Pizzasに選ばれたバルセロナのLa Balmesina
イタリア人が多いこともあり、バルセロナには多くのナポリピザ屋さんがあります。 その中で、イタリアの団体が発表するピザランキングで「50 Top Pizzerias in Europe」で29位になったLa Balmesina。別途イタリアだけのランキングがあるので、イタリア以外のヨーロッパのランキングです。 スペインでは、マドリードのFratelli Figuratoが3位、バルセロナのSartoria Panatieriが11位になっています。 La Balmesinaは、日本食スーパーのTokyo-yaから数件先のところにあります。ここは、過去にスペインのピザランキングで1位になっているようですが、同じランキングで過去1位に入ったバレンシアのピザ屋さんにいったところ全然美味しくなかったので、そちらのランキングは信頼していません…イタリアのランキングだと間違いなさそう♪ 間口は狭いですが外から見るといい感じの雰囲気です。ランチ(平日のみ)にはピザ以外のランチメニューもあります。こちらもやはりイタリア人が作っていました。 テイクアウトだと1ユーロ安くなるので、今回はテイクアウトに。 S
住む街の博物館や美術館は機会があれば行っています。 今回は、CosmoCaixaというカイシャ銀行によって設立された基金によってつくられた科学博物館に行ってきました。なんでも銀行の顧客は拝観料無料で入れるそうです(一部有料)。残念ながら顧客ではないので、今回は聖エウラリアの日の特別無料開放日で、事前に予約して朝一に行きました。 中心からちょっと離れた山の方の閑静なエリアにあります。山の下側の目立たない入り口から入りました。 通路の向こうには… とっても美しいモダニズム建築の建物!窓の形が好きです。 博物館の展示があるのは広場とモダンな建物の地下。丘の上にはファブラ天文台が見えます。 入り口を入ると見事な螺旋のスロープで地下まで歩いて行きます。 最初は特別展のニコライ・テスラ展。ニコライ・テスラ(1856年 - 1943年)はクロアチア生まれのセルビア人で、アメリカに渡ってエジソンの会社やウェスティングハウス社で働いていた発明家💡。テスラと言えば、電気自動車のテスラが今や有名ですが、会社名はこのニコライ・テスラに敬意を表して付けられたそう。 テスラは電気のAC(交流)、ラジオやラジコン
バルセロナの守護聖人エウラリアをお祝いする聖エウラリアの日。 この聖エウラリアのお祝いで、金曜日から日曜日にかけてバルセロナ旧市街の市庁舎周辺や大聖堂周辺で様々なイベントが行われました。 どうやら昔は大聖堂でミサが行われる程度で、80年代になってからパレードなどのイベントが行われるようになったようです。 他のお祭りと内容がかなりかぶっているので土曜日の夜のパレードだけ見に行ってきました。 その前に大聖堂が無料開放ということだったので行ってみると「お祈りをする人だけ」と門前払い…見学はあっちと右側を指すので行くと回廊だけ公開されていました。 古めかしく趣がある回廊です。ところが、アヒルがお互いを追いかけまわし、けたたましく鳴いていたのでみんなびっくりして見ていて、あまりお祈りをするという雰囲気ではありませんでした。 結構うっそうとした中庭。大聖堂の中はまたの機会に。 それから聖エウラリアの像を見に寄りました。小道にこじんまりとしています。彼女は13歳でキリスト教徒迫害に抗議して拷問の末亡くなったそうです。蝋燭が灯されていて、地元民が来て写真を撮ったりしていました。パレードではここに寄って
La Candeleraのお祭りでカタルーニャワインの祭典!
前回お伝えしたキリスト教でクリスマスの終わりをお祝いする2月2日。スぺインではLa Candelera(キャンドルの意味)と呼ばれていて、バルセロナ市内では大聖堂でお祝いのミサなどが行われたようですが、比較的地味に過ぎていきました。 他方で、バルセロナのサンツ駅から電車で20分ほど行ったところにあるMolins de Reiという町で1週間以上に渡りLa Candeleraのお祭りが行われていて、週末には大規模なフェアが開催されるということで週末に行ってきました。 クラフトなどの露店が並ぶ普通のフェアだけだったら、大体どこのフェスティバルも同じような店が多いので行きませんが、ワインフェアがあってカタルーニャ州のワインがいろいろ楽しめるということなので、それを目当てに! 去年の年末に行ったPenedesのお祭りのワインのセレクションが良かったのでちょっと期待!朝から開催ですがあんまり昼間から飲みたくないので夕方6時ごろに到着しました。 Molins de Reiに到着。駅がとってもキュート! 会場は市内に広がっていますが、一番近い地点は徒歩5分ほど。 クラフトやジュエリーなどを売るお店の
ミロ美術館の舞台裏ツアー:普段はお目にかかれない作品群を見るレアな機会!
バルセロナ市主催で、美術館や博物館の普段は見れない舞台裏のガイドツアーが開催されました。これはInMuseuというイベントで毎年開催されているようです。多くの公立の美術館・博物館が参加していますが、私立では唯一ミロ美術館が参加していました。 このイベントのガイドツアーは全て無料! ミロ美術館は普段は拝観料が13€するのでかなりお得です! ミロ美術館は、去年の9月のメルセ祭の時に無料開放されて、そのとき訪れています。今回のInMuseuは地元の人向けのイベントなので、すでに訪れたことが前提となっているような雰囲気でした。 ミロ美術館はバルセロナで生まれ育ったジョアン・ミロ本人によって設立され、217 の絵画、178の彫刻、9の織物、4 のセラミック、8,000の図画、そしてほぼすべての版画が所蔵されているそうです。ほとんどの作品はミロ本人からの寄付。ときおりカラフル、ときおりキュートでほんと見ていて楽しい美術館です。 ツアーの最初は地下の展示されていない所蔵作品の倉庫へ。廊下には作品を輸送するのに使う木のクレートがちらほらと並んでいます。ちょっと行くとオレンジの重厚なドア。 ガイドがカギ