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40年ぶりにバルセロナで一般公開:ミロの「星」のタペストリー
70年代にジョアン・ミロとタペストリー・アーティストのJosep Royoは、7つのタペストリーを共作しました。 バルセロナのミロ美術館のものはこちら↓。かなり大きい作品です。 一つはニューヨークのワールド・トレードセンターのロビーにあったのですが、テロで消失という悲劇にあっています。 ほかにワシントンDCのナショナルギャラリーやカタルーニャ州タラゴナの美術館にもあり、もう一つがバルセロナに本社があるCaixaBankがミロに依頼したタペストリー。 1980年に完成し、一般公開されたのは、同年11月と翌年のバルセロナの科学博物館(現在のCosmo Caixa)のオープニング記念のときのみ。それ以降は、バルセロナのCaixaBankの本社でケースに入れられて飾られていたそうで、従業員とアクセスを許可された客人のみが見ることができたということです。 そして今回40年ぶりに「LA ESTRELLA DE MIRÓ」(ミロの星)と題してこのタペストリーがバルセロナのCaixa Forumで一般公開されています。Caixa ForumはCaixaBankが母体のチャリティー団体が運営するアートセ
ミロ美術館の舞台裏ツアー:普段はお目にかかれない作品群を見るレアな機会!
バルセロナ市主催で、美術館や博物館の普段は見れない舞台裏のガイドツアーが開催されました。これはInMuseuというイベントで毎年開催されているようです。多くの公立の美術館・博物館が参加していますが、私立では唯一ミロ美術館が参加していました。 このイベントのガイドツアーは全て無料! ミロ美術館は普段は拝観料が13€するのでかなりお得です! ミロ美術館は、去年の9月のメルセ祭の時に無料開放されて、そのとき訪れています。今回のInMuseuは地元の人向けのイベントなので、すでに訪れたことが前提となっているような雰囲気でした。 ミロ美術館はバルセロナで生まれ育ったジョアン・ミロ本人によって設立され、217 の絵画、178の彫刻、9の織物、4 のセラミック、8,000の図画、そしてほぼすべての版画が所蔵されているそうです。ほとんどの作品はミロ本人からの寄付。ときおりカラフル、ときおりキュートでほんと見ていて楽しい美術館です。 ツアーの最初は地下の展示されていない所蔵作品の倉庫へ。廊下には作品を輸送するのに使う木のクレートがちらほらと並んでいます。ちょっと行くとオレンジの重厚なドア。 ガイドがカギ