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山本陽子「入門 日本美術史」(ちくま新書) 市民図書館にシャーロット・マリンズという人の「若い読者のための美術史」(すばる舎)を返しに行って、新入荷の棚をのぞいていて見つけました。こんどは日本美
蛸足ノート /穂村弘1962年北海道生まれの歌人のエッセイで読売新聞夕刊に2017年4月~2023年9月19日まで連載していたものをまとめたものです穏やかに進む日常の出来事ですが奥様とのやりとりがほんわかしていてでも独特の感性でとても面白く読みましたその中に「ところてんを箸一本で食べるという子ども時代の実家の風習」がありこれ栃木出身の私も子供の頃やっていた!と懐かしく思い出しましたそれにしても今思うとなぜところてんを食べるのに 箸1本だったのか謎です 🐙サキの忘れ物 /津村記久子新聞の書評で知った本です「表題作だけでも読む価値がある」とのことで借りてみました9篇入っていましたがバラエティに飛んでおり楽しかったです特に「真夜中をさまようゲームブック」はなかなか上がりの来ない双六のような作品でとても面白かっ...蛸足ノート🐙と、サキの忘れ物
子供の頃から唯一続いている趣味読書おやつを食べながら本を読むベッドに入って眠りにつくまで本を読む至福の時間です〜浅井リョウ 世にも奇妙な君物語 新しい作家さんの本を選ぶ時ってなんの賞を取ってるかが基準になります私的には本屋大賞の受賞作品は当...
1、作品の概要 『深い河』は遠藤周作の長編小説。 1993年に講談社より刊行された。 書き下ろし。 文庫版で352ページ。 1994年に毎日芸術賞を受賞した。 1995年に秋吉久美子主演で映画化された。 宿業を背負った5人の日本人がガンジス河のほとりで人生の意味を見つめ直す。 2、あらすじ 日本からインド行きのツアーで出会った4人の男女。 磯辺は亡くなった妻が「どこかで生まれ変わるから探して」という言葉に導かれ、美津子は大学生の頃に弄んで捨てたキリスト教信者の大津を探すため、沼田はかつて自らの命を救ってくれた九官鳥に恩を返すため、木口は戦友たちの死を悼むため、それぞれの理由でヴァーラーナスィの…
週刊 読書案内 笹原宏之「美しい日本の一文字」(自由国民社)
笹原宏之「美しい日本の一文字」(自由国民社) ここ数年、「美しい日本」とかいう言い回しで日本文化について取り上げる風潮が広がっていて、ウンザリしています。とりわけ「日本」を、他の国や文化に比
週刊 読書案内 豊永浩平「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」(講談社)
豊永浩平「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」(講談社) 新しい作家の登場!です。2024年に出合った日本の小説で、一番うなった作品です。荒削りの印象は否めませんが才能にあふれている
読書をするということは、人によっては敷居が高いと感じる人もいるかもしれません。 僕は小説やエッセイや伝記物の類が好きで、そういうものをよく読みます。 実用書や自己啓発の本は苦手です さて、読書
週刊 読書案内 ゴイティソーロ「パレスチナ日記」(山道佳子訳 みすず書房)
ゴイティソーロ「パレスチナ日記」(山道佳子訳 みすず書房) 2024年の6月に「エドワード・サイードOUT OF PLACE」という佐藤真監督の映画を見て以来、パレスチナをめぐって、映画を見たり、本を読んだりという
週刊 読書案内 シャーロット・マリンズ「若い読者のための美術史」(下田明子訳 すばる舎)
シャーロット・マリンズ「若い読者のための美術史」(下田明子訳 すばる舎) やたら分厚くて、チョット腰が引けるかもの見かけの本です。市民図書館の新刊の棚で見つけました。二月
週刊 読書案内 100days100bookcovers 夏目漱石「文鳥・夢十夜」(新潮文庫)
100days100bookcovers 夏目漱石「文鳥・夢十夜」(新潮文庫) 2020年、コロナ騒ぎの最中に友達と始めた100日100冊ブック紹介が、この秋ゴール! しました。100日目、100冊目です(笑)。 2
福井県立図書館のWEBサイト上にあるレファレンスページ「覚え間違いタイトル集」を元にした、「100万回死んだねこ」。覚え間違い、薬局でもあります。くすっとすることが多いのですが、やっぱりお薬手帳を使って欲しいかな…。
宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(新潮社) ハハハハハ、読みましたよ。 宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)です。 成瀬あかりの天下取りの道 は続いています(笑)。彼女が滋賀県の超名門県
吉本隆明「最後の親鸞」(ちくま学芸文庫) 2024年もあと三日ですね。今年も、あれこれ、あんまり流行りそうにない本ばかり「読書案内」してきました。これまた、まあ、ほとんど忘れられている本ですが、ど
姉妹本のありえないほどうるさいオルゴール店 は小樽が舞台でしたが2冊目のこちらは八重山諸島の石垣島よりも向こうの人口400人ほどの架空の島が舞台です人の心に流れる音楽が聞こえる風変わりな店主が営むオルゴール店の客の7つの物語 八重山リピーターの私は「??」と思うところが何回かありましたが読破する頃にはそれよりも内容の素晴らしさが勝っていましたただ、いくら架空の島とはいえ八重山と設定している以上は地元民は方言で話していてほしかったですその方が島の空気感が伝わってもっと良かったと思うからです1冊目の本では正直ちょっと退屈に思うところもありましたが2冊目のこちらは本当にいいなぁ…と思いました帯には「涙がとまりませんでした」1冊目にも「あなたは、この物語で、7回泣きます」と書かれていましたが、私はまったく泣いてはいませ...もどかしいほど静かなオルゴール店/瀧羽麻子を読みました。
はざまの万華鏡写真館 廣嶋玲子作/橋賢亀絵 またまた「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の原作者が素敵なファンタジーを読ませてくれました児童書の扱いになっていますが装丁も美しいし不思議な物語がお好きな方なら年齢は選ばないと思います文字が大きいのも老眼の身にはポイント高し(笑)現世と幽世の狭間にある写真館を舞台に館主、カメラマンの少年が写し出すのは普通ではありえないとっておきの写真ばかり物語の最後には少年の秘密も明かされますとても好きなタイプのお話で続編が出てくれると嬉しいですどうぞのいす香山美子作/ 柿本幸造絵 うさぎさんが手作りした椅子を 「どうぞのいす」と案内をつけて 設置したことから始まるお話なのですがすごくすごく可愛らしくて大好きな絵本になりました おすすめです 実はこの絵本だいぶ前に新聞の紹介で知ったのです...オススメ絵本🍎ファンタジー小説
←クリックで大きくなります日本ファンタジーノベル大賞2024年大賞受賞作主人公の黒猫が夏目漱石の飼い猫だった過去を持つという設定に惹かれました猫は9回生まれ変わるという設定のもと物語は進みますこの黒猫文豪に飼われていただけあってか長いこと転生を繰り返してきたからかどうかはさておきやたら難しい言葉を使いますその上偏屈で可愛げがなくてなかなか物語に入り込めませんでしたが我慢して読み進めてゆくと途中から物語に嵌まることができましたのほほんとした表紙とは裏腹にかなり重い話で主人公の黒猫が偏屈者だった理由も分かるととてもいいラストに辿り着きました黒猫のことも好きになっていました入り込むまで時間がかかりましたが読んで良かったと思える本です🐈(読み始め12月7日読了24日)猫と罰/宇津木健太郎*読書記
図書館で何やら懐かしい匂いのタイトルに惹かれ借りてみました小さな恋のものがたり高校生の時に購入していた月刊誌に連載されていましたこんな感じでね○10年前の雑誌ですが数冊実家から持ってきて取ってありますこの表紙にピンときたあなた!素敵なお年ごろですね(笑)それはさておきチッチとサリーの小さな恋が始まって60年ってすごいですよね!今回借りた本のカバーの右端に書かれた向かい合ったふたりが何とも言えずいいんですよね左側のおばあちゃんは小豆(こまめ)さんといいエッセイの中に挟まれる4コマ漫画の主人公ですチッチが乙女心の代表だとするならば高校生のチッチの心の中にはおばあちゃんは住んでいないけれどおばあちゃんの心の中には高校生だったチッチが住んでいるんですよね何歳になってもそう思ったら私も過去の自分から前向きな力を受け...みつはしちかこさんのエッセイを読みました。
週刊 読書案内 金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書)
金子勝・児玉龍彦「現代カタストロフ論」(岩波新書) 経済学者金子勝と先端医療分野で「がん」の研究を牽引している医学者児玉龍彦という二人が、2022年の時点で、経済的、医療的カタストロフに陥ってい
こんにちは。てんすけです。 読書好きです! p-tenchan321.hatenablog.com 今年もたくさん本を読んだので、ベスト10やっていきたいと思います! なお、すべてネタバレ無しで紹介していますので安心してご覧ください。 また、記事のスタイル上、ランキング形式となっていますがすべておすすめです!! ぜひ読んだら感想を教えてください。
映画を愛する人々に起きた、キネマの神様からの奇跡『キネマの神様』。 『キネマの神様』あらすじ 円山歩は、都市開発会社でシネコン開発担当者だった。しかし社内のトラブルに巻き込まれプロジェクト半ばで退社に追い込まれる。 同じ頃、父親ゴウが心臓発
俳優・小林聡美さんのエッセイ『茶柱の立つところ』。日々の出来事がコミカルに描かれています。今回、久しぶりに読んだけれど、肩肘張らない感じがとてもいい。肩肘張らないエッセイ若い頃やマダム時代も、日常をコミカルに描いていた小林聡美さんのエッセイ...
週刊 読書案内 2024-no142-1064 ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)
ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社) 今日の案内はウォルター・アイザックソンという、学者さんの「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)です。それぞれ300
週刊 読書案内 2024-no142-1064 ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)
ウォルター・アイザックソン「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社) 今日の案内はウォルター・アイザックソンという、学者さんの「コード・ブレーカー(上・下)」(文藝春秋社)です。それぞれ300ペ
週刊 読書案内 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社)
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」(新潮社) 宮島未奈の「成瀬は天下を取りに行く」(新潮社)を読みました。2024年の本屋大賞ですね。あちこちに「絶賛!」レビューの山で、どっちかというと、普段は避けて通る
新聞で著者のインタビュー記事を読み興味を持ちました主人公が受付け係として働くクリーニング店では持ち主が長く引き取りに来ない洋服を「はぐれんぼう」と呼んで 処分を頼まれるのですが主人公は捨てることが出来ず自宅に持ち帰ります 翌朝布団の中で目を覚ました彼女は 持ち帰った衣服を全部 重ね着していることに気づきます そんなへんちくりんな重ね着ルックのまま 衣服に導かれるようにして奇妙な旅に出ます 345ページにわたる長編ですが先が気になってとても面白く読みました 全く想像外の出来事が待っていて 結果的にはダークファンタジーのような… 話の流れとは 全く関係がないのですが セリフの中ですごく気に入った部分があります それは… 「疲れは一生懸命に生きようとする身体だけに与えられる、天からのありがたいお恵み」 「内に...はぐれんぼう/青山七恵を読みました。
*雫/寺地はるな*ここ何年かの寺地作品の中で一番好きな本です特に響いたのがこちらの言葉変化しながらゆるやかに繰り返し、続いていくことを「永遠」と呼ぶのだから。終わることも、変わっていくことも、離れることも、なにひとつ 悲しいことではない。私は変化が怖いです変わることが怖いと思っていて二の足を踏んでしまうところがあります背中を優しく押されたような 気持ちになりました🕊️*ひと枝の花に似て/星野富弘*体育の教師だった時指導中の事故で脊髄損傷になるが努力の末筆を口にくわえて50年にわたり 花の詩画を描き続けるに至った著者が 今年4月に亡くなられました 本書は出版された本の中からの エッセイベストセレクションです タイトルは「散ってゆく花の横に、ひらきかけた つぼみがあり、枯れた一つの花のあとには、 いくつもの実...雫/寺地はるな*ひと枝の花に似て/星野富弘
おうちの寒さ対策と【読書日記】推しの子/正体。 年末年始は映画館通いかも
軽い風邪をひいて1ヶ月ピークのときはひどい咳でしたが、いまは少し喉がイガイガする程度治りそうで治らなくてテレワークしてたら寒気がして、床暖房だけではたりず腰にホッカイロ貼って仕事しました食欲もあるし、体も動くけど体は正直でTVを見てたら9時...
【読んで良かった本、5冊の話】アートセラピーノート/書いたら燃やせ/漫才過剰考察/【12月のエモ活】
最近読んだ本、5冊について紹介するよ🤞 今月読んだラインナップは以下。 ・アートセラピーノート ・書いたら燃やせ ・イノーベーターで読むアパレル全史 ・漫才過剰考察 ・どうやら僕の日常生活はまちがっている 【エモが溜まったら更新】エモ活日記|重ねおり|note エモーションを揺さぶる活動、エモ活(※辞書には載ってない)を記録するマガジン。大体月1〜3くらいで書いている。エモを揺さぶ note.com 「やりたいことやったもの勝ち!エモ消費」を今年の抱負に掲げているので、毎月「エモ活」と称して楽しかったことを記録しているよ。 というわけで、ここ最近の読