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こんにちはブログのご拝読、いいねボタンをありがとうございますm(_ _)mブログの更新時間はいつも『12:00前後』となっております↑↑お散歩するといろんな花…
「いいのかぁ?地下には、化け物がウジャウジャいるゾォ~」 前方を歩くアキとカガリに向かって、帽子屋が面白がって声をかける。「うるさい」「ちょっと、黙って」「静…
「それから、廊下をはさんだ奥に、もう一つ部屋があって…」 カガリが続けると、ゼペットじいさんが、「おっ」と声をもらす。「確か…地下牢が、どこかにあるはずなんだ…
ナイトは意気揚々と、ショータとユウジを引き連れて、階段を上って行く。その後ろ姿が、闇の中に吸い込まれていくのを見届けると、「よし、我々も行くか」ゼペットじい…
「ここはなに? ファンタジーランドでしょ? ピーターパンでは、ウェンディと弟たち。 ピノキオでは、町の子供たち。 みんな…何らかの方法で、連れ出されているわよ…
何か思い当たることでも、あるのだろうか?「カボチャはたぶん、さらわれた子供たちだ」ナイトがいわくあり気に、そう言うのを聞いて、「あっ」ショータの中で、何かが…
「私は…この子たちの仲間を探すとしよう」 ニッコリと微笑みながら、アキとカガリを見つめる。「よかったぁ~」思わずアキが、声をもらす。「えっ?私では、役不足か?…
「そうだなぁ~」 仲間の方を向くショータに、「私は、ケイタ君を探すわ」キッパリと、アキはそう告げる。「そうか、アキとカガリは…ケイタだな」「じゃあ、ボクは?」…
「なるほど」 するとショータが、メガネの縁に手をかける。これは、何かを思いついた時とか、興味を持った時にする仕草だ。「要するに…こういうことか? 諸悪の根源が…
(ちょっと、待って!…再生って?) 自分で思いついたその言葉が、アキの脳裏に引っかかる。「なんだろう…」アキは、すぐ脇に立っているショータに向き直る。「ん?な…
「そうじゃないけど…」 女の子たちのやり取りを見ていたナイトが、「さ、今のうちに行きましょうか。 敵はなるべく、少ない方がいい」いつの間にか、アキたちのすぐ側…
ワン!珍しく、ルシフェルが吠える。「ねぇ、アリス…それ、なに?」アキが、アリスの手の中のものを見つめる。「あぁ~これね! これは…ポケットに入っていたんだ…
「ねぇ、ルシフェル。 私たちと同い年の男の子…見かけなかった?」 いつの間にか、メアリーと黒マントの男がいなくなって、自分たちだけになってしまった。その代わり…
「なんだ、そのこと?」 アリスはクスッと笑う。「そりゃあ、そうでしょ? だって、ここは…寄せ集めの世界。 ホンモノのようで、ホンモノではないのよ」謎めいた言葉…
何で、こうなるんだ?まるでルシフェルに、追い立てられるようにして、アキたちは城の中を進む。以前見た時と、何かが違う…アキは奇妙に感じて、カガリを突っつく。「…
(えっ?) 思わず振り返ると、いつの間にか、ショータのすぐ背後で、あのシロクマのように、大きなルシフェルが、こちらを向いている。(えっ?いつの間に?)ギョッと…
「え~っ?そうかなぁ」 そんなことはないわよ、とカガリがヘラッと笑う。「アキちゃん、気にしすぎ~ たまたまでしょ、たまたま」やけにカガリが、強くそう言う。「そ…
この人のことを、信じてもいいのだろうか…アキは、決めかねていた。いきなり現れたこの黒マントの男が、本当にこの館の主なのかどうかは、まだ定かではないのだ。 だ…
「えっ、なに?」 何があったの?アキとカガリとショータを、チラリと見る。さっきまで、強気だったメアリーなのだが、急にソワソワとした様子で、目をキョロキョロとさ…
当のルシフェルは、さっきのことなどなかったかのように、おとなしくじぃっとしている。見た目はとても穏やかで、賢そうな顔をしている。そして、ツヤツヤとした美しい…
「何だぁ~おとなしいじゃない」 アキはそぅっと、ルシフェルというシロクマみたいな犬に、手を伸ばす。「おい、やめろ」あわててナイトが、その手を振り払う。「えっ?…
バサッバサッ…大きく翼の音が聞こえる。「やっぱり…ペガサス?」だが…そのシルエットは、馬とは似ても似つかぬものだ。「あ~あ!せっかくいいところなのに… お迎…
「へぇ~何にも知らないんだ」 いきなりメアリーが、アキを見てそう言うと、にぃっと顔中で笑う。「えっ」 何を言っているの?初めてアキが、このカマ女に恐れを抱く。…
「間違えじゃないわよ!だって…私が直接持っていくように、って 頼まれて、あなたに届けに行ったのだから」 間違えようがないでしょ!メアリーがキッパリと、そう言っ…
「ボス?」「それって、だれ?」「聞いてないよぉ~」「今、聞いた」 口々に、子供たちは声を上げる。「もしかして…それって、招待状を出してくれた人?」すぐアキが、…
「おい、大丈夫か?」 ナイトとルークは、すぐに四人の側に駆け寄る。「何か、あったか?」アイツに何か、されたりはしなかったか…と、チラリとメアリーの方を見る。「…
「たぶん、あれは…ブラッディメアリーだ」 さらにショータが、小声でささやく。「えっ、なに?」ブラッディメアリーって?アキが聞き返す。「あれは…危険だ」サッと血…
「えっ?なに?」 まるで魅入られたように、ボーッとしていたユウジが、あわてて取り繕おうとする。へへへへへ…「ユウジィ~」「あんた…」アキとカガリが、ニヤニヤし…
「いや、それはちょっと」「約束が違うだろ」 ナイトとルークが、女に向かって渋い顔をする。「ねぇ、なに?」「何をそんなに、もったいぶっているの?」アキとカガリが…
(あ~あ!あんなに大きな声を出して!) ナイトは内心、ヒヤヒヤしている。あんなことを言って、彼女を刺激しないのだろうか…と。 だがナイトのそんな気遣いも、この…
「いきなり、声をかけるからだろ!」 だがナイトは…少しもおびえる様子もなく、堂々とした態度で言い返す。「そうか?それは、悪かったな」その女は、見た目にはそぐわ…
「うーん、目覚めたのかどうかは、わからないが…」 みるみる城壁を覆いつくす幹を見て、ナイトは顔をしかめる。「確かに…急がなくてはな」ボソッとつぶやくと、背後を…
「あらぁ~」 アリスは、その姿を見送る。「だからオレは…ここに来るのが、嫌だったんだ」駄々をこねるように、帽子屋がわめく。「まぁまぁ~ ここは早く終わらせて、…
「何って…それは私には、わからないわよ」 自分よりも、可愛い女の子が現れたせいか、ティンカーベルは気に入らないようだ。「それだったら…見てきてもらえません?」…
「えぇっ?」 ブラブラと揺れるツルを押しのけると、アキは目をこらす。よくは見えないけれど…ナイトとルークが前を向いたまま、何かを話しているようだ。「何があった…
「ケイタ…どこにいるのかなぁ」 ふいに心細くなり、アキがつぶやく。「ケイタ?ケイタは…この辺りにいるみたいだよ」思ってもいないことを、ショータがつぶやく。「ホ…
「まぁ~いいんじゃあない?」 ルークがポツンとそう言うと、「え~っ」「そんないい加減で、いいの?」アキとカガリが、声を張り上げる。「それなら…どうしろっていう…
帽子屋はクルリと首を回すと、コキコキと肩を鳴らす。「さぁ、キミたち!さっさと行こう」キビキビとした態度で、アキやカガリやユウジの肩を、ポンポンと叩く。「調子…
「なに?」「これって、もしかして」 アキはようやく、気が付く。(この城は、途中退場を許さないんだ。 入ったら最後…決着をつけるまでは、逃がさないつもりなんだわ…
ヒュン!緑色の物体の長い根っこが、しなるように伸びる。 ピシン!帽子屋に、襲いかかる。「なんだ?お前たち!ふざけるのは、やめろ」帽子屋は、まだその謎の物体に…
ファークション!大量の金粉を浴びて、帽子屋は大きくクシャミをする。「なんだって!おまえこそ…ピーターの金魚のフンじゃあないかぁ」ティンカーベルをはたき落とそ…
光の玉は、フワフワと揺れながら、アキたちの後をついて来ているようだ。今のところは、攻撃してくる様子もない。なので、あまり気にならなくなってきた。 まったく同…
光の玉は、くっついたり、離れたり、一つになったり、二つになったり、さらに枝分かれして、無数に増えて、アキたちの前を、フワフワと行ったり来たりしている。「もし…
「じゃあ…誰か、住んでいたの?」 思わず、声が大きくなる。こんな声で話していたら、オジサンに聞こえてしまう!カガリはハラハラして、「ちょっと、アキちゃん…」ア…
「何よ、あの猫!」「思わせぶりよね!」 天井に向かって、アキは全力でアッカンベーをする。「ねぇ~シリトリでもしようか? それとも、歌でも歌う?」アキは不安を吹…
「いいことを、教えてあげる」 ノワールは、大きな口をカパッと開けて、ニヤニヤ笑いを浮かべる。「どうせ…ろくでもないことなんだろ!」ピーターが、大きな声を張り上…
「オジサン…何で、ここにいるの?」 それでもアキは、聞かずにはいられない。だがオジサンは、聞こえない様子で、そのままスタスタと歩いている。(なんで、何も話して…
「上の方?上の方って、どこ?」「それって、これから行くところ?」「どんな所なんですか?」 アキとカガリとユウジが、代わる代わるオジサンを問い詰める。少しでも、…
ディナーパーティー いつもお手伝いに行ってるDr. Fが、趣味で毎年10月31日に自分の持ってる古い教会の建物でお化け屋敷を開催するのね👻🎃😈 そして翌…
「ねぇ、オジサンは今まで、どこにいたの?」 アキはさり気なく、探るような目付きで、オジサンの背中を追いかける。トントンと階段を上りながら、オジサンは前を向いた…