メインカテゴリーを選択しなおす
だが…帽子屋の思い切った行動で、その動物の気がそれたのは、事実だ。「さぁ~こっちへ」ルークが、アキに手を引く。「えっ」まさか、帽子屋をオトリにするの?でも……
「カガリちゃん…」 カガリは、気が付いているのだろうか…と、アキはチラリとカガリの方を向く。すると、カガリとパッと目が合う。カガリも、この異様な空気に気が付い…
「めったなことを言うな! ここは、我々のフィールドではない」 ピシリと、ゼペットさんがアキに向かって言う。今までとは違う険しい顔つきだ。それほど…ここは、何が…
すっかり帽子屋に、この場の空気を換えられたようだ。何となく、重苦しい空気が流れる中…帽子屋だけが、勝ち誇った顔をして、一同をグルリと見回している。「じゃあ……
「なによ、それ」 アキは一瞬、帽子屋が何を言っているのか、わからなかった。「だから…翼のあるものを恐れよ…」もう一度、繰り返そうとしたので、「だから…それは、…
「もしかして、これって…ケイタからのメッセージ?」 いきなりアキが、大きな声を上げる。「ちょっと、アキちゃん」静かにしてよ。もしもケイタが起きてきたら、どうす…
「ケイタ…あそこで、何をしていたんだろう?」 ふとアキは、ケイタのしゃがみ込んでいた場所を、あらためて探る。すると…何か、床を引っかいたような跡がある。もちろ…
「違う?」 えっ?同じじゃあないの?ショウが持っていた、懐中時計のことを思い出す。「そう…ナイトの役割と、私の役割とは違うんだ」「違うの?」アキとカガリは目を…
「え~っ」 そんなことをしても、平気なの?さっき…目を真っ赤に光らせて、襲い掛かろうとしたケイタのことを思い出し、ゾッと肩をすくめる。「どこに連れて行くの?」…
「やめて!ケイタよ!殺さないで」 だがアキは、ルークを止めようと立ちはだかる。「目を覚ませ! あれは…キミの友達じゃあない」剣のサヤで、コンとアキを小突くと、…
「えっ?」「あれって…」「ケイタ?」 どうして?思わず近づこうとするけれど…「やめておけ」帽子屋が、二人を止める。「どうして?ケイタよ」やっと、見つけたのに……
「前みたいに…カボチャがあればいいのにねぇ」 クスッと、カガリが冗談めかして話しかける。「え~っ、でも、またカボチャに襲われるのは、ごめんだわ…」「あっ、それ…
「なんだ、アリスって…たくましいのねぇ」 アキが感心したように、フフッと笑う。「さ、私たちも行こう」カガリが、アキの背中をそっと押す。「カガリちゃん…この中に…
「キミは勇敢で、賢い子だ。 きっと…キミならば、新たな光を見いだせるだろう」 キッパリと、アリスに向かって、ルークが答える。「え~っ、なに?」「私たちが、ダメ…
(本来ならば、この子たちは、連れて行くべきではない…) かなり、危険だ…ルークは、そう思っているのだが…かといって、ここに置いていくのも、安全かというと、それ…
「ほら、いいって !」 笑いながら、アキが言うと、「言ってない!」すぐにルーク言い返す。「ダメ?」アキが上目づかいで、ルークを見上げる。う~っ困ったように、ル…
「うわっ」「やっぱり、地下牢だ」「いや、隠し金庫じゃない?」 期待に満ちた目で、一同はじぃっとルークの手元に注目する。「さぁ、それはどうかな?」ルークは、1メ…
「ねぇ~試しに、そのカギをあててみたら?」 カガリが、ルークに向かって言う。「鍵穴なんて、どこにもないだろ」帽子屋が、今度こそ、取られまい…とばかりに、帽子を…
「ねぇ~ケイタのカギがある、ということは… ケイタがここにいたっていうこと?」 シャボン玉のように、小さな羽虫が消えたことも気になるけれど…さっき見つけた、ケ…
「ほらっ!」 帽子屋の手を避けて、ルークはひょいっと、アキたちに向かって、帽子を投げる。「いい加減にしろよ」帽子屋が騒ぐのを無視して、今度はピーターがピョンと…
「何だよ、うるさいなぁ~」「帽子よ、帽子!」 迷惑そうにする帽子屋に向かって、アキはすぐに飛びつく。「なんだ?一体!」ピョンと飛びついて、帽子に触れようとする…
古都の空からごきげんよう愛犬家ゲイことMA⭐CHARUです。 昨日の大雨でしおれてしもたカシワバアジサイ バイアグラ飲む前のお爺ちゃんのアレに…
「とにかく、伝えたからな」 それだけを言うと、オジサンは背中を向けて、フラッと部屋から出ていく。床の円陣は、もうすっかり影も形もない。「一体、あれは、何だった…
「やっぱり、オジサンじゃないわ!」 思わずカガリが、声を張り上げる。「だって、ホンモノのオジサンは…そんなことをしないもの」カガリの声に、オジサンは一瞬、立ち…
「大人をからかうのは、たいがいにしてくれ」 大きな声で、オジサンはアキとカガリに返す。だがアキは、少しもひるまない。やっぱり、自分のカンが当たっていたのだ…と…
「ヤダなぁ~」 ははは、とオジサンは愛想笑いを浮かべる。「だったら、オジサン…探し物は見つかったの?」挑むようにして、アキはジロリと、オジサンをにらみつける。…
「えっ?」 オジサンの方に、みんなの視線が集まる。「ねぇ、ケイタのカギ…何でオジサンが、持っているの?」思い切って、カガリがオジサンに向かって、声を上げる。も…
オジサンの目が、ドロンとしている。「これは…ケイタの自転車のカギね」何も気づいていないカガリが、それを見ている。「カガリちゃん、離れて!」とっさに、アキがカ…
本日より北海道神宮祭 中島公園にお化け屋敷 見世物小屋・オートバイサーカスは消滅
今日から札幌で一番大きな神社祭り 北海道神宮例祭が始まる。円山公園にある神宮では奉納行事が行われ屋台も出るけれど数は少なく、屋台のメイン会場は中島公園。コロナ前は屋台がびっしり立ち並び500店ほどあったそうなんだけれど、コロナで廃業しちゃった店もあるのだろうね、数は減った。札幌は飲食を伴う野外イベントが多くて屋台慣れしているんだけれど、お祭り屋台は別物よね。すごくおいしいわけではないし高くて衛生的に...
「ホント、大げさだなぁ~」 ヘラヘラと、帽子屋は笑う。「大丈夫なんじゃない? 今のところは…何ともないから」 な、そうだろ?帽子屋は、ポカンとしているルークや…
「あっ」「ちょっと」「気はたしか?」 アキとカガリも、ルークも唖然として、帽子屋のすることを見ている。「何をしているんだ」ルークはあわてて、帽子屋を捕まえよう…
「まぁ、まぁ、そんなことより…キミたちは何をしに、ここに 来たんだ?」 自分の周りを、グルグルと小さな魔のものが、飛び回っているというのに…オジサンは、平然と…
「あれは…黒魔術なんだぞ。 勝手に踏み込んだら…キミまで巻き込まれてしまうんだぞ」険しい顔をして、ゼペットさんがアキに向かって、厳しい口調で話す。「黒魔術?」…
こんな呪われた状況に置かれながら、オジサンは何も思わないのだろうか?アキは引っかかるものを感じるけれど、オジサンはじぃっと座り込んだまま、うつむいている。「…
「えっ?えぇっ?」 バタバタと、自分の周りを飛んでいる小さなものを…オジサンは、はたき落そうとしている。ただ…ブーンと羽音を立てて、虫のようなものはグルグルと…
「何だよ、失礼な」 ポカリとまぶたを開くと、その人がブスッと声を出す。「ウソでしょ」「なんで、オジサンがここに…」「まさか、ニセモノ?」パニックをおこしたアキ…
「ねぇ~カガリちゃん。 何だかおかしいと、思わない?」 コソッとアキは、カガリに向かってささやく。カガリは最初は、驚いていたけれど、「やっぱり、そうなのかなぁ…
「何なの、さっきから!どういうこと?」 カガリをかばうようにして、アキは三人に詰め寄る。「帽子屋さんの言う通りよ」 フワッとティンカーベルが、アキの目の前をヒ…
「なに?」「まさか…ここで何か、していたの?」 おびえる二人に向かって、「決まっているだろ?魔物たちが、ここで儀式をしていたんだよ」帽子屋は目をギラギラさせて…
「えっ?何があるの?」 また棺桶でも、あるんじゃないの?(ホント、悪趣味よね)ゲンナリするけれど、それでもカガリが指し示す方に目をやる。「床?」 なによぉ~ア…
その部屋はガランとしていて、とても薄暗く、人の気配もない。だが何か…異様な空気を感じる。(なに?)アキはすぐに察知して、キュッと唇を固く引き結ぶ。「どうした…
目の前には、黒っぽい扉…「さぁ、行くぞ」ルークが扉に、手をかける。ゴクリ…緊張のあまり、アキは唾を飲み込む。思いのほか、大きな音を立てたようで、あわててカガ…
何かが、おかしい…アキは違和感を感じる。ピタリと扉の前で、立ち止まるアキに…「どうしたの?」けげんな顔で、カガリが声をかける。「ううん…」アキは頭を振ると、…
「知りたい?」 フワッとティンカーベルが、ショータの前に飛んでくる。「あの子は…ただ者じゃあないわよ」フフッと意味あり気に笑う。「あのカマって…ホンモノ?」ポ…
コツコツと、廊下を歩いていると…今朝見かけた、ガランとした部屋にたどり着く。この扉の向こうに、何があるのか?さすがに一同は、緊張のあまり、その場に立ちすくむ…
「帽子屋さんは…何か心当たりでもあるの?」 ようやくやる気になったのか?アキは、期待のまなざしを向けるけれど…帽子屋は、大きな口をカパッとあけて、「いや、まっ…
「キミ…若いのに、わかっているじゃないか! で…何をして欲しいの?」 帽子屋はすっかりご機嫌を取り戻して、嬉しそうにアキに向かって笑いかける。 「なんだ…あの…
「それは、決まっているだろ? きっとどこかで…こちらの動きを、うかがっているはずだ」 目をギョロつかせて、帽子屋は落ち着かない様子で、キョロキョロしている。「…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第27章 竜の社…15
「何だよぉ~ユウタぁ~ もしかして、心配してくれていたのかぁ?」 ジュンペイが面白がった調子で、ポンポンと裕太の肩をたたく。「そんなことは、ないよぉ~ だけど…
「これって…あくまでも、前のとは違うんじゃあないの? だから…変わっていても、少しもおかしくはないわ」 カガリは疑問に思うことなく、あっさりとそう言い切る。「…