メインカテゴリーを選択しなおす
それは幻の…夢見るホテル 番外編ゴースト…永遠の幻(その後の物語)…2
「あの」 思い切って、その老人に彼は話しかける。もしかして、何か知っているのだろうか…彼はひそかに期待する。すると老人の目が、ピカリと光る。「もしかして…アイ…
それは幻の…夢見るホテル 番外編 ゴースト…永遠の幻(その後の物語)…1
カサリ…と足音がした。真っ平になった台地には、雑草が再び覆いつくしている。あれほど整備されて、美しかったこの森は、すっかり様変わりして、ぼうぼうと草のはびこ…
青春18きっぷがあと2回残っている。さて、どうしたものかと考えて、妻に清里萌木の村のレストランROCKのカレーの話をする。あそこのカレーはとても美味しく、地元で作っている八ヶ岳ビールTOUCHDOWNというブランドがまた美味しい。如何にビー
11月5日昨年、現在の我が家を買ったときから、散歩をするたびにこのお城が気になっていました。ビルの上に天守閣が載ってる感じはいいんだけど、その一角が宙に浮いてるし、ビルがもろ廃墟っぽくなっていて、遠くからでもはっきりわかって恐怖感が漂っています。近所の人に聞くと「ラブホだった」とか言うし、病院の人に聞くと「廃墟だけど、老婆がひとりで住んでる」とか・・・聞けばきくほど、怪しい空気に包まれてしまいました...
1. 概要 阿蘇観光ホテルとは、熊本県阿蘇郡にある温泉旅館の廃墟である。昭和天皇がこのホテルを大変お気に召され、三度(みたび)お泊まりになったというエピソードは特に有名で、周辺の旅館では名門中の名門であった。 しかしその栄光も今や昔──今となってはホテル内に瓦礫(がれき)やゴミが散乱し、夜には幽霊まで出没するボロボロの廃墟へと落ちぶれてしまった。 1-1. 阿...
「さぁ…もう、君の用事は済んだんだろ? 帰りなさい」 どのくらい、眺めていたのだろうか。気が付くと、恭介と橋本と犬井さんの3人だけになっていた。ブルトーザーや…
「ソウさん!」 なんで、ここにいるのか? どうして、止めるのか?彼のらしからぬ行動に、恭介は言葉をなくす。「困ったものだ…」だが犬井さんはため息をつくだけで、…
「あの人も…ここが居場所だったからなぁ~」 そうため息をつきながら言うので、「犬井さんは、これからどうするのですか?」トラックが入って行くのを見つめながら、そ…
1. 概要 鱒池亭(ますいけてい)とは三重県伊賀市にある割烹(かっぽう)旅館の廃墟である。三重県でも指折りの心霊スポットに数えられ、経営に行き詰まり一家心中をしたオーナー家族の霊が、夜な夜な姿を現すと言われている。 1-1. 鱒池亭の歴史 鱒池亭の前を流れる奥山川の上流には、奥山愛宕(あたご)神社や青山高原といった観光地がある。この鱒池亭はそこへ...
「えっ?これは…」 その人形は、見覚えのあるものだった。それは…あのホテルの入り口の近くにあった、オルゴールの人形だった。トゥシューズをはいて、足を高く掲げて…
「でも…犬井さんに、頼まれたんだろ?」 恭介が言うと、橋本も真剣な顔つきになり、「そうだな」短く答える。『あのホテルの最後を、見守って欲しい…』犬井さんは、そ…
「これは…ボクにしか、探せないんだ」 なぜだか、恭介たちに顔をそむけて、そう言う。橋本が戸惑っているのが、何となくわかる。ソウさんが、何を探しているのかは、わ…
「ま、とにかく…やるだけ、やってみるさ!」 橋本が、気休めのように言う。2人はすぐに、ソウさんの家へと向かう。 あちこちに、売地と書いた看板が目に付く。それ…
「ソウさんの様子がおかしい。 頼むから…目を離さないでくれ」 犬井さんからの突然の電話に…恭介は戸惑う。どういう意味か?監視しておけってことか?恭介は、橋本に…
1. 概要 ほととぎす旅館とは、大阪府阪南市の山中渓(やまなかだに)にある温泉旅館の廃墟である。創業は昭和初期と古く、敷地内にはホタルの棲(す)む美しい川が流れ、太鼓橋や灯篭(とうろう)を配した和式の庭園があった。 現在では、大阪でも指折りの心霊スポットとして知られている。 1-1. ほととぎす旅館の歴史 もともとこの...
道中は、2人とも口が重たく、しゃべってもひと言二言で、すぐに黙り込んでしまう。「大丈夫か?」チラチラと橋本が、ミラー越しに恭介の様子を気にしている。「大丈夫…
ついに、ホテルにブルトーザーが入る日が来た…と聞いたのは、それから2週間後のことだった。「おまえ、行くのか?」心配そうに、橋本が聞く。「当たり前だろ?」当然…
「たのもしいな!」 犬井さんは、ハハハ…と豪快に笑うと、「また、連絡する」クルリと背中を向けた。「あっ…」 犬井さんは、何しに来たんだ?ふいにそう思い、恭介は…
確か管理している…と犬井さんは言っていた。それならば、知っているはずだ…と恭介は思う。 すると先ほどまで、恭介の目をじぃっと見つめていた犬井さんが、ふっと…
概要 カローラ山荘(迦楼羅(かるら)山荘)とは、青森県八戸市にかつてあった精神病患者のための療養施設の廃墟である。 ここで行なっていたのはゴリゴリの投薬治療ではなく、芸術療法や作業療法などを通じて病状の改善を図るものだった。彼らの精神世界が産み出す独特の彫刻群は、ここが廃墟となった後も敷地内に残された。 もともと異様に見えるそれらの彫刻が暗い山林にぽつりぽつりと立っ...
「えっ?」 なんで、知ってるの…?「そりゃあ、わかるさぁ~」なぜだか自信満々の顔をして、そう言う。「どうして?」まさか…中身を知ってるのか?(いや、むしろ…手…
「なんだ?」 今さら、見つかっても…と思うけれど、足元に白っぽいものが落ちている。 なんだ?すぐに恭介はしゃがみ込むと…すれはネックレスのように見えた。 なに…
以前のように…不思議な光りが出てきたり、オルゴールが鳴ったり…というような珍現象は怒らなかった。恭介はホッとするものの…何だか物足りなさを感じる。もう2度…
摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は兵庫県神戸市にあった昭和初期のホテルの廃墟。写真の流麗な半円形テラスで名を馳(は)せ、廃墟愛好家であれば知らぬ者はいなかった。その圧倒的美しさは他の廃墟の追随をついに許さず、かつては「廃墟の女王」とまで謳(うた)われた。 日本を代表する廃墟として双璧を成していた軍艦島と同じく、摩耶(まや)観光ホテルもドラマや映画のロケ地としてたびたび使用されてきた(有名どこ...
長崎県長崎市の沖合いに浮かぶ巨大廃墟「軍艦島」。正式名称を端島(はしま)(羽島とも)という。言わずと知れた、我が国が世界に誇る一大廃墟島である。 かつてここでは良質の強粘結炭(石炭の一種)が採れたため、島はおおいに賑わった。最盛期の昭和35年(1960)には人口密度が当時の東京の9倍(当時の世界一)にもなったという。 しかし世の中が石炭から石油の時代へと移り変わるなか、島は急速に衰退。最盛期からわず...
世界平和大観音は兵庫県の淡路島にある観光複合施設の廃墟。正式名称を「豊清山平和観音寺」という。昭和57年(1982)に建立された巨大観音像は台座部分を含め全高100メートルにもなり、当時は世界最大の仏像として注目を集めた。 昭和52年(1977)のオープン当初はそこそこの賑わいを見せたものの、観音像の完成から6年後の昭和63年(1988)にオーナーである奥内豊吉氏が死去。その後妻が経営を引き継ぐも、その妻も平成18...
1. 概要 化女沼(けじょぬま)レジャーランドは宮城県大崎市にある遊園地の廃墟である。2000年代に入り遊園地の廃墟が次々と解体される※1中、2021年の今も残る「観覧車のある廃墟」として全国的にも貴重な存在である。 そのため、ここは映画やドラマなど様々な映像作品のロケ地として使われることがある。近年では、2020年に新垣結衣出演のGMOクリック証券のCMがここで撮影された。また、アニメ作品の有名どころでは...
1. 概要 小倉沢(おぐらさわ)小中学校は埼玉県秩父市にある小学校および中学校の廃墟。ノスタルジックな木造校舎の廃校として非常に有名であり、2000年代の廃墟ブーム以前からその名が知られていた。そのため伝統的に廃墟愛好家あこがれの場所のひとつに数えられる。 学校のある小倉沢集落は秩父鉱山※1の麓(ふもと)にできた町であるが、鉱山の採掘規模が縮小されたことから、現在ではこの場所そのものが廃村であ...
1. 概要・歴史 旧和賀川水力発電所は岩手県北上市にある発電所の廃墟である。ステンドグラスで飾られた神殿を思わせるような厳(おごそ)かな佇(たたず)まいから、国内でも指折りの美しい廃墟に挙げられる。 ここはかつて、和賀川の大荒沢ダムから水を引いて発電していた水力発電所であった。稼動開始は昭和15年(1940)と、当時はまだ太平洋戦争が始まる前のことである。 しかし昭和39年(1964)、さらに...
1. 概要 モーテル風林は千葉県君津市にあるラブホテルの廃墟。ここの特徴はなんと言ってもその内装のハイレベルなこだわりっぷりであろう。 調度品ひとつにいたるまで気が配られていて、それらが織り成すファンタジックで個性的な空間は、見る者をまったく飽きさせない。ラブホの廃墟は世の中にごまんとあり、部屋数も多いのでマンネリになりがちな物だが、ここはそんな退屈とは無縁のオススメの物件と言える。 ...
1. 概要 実方(さねかた)眼科医院は千葉県東金市にある個人病院の廃墟。ネット上では「S眼科医院」や「東金の廃病院」などとも呼ばれている。 東金市の市史によれば、ここの開業はなんと終戦直前の昭和20年(1945)6月。病院内には今では博物館にあってもおかしくないような医療機器が所狭しと並ぶ。医薬品などその他の残留物もとても多い。 閉業年ははっきりしないが、院内の掲示物などから平成の初めごろ...
1. 概要 S医院(関澤医院)とは、栃木県市貝(いちかい)町ののどかな農村地帯にある個人病院の廃墟。開業はなんと大正期であり、当時のままの表記で「關澤(せきざわ)醫(い)院」とも呼ばれている。 木造平屋の瓦葺(ぶ)き屋根という時代を感じさせる佇(たたず)まいに、年季の入った薬瓶や医療機器の数々──。外見・中身ともに非常にレベルの高い廃墟であり、これまでに数多くの廃墟マニアを魅了し続けてきた。...
1. 足尾銅山の歴史・概要 足尾銅山とは、栃木県にある巨大銅山の廃墟である。江戸時代には幕府直轄の鉱山として栄え、かつては「日本一の鉱都※1」とも謳(うた)われた。 上の写真はその足尾銅山の本丸ともいえる、本山精錬所の廃墟群である※2。 (▲ 本山精錬所の大煙突。この精錬所からの亜硫酸ガスを含む排煙が、周辺...
色あせてしまった、園児達の壁の落書き。 床一面の緑の絨毯。 卒園以来、過ぎ去ってしまった残酷な時間。 二度とは戻らないあの日に思いを馳せ、私たちはまた想いを刻む―― (▲ 木漏れ日の美しい通路。右手に見えるのは「もみじ」組の入口。) ...
白、白、白、どこまでも続く白── 薄暗い廃墟の奥に隠された、目のくらむような銀白の世界。 ひとたびここへ迷い込めば、抜け出すことさえ忘れて身も心も永遠に囚われてしまうだろう。 ...
1. 住友奔別炭鉱の概要・歴史 住友奔別(ぽんべつ)炭鉱とは、北海道三笠市にある石炭鉱山の廃墟である。「奔別」とはアイヌ語のPon(小さな)-Pet(川)を語源とし、現地には由来となった奔別川が今も流れている。 鉱山の始まりは明治33年(1900)で、当初は「奈良炭鉱」と呼ばれていた。その後、昭和3年(1928)に住友系の企業が鉱山を買収。以降、昭和46年(1971)の閉山までに計2650万トンもの石炭が採掘された※...
1. 概要 シゲタ動物薬品工業とは、富山県小矢部(おやべ)市にある医薬品会社の廃墟である。この会社では主に動物用のワクチンや血液製剤を扱っていた。 建物内部にはそれらの製造設備だけではなく、ウイルスを使った動物実験などを行うための研究・開発室まで備えられていた。そしてその現役時のひどすぎる実態や廃墟化後の状態のヤバさから「バイオハザード研究所」の渾名(こんめい)で呼ばれている。 ...
1. 概要 全国有数の温泉地として知られる鬼怒川温泉。かつて日本がバブル景気に沸いた80~90年代、この鬼怒川も例に漏れず温泉客でおおいに賑わった。ピーク時の1993年には、年間341万人もの宿泊客を数えたという※1。 しかしバブル崩壊と共に客足は急速に遠のき、旅館の中には廃業するものが続出。ついには温泉町の北部で、鬼怒川沿いの東岸に建っていたホテルがひとつ残らず廃墟になるに至った(記事冒頭の写真)。...
1. 概要・歴史 ──かつて、「雲上の楽園」と呼ばれた都市があった。 岩手県八幡平(はちまんたい)市、松尾鉱山。標高1000m近い山中に、巨大な鉱山が昔あった。国内の硫黄需要の8割をも独占したそれは「東洋一の硫黄鉱山」と呼ばれ、おおいに栄えた※1。 しかし、今では過ぎ去った過去の栄華の墓標のように、鉱山アパート群の廃墟が無人の荒野にただ立ち尽くしている。 ...
評価基準について 「解体されず今も残っている廃墟」が大前提 到達の困難な島嶼(とうしょ)部の廃墟や、広く場所が知られていない廃墟は除外 その上で心霊スポットとしての怖さや冒険感、知名度などもふまえて総合的に評価 選者は、廃墟歴14年のブログ管理人 心霊スポットランキング 1~8位 1位:小川脳病院(茨城) ...
廃墟ランキング 目次 1. 通常版ランキング 2. 初心者向けランキング 3. 心霊系ランキング 評価基準について 「解体されず今も残っている廃墟」が大前提 到達の困難な島嶼(とうしょ)部の廃墟や、広く場所が知られていない廃墟は除外 その上で廃墟としての美しさや探索の楽しさ、知名度などもふまえて総合的に評価 ...
1. 概要 笠置(かさぎ)観光ホテルとは、京都府相楽(そうらく)郡にある昔のリゾートホテルの廃墟である。関西を代表する心霊スポットとしてその名が知られており、心霊的な体験談も数知れない(後述)。 1-2. ホテルの歴史(開業~閉業まで) 笠置観光ホテルの始まりは昭和37年(1962)と古く、そばを流れる木津川の対岸に望む笠置山の観光拠点として当時は栄え...
1. 概要 古虎渓(ここけい)ハウスとは、岐阜県多治見市にある古い温泉施設の廃墟である。心霊スポットとしてよく知られており、浮遊霊のたまり場になっていると噂(うわさ)されている(詳しくは後述)。 1-2. 古虎渓ハウスの歴史 ここは昔「イオンハウスセンター」という名の保養所だった。廃墟名の「古虎渓ハウス」の「ハウス」はここから取られている。おがく...
1. 概要 「お札(ふだ)の家」と呼ばれる物件は広島や東京など全国各地に存在するが、その中でも純粋に廃墟として一番有名なのが、この岡山県倉敷市にある「由加山(ゆがさん)お札の家」だ※1。 かつてこの家では一家心中があり、それ以来ここでは怪奇現象が多発したという。それを抑えるために家の中に大量のお札が貼られたことから「お札の家」と呼ばれるようになった。 昔ながらの日本家屋が荒れ放題にな...
1. 概要 牛首トンネルとは、石川県河北郡(かほくぐん)(富山県小矢部(おやべ)市)にある心霊スポットである。石川と富山との県境の峠に掘られたトンネルで、正式名称を宮島隧道(ずいどう)というが、もっぱら「牛首トンネル」の通称で知られている。 なお、本物件は交通量は極めて少ないものの現役のトンネルであり、廃墟ではない。しかし心霊スポットとして非常に有名なため、似た状況の旧吹上ト...
1. 概要 旧蔵原トンネルとは、富山県南砺(なんと)市にある廃トンネルである。心霊スポットとされているが、この近所には全国的に有名な牛首トンネルやシゲタ動物薬品工業(バイオハザード研究所)があるため、その陰に隠れていまいち目立たない廃墟である。 1-1. 旧蔵原トンネルの歴史 旧蔵原トンネルは昭和18年(1943)に完成。昭和30年(1955)にいったん改修...
1. 概要 ブラックマンションとは、茨城県笠間市にある未完成建築の廃墟である。平成3年(1991)に全9階建ての予定で建設が始まったものの、3階まで建てたところで工事がストップ。理由はバブルが弾けたための資金難だと言われている。それ以降、建物は中途半端な状態で放置され、そのまま廃墟となった。 ここは心霊スポットとして昔から有名であるが、実際の体験談は皆無に等しい。知名度からしたら「霊障がひどいた...
1. 概要 姫川病院とは、新潟県糸魚川(いといがわ)市にある大型病院の廃墟である。昭和62年(1987)に開院してからというもの、長らく地域の医療を支える存在であった。しかし、平成19年(2007)6月に約22億円の負債を抱えて経営破綻(はたん)。跡地には現在も解体されないままの廃墟が残っている。 地域の基幹病院であった姫川病院の突然の閉鎖は、当の糸魚川市のみならず日本の社会全体に大きな衝撃...