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古今の伝統音楽・芸能、各地の民謡から現代のJ-POPまでをとりあげ、「倍音」「密息」に加え「微小音量」「微小変化」「リズムの自由性」「言語性・音響性」「間」などをキーワードにした方法論で過去・現在のあらゆる日本音楽を貫く構造を解き明かし日本音楽の根源的な価値に迫る。書籍『日本音楽の構造』がアルテスパブリッシングから3月25日発売。...
韓国の個性派バンド、イナルチ(이날치)のライブ♬@DeepKorea
♬ 虎が下りてくる ソウル暮らし12年のtamachocoがお届けする韓国ライフレポート! 今日は、知人のお誘いで行ってきたイナルチ(이날치、LEE…
Rachenitsa ~ブルガリアで最もポピュラーな伝統舞踊・ラチェニッツァ~(ブルガリア)
ブルガリア各地でとてもポピュラーな伝統舞踊にホロ(Horo / Хоро)があります。ホロについては、クリヴォ・サドフスコ・ホロ、ガンキノ・ホロ、パイドゥシュコ・ホロなど、これまでにも度々取り上げてきました。 今回はホロと並んでおそらく最もポピュラーな伝統舞踊とされるラチェニッツァ(Rachenitsa / Rǎčenica / Ръченица / ルチェニッツァ)*1 について取り上げます。 Ivan Mrkvichka - Rachenitsa (1894) *2 ラチェニッツァは、単純な2拍子のグループ2つと、3拍子のグループ1つで構成される、非対称な7拍子(2+2+3)に合わせて踊ら…
Zemenska Rachenitsa ~ブルガリア西部の刺激的なメロディ~(ブルガリア・ショプルク)
前回に引き続き、ブルガリアの民俗舞踊・ラチェニッツァの話題を取り上げます。今回はアコーディオンによるラチェニツァ(7拍子)の楽曲、トライチョ・シナポフの「Zemenska Rachenitsa」を紹介します。 Земенска ръченица Traycho Sinapov, "ZEMENSKA RUCHENITSA", akordeon, Balkanton BHA-10165, Bulgaria (1978) ※民俗舞踊の「ラチェニッツァ」については前回(2024/1/12)の記事をご参照のこと。 楽曲タイトルの「Zemenska」は、ブルガリア中西部のゼメンという町にちなみます。 首都…
ブルガリア語の学習や、インターネットでの音楽や歌の検索をする際、ちょっと気になるのが「ブルガリアのキリル文字」。書籍やレコードアルバムなどの印刷物は、ロシア語式の角ばった書体とは一味違う柔らかな印象があります。パソコン、スマホ、インターネット上ではロシア式のキリル文字が今でも標準的ですが、最近このブルガリア式の柔らかいフォントの文章をインターネットで見る機会も少しずつ増えてきました。 標準フォント(ロシア式)とブルガリア式のキリル文字フォントの違い。上はロシア語版Wikipedeia (Википедия)、下はブルガリア語版Wikipedia (Уикипедия)。いずれも「リンゴ」の説明…
Manastır'ın Ortasında ~ マナストゥルの真ん中に ~(トルコ・ギリシャ・北マケドニア)
今月トルコは共和国建国100周年を迎えます。100年前の1923年10月29日、ムスタファ・ケマル(Mustafa Kemal)指導の下、近代国家を目指した共和制トルコがスタートしました。 今回はそのムスタファ・ケマルにちなんで、〈Manastır'ın Ortasında〉(マナストゥルン・オルタスンダ(マナストゥルの真ん中に))という民謡を取り上げます。〈Manastır Türküsü〉(マナストゥル・テュルキュスュ(マナストゥルのバラード))とも呼ばれます。この民謡は、童謡として、またムスタファ・ケマル・アタテュルク(Atatürk = 建国の父)が愛した歌として、トルコ国民に共有され…
Devoiko Devoiko Mome ~ ピリンの山麓の民謡 ~(ブルガリア)
今回はブルガリアの〈Devoiko Devoiko Mome〉(デヴォイコ・デヴォイコ・モメ)という民謡を取り上げます。 はじめに、ブルガリアの民俗音楽を集めた1964年リリースの2枚組レコードアルバム《FOLK MUSIC of BULGARIA》の〈Devoiko Devoiko Mome〉をお聴きください。 Devolko Devolko Mome (Dance Song)Gruevi Sisters, FOLK MUSIC of BULGARIA, TOPIC-12T107(1964), -TSCD905(1994), UK 注意:タイトルが「Devolko Devolko Mome」…
Osogovka ~山脈に響くバグパイプ・ガイダの音色~(北マケドニア)
Short Notes、今回のテーマは北マケドニア東部の男性舞踊「Osogovka(オソゴフカ)」です。まずは踊りと演奏の動画から。 Ansambl Koco Racin so Osogovka vo Zakopane, 2021 Toni Bogdanovski, in Zakopane, Poland (2021) 北マケドニアの首都スコピエに拠点を置く民俗アンサンブル・コチョ・ラツィン(Kočo Racin)*1によるポーランド公演でのワンシーン。踊りは素速い足捌き、跳躍、スクワットと迫力があり、後半には一人のダンサーがもう一人を持ち上げるパフォーマンスも見どころです。 鮮烈な赤と白の象…
前回の投稿からだいぶ間があいてしまいました。気がつけばもう夏。毎日暑いですね。 そこで今回は暑い夏と海をイメージして、エーゲ海に浮かぶカリムノス島のとても陽気な歌のDirlada(ディルラダ / Ντιρλαντά (Ntirlanta))を紹介します。 最初は1969年~70年頃にギリシャ国内外で大ヒットしたディオニシス・サヴォプロスのDirladaからスタートです。 Διονύσης Σαββόπουλος - Ντιρλαντά - Official Audio Release Dionýsis Savvópoulos, Ntirlantá (Dirlada), To Perivóli …
スイスの初夏、緑が一番美しいと感じるアッペンツェル地方!目指すは遠くに見えるあの山、Hoher Kasten/ホーアー・カステン!(標高1,791m)アッペンツェル地方≪Brülisau/ブリューリサウの教会 map≫駐車場にはたくさんの車が・・・。おそらく、日帰りハイキングのために訪
ご無沙汰してしまいました。 記事にするのを忘れていたり、記事を書きかけにしていたり、いろいろあるのですが、過ぎ去ったことはとりあえずおいておいて、近況です。 今年度は、某大阪府下の公共図書館から依頼があり、久々に三回連続の語りと絵本の講座を実施しました。 先日、無事終了しました。 この図書館は10年近く前に、講座を次々依頼してくださり、赤ちゃん絵本、絵本、語りの講座をそれぞれ複数回実施したことがあ...
【深掘り】Gankino Horo (Severnyashka, Bulgaria)
今回はブルガリア北部の民族舞踊およびその音楽として知られるガンキノ・ホロ(Gankino Horo、Ганкино Хоро)を取り上げます。 最初にブルガリア、ではなく、チェコのボタン式(クロマチック)アコーディオン奏者、ミラン・ジェハーク(Milan Řehák)が演奏するガンキノ・ホロから始めます。 www.youtube.com Gankino Horo (Bulgarian Suite by V. Semionov) Milan Řehák - accordion [OFFICIAL VIDEO] 演奏 :Milan Řehák タイトル:Bulgarian Suite: III…
世界中の伝統音楽データベースサイト:Global Jukebox
2022年、特に増加したのが海産物の電話勧誘販売・送り付けトラブルと言われています。年末年始のさ中、実家でトラブルに巻き込まれていないか、チェックが必要かもしれません。国民生活センターによると、202
3年ぶりに「バリ・アート・フェスティバル」開催される。 例年通りの内容とはいかないが、有観客で行われるのは嬉しい。 例年6月の第2土曜日に始まり、7月の第2土曜日に終了していたが、理由はわからないが、本年度は第2日曜日に始まって第2日曜日の終了となっている。 ということで、6月12日から7月10日までが開催期間だ。 友人から、コピーしたスケジュール表をもらった。 6月22日に、私の知るグループが出場す…
生まれた頃からこの音楽を聴き歩ける頃になると楽器を持ちバンドの物まねをし学校に通う頃になると友達同士で演奏を始める。 その音楽はBanda Musicです。 …