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岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第33回目)【8/1槵生間~23大泊(完)】
樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。34回目となる今回は、岡本一行が槵生間(久春内)から輪荒を経由して、大泊に帰還するまでの行程を読み進めていきます。今年2月、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、樺太問題を再認識しようという狙いのもと、熟読を開始しました。あれから半年以上が経ち、北樺太の地理情報を掲載する中で、日本人があまりにも北樺太に対して無頓着なのに気づきました。...
岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第33回目)【7/27鵜城~30槵生間】
樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。33回目となる今回は、岡本一行が鵜城を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)7/27 鵜城~突岨:やまない大しけ二十七日、北風に乗りて発す。土人の男女の送る者、甚だ衆し。連日風雨あるも、此に至り始めて霽る。四顧すれば洗ふがごときなるも、波面未だ静かならず。行ゆく突岨を過ぐ。風勁きに会ひ、俄かに舟を...