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酒井順子『私は美人』を読んで考えた、美人への憧れ。もし美人になれるとしたら? 思い込みの力と、美人論の奥深さに苦笑しつつも納得。「日本海側美人一県おき説」をめぐる考察が面白い!
消費される階級【読書メモ】/ 出版業界もワンチームでがんばってるのね
先日読んだ酒井順子さんのエッセイ消費される階級著者 : 酒井順子集英社発売日 : 2024-06-26ブクログでレビューを見る»社会現象にもなった「負け犬の遠吠え」から20年。同世代の女性のエッセイの面白さは格別です。..が、最新作はその分
酒井順子「ガラスの50代」(五十代)(文庫本)感想・レビュー
エッセイスト酒井順子さんの「ガラスの50代」の感想・レビューをお伝えします。代表作「負け犬の遠吠え」から20年を過ぎ、50代後半を迎えた作者のエッセイです。50代は、すぐ忘れる、すぐ疲れる、ウォーキングで痩せないなどと変化が出てくる世代。酒井順子さんのエッセイを読んで、これからの人生を考えるきっかけにしませんか。
内容デジタル下層民、東大礼賛と低学歴信仰…。多様性が叫ばれる中、見えづらくなったが存在する、学歴、年齢、性別、外見、経済力などに対する日本人の階級意識をあぶり出す。『よみタイ』連載を書籍化。読書備忘録五十代からの「楢山」探し・・・これとはちょっと違うかも知れないけれど、妖精さんのいる会社に人材派遣で行っていたことがあった。コピー機の前から動かないから、どうしました?って聞くと、コピーとれないんですぅ―。紙ないんじゃないですか?ランプついてますよ。別の人はインクなくなっているみたいなんですけどぉー。入れたらいんじゃないですか?誰かがやってくれるのをぶりぶり待っていているだけ。あの人たちは何をしに会社に来ているのか?いいとこのお嬢さんで一応社会に出ました。が欲しいだけなのよ!と聞いた。姫とか妖精とか言われてい...本・酒井順子「消費される階級」
酒井順子さんのエッセイ「消費される階級」の感想・レビューをお伝えします。長年活躍されているエッセイストで代表作は「負け犬の遠吠え」「ガラスの50代」「男尊女卑」などがあります。何気ない言葉で世相を切る文章が印象的です。今回も期待を裏切らないエッセイでした。
本「消費される階級」「違い」は横に並び、「差」は上下に並ぶ。
『消費される階級』という本を読みました。 この本の『はじめに』に書かれた「違い」と「差」に関する記述が興味をか
エッセイストの酒井順子氏が年齢のマナーについて年齢なんて関係ないというフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっているのが日本人であると語っている。実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は実年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答えてくれることを期待している、だから間違っても実年齢より上の年齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるものである。実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもしれない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対してもこの上ない褒め言葉であることは間違いない。「いくつに見えます?」と言う人の心理は
エッセイストの酒井順子氏が著書のなかで年齢なんて関係ないというフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっているのが日本人であると語っている。実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は実年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答えてくれることを期待している、間違っても実年齢より上の年齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるものである。実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもしれない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対してもこの上ない褒め言葉であることは間違いない。「若く見えますね」と言う褒め言葉
ここは積読ビルでひっそりと営業中の、本好きが集まる『スナック さしえ』土曜日夕方のこのスナックには、常連客が集い賑やかになります。おや、今日は早い時間からカウンターの一番端の席に、スナックさしえのママと元図書委員長(中学時代)の主婦のHさん
「ズルい言葉」とは、責任の有無をあいまいにできる言葉のこと。酒井順子さんは社会現象にもなった「負け犬の遠吠え」を書かれた方なんですね。そんな鋭い感性をもつ酒井順子さんの日常の言葉にまつわるエッセイ「ズルい言葉」。読んでいると「確かに!」と、
「おばあさんの魂」は酒井順子さんが、おばあさんたちの人生と経験を学び、高齢化社会における「大おばあさん」時代の生き方を模索するエッセイです。おばあさんイメージさすがは酒井順子さんだな~と思いました。今までの高齢者とこれからの時代の高齢者では