メインカテゴリーを選択しなおす
邪神ヤマタノオロチの復活が近い。八の首がすぐそばに迫っている。そんな重大な事実をさらっと、こんな甘い夜のあとで言ってしまえるなんて。そんなのずるい。私はまだまだこの余韻に浸っていたいというのに。噛みしめられた痛さもわからぬほど、千歌音の下唇はへこんでいた。「わたしと千歌音はいっしょにいなければいけないわ」知っている、そんなことは。三の首戦での鐘の中に囚われた時の心細かったこと。姫庫(ひめぐら)に閉じ込められていた時の闇よりも、何倍も何万倍もすえ恐ろしかった。孤独だからではない。姫子がたったひとりで戦ってくれていたことが、怖かったのだ。もしその鐘が開いたときに、目にしたものが愛する者の元気な姿ではないのだとしたら、光りさす世界に戻れたとしてもどんな喜びがあるというのか。もう、この世界にひとりだけ取り残される...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(二十一)
(介錯@Kai_Seven_2023年10月1日のつぶやきより)2023年は神無月の巫女19周年記念!ファンの間では10月1日が主人公の来栖川姫子と、姫宮千歌音の誕生日と認定されていますが。アニメの初放映日はSNS経由の情報によれば、10月2日なのだそうです。へ~、そうなんだ。これは最近、百合もの×ロボットアニメの食い合わせとして引き合いに出された「機動戦士ガンダム水星の魔女」もそうらしくて。2004年10月2日は何曜日?ウェブ調べでは土曜日だったそうです。私が当時地上波で観たKBS京都は、月曜深夜だった記憶がありますけどね。実質火曜日か?それはともかく、今年の神無月のはじめ。公式サイドからは嬉しいサプライズ。なんと、神無月の巫女大正編についての、つぶやき。2021年末の姫神の巫女公式同人誌「HIMEGA...大正版神無月の巫女を公式でぜひとも!
多様な作風を展開する作家の場合、同じようなキャラデザインはもちろん、テーマにおいても似たような主題がくりかえし表れることがあります。短期間で終わった作品であっても、のちに一世を風靡した代表作の部分がひこばえとして芽生えていたりするものです。キャラ萌えありき、カップル至上主義のオタクは、ついついあのキャラに似た作品がいて、百合やらBLやらの燃料があるか…という理由で、同作者の作品を探しがちにもなりますが。純粋にその作家性を掘り起こしてみようという気になって、ときには趣が異なりそうなテイストのものに手を伸ばしてみるのも一興といえましょう。そして、まったくストーリーが違うのだが、キャラの貌も別ものだが、じつは作者が言わんとしていたことは、どれも同じで、その信念に揺るぎはなかったのだと気づかされるのです。漫画「鍵...漫画『鍵姫物語永久アリス輪舞曲』