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~ 追憶 バーテンダー ~ 由子が運転するワンボックスが 知って居る道に出た…… 私がインレーをはめなおしてもらった あの不誠実な歯科医院のある通りだった…… はめなおしてもらったばかりのインレーは 女の部屋でバタバタして居たときに 早くもはずれてしまって居た……… 「ねえねえ 由子さんってさぁ お医者さんなの?」 私の問いに由子は 「難しい質問だな……… 法的にはもう医者じゃない……………… でも 医者のようなことは今でも続けて居るよ」 「これ付けられる?」 はずれたインレーを由子に見せた…… ハザードランプを点灯させ ワンボックスを路肩に寄せる由子…… 「くちを開けてみな」 由子が車の天井…
~ 追憶 バーテンダー ~ 「レボノルゲストレル錠 持って来たけど吞んどく?」 「いい... その子が全然気を使ってくれないから...... いつも普通のやつ吞んでる」 「そうなんだ……サイテー……」 そう言って 眉間におもいきり皺を寄せながら私の目を見た由子は 明らかに笑って居た...... 由子と初めて会ってから まだ小一時間ほどしか経過して居ないが 最初に感じたとっつきにくそうな雰囲気は すっかり消え失せて居た…… どうやら女の怪我の状態等を起因とする不安から 表情が固くなって居ただけ だったらしい…… 由子が視線を後方へ移し…… 「六……七体も在るのかよ………」 「私じゃないよ?全部そ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 「あ」 女の声と私の声が被った…… 由子が私に言う... 「今からこいつ洗うから 脚広げさせといてくれ」 私は言われた通りにした……… 「イタタタタタタタ!イタイ!イタイ!!」 「うるさい」 と 静かな声で言ってから 由子は女のくちにタオルを詰め込み 更に手首を縛った…… 縛った手首はすぐに ぐるりと首に回した手ぬぐいと連結された為 私に開脚状態でホールドされて居る女は もう完全に身動きがとれなくなった……… 由子の女を縛る手さばきが あまりにもあざやかだったので…… 「縛るのがもの凄く上手いんだね」 と 言ったら…… 「バイトで慣れてるだけさ」 と 由子…… 由子…
本日はこちら。X出身。日々の創作が書籍になった本作。 『その怪異はまだ読まれていません』 読みました。 その怪異はまだ読まれていませんAmazon(アマゾ…
~ 追憶 バーテンダー ~ ベッドに横たわって居たはずの女が居ない…… シャワールームから音が聞こえたのでドア越しに 「大丈夫?」 と声をかけたが返事が無い…… ドアを開けると案の定 倒れて居る女が目に入った…… 「おい!」 と 声をかけると女は目を開けて 「なんちゃって」 と言って笑った...... 瞬間 私は女の首に手を掛けかけたが 女の内股を伝う血液に気が付いたので シャワールームから女を引きずり出し バスタオルで軀を拭いてやった…… 出血して居る部位は別のタオルで押さえさせた…………… ガチャリとドアノブの回る音がしたので そちらに視線を移す…… ロングヘアで背の高い女が無言で入って来…
~ 追憶 バーテンダー ~ 「ちょっと汚れてるけど…… いいかな?……………」 と 女がそう私に尋ねてきたので 「いいよ」 と 答えた…………………… ・・・・・・・・・・ 「こんなふうになってるのにどうして言わないんだよ……」 女の部屋の電気をつけると…… 女のウエストラインから下が 真っ赤に染まって居た…… 「イタイ……」 「あたりまえだよ 病院に行こう……」 私がそう言うと女は 「この状態で病院なんか行ったら 100%警察に通報されるから無理」 と 言った…… 「それじゃあどうするの?」 自分の声が大きいことに気付いた…… 女の下腹部からは 未だ血液が流れ出し続けて居るようだったので 私…
本日、ご紹介するのはこちら。あの『リカ』が遂に完結。五十嵐先生、お疲れさまでした。 『リボーン』読みました リボーン (幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン)…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女は 私がここに要ることに気付いたはずだ…… そして それと同時に私の心も読んだに違いない…………………………… 私は先ず 手前に立って居た二人の後頭部にアイスピックを突き立てようと思った…… そのとき小学生時代に聞いた 教師の雑談を思い出した…… 「誰かを確実に殺害したかったらここを刺しなさい ここは延髄といって 全ての動物を確実に殺害することの出来る急所です」 まさかあのときの雑談を覚えて居て それを実行に移した教え子が居るなどと あの教師は露程も思って居ないだろう…… アイスピックを二本とも すぐに引き抜いた私は すかさず女に覆い被さって居るヤツの延髄にも 同…
~ 追憶 バーテンダー ~ 「芳田君が きみみたいなヤバいヤツだとは思えない」 女の言葉をスルーした二日後のことだった...... 私は放課後 いつも通り理科室の小部屋で女と逢った後 昼にはずれた左下奥歯のインレーをはめなおしてもらうため 独りで歯科医院を訪れて居た…… 最終受付の18時でとった予約の5分前に入った待合室には 5~6人が雑誌を読んだり目を閉じて居たり…… この日に二つ当たる嫌な予感の 一つめがこのとき訪れた………… ・・・・・・・・・・ 私は 予約をとって居たにも関わらず1時間以上待たされた後 5分程度の治療を終えた…… 他の患者が押したのは仕方ないが 処置の開始が遅れたことに…
11月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3461ナイス数:972(ありがとうございます)呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリー…
~ 追憶 バーテンダー ~ その日の放課後も もちろん私は理科室の小部屋で女と一緒に居た・・・・・ 女の体温を感じながら・・・ 「芳田と何か在ったの?」 と尋ねたら 「芳田君ね・・・ いつも私が教室に入るなり乱暴し始めるんだよ・・・・・」 と 言った・・・ 私はすぐに理解が出来たので 「ああ・・・それは・・・ ああなっちゃうかもね・・・・・」 と 言ったら・・・ 「いや・・・妄想するのは自由だし・・・ そんなつもりは全然無かったんだけど・・・ 急に・・・なんか・・・・・ なんか急にスイッチ入っちゃって・・・・・・・」 と 女・・・ 「でも・・・ 他の生徒でもそんな妄想してるヤツって・・・ 普通…
~ 追憶 バーテンダー ~ バキッというヤバすぎる音は 女の膝が 芳田の顎に入った音だった・・・ 芳田は完全に伸びて居り 教室内は完全な無音となった・・・ 女がくちを開く・・・ 「芳田君が武仲君をころしてしまいそうないきおいだったので 仕方なく名簿で叩いて止めようとしたら 今度は私に向かって襲いかかってきたので 無我夢中で自分を守ろうとした結果 偶然私の膝が芳田君の顎に あたってしまったみたいだわ」 何かを読んで居るかのようだった・・・ そのとき私は みんな見てましたけど・・・・・ と 思わず突っ込みを入れたくなったが もちろんそんな空気では無い・・・ 女が 今度は名簿で机を強く叩いた・・・ …
~ 追憶 バーテンダー ~ 数日後の学校では 美術教師と女子生徒はかけおちしたのだとか 心中したのだとか 女子生徒を殺害して何処かに隠した美術教師が逃亡中なのだとか・・・ テレビ見すぎな馬鹿共の 月並みな噂が飛び交って居た・・・ 私と女は 当然ながら真実を知って居た訳だが もちろんそのことを 誰かに言うことはなかったし 誰かに言いたいと思うこともなく そのことについて話すことも無かった・・・ 唯々いつもと変わらずに 学校では昼休みと放課後に女の死体抱き 女のアパートでは 女の死体を抱きながら 朝が来るのを待つという ありふれた日々を過ごして居た・・・ ・・・・・・・・・・ そんなある日のことだ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女が私の後ろあたり 或いは そこら付近の空間を見ながら 聞こえるか聞こえないかの小さな声で たぶん・・・ 「いいよ」 と 言った・・・・・ 私は あのときのことを思い出した・・・ あのときも 言葉こそ聞こえはしなかったが・・・ こんな感じだった・・・・・ 猫みたいだな・・・ と そう思ったことを思いだして居た・・・ 「どうしたの?」 私が尋ねると・・・ 女は 「あの子がきみにお礼を言ってほしいってさ・・・」 と 言った・・・ 「あの子?」 「そのカバンを開けてごらんよ」 女の指差す方向を見た・・・ あの女子生徒のカバンだった・・・・・ 中を見た・・・ 教科書も何も入…
~ 追憶 バーテンダー ~ 四輪駆動の軽自動車が・・・ やっと見つかった・・・・・ マイナスドライバーでドアキーを壊し 同じく マイナスドライバーをエンジンキーホールにあてて・・・ ハンマーでトントントン・・・ 手慣れた手つきだった・・・ 女はエンジンを始動させ・・・ 学校へ向かう・・・・・ 私は後部座席に寝転がった・・・ 「こういうやりかたは古い車にしか使えないけど 今度教えてあげる」 女が言うので 私は・・・ 「ああ・・・」 と 答えた・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 真っ暗な校舎の中で 懐中電灯の明かりが揺らぐ・・・・・ 明かりが遠くへ行ったのを確認して・・・ 理科室の鍵を開ける女…
~ 追憶 バーテンダー ~ 私は女を理科室の小部屋に置いて・・・ 先に女のアパートへ帰って居た・・・・・・・ 暫く母親のところへ帰るつもりはなかったが・・・ 母親が私を心配することなど無いと解って居たので・・・ 連絡をするつもりは無かった・・・・・ こういうとき毒親は楽で良いなと思った・・・ 後からアパートに帰って来た女は・・・ 私がここに居ることに対して・・・・・ それが当たり前で在るかの様に振る舞った・・・・・・・ この女も本当に楽だな・・・・・ と・・・ そう思った・・・・・・・・・・ 気付くと女がすぐ傍に居た・・・ 女の目と私の目がが接近しすぎて・・・ ピントを合わせることが出来なかっ…
~ 解体質で 法人営業部の女達 ~ 「棕櫚さん……………… あの中途採用の女………… また… あざとさ炸裂させてますけど………………………… もう殺っちゃいませんか?………………………………」 「…………………………」 「え?……………………… 棕櫚さん?………………… どうか…しました?」 「そのあざとい女見てたら………………………… あの子達のこと…………………… 思い出しちゃって………………………………… あの子も……………………… あの子も……………………………… あの子も…………………………………… …………………………………………………… 何か最近…………………………… 全然姿見せ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女の死体が私の目を見る…… その目を見ながら私は…… 母親のことを思い出して居た……………………… 私の母親が…… まだ母親という役割をギリギリ保って居られた頃のことだ…………… ある日の学校帰り…… 私は知らない女に声をかけられた……………………… その女は… 自分は私の母親の不倫相手の配偶者なのだと言った…………………………… まだ幼かった私には…… 言葉として何ひとつ理解することは出来なかったが……………… それでも その女が私を見る目と……… その女が右手に持った…… 刃渡りの長い包丁の切っ先が………………… 私の胸に触れて居るということから… この女は怒っ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 女のアパートを時間差で出て別々に登校することにした……… ・・・・・・・・・・・・・・・ 理科の授業中…… 女はいつも通り私のことを完全に無視して…… いつも通り男子生徒達の視線を その短いスカート付近に集め……… いつも通り女子生徒達の眉間に 皺を寄せさせたり………… 舌打ちをさせたり………… 兎に角全くいつも通りだった………………… 私もいつも通り… ずっと女のことを見て居るだけだった……………………… この日いつも通りでなかったことがひとつだけ在った…… クラスメイト達は男子も女子も私のことを避けて居たが 一人の女子生徒…… そう… スカートの短い理科教師を面…
~ 追憶 バーテンダー ~ ふたりとも泥だらけだったので…… とりあえず女のアパートへ行くことになった………………… シャワールームに押し込まれて 熱いシャワーをかけられた………………… 私の頭を洗う女の手つきは 随分と手慣れたものだった………………… きっとこの女は 犬を飼って居たことが在るに違いない と… そう思って居たら… 女がくちを開く………………… 「昔シェパード飼ってたんだ……… なんとなく……… キミと似てたよ……………………」 時々感じて居た違和感が… 気のせいなどではなく……… 確信に変わりつつ在った…………………………… 試しに心の中で…… 『僕の心が読めるの?』 と… そ…
~ 追憶 バーテンダー ~ 絵を描くためか…… 女の死体を抱くためか……… どちらがメインなのか…………… すっかり解らなくなっていは居たが 私は昼休みと放課後 毎日理科室へ通った…………………… ある日の放課後…… いつもと同じような時間が過ぎた後だった…………… 「ちょっと手伝ってほしいことが在るんだけど………」 と… 女が言う……………… 足りなかったのかなと思い…… 「いいよ」 と… そう答えて女の足首をつかんだ……… すると女は 「そっちじゃないの」 と そう言って着衣の乱れを整えだした…………………… …………………………………………… 学校の裏山を二人で登った……… 途中から茂み…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ その日の朝……… 私は組… 私は社長から呼び出しを受けた……………… 「えーっ 私がですかぁ?…………… あんなヤツほっといてよくないですか? 今日は私…… アニメとか観ながら ずっと家でごろごろして居るという予定が在るんで 超忙しいんですけど………」 昨日取引先に赴いたきり帰ってこないスタッフを…… 迎えに行って来て欲しいと言う組長…… 社長からのお願いを快諾した私は 横長のジュラルミンケースと地図を渡され… 事務… 会社を後にした………………………………… ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 私は鉄筋コンクリートの無機質な建物に入り…
本日はこちら。ホラー短編集。様々なホラーのカタチ。 『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』読みました。 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー…
本日はこちら。急に寒くなって毛布や冬用シーツの洗濯でのんびりしてられないので短編でごめんやす。 『5分で読める!背筋も凍る怖いはなし』読みました。 5分で読…
~ 追憶 バーテンダー ~ po-l.hatenablog.com 理科室を出た帰り道…… 私は 美術教師の頬骨に筆の柄を突き立てたとき親を呼ばれたり… こっちに非は無いのに謝らせられたりして けっこう大変だったことを思い出して居た…………… 今回はもっと面倒な事になるかも知れないと…… そう思った……………… 夜にでも誰かが来るかも知れないとも思って居たが それは無く いつもどうり親に千円渡されて 「暫く外に出てろ」 と言われ 行くところも無いので階段を降りたところで座って居るだけという 普段と変わらぬ夜を過ごした……………………………… ……………………………………………………… 翌日 学…
📕【穢れた聖地巡礼について】背筋穢れた聖地巡礼についてAmazon(アマゾン)背筋さんの本、2冊目です。ジャンルはホラー。読みやすくそれぞれの章は面白いんだけ…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 「ようキリコ 久し振りじゃないか… こんな時間に事務…あっ…… か…社…社内に居るなんて珍しいな…………」 「あ~ 瀬鬼山の兄貴…あっ…… 瀬っ…瀬鬼山主任ご苦労様です… なんか今日コンプライアンスの講習で…… 今それ受けて来たところなんですよ……………………」 「ああ…… それでそんなもん持ってんのか………」 「そーなんですよ…… でも… 正直こんなもの……………… 邪魔なだけです…………………… だいたいからしてヤク… 「おいっっ!!キリコ!!」 「あっ… すっ…すいません………………」 「あ… い…いや……… すまん……………………」 「あ…… いえ………
10月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:5210ナイス数:1214(ありがとうございます)1(ONE) (創元クライム・クラブ)の感想冒頭20ペ…
📕【近畿地方のある場所について】 背筋近畿地方のある場所についてAmazon(アマゾン)ルポルタージュの形をとったホラー小説。オカルトや心霊体験の噂話や体験談…
ひとりでできる新刊チェック「ホラー小説、幻想文学」編/日本と海外、出版社、文庫本検索
ひとりでできる新刊チェック《 ホラー小説、幻想文学編 》 ホラー小説が人気です。でも、Amazonも、楽天ブックスも単体で「ホラー小説」のページを作ってくれないから、探すのも一苦労(「SF・ホラー・ファンタジー」って何?)。 ということで、
~ 追憶 バーテンダー ~ 細身の軀に白い肌・・・ いかり肩が特徴的な美人だった・・・・・・ その日全ての授業が終わったら・・・ 理科室に来るようその女に言われた・・・・・・・・・ その時間が来るまで・・・・・ 私の心は 輪郭も中心もバラバラに・・・・・ まるで空気にほどけてしまったようだった・・・・・・・・・ 私の目は 殆ど進まない時計の針ばかりを見て居た・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっとその時が来て・・・・・・・・ 私は足早に理科室へと向かった・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 心…
~ 追憶 バーテンダー ~ あるときその美術教師は…… その薄汚い手に絵筆を握り…………………… 私の描いた絵の上に…… 悪意に満ちた絵の具を乗せた…………………………………… そのとき咄嗟に… 私は美術教師の目を潰そうと思って…… 絵筆を順手に持ち…… すぐに大きく振りかぶって柄のほうを振り下ろした……………………………… ……………………………………………… が…………………… 筆の柄は美術教師の目ではなく 頬に刺さり…… しかも 頬骨で止まった為…………………… 致命傷などには全く至らず………… 唯のちいさな傷を残しただけだった……………………………… ………………………… 結局このとき…
~ 追憶 バーテンダー ~ ザー ザー これを耳鳴りと言って良いのかどうかは解らないが………… 私は 昼夜を問わず…… 眠りにつこうとすると この ザー ザー という音により………… それを妨げられる……………………………… この ザー ザー という音は……………… 起きて居るとき…… また…… 単に軀を横たえて居るだけでは 聞こえて来ることがない…………………… 眠ろうとするとき………… 或いは 眠ってしまいそうになったとき…………………… そのときだけ…… 聞こえてくるのだ……………………………… はじめの頃は鬱陶しく…… 眠れぬ日々に狼狽えもしたが…………………… 日を月を………… 年月…
~ クラスメイト ~ 「すきなだけ撃っていいよ」 と…… パパらしきオジサンが言ってくれたので………… 私達は沢山沢山…… ………………………… ………………………… ………………………… 私達は 短銃での射的を堪能した………………………… ほとんど千切れかけた女の脚に……… ウエスを当ててから ガムテープでぐるぐる巻きにする…… パパらしきオジサン………………………… 失血死を防ぐ為に行ったその行為には 全く淀みが無い………… 流石はお医者さんで在る……………… すやすやと死体のように眠る女を揺らしながら……… その女の顔面を殴打して目覚めさせた パパらしきオジサンは………… 女に言う…………
~ クラスメイト ~ 翌日も…… パパらしきオジサンは 朝早くから独りで裏山に来た…………………… とりあえず かけつけいっぱつと言って…… 猪の檻から引きずり出した女の軀を 暫くの間笑いながら揺すって居たが………………………… その後その女の軀を… 樹に縛り付け出した……………………………… 藤子がすぐに手伝い始め あっという間に カッチリと動けないよう固定された女……………………………… 今朝パパらしきオジサンが持って来て居て…… ずっと気になって居た ジュラルミンケース………………… それを藤子に渡しながら………… 「こないだ約束してたヤツ」 と 伝えるパパらしきオジサン………………………
~ BARで 中途採用の女 ~ このBARで…… 一番人気のアラカルト…… 美味しさの秘密はヴィンテージワイン…………………… 原価率とか儲けとか…… そんなことを考えれば…… 全然割りに合わないし…… はっきり言って…… 赤字の煮込み……………… それでも私は………… 美味しいものを…… つくりたい…………………… その為には…… 材料と時間………… 他にも何も惜しみたくない…………………… 天地返しと追いワインをつづけながらの72時間…………………… これが究極の…… ホロホロ赤ワインチキンだ…………………… と…… 赤ワインチキンの完成と共に……思い出したことが在った…………………… バ…
「墜ちる 最強の書き下ろしアンソロジー」//6人が書き下ろした最強&最怖ホラー小説集
堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:宮部 みゆき,新名 智,芦花公園,内藤 了,三津田 信三,小池 真理子 KADOKAWA Amazon あらすじ ”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。 あらゆるホラージャンルにおける最高級の恐怖を詰め込んだ、豪華アンソロジーがついに誕生。宮部みゆき×切ない現代ゴーストストーリー、新名智×読者が結末を見つける体験型ファンタジー。芦花公園×河童が与える3つの試練の結末。内藤了×呪われた家、三津田信三の作家怪談、小池真理子の真髄、恐怖が入り混じる幻想譚。全てが本書のために書き下ろされた完全新作! ホラー小説の醍…
~ クラスメイト ~ パパらしきオジサンが カラフルな軀を露わにし…… 藤子と 交代した…………………… 女はもう ほぼ無反応で……………… ぱっと見では 既に他界して居る様にも見えたが…… パパらしきオジサンが 頬を何度もはると…… 少し…… 呻き声を出したり…… といった 小さな反応を見せた…………………… 女の首を扼しながら…… その軀を 揺するパパらしきオジサン………………………… 女が気を失う寸前でその首から手を離し………… また扼しだす…………………… 手を離すタイミングが遅れ…… うっかり気を失わさせてしまったときは……………… また頬をはって目覚めさせる………………………… ……
本日はこちら。創元ホラー長編賞受賞作品。澤村伊智さん推薦。 『深淵のテレパス』読みました。 深淵のテレパスAmazon(アマゾン) Amazon.co.j…
~ JKを飼育した秋の裏山で PART 17.5 番外編其ノ参 ~ 藤子に石を握らせて…… お金が出て来るまで 男を殴りつづけるように言った…………………… すぐにカーペットが赤色に染まり…… 連れの女が お金を出した………………………… 私はいつも思う………… どうせ出すのなら 早く出したほうが良い………… と ………………… 借金返済に関して 遅いことで生まれるメリットなど…… 何も無い…… ……………………………… 折角屋根が在るので 小一時間ほど部屋を貸して貰い…… 藤子だけで無く さっきお金を出した女にも 相手をして貰うことにした……………… …………………… 髪を掴んで 女の頭をテ…
本日はこちら。読友さんの間で話題沸騰中の一作。 『領怪神犯』読みました。 領怪神犯3 (角川文庫)Amazon(アマゾン) 出典:https://www…
~ JKを飼育した秋の裏山で PART 17.5 番外編其ノ弐 ~ 諭吉さんの上に1パケ分…… 0.2~0.4gほど出し…… クレジットカードを用いて整える………… その様子を 藤子が興味深そうに見て居たので…………… 筋状に整えたその白いソレを目の前に…… 「この太さを覚えておくと良いよ…… 太過ぎても細過ぎても ヤリにくいんだ………………」 私がそう言うと藤子は…… 笑顔をつくることで 返事した…………………… そういえば…… 藤子は今服を着て居らず…… 完璧な 全裸だ……………… 主婦らしき女に視線を移す………… 主婦らしき女は…… 特に何も気になどして居ない様子だった……………… やは…
~ JKを飼育した秋の裏山で PART 17.5 番外編其ノ壱 ~ 女の声で電話が在り…… 軀の相性が抜群だっただけで無く どれだけ強く首を扼しても…… その命に帳が降りない頑強さと 最高に好みなヴィジュアルを兼ね備えたJKのことを………… 思い出した…………………… 早苗は電話で二言三言の説明をしたが…… そんな説明は…… 無用だった………… どんな理由で在ったとしても…… また藤子に逢えるということが嬉しくて 私はすぐに部下を呼び 車を出させた……………… ………………………………… ………………………………… 指定された場所へ行くと 何処かで見たことの在る女が…… 全裸で何かを叫びながら…
~ クラスメイト ~ 「因みにあの女…… どこまで殺って良いんだい?」 パパらしきオジサンに そう尋ねられたので…… 「最後まで殺って貰って大丈夫ですよ」 と 答えた……………………………… 女のことは どうでも良かったが…… 若い男達が可哀想だと思ったので 次の撮影は 翌日に持ち越すことにした………………………… 今回撮影したジャンルは 一般的に人気のそれで…… かなり需要は高いらしかったが…… 悪く言えば凡庸…………………… だが…… 次回の撮影では マニアに向けた 数は出ないが 一本の取引価格が高額になるものを 撮るのだという…………………… ……………………………… この日 藤子はパパ…
べつに…… いいよ?……… 私で…… 良ければ………………………… ……………………………………………………………… ……………………………………………………………… ただいま…… 行って来たよ?…… うん…正直……思ってたよりも大変だった……………… 凄いんだね……………… タイムセールって……………………………… まるで…戦場………………………… え?…大袈裟?…………………………………… そーかなぁ…………………………………………… TO BE COMUGIKO I can fight for you.
~ クラスメイト ~ そうそう…… こんな感じこんな感じ…… …………………………………… あのときのことを思い出しながら 私は 女の顔を踏みつけた……………………………………………………………………… ジャージ姿の若い男が 女を揺らすのを止めたので 「あ…… ゴメンね…… つづけてつづけて」 と 私が言うと 若い男は微笑んで会釈をし また女の軀を揺すりだした 女の髪は掴んだままで もう片方の手で女の手首も掴み さっきより かなり激しく………………………… そこへすかさず接近して 女の表情を 至近距離で撮影する藤子…… その目は真剣そのものだ……………… もの凄い集中力 誠実極まりない芸術家気…
~ BARで 鯖戸 ~ 「え?…… ちょっ…… ちょっと………… ……………… ちょっと……バーテンダー…………………… わたし…… かっ…… 辛いの…… にっ…… 苦手…… ………………苦手なんだけど…………………………」 「大丈夫だよ…… いいから…… くち開けろ」 「ええっっ…… んっっ…むぐっっ…… バっ…… バーテンダー…… こっ……これ………… 超旨いし…… 全然辛くない……………… …………………… なんで?……………」 「フフフ…… これはね…… 激辛の唐辛子…… と見せかけて…… 実は完熟した甘長なんだ」 「ビビらせんなよ……」 TO BE COMUGIKO 真っ赤に完熟した…
~ クラスメイト ~ よくもまあこんなに大きな声が出るものだ…… と そう思わずには居られないほどの音量で………… 「パパァーーーーっっ!! アイツらを殺してぇぇぇぇぇええっっ!!! 滅茶苦茶にして殺ってぇぇぇぇぇええっっ!!!」 と 女が叫んだ……………………………………………………………… その直後 男達に駆け寄ろうとして居た女の脚が…… ピタリと 止まる…………………… どうやらやっと 『パパ違い』に 気付いたらしかった……………… すぐに方向転換し 全力での逃走を試みた女だったが……… ジャージを着た若い男に すぐ髪を掴まれて 私がせっかくキレイに洗ってあげた顔を 地面に強く押しつけら…
9月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:4252ナイス数:1341(ありがとうございます)わたしの結び目の感想私は空気読めない奴なので(それは今で…
本日はこちら。モキュメンタリーはここまで進化したんか!オチッコチビッチャウ。 『お前の死因に とびきりの恐怖を』読みました。 お前の死因にとびきりの恐怖をA…