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「風来たりて・小野不由実《潰える》//引っ越した新築住宅は刑場の跡地
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 主人公の梓沙は、新築の建売住宅に引っ越してきたばかり。しかし、夜になると家の中に唸るような不気味な声が響き渡り、彼女を悩ませます。その声の出所を探るうち、梓沙は裏手に住む老女・和子の読経が原因ではないかと疑いますが、和子にはその覚えがありません。やがて、住宅地の造成地にまつわる土地の問題が噂され始め、近隣で不可解な事件が次々と発生します。物語は、日常の中に潜む恐怖が徐々に明らかになっていく展開となっています。 読後感想 梓…
「にえたかどうだか・一穂ミチ《潰える》」//ストレスからおきた現実乖離
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 主人公の北島那未は、夫と娘と共に新しい団地へ引っ越してきます。しかし、娘は人見知りで、那未自身も団地特有のママ友付き合いに馴染めず、孤独な日々を送っていました。そんな中、下の階に住む同年代の女性・瀬川容子と出会い、互いに幼い娘を持ち、団地のコミュニティが苦手という共通点から意気投合します。日常に光が差し込んだように思えた矢先、那未の周囲で異様な出来事が次々と起こり始めます。 那未は時折聞こえる「声」に悩まされ、新居でもマン…
「828分の1 原浩《潰える》」//死期が迫る時の言葉がある
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 私は母葉子の住む老人ホームを訪ねた 部屋に入ると『828の1』とつぶやきながら、「もうすぐお父さんのところに行くのよ」 言っている 母はまだ頭脳明晰で痴呆の気配はない 母が言うには同じ入居者の霧島さんも『828の1』とつぶやいていたが、その霧島さんが最近心筋梗塞で亡くなったと 家に帰ると娘真梨香が駆け寄ってきた 真梨香が食べたいって言っていた「美濃和堂」のビスケットを土産に買ってきた 父の墓参りに行ったら近くの墓に墓碑銘が…
「魂の飛翔・鈴木光司《潰える》//「リング」は魂によって書かされたホラーだった
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 物語は、日本中に蔓延した「呪いのビデオ」に便乗して偽の呪いビデオを流布する者が現れるという状況から始まります。 そんな中、超能力の研究者・伊熊平八郎をルーツとするある教団がその「呪いのビデオ」を入手し、科学的に解明しようと試みます。 この教団とビデオを巡る中で、予期せぬ事態が次々と起こり、物語は虚実が入り混じる不気味な展開を見せていきます。リングシリーズを彷彿とさせる要素も含まれており、読者を深く引き込む作品です。 読後感…
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 私は女性作家 6年前にネットのミステリー大賞を受賞し本格的作家になろうと役所を退職した アルバイトをしながら作家として生計を立てようとしているが、その後出版されたアンソロジーに掲載されただけでその後は出版されていない ある日祖父母が住んでいた北海道・根句尼村に小説のネタ探しに行った 祖父母はもう亡くなったが、道を歩くとほぼ全員の村人が愛想良く微笑んでくれる 夜村の神社に行ったら、ある人が神主や若者から出て行けとそこから追い…
「ココノエ南新町店の真実 澤村伊智《潰える》」//夜のスーパーに出現する亡霊
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ webライター依田江美は潰れたスーパーに怪談、怪現象 が出るという噂を聞き、これをweb記事にすべく出版社に提案した 提案は通り1回目はそのスーパーの営業していた頃のことを そして2回目は以下を記事にした 週刊誌に心霊写真が掲載されたが光の関係でそのように見えたらしい 極めつけは窃盗団3人が夜忍び込んだら大きな金庫の中に人間がギュウギュウ詰めになっているのを見たという噂を書いた 3回目は依田自身が閉店後のスーパーを見て回る…
潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智,阿泉 来堂,鈴木 光司,原 浩,一穂 ミチ,小野 不由美 KADOKAWA Amazon あらすじ 希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 角川ホラー文庫30周年 記念刊行! ――「考えうる、最大級の恐怖を」。 たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、小野不…
本日はこちら。ホラー短編集。様々なホラーのカタチ。 『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』読みました。 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー (角川ホラー…