メインカテゴリーを選択しなおす
家にまつわる怪異と、それを修繕して整える『営繕かるかや怪異譚その参』。今回も家にまつわる様々な怪奇が登場します。念と呪い「念」とは、常に心から離れない、強い思い入れのことを言います。そんな人の念は家や家具に影響を与え、時に呪いとして人を襲い
今朝何気なくX(旧Twitter)を見ていると ビックリなワードがトレンド入りしていました! ゆっこ えっ十二国記!? 十二国記は小野不由美先生書かれた 作り
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回は小野不由美「残穢」。 2012年発表作品。 山本周五郎賞受賞作。 残穢(ざんえ) (新潮文庫) 作者:小野 不由美 新潮社 Amazon 小野不由美先生は1960年生まれの女流作家。 ホラーを主戦場にミステリーやファンタジーなども手掛け、〈十二国記〉シリーズや長編「屍鬼」でご存知の方も多いかと。 夫は同じく作家の綾辻行人先生ですね。 本作は山本周五郎賞選考委員をして「手元に置いておきたくはない」と評されたドキュメンタリータッチで描かれる恐怖の物語。 ジワジワ来る嫌な感じがヤバいす。。 主人公で…
【読書】異世界転生モノの始祖?『十二国記』に見る人間の業と希望
今日は、今読んでいる小説『十二国記』の『白銀の墟 玄の月』について。考えてみると、いわゆる異世界もののはしりが『十二国記』シリーズだと思う。私は、異世界転生モノを、あまり抵抗なく受け入れることができたのもの、先にこのシリーズを読んでいたおかげだろう。 投稿サイト「小説家になろう」から始まったとされる異世界転生というジャンルはたくさんの小説が排出されている。『無職転生』『転生したらスライムだった件』『盾の勇者の成り上がり』など、アニメ化されたものも多く、中には映画化されたものまである。アニメ化に伴い、日本だけではなく、海外でも「イセカイ」としてジャンルが確立されるほどになった。その礎を作ったのが…
【感想】『ゴーストハント 1 旧校舎怪談』小野不由美(角川文庫)
こんにちは。 「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 今回わたしが読んだ本は『ゴーストハント 1 旧校舎怪談』小野 不由美(角川文庫)です。 この作品は30年以上愛されているロングセラー作品で、前身となる「悪霊」シリーズの文庫本が最初に出たのはなんと1989年。その後内容を大幅に改編したリライト新装版として「ゴーストハント」シリーズが2010年から単行本で刊行されました。 もともと1996年にラジオドラマ化された時点で、「ゴーストハント」という名前は使われており、1998年には漫画化、2006年にアニメ化もされました。 さらに、令和に入った 2020年にこのリライト版が角川文庫より刊行…
こんばんは。 マダムあずきです。 怖い系の話は怖い 怖い系の小説を珍しく読んでいて家族がみんな寝てひとりになりいつもなら寝室で寝るまで本を読むのだけどちょっと怖いからやめて明日明るい時間に読むことにしたビビりです。(でも読むw ) — あずき🫘 (@azuazuazukina) 2023年5月19日 緑の我が家 小野不由美 読み終わってみるとそこまで怖くもなかった(ような気がする)けど 小野不由美さんは『残穢』の印象があって ビビりながら読みました。 エッセイ おひとり様作家、いよいよ猫を飼う。 真梨幸子 好きな作家、真梨幸子さんのエッセイ。 『殺人鬼フジコの衝動』以前からのブログが掲載されて…
どうも。もし就職面接で「僕の給料を減らしてください」というアピールをする学生が来たら採用しますか。その学生は気違いです。選挙において議員報酬削減を訴える気違い…
咳が出る間は外出を控えようと(それをいいことに)読書三昧な日々。ただ映画館に行けないのは辛いなー。 「さよならの儀式」宮部みゆき(2023) 宮部さん初のSF短編集。書かれた年代はバラバラである。各々ネタバレなしの粗筋?と☆をつけてみた(個人の感想です)。どれもこれも読みやす...
悪霊シリーズは、高校生・谷山麻衣と冷徹な心霊調査事務所所長・ナル、個性豊かな霊能者たちが活躍するホラー小説です。そして、このシリーズの続編にあたるのが『悪夢の棲む家』です。なので、この物語自体がシリーズのネタバレになるので、できれば悪霊シリ
「十二国記 月の影 影の海」小野不由美|過酷な日々を生き抜く少女の成長を描くファンタジー
久しぶりに十二国記シリーズを読み始めている。人に紹介していたら、自分の方が不意に無性に読みたくなってしまった。以前読んでいたものは母が購入したもので実家にあるため、新しく自分で購入した。 十二国記と言
「十二国記 風の海 迷宮の岸」小野不由美|健気で可愛らしい泰麒の葛藤と成長を見守る物語
あらすじ:幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国(くに)へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。
「十二国記 東の海神 西の滄海」小野不由美|過去と現在が交錯して描かれる麒麟の苦悩と妖魔の子の悲哀
あらすじ:国が欲しいか。ならば一国をやる。延王尚隆(えんおうしょうりゅう)と延麒六太(えんきろくた)が誓約を交わし、雁国(えんこく)に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える州侯が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪(さんだつ)か──二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧(やすらぎ)に導くことになるのか。そして、穢れを忌み嫌う麒麟を巻き込む争乱の行方は。
「十二国記 風の万里 黎明の空」小野不由美|3人の少女の成長と変わりゆく慶国を描いた物語
あらすじ:人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。
「十二国記 丕緒の鳥」小野不由美|王の存在に左右されて苦しむ民と国のために奮闘する男たち
あらすじ:「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか―表題作ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。
「十二国記 図南の翼」小野不由美|過酷な旅に立ち向かう12歳の少女の真っ直ぐな生き様がかっこいい
恭国は先王が斃れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔まで徘徊していた。豪商の父のもとで何不自由なく暮らしていた珠晶だったが、国を憂えて昇山を決断して...
どうも瑞雲です(๑'ᴗ'๑)·.̩₊̣.̩✧*̣̩˚̣̣⁺̣‧.₊̣̇.‧⁺̣˚̣̣*̣̩⋆·̩̩.̩̥·̩̩⋆*̣̩˚̣̣⁺̣‧.₊̣̇.‧⁺̣˚̣̣*̣̩✧·.̩₊̣.̩‧ 先日、本屋さんで大好きな小野不由美さんの名作「過ぎる十七の春」の新装丁本が発売されているのを発見して即購入。「過ぎる十七の春」はホワイトハート版の旧新と今回ので3冊揃いました。やっぱり何度読んで…
そろそろ最終回を迎えるNHK大河「鎌倉殿の13人」、関連の積読を消化。 「鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか」坂井孝一(2021) 「鎌倉殿の13人」の時代考証者である坂井氏の著書。北条氏の成り立ちから承久の乱に勝利するまで、義時の動向を中心に書かれている。つ...
家にまつわる怪異を「営繕」というかたちで整える『営繕かるかや怪異譚』の第二弾。尾端さんの営繕は「除霊」でも「浄霊」でもなく「場を整える」「ずらす」に近い気がします。怪異を「ありえないもの」ではなく「あるもの」として普通に捉え、欠けたり歪んだ
『過ぎる十七の春』は小野不由美主上の初期のホラー作品。当時から建築物や自然の描写が詳細で美しく、それと相反するような恐怖描写に震えます。謎解きのミステリとしても読めますし、ホラーが苦手な私でも読めるくらいの怖さです。『過ぎる十七の春』あらす
今日買い物に行って買ったものと、小野不由美さんの十二国記、ガイドブック出版
最高気温31度、最低気温22度、曇りところにより晴れの予報です。 朝はエアコンも入れないでいいほど涼しかったです。 部屋の中は25度でした。 こんな具合で、エアコンなしで自然な空気の中にいるのはいいで
小野不由美さんのホラーは怖い。特に恐ろしい言葉を使っているわけではないのに、怖い。怖いけれど面白い。普通の言葉で描写しているはずなのに、そこには「何か」潜んでいるんです。『営繕かるかや怪異譚』は、家にまつわる怪異短編集。それでも小野不由美さ
文庫版では全5巻にもなる大長編。名前を覚えることで手一杯だった第1巻(とにかく登場人物が多い!)。第2巻以降、せっかく覚えたのに次々と退場していく人々。しかし、覚えたことも無駄ではなかった驚くべき展開。結果、あっという間に読み終えてしまった