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彼女は…… 呆然として居た………… 今の…… この状況が理解出来ず………… 唯々 立ち尽くして居る だけだった……………… しかしこれは……… 彼女の勘違い… いや………… 知識の希薄さがもたらした 事故だった…………………… 彼女は 空を見た………… 今彼女が…… 本当に見なければならないものは………… …………………………… 現実だというのに…………………………… TO BE COMUGIKO これはたまねぎではありませんにているけれどちがうのですもしもたまねぎだとおもってつよいちからであつかえばだいさんじはまぬかれません 確かに似て居ます…………でもコチラは大丈夫少々強い力で握ったとして…
このBARで…… わたしが与えられた仕事は… 気温が高くなるのと比例して 迅速さが必要となるものだった………… 私は… あのひとのことを… 心底 恐ろしく思って居るが…………… それなのに… あのひとの 仕事の教え方は 何時も丁寧で……… そして… 優しく……… あまつさえ… わたしへの… 気遣いを 感じさせるものだった……………… 刃物を扱う仕事なので… 自分の手や軀を傷つけないように 注意することが必要だという 教えに始まり…………… 解体後は 土中埋没処理を基本として居るが……… 量が多い場合や 急ぐときは燃やすので… 「その際は火傷にも充分注意するように」 …とか……… ……燃やす為の…
~ BARで 鯖戸 ~ 今期はかなり…… 収穫が遅れたけど…… 出来は良い…… 大蒜もいっぱい収穫して在るから…… キタアカリと男爵…… 大蒜ゴリ効かせで…… 大根と人参等も追った煮物にしよう…… 甘長とキノコで ペンネの…… チーズ焼き…… 良い感じ…… これは確実にお酒が進むね…… 「おまたせいたしました 甘長とキノコのチーズ焼きペンネです」 「サンキュー♡ わ~♡ コレ確実に… お酒進むやつじゃん♡ チーズと甘長って 超合うよね~♡」 さて… それでは… 仕上がった煮物とキノコや卵… そして…… 絶対逃げられないように… 拘束した甘長もONだ…… 「ねえ棕櫚さん… ストーブでお米炊いて良…
7月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4934ナイス数:1317(ありがとうございます)掲載禁止 撮影現場 (新潮文庫 な 96-4)の感想面白…
BARの重い扉を開くと…… いつもすぐに あのひとが近づいて来る…… わたしはいつものように…… 髪を乱暴に掴まれて…… 硬いテーブルに 頭を 押しつけられる……… …………………… でも…… あのひとが…… わたしの頭を テーブルに押しつけるときは…… 優しく…… とても…… ゆっくりと………… …………………… きっとわたしの顔や 軀の見える部位に…… 傷や痣が出来ないよう…… 気を使ってくれて居るのだ………… ……………… 今夜は わたしの髪を掴んで テーブルに押しつけて居る あのひとの手の力が…… 何故か… 緩んだ…… ……………… そして……… 今度は 私の髪をゆっくりと引っ張って……
わたしは…… 泣かないよ………… わたしは…… こんなことくらいじゃ………… 泣かない…………………… でもあなたは今………… 泣いて居るわ……………… 「………………………………」 泣いたって良いんだよ?……………… 「でも……」 あなたは人間でしょう?………… 「知って…居たんですね……………………」 これだけのことを…… しておいて…… 一滴の涙も…… 流さないなんて………… そんな人間が…… もしも 居るのだとしたら…… 私は…… そっちのほうが…… 嫌だわ………… 「ホンマに?……」 ほんまや…… 「ホンマにホンマで言うてるん?……」 ホンマにホンマで言うてるて………… 「ありがとう…
~ BARで 鯖戸とバイトの鋳鷹 ~ 「ねえねえバーテンダー………」 「はい?」 「あの女…… ……何?…………」 「ああ…… ほら…… 最近暑くなって来たから バイトを雇ったんですよ……」 「へぇ~…… ………… バイトって…… 何…させんの?……………」 「ナニって………… まあ……そう……………… ソレ以外にも…… 色々サセてますけどね…………」 「……………… ああ…… そう……なんだ………………」 「どうぞ 先ずは前菜サラダと ツイストのマティーニから お飯あがりください」 「旨♡」 「ねえバーテンダー…………」 「はい?」 「あの女…… 何で地ベタでパスタ食べてんの?……」 「自分…
あ… なんだ… いつから見てたの?………… 私のこと…… 軽蔑した?………… え? なんだ…… 最初から…… 気付いてたのか…………… そうだよ…… 私は…プロの………… ………………………… 料理人…………………………………… TO BE COMUGIKO おまけ 「ねえ…酒森ぃ………… あの女…… 何で全裸で 血塗れ風なわけ?…… …………… 何か…キモチワリイんだけど…………」 おまゆー…… 「てゆーか玉葱ヒュームで涙が止まんない…………」 「安心して下さい………… たぶんわたしも…… あと三十秒ほどで号泣しますから……………」 「今夜はどーする?」 「あ…… おまかせで…… お願いしま…
ごきげんようもう・・・、もう・・・、事切れそうなほど暑いですね人間がいったい何をしたんだ!と叫べば、お前たちが地球温暖化を起こしたせいだ!と叫び返されそうですが、とにかく暑いことを誰かにどこかに訴えたい今日この頃です。少しでもヒヤッとしたい(切実に!)ということで、夏におすすめの作品を紹介したいと思いますすべてホラーですオリンピック開催中ですが、暑いので熱血スポーツ作品はパスで!ホラーが苦手な私でも読める作品ばかりになっているので、同じくホラー苦手な方もちょっと覗いていっていただけると嬉しいです夏のおすすめ作品1:『光が死んだ夏』(モクモクれん)青春ホラー漫画です。210万部突破(5月時点)。アニメ化も決定していますさる集落に暮らす高校生、よしきと光。ある雨の日、山へ行った光は行方不明になってしまう。光は...『光が死んだ夏』(モクモクれん):夏におすすめ作品1
あの日以来…… わたしが賄いをいただく場所は この床が 定位置となって居た………… そして…… 私がいただくその賄いは…… 日替わりのパスタと 決まって居る………… あのひとは…… 私が 常日頃から…… 床で食事をとって居るということを…… 知って居たにちがいない…………… そして…… パスタが大好きだということも…………… もしこのことを尋ねても…… またとぼけるに決まって居るけれど…………………… わたしが飽きてしまわないように 賄いパスタを 日替わりにしてくれて居ることが…… 嬉しかった………… いつも同じパスタでも…… わたしは構わないのに………………… あのひとの優しさを…… わたし…
え? ホントですか?………… ……もしかして……… 誰にでも同じこととか………… 言ったりしてません?………… え~? ………………… どうしよっかなぁ………… それじゃあ………… 二百五十円で如何?…………………………………… TO BE COMUGIKO 一時期よりはかなり求め易くなったけど……それでもやっぱりお高いなぁ…………昨日はセールでも39円だった…………最近では39円でもなかなか凄いことだけど昔は大玉9円のセールが毎週開祭されてたことも在ったのに………………まあ……お高くても買うんだけどね…….…… 玉葱の無い生活とかって……絶対無理だからね……せめていつでも大玉50円以下をキー…
バイトの面接に行って… 開口一番言われたことには 驚いたけれど…… 私は 「ありがとうございます…… よろしくおねがいしますっス……」 と そう答えるしかなかった…………… 私は以前…… この人に 遭って居る…………… 後ろから髪を掴まれて テーブルに頭を押しつけられるかたちで行われた 面接行為の最中に…… そのことを仄めかしたら………… 「覚えて居ない」 と そう言って居たけれど…… 絶対に嘘だ……………… あの日私は…… 男を一人…… 殺害した……………… その時 埋めるのを手伝ってくれたのが…… この人だ……………… あの日私は 生まれて初めて 本物の恐怖…… というものを知った……………
本日はこちら。珍しく海外小説。アタイの読む本なので、当然ホラー風味。 『妄想感染体 上』読みました。 妄想感染体 上 (ハヤカワ文庫SF)Amazon(アマ…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー…………」 「どうかした?」 「良い香りだね……」 「今夜は棕櫚さんの 大好物だよ……………」 「ねえ………… バーテンダー……………… わたしはさぁ………… 逃げたりなんかしないよ?……………………」 「どうしたの? 突然………… ほら…… 棕櫚さんの大好物 焼けたよ…………」 「ねえ…… わたしが逃げるんじゃ無いかって………… 不安に思って居るんでしょう?………………」 「どうしてそう思うの? そんな不安 抱いてなんか居ないよ?……」 「本当?…………」 「本当だよ?」 「そっか…… わたしの勘違いなら…… いいんだけどさ……………… 「どう…
「酒森センパイ…… それじゃあ申し訳無いんスけど…… 今日は定時で上がらせてもらいますっス……」 「あ… そっか…… そうだったね…… 今夜はコンパ?」 「コンパだったらもっとちゃんとメイクするっスよ……」 「ああ…… そっか… じゃあ…………… パパ活?」 「違いますよ~ パパ活は一昨日っス…… 今夜は新しい闇バイトの…… 面接なんスよ…………」 「へ~ そうなんだ…… TPOだっけ? 鋳鷹ってそーゆーこと ちゃんとしてるよね… 私も見習わないとなぁ……………」 「TPOは大事っス…… たとえ無人島で…… たった独りで居るんだとしても そこにはそこの TPOが…… 在るんス………………」 「…
~ クラスメイト ~ 廊下は真っ赤な海だった……… 真っ赤な海には人間のパーツが…… 沢山浮んで居る………… 少し…… 気になることが…… 在った……………… この廊下には 藤子が真っ赤な海に変える前にも亡骸が…… 私達に覚えの無い…… 幾つかの亡骸が… ころがって居たのだ………… でも………… でも…… 少し…… そう…… 少し気になっただけ…………………… すぐにどうでもよくなった…… とりたてて気にするようなものでもない…………………… そんなことより…… 私は 早くあの女を捜したかった……………… たぶん女が居るのは 最上階だろうと 思っては居たが…… 目に付いた扉は念の為全て開け 確…
~ 路上で ~ え? あ… これですか?…… ごめんなさい… これは… 大切なものなので………… ******************************** いえ…… 私は… 解りません…………… そんなこと言われても…………… 解らない事は… 解らないとしか…………… はい… そうです…… 偶々通りかかったら… この人が… 道端で眠って居られただけで……… え? ちょっと…… ちょっと待ってください…… わたし… もう……… 帰りたいんですけど…………………… ******************************** あれ…… わたし……………… あ… あの…………… もし… …
~ クラスメイト ~ ビュンビュンと… 軽快な素振りを見せる藤子を 私は見て居た………. とりあえず 私達は廊下に出た…… 曲がり角を曲がると…… 二人の人間と 目が合った……… 少しの間を置き… 二つの首が 床に降りる………… 長ドスを振って 紅い液体を払う藤子…… 「またつまらぬものを 切ってしまった……」 昨夜藤子と観たビデオ三本のうち 一本はアニメだった…… 因みに台詞はそのアニメの完コピだったが…… シーン的には以前観た時代劇かなにかのアレンジと推察する…… かなりシリアスな ゾーン的なものに入って居る感じだった…… 藤子は遊びに対して いつも真剣なのだ………… 始めの一振りは…… …
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ メガネは赤い部屋の中へ ゆっくりと歩いて行き そこら中に散らばって居る手足や胴体の一部… そして頭部の中からひとつを持ち上げ 「これ…組…あっ… えっと… これ…社長です……………」 と そう言った……………… 部屋の中に散らばった 十体分くらいはあるであろう 人間のパーツから この部屋で 少し前に起こったで在ろう光景を想像する…… 私は 自分が今… かなり興奮して居るということに気付いた…… 今日はさっき三時間ほど休憩もしたし さほど疲れて居なかったので メガネにくちづけした ******************************** 少し休憩してから…
ねえ…… どうして欲しい?…… 遠慮なんか…… しなくて良いよ…………… あなたの…… 好きなように……. してあげるから………………………… スライス?……微塵?……………………………… TO BE COMUGIKO おまけ 「ねえ…酒森ぃ………… あの女…… 何で全裸なわけ?…… …………… 何か…キモチワリイんだけど…………」 おまゆー…… 「ん?」 「あ…… いえ…………」 「ねえ…… どうする?………」 「あ…… それじゃ薄いスライスで EXVオリーブオイルと溜りに…… あと…本枯節は在りますか?……」 「在るよ OK…… スライスしてから水に晒す? 栄養面考えると 晒さないほーがオ…
~ クラスメイト ~ ブルース藤子が6~7人倒したところで… 叫び声が聞こえた…… 見ると刺青の男が 長ドスを振りかぶって居る… 私が瞬きした瞬間 目の前に… 男の顔…… あたかもそれは 瞬間移動… 或いは 空気から 突然生成された 芸術作品のようだった……… 私はすぐに 目を閉じた………… 温かい液体が 私の顔… そして全身に降り注ぐ………… 暫く目を閉じたままで居た……………… その間 私の鼓膜を震わせるものは… 全て無視した………………… 程なくして 私の軀も自由になったので 目の周りの血を拭ってから ゆっくりと…… 目を開ける………………………… 「ちーくわちくわっ♪♡」 バラバラにさ…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 社長室目指して 私は歩き続けた……… 途中誰かに見つかる回数と比例して…… 亡骸の数が増えた……… やっと社長室らしき部屋を見つけて 三回ノックしてから中に入ると… 社長秘書らしき 眼鏡をかけた痩身の男が居て… 「組長にご用でしょうか?」 と言ってしまったので 私が視線で訴えると… 「あ… 失礼いたしました…」 と 礼儀正しく頭を下げ 「社長にご用ですか?」 と 言い直してくれた……… 話の出来そうな男だったので 私は少しの間 ソファーに座ることにした……… ………………………… 眼鏡の男は紅茶を淹れてくれた… アップルパイも切ってくれて ヴァニラ・アイスやミ…
~ 路上で ~ はい? ああ…… 良いですよ……… 良いですけど……… 幾らで買ってくれますか? TO BE COMUGIKO 特大の上物だから200円以下では売りませんよ? そこを何とか150円で譲っていただけないでしょうか?
~ クラスメイト ~ さて… どうするか…… 私を拘束して居るこのロープを…… どうにかすることが出来ないか………………… しかしどうやら私の力では… 当然ながら… どうすることも出来なさそうだ………… 仕方が無い…… 藤子が飽きるまで 私は なすがままにされて居ることにした………… 何時間経過したろうか…… 刺青の男達は 代る代るなので休憩も取れて余裕なのかも知れないが…… 兎に角ひつこく…… まだ終わらせてはくれなさそうだ………… それにしても… 藤子の体力…… マジ ハンパ無い……… 私はさすがに疲れて…… 本気でヘトヘトになってきた………… もう限界と… 「ねえ藤子… そろそろ……」 …
『くらのかみ』は夏になると読み返したくなる本です。 名作『十二国記』『ゴーストハント』の作者・小野不由美さんが描く子供向けの、けれど本格的なホラーミステリ。 古い田舎の家、みんなと遊ぶ夏休みのワクワク感、夏が終わる切なさ。 そんな夏の描写と
~ クラスメイト ~ ターゲット発見…… 今日も私は カバンから出した特殊警棒を伸ばしつつ…… 女の背後に忍び寄り 後頭部を強めに一発……… と… その寸前 黒いスーツの男に手首を掴まれた…… いったい何故… てゆーかコイツ…… 何処から出て来た?……… 鼻に一発入れて逃げようと思ったら 顎に強い衝撃を感じ 一瞬視界が歪んだ後 歪んだ視界の周りから 無数の黒い髪の毛のようなものが 中心に向かって浸食して来た……… 視界が真っ黒になる寸前 私の瞳に映って居たのは 後ろから羽交い締めにされた藤子の 淡い 水色の左目だった……………… あれからどれくらいの時間が経過したのだろう…… いろんな音や声が…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 血の海となったエントランスを後にして 社長の部屋を目指す……… 途中追加で六人ほど殺害して 更に歩を進めると… 何やら騒がしい部屋が在ったので 扉を細く開けて 中を覗いてみた…… 中には刺青の男達が十数人と 女が二人……… 女は二人ともロープで縛り上げられて居り…… ローリング・エディションの…… なんというか… 強制的なそれに見えたが……… 金髪の女の声や台詞…… 動きも…… 明らかにプロのそれだったから混乱した……… 管理スプリング販売の会社から 派遣された女の子達なのだろうか……… と 一瞬思ったが……… それにしては彼女達の容姿が……… 若過ぎるのだ……
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 大男の右手が懐に入って行こうとするのを見たとき… 私は反射的に 左手に持って居た鉈で 大男の右腕を 切り落としてしまって居た………………………… 床に落ちた肘から下には… 鋭い牙の毒蛇が 巻き付くように描かれて居り…… ピクンッピクンッ と 痙攣する様は それがまるで本当に生きて居るかのように思わせた…… 「美しい………………」 私は純粋にそう思い 声に出して居た……………… とても芸術的で優美だった… 自分の心が 穏やかに… とても安らいでいくのを感じた……… 大男に視線を戻すと 肘から下が無くなった上腕を押さえる左腕に描かれた女と 目が合った……………… …
6月の読書メーター読んだ本の数:18読んだページ数:5445ナイス数:1820(ありがとうございます)乱歩城 人間椅子の国 (光文社文庫 く 14-4)の感想…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私の首を掴む大男の左手に隙が生まれた瞬間… 私は自分の右手が…… ずっと前から 普通にフリーだったことに気付いた………… 大男の左手に生まれた隙は…… もう どうでもよくなった……… 大男に気付かれぬよう…… 私の右手人差し指は………… 下方から… 胸 首 頬………… 決して大男の その軀の…… どの部位にも触れぬよう…… 且つ 迅速に… 仮に的と定めた 左の下睫毛を目指す………… 私は大男の左目…… 目尻から… 自分の人差し指を 滑り込ませた………… 左目があった場所を押さえて のたうちまわる 大男……………… 大男の右目が 私を捕らえた瞬間を…… 私は見逃…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー…………」 「如何なさいました?」 「わ… わたし…今夜……… 回鍋肉と…… 麺を逢わせたものが…… たべたい………………」 「解りました……… 解りましたが… 棕櫚さん…… 実は私… 回鍋肉というものに対する知識が… 豚肉と野菜を使った 中華料理……………… という…… それくらいしか在りません…… ですので……………………」 「ねえバーテンダー… わたしがそんなこと 気にする訳無いでしょ?……」 「棕櫚さん……」 「バーテンダーの 勘で殺ってくれ………」 「OK」 てゆーか…… もうさっきから 勘で殺り進めてるんだけどね……… OK出来た… …
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私はライバル会社のエントランスで………… 刺青全開の太い腕で首を掴まれ 壁に押しつけられて居た………… さすが直参…… セキュリティ ハンパ無い………… 私は空気に溶け込めるよう全裸で… 尚且つ 怪しまれないよう…… まるで自分が この会社の従業員で在るかのように…… 正面入り口から 堂々と侵入した……………… 普通に考えれば…… これで見つかる訳が無い………… この時の私は…… 誰の目にも止まるはずのない 空気のような存在だったはずなのだから……………… ……………… にもかかわらず……… 私は社内に一歩足を踏み入れた瞬間…… 「オイ!! なんじゃぁわれぇ!…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 朝から上司に呼び出された…… どの件についてか考えをめぐらせたが 心当たりが多過ぎて 皆目見当が付かない……… しかし 蓋を開けてみれば それは悪い呼び出しでは無く どちらかといえば 良い呼び出しだった……… 二週間ほど前…… 私は上からの命令で 小さな企業では在るが ライバル会社のひとつを整理した………… その功績を認められ 今回は もう少し大きな仕事を あてがわれたので在る…… 広域指定の 有名な会社が在るのだが その会社本部の直参にあたる社長を片付ける…… それが今回 私にあてがわれた仕事の内容だった……… 有名企業の直参で在る…… 従業員数も多く しか…
◆読んだ本◆ ・書名:魔女と過ごした七日間 ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/3/17 ◆おすすめ度◆ ・「魔女」というより強気の女性度:★★★ ・映像化必至の脚色度:★★★ ・作ったマイナンバーカードはなかったことにしたくなる!?度:★★★★ ◆感想◆ 「ラプラスの魔女」シリーズの最新作。 出だしは宮部みゆきの『龍は眠る』や恩田陸の『光の帝国 常野物語』を連想させていい感...
~ BARで 鯖戸 ~ 「はいどーぞ」 「おっ♡ 今夜のサラダ ヴォリューミーで良いねえ~♡」 「今夜はいつもよりハラペコだって 顔に描いて在るからね ピッツァもどーぞ」 「良いね~ 美味しい~♡」 「ねえねえバーテンダー…… なんかわたし… 今夜かなりおなか空いてるみたいでさ………」 「安心しなよ はいパスタ」 「やった♡ あれ? このカクテル…… バタフライピーもう咲いてるの?」 「今期の一番花だよ 棕櫚さんを喜ばせたくてね………」 「え?……… それって…………」 「…………… これも食べて」 「え?… ちょっ…… このリングって………」 「裏返してみてごらん……」 「あっ…… こっ…こ…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 空気のように なりたいと 思い身なりを 整えて 今ぞ私は 門の前 無駄に高ぶる この胸に 手を添えなだめ 天仰ぐ 今の私は 月さえも 気付けぬ無色の 空気なり 一歩踏み出し 門の中 二三四五と 歩を進め 敵地を歩む この姿 君らの目にも 止まらぬや 何ぞ私は 空気なり 月さえ気付けぬ 空気なり…………… TO BE COMUGIKO これだけ目立たないようにしてるんだから絶対誰にも見つかりっこないよネ♪
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー…………」 「どうしたの?」 「こないださあ…… 唐揚げ乗っかったピッツァ食べさせてくれたじゃん? 覚えてる?…………」 「ああ…… もちろん 覚えてるよ また食べたいの?」 「食べたいってゆーか…… こんどは……」 「とりあえず サラダの用意出来たから食べなよ」 「あ… サンキュー いただきます……」 「はいチェイサー」 「ありがと…… ねえねバーテンダー…… なんか今日…… 異常に暑くない?……」 「気のせいだよ」 絶対気のせいじゃ無いと思う…… 「そっか…… 気のせいか…… なんか…… 超良い香りするんだけど…… これも…… 気のせいかな?…
本日はこちら。澤村伊智さんの比嘉姉妹シリーズ短編集。 『すみせごの贄』読みました。 すみせごの贄 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)Amazon(アマゾン…
「酒森センパイ~~ お疲れさまっスぅ~~♪」 「あれ? 鋳鷹?…… 今日定時であがったんじゃなかったの?……. てゆーか… なんか今日のメイクナチュラルだね…………」 「今日は買い物行くだけだったんで こんくらいのメイクが丁度良いんス あんましゴリゴリにキメてくと おばちゃん達に良い情報教えて貰えないんスよ やっぱTPOって大切っス」 「へ~そうなんだ…… でもなんか…… TPO抜きにしても そのメイク良いよ 似合ってるよ……」 「え~ マジっスか~ なんか照れるっスぅ~~♪ あ… そうだ 酒森センパイ…… これ……」 「え? あっ…… え?何?? どっ…どうしたの? こっ…これ…………」 「…
~ 解体室で ~ 室内の状況を 視覚から得た情報だけを頼りにして説明すると こうなる……… **************************************************** 血塗れで泣いて居る女の子が居て しかも その女の子は 全裸で在る……… 傍にはもう一人の人間が居て その人間は さきほど女の子に何かを投げつけた……… その人間も 血塗れで 全裸… その上全身に刺青が入って居り どうやら女の子に投げつけたのは えぐり出したばかりの臓器らしかった………… ******************************************************** …
~ クラスメイト ~ 女の両脛からは 白い骨が 顔を覗かせて居た… ピーラーを置き 今度は柳刃包丁で女の皮を剥ぎ取って行く…………… 柳刃包丁の初体験は 右足の脹ら脛………… 女が嘔吐した瞬間 藤子はそれまでより 多くのシャッターを切った… 藤子は女に 「今の良かったよ 君はやればできるんだから もっともっと良い表情ちょうだい」 と 完全にカメラマン・モードで 撮影に対する姿勢は とても真剣だった……… この時女は新しい言葉を発した… どうやらやっと 自分がもう 生きて帰宅することが出来ないということを 悟ったらしかった……… 舌を噛んで自殺されると ゲームが終わってしまうので それが実行出来…
~ クラスメイト ~ 私はこの女に喋りかけたり この女の発言に答えたりすることを…… 止めることにした……………………… それでは待ちに待ったヴラド…ツェペシュごっこ… 始めるとしよう……… この日のために私は 日本の有名メーカーが製造して居る大きめのピーラーと 柳刃包丁を購入して居た…… 柳刃包丁は ピーラーが旨く機能しなかった場合の 保険で在る… ヴラド・ツェペシュといえば その名が示す通り 串刺しが有名だが 私には それ以外の遊びのほうが 魅力的に感じて居た…… 今回は その中でも私の心を一番心をときめかせたものをチョイス……… とりあえず 女の膝下にピーラーを当て むこう脛上面を 一気…
~ クラスメイト ~ ブルーシートを広げると 女が目を覚ましたので とりあえずさっきと同じ右の脇腹を さっきより強めに蹴ってから… 藤子に手伝ってもらって 樹に縛り付けた…… その後ハサミを使って服を全部脱がせてから 私達も服を脱いだ……… 服を脱ぐと 藤子はいつも気持ちよさそうに目を閉じて伸びをする…… 藤子は服を着て居るのが嫌いなのだ…… 女のくちからタオルを引きずり出すと 女が喋りだしたので 暫く聞いて居た…… 女の喋る内容は 自分の立場が全く解って居ない 阿呆のそれだった…… 全裸の私達を ヘンタイ呼ばわりして居たが… 全裸で樹に縛り付けられて居る女のほうが かなりヘンタイ的だというこ…
~ クラスメイト ~ 今日誰を殺るか…… 事前に決めて 計画的に実行することも在るが…… それよりも… その時一人になって… つまり 機会に恵まれたときに殺る……… そういうことのほうが多い…………… 今回も そんな機会に恵まれたパターンだった……… 藤子にプレゼントしてもたった時から この特殊警棒は 私の大のお気に入りになった… いつでもカバンに入れて居て 機会に恵まれたときに カバンから出す…… 一度だけ失敗して 折角の得物が… 目を覚まさなかったことがある…… あの時は 非常に悲しかった…………… でも今のところ 失敗したのはその一度だけ 今回も良い手応えだったので 問題は生じないだろう…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私が職質され易い理由を 科学的に解き明かしたいと思い…… 日時や回数… 及びシチュエーション等を グラフ化するという試みを 実行してみた……… これにより 科学的且つ客観的な視点で 私が職質され易い理由が 見えてくるはずだ……… グラフをよく見てみた…… すると とても興味深い差異に気付くこととなった…… 行きより帰りのほうが…… 職質率及び警察官の本気度が… 高いのだ……… 拳銃を突きつけられたことも 十度や二十度どころでは無い……… 発砲されたことも 何度も在った……… と言えば… 警察官が 如何に本気で在ったかということの指標として ご理解いただけるだろ…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえねえバーテンダー… 超てきとーにつくった 焼きソバっぽいのが食べたい♡」 「良いですけど… もっと良いやつ食べて欲しいな…」 「そーゆー気分の時って 在るじゃん?」 「解りますけど…… まあ… そんなにたべたいなら つくりますけどね…… ガチでてきとーに殺っちゃったほーが 良いんですよね?」 「うん♡ ガチテキでお願い♡」 「どーぞ ガチテキ焼きソバ風です」 「イエ~ス♡ お~モグモグ… 旨い旨い♡」 お…良いね…… 今夜はあんまし跳ねてないないじゃん…… 「これどーぞ 焼きソバと合うよ」 「おっ♡ 良いね良いね♡ 旨!」 どんな呑み方した? もういいや…… 「は…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 若い男に 「他は?」 と尋ねると 「今この事務所内で生きて居る人間は 姐さんと自分の二人だけです………」 と そう答えた…………………… 「組長は?」 と そう私が尋ねると 若い男は 「え?! 言っちゃうんですか?!……」 と 驚いた顔を見せたので 「社長は?」 と 言い直した…… それから十分後くらいだろうか?……… ショットガンで頭を吹き飛ばされた組…… 社長の亡骸と 黒いスーツを着た人達の亡骸….… 高級車の中に五体 車外に十体ほど…… どの亡骸も損傷が激しく この現場の第一発見者になる人や 偶々管轄署に勤務して居て関わってしまうことになるで在ろう 若い…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 若い男の態度が変わるまでに長い時間はかからなかった…… 血塗れの腹を押さえながら しきりに謝る…… 若い男………………… 「刺したんじゃなくて横に切っただけなんだから死なないよ みっともないから泣くんじゃない」 と そう私が言うと その下っ端の従業員らしき男は涙を拭いて 引きつった笑顔を見せた……… 「死にたくなかったら 一言も喋らず そのまま死にそうな顔してなよ?」 私はそう言って肩をかしてやり 一緒に事務所内へ入った…… …………… ガランとした事務所内に人の気配が無かったので 「他の人達は?」 と尋ねると 「2Fです…」 と 若い男はそう答えた…… ………
5月の読書メーター読んだ本の数:15読んだページ数:4600ナイス数:1255(ありがとうございます)特殊清掃人の感想孤独死現場を清掃する特殊清掃。ハード(肉…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 目が覚めたとき…… そこは一点の 米粒ほどの光すら無い… 完全な…闇だった……… 耳を澄ませても…… 何も聞こえない………… おそらく私は拉致され 何処かに閉じ込められて居るか… 最悪…… 土の中に埋められて居るのだと思った……… とりあえず私は 自分の軀に触れる……… 何処か怪我をして居ないかを… 確かめる為だった……… ………………… 私の軀の表面は ベタベタとした… 何やら乾きかけた 粘性の在る液体のようなもので覆われては居たが…… どうやら怪我は して居ないらしかった………… 怪我の有無を確認し終えたとき はたと… 今日在った出来事を思い出した……………