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2025/05/18

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  • 【宇宙の果て・その3】閉じた宇宙とはなんですか?

    「**閉じた宇宙(closed universe)**」は、宇宙の**形状・運命**に関する仮説のひとつで、**一般相対性理論**に基づいた宇宙論で扱われます。これは、宇宙全体の**幾何学的な性質(曲率)**や**密度**に基づいて分類される三つのタイプのうちのひとつです。 --- ## ■ 閉じた宇宙とは? ### 定義: 宇宙の全体的な\*\*曲率が正(+)\*\*であり、**三次元の球面のような構造**をもつ宇宙のことです。 つまり: …

  • 【時間論・その10】仏教の無常観における時間

    仏教の無常観における時間の捉え方は、\*\*「すべてのものは絶えず変化し続け、永遠に同じ状態は存在しない」\*\*という根本的な教えに基づいています。つまり、時間は静的・固定的なものではなく、**変化(無常)そのものの流れとして理解されます。** --- ## 1. 無常(Anitya/無常観)とは? 仏教の中心的な概念である「無常」は、 * 物事は常に生じ、変わり、消え去る。 * 一瞬たりとも同じ状態が続かない。 …

  • 【時間論・その9】量子力学における時間

    量子力学における時間の扱いは、古典物理学や相対性理論の時間概念と比べて独特で、現代物理学の中でも非常に興味深いテーマです。以下にそのポイントを解説します。 --- ## 1. 時間は「パラメータ」として扱われる 量子力学(特にシュレーディンガーの波動方程式)では、**時間は観測される「物理量(演算子)」ではなく、単なる独立変数(パラメータ)として扱われます**。 * 例えば、シュレーディンガー方程式は …

  • 【時間論・その8】エントロピーの時間矢について

    「エントロピーの時間の矢(エントロピーの矢)」は、**物理学や哲学における時間の非対称性(時間の一方向性)を説明する重要な概念**です。これは、なぜ時間は過去から未来へ「一方向に」流れるのか、その根本的な理由のひとつとして挙げられます。 --- ## 1. エントロピーとは? まず、**エントロピー**は熱力学や統計力学で使われる概念で、簡単に言えば、 * **系の無秩序さ・乱雑さの度合い** * **エネルギー…

  • 【時間論・その7】ニュートン的絶対時間について

    ニュートン的絶対時間とは、**アイザック・ニュートン**が『自然哲学の数学的原理(プリンキピア)』(1687年)で提示した、**物理学的時間の古典的概念**のことです。これは、後の相対性理論によって大きく見直されることになりますが、17〜19世紀にかけての科学と哲学に大きな影響を与えました。 --- ## 【定義と考え方】 ニュートンは、時間について次のように述べています: > 「**絶対的・真の・数学的時間**は…

  • 【時間論・その6】聖書において、時間に関する解釈

    はい、聖書においても「時間」は重要な主題のひとつであり、**人間的時間と神の時間(永遠)との関係**をめぐって、深い解釈がなされています。以下では、旧約・新約聖書を含むいくつかの視点から、時間に関する解釈を紹介します。 --- ### 1. **神の時間(永遠)と人間の時間(有限)** 聖書では、神は**永遠の存在**であり、時間に制約されないとされます。 詩篇90篇2節には次のようにあります: > 「山が生まれ…

  • 【宇宙の果て・その2】ハッブルの法則について

    もちろんです。**ハッブルの法則**は、宇宙が膨張しているという事実を示した非常に重要な観測的法則であり、ビッグバン理論の基盤にもなっています。以下に詳しく解説します。 --- ## ■ ハッブルの法則とは? ### 定義: **「遠くの銀河ほど、より速く我々から遠ざかっている」** という観測事実を表した法則です。 これを数式で表すと: $$ v = H_0 \times d $$ * $v$:銀河が地球から遠ざかる速度(…

  • 【時間論・その5】メルロー=ポンティ、フッサール、ハイデッガーの時間論

    メルロー=ポンティ、フッサール、ハイデッガーの時間論は、いずれも「人間の生きた時間経験」に焦点を当て、科学的・客観的時間の理解に対して根本的な問いを投げかけます。ただし、それぞれの立場には明確な違いもあります。 --- ### フッサールの時間論:意識の流れとしての時間 フッサールは現象学の創始者として、「時間」を**意識の現象**としてとらえました。彼にとって重要なのは、「今」という瞬間がどのよう…

  • 【時間論・その4】ベルクソンの純粋持続について

    ベルクソン(Henri Bergson)の「純粋持続(durée pure, durée réelle)」は、彼の哲学の中心概念であり、「時間とは何か?」という問題に対して**従来の空間的・量的時間理解とは異なる、質的・主観的な時間のあり方**を提起したものです。 --- ## ■ 背景:科学的時間への批判 ベルクソンは、物理学や数学で扱う「時間」を**空間化された時間**として批判します。 ### ● 科学の時間=「均一で、分割可能で…

  • 【時間論・その3】ハイデッガーの存在と時間について

    ハイデッガーの『存在と時間(Sein und Zeit)』は、20世紀の哲学に大きな影響を与えた画期的な著作であり、彼の時間論は従来の哲学とは全く異なる方向から「時間とは何か」「存在とは何か」を問い直します。以下にその要点をわかりやすく整理して解説します。 --- ## ■ 基本的な視点:なぜ「存在と時間」なのか? ハイデッガーは、「存在とは何か?」という問いを現代哲学の中心課題と考えます。しかし、彼は次のよう…

  • 【時間論・その2】カントの時間論について

    カントの時間論は、彼の主著『純粋理性批判(Critik der reinen Vernunft)』において詳しく論じられており、「時間とは何か?」という問いに対して**人間の認識構造そのものに根ざした視点**から答えようとする試みです。 --- ## ■ カントの時間論:基本的立場 ### ● 時間は「経験されるもの」ではなく、「経験を可能にする形式」 カントは、時間を **「ア・プリオリな直観形式(Anschauungsform)」** として位…

  • アウグスティヌスの時間論について

    アウグスティヌスの時間論は、西洋哲学における時間に関する最初期かつ深遠な考察の一つです。彼の時間論は主に『告白(Confessiones)』第11巻に記されています。以下に、その内容をわかりやすく整理して解説します。 --- ## ■ アウグスティヌスの時間論:概要 ### ● 有名な問い > 「時間とは何か? 誰もが知っている。だが、それを説明しようとするとわからなくなる。」 この言葉からもわかるように、アウグ…

  • 膨張宇宙論(ビッグバン理論)について

    もちろんです。 \*\*膨張宇宙論(ビッグバン理論)\*\*は、現代宇宙論の中核をなす理論で、宇宙がどのように始まり、どのように進化してきたかを説明する枠組みです。以下にわかりやすく解説します。 --- ## ■ ビッグバン理論とは? ビッグバン理論とは、「**宇宙は非常に高温・高密度な一点から始まり、そこから時間とともに膨張している**」という理論です。 「ビッグバン(大爆発)」という名前ですが、**何かが…

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