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芳林山 向嶽禅院 戒翁寺(→神奈川県川崎市麻生区早野)は、戦国時代の天正年間(→1573年~1591年)に夏蒐山 修廣寺(→神奈川県川崎市麻生区片平2丁目)の3代住職玄頓和尚(げんとんおしょう)によって開山されたと伝わる曹洞宗寺院です。1590(天正18)年に小田原北条氏が滅亡すると北条家臣の庇護を失い衰退しましたが、江戸時代初期の寛永年間(→1624年~1645年)に北条遺臣から幕府旗本に取り立てられた富永重吉(とみながしげよし)が早...
夏蒐山 修廣寺(→神奈川県川崎市麻生区片平2丁目)は、川崎市発行の『麻生の神社・仏閣』によると、室町時代の1443(嘉吉3)年に僧の恵俊(えしゅん)が片平村の夏蒐丘に夏蒐山 台廣寺を創建したところから始まる曹洞宗寺院です。戦国時代に高峯山 天寧寺(→東京都青梅市根ヶ布1丁目)の住職・松潤玄秀が現在地に移し、寺号を修廣寺と改めたようです。修廣寺の歴代住職は麻生区内や隣接する東京都町田市に多くの曹洞宗寺院を開山し、江戸時...