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「恋脳Experiment」2025年2月27日(木)新宿シネマカリテにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン2/B-2) ~恋愛依存の女性の「気づき」を大胆かつ自由に描く。粗削りだが才能を感じさせる一作 ぴあフィルムフェスティバル(PFF)は、長年にわたって映画界の新しい才能を発掘してきた歴史ある映画祭である。 そのPFFで、短編アニメーション「Journey to the 母性の目覚め」でPFFアワード2021審査員特別賞を受賞したのが岡田詩歌監督。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了し主にアニメ畑で活躍して来た彼女が、PFFスカラシップ作品として送り出したのは、意外にもア…
映画[オッペンハイマー] 人類に原爆の悲劇をもたらしたプロメテウスの栄光と苦悩:意味あらすじを解説・考察
© Oppenheimer 『オッペンハイマー』は、クリストファー・ノーラン監督作品。 2023年アメリカ映画。 出演はキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.ほか。 原作はカイ・バードとマーティン・J・シャーウィン著 『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』 (原題
アンソニー・チェン「国境ナイトクルージング」シネリーブル神戸no276
アンソニー・チェン「国境ナイトクルージング」シネリーブル神戸 見終えたのは、まだ三日前なのですが、なんだかずっと昔に見て、思い出したような気がする映画を見ました。 最初、スクリーンに写った風景は
パブロ・ベルヘル「ロボット・ドリームズ」シネリーブル神戸no280
パブロ・ベルヘル「ロボット・ドリームズ」シネリーブル神戸 久しぶりに洋物のアニメの新作を見ました。パブロ・ベルヘルというスペインだかの監督の「ロボット・ドリームズ」です。 思いの
藤本幸久・影山あさ子「勝っちゃん 沖縄の戦後」元町映画館no269
藤本幸久・影山あさ子「勝っちゃん 沖縄の戦後」元町映画館 元町映画館が1週間限定で上映していた藤本幸久、影山あさ子共同監督の「勝っちゃん 沖縄の戦後」というドキュメンタリーが、本日11月29日金曜
マキシム・ラッパズ「山逢いのホテルで」シネリーブル神戸no282
マキシム・ラッパズ「山逢いのホテルで」シネリーブル神戸 上のチラシの写真を見ていて、「なんや、めんどくさそうやなぁ・・・」 とは思ったのですが、「でも、まあ、舞台がスイスとかみたいやし。」 で
【プロジェクト・サイレンス】期待しすぎなければ十分に楽しめるパニックもの【ネタバレ】
空港大橋で孤立してしまった人々の”ただの脱出パニックもの”だと思っていたら…まさかのオプションが笑。この要素に
「ゆきてかへらぬ」2025年2月23日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時35分より鑑賞(スクリーン2/D-6) ~大正時代の雰囲気あふれる中で展開する3人の男女の青春の愛と葛藤 映画「ゆきてかへらぬ」を観て、ノスタルジックな感じにとらわれた。スクリーンに満ちあふれる大正時代の雰囲気が何とも言えず、懐かしかったのだ。 いや、もちろん私は大正時代に生きていたわけではない。昔観た鈴木清順監督の「大正浪漫三部作」である「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」の世界と共通するものを感じたのだ。 それもそのはず「ゆきてかへらぬ」は、「大正浪漫三部作」の脚本を担当した田中陽造が、40年以上…
竹林亮「大きな家」シネリーブル神戸 シネリーブル神戸の予告編を見ていて「えっ、実写?ドキュメンタリー?」 まあ、そういう、ちょっと不安を感じながら見ました。 竹林亮という監督の「大
シェークスピア「マクベス」シネリーブル神戸 学生時代から50年来のお友達の入口君という演劇通に誘われて2024年1月にロンドンのドンマー・ウエアハウスという小劇場でのマックス・ウェブスターという人の
エリック・クラプトン「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」 109シネマズハットno56
エリック・クラプトン「クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2023」 109シネマズハット 2025年の2月23日、24日は連休らしくて、繁華な街に出て
藤野知明「どうすればよかったか?」元町映画館 2025年が始まって50日経ちました。で、この映画を見たのは1月24日ですが、一ヶ月の間、感想が書けずに困っていました。 この映画ですが、神戸では元町
ベリコ・ヴィダク「キノ・ライカ 小さな町の映画館」元町映画館no283
ベリコ・ヴィダク「キノ・ライカ 小さな町の映画館」元町映画館 アキ・カウリスマキというフィンランドの映画監督さんが生まれ故郷に映画館を建てるというプロジェクトを実行されていて、そのプロセスを記録し
「あの歌を憶えている」2025年2月21日(金)新宿ピカデリーにて。午後2時5分より鑑賞(シアター5/C-10) ~記憶を巡るドラマ。ある出会いによって過去と向き合う女性 映画「あの歌を憶えている」を観てきた。「セプテンバー5」の好演も記憶に新しいピーター・サースガード、「タミー・フェイの瞳」でアカデミー主演女優賞を受賞しているジェシカ・チャステイン。いわゆる演技派俳優ではあるけれど絶世の美男美女というわけではない2人によるラブストーリーと聞いて、これは何かあるに違いないと興味津々で映画館に出かけたのだ。 ニューヨークで13歳の娘と暮らすソーシャルワーカーのシルヴィア(ジェシカ・チャステイン)…
【SKINAMARINK/スキナマリンク】『映画』の定義とは何か…【ネタバレ考察】
あまりに攻めた実験映画に驚いたのですが…笑。本作では、目的も趣旨も分からない得体の知れない恐怖を味わうことはで
なんか怖い!砕け散るところを見せてあげるのタイトルの意味や血液について妄想してしまった
アマプラ見放題が終了すると知り滑り込みで鑑賞。映画「砕け散るところを見せてあげる」ネタバレ感想です!結論から言うと、なんか・・怖かった!星の子あたり、なんか怖かったんだが!!!映画「砕け散るところを見せてあげる」のネタバレ感想※ネタバレご注...
「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」2025年2月19日(水)ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後6時30分より鑑賞(シアター1/D-12) ~友人の安楽死に寄り添う小説家。アルモドバル監督が捉えた「死」 「オール・アバウト・マイ・マザー」「ペイン・アンド・グローリー」など自身の人生を投影した作品で知られるスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督。新作の「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」では人生の終末を描いている。初の長編英語劇で(過去に短編英語劇「ヒューマン・ボイス」は撮っているが)、2024年の第81回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。 小説家のイングリッド(ジュリアン・ムーア)は、…
映画「大名倒産」レビュー/殿様になったら借金まみれ!返金か切腹か!
映画「大名倒産」の感想をご紹介します。いきなり殿様になり、いきなり借金をかかえるなんて、そんなのあり?キャラも濃くて楽しめる映画です!
「ドライブ・イン・マンハッタン」2025年2月18日(火)イオンシネマ板橋にて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン1/F-7) ~タクシーの中だけで展開する運転手と乗客の会話、そこに恋愛の真実がある!? 映画の多くはドラマの中で舞台が変わる。だが、時にはずっと同じ舞台のワンシチュエーションのドラマもある。「ドライブ・イン・マンハッタン」は、真夜中のタクシー内を舞台に運転手と乗客の2人だけで繰り広げる会話劇だ。「ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US」の脚本を手がけたクリスティ・ホールが、もともとは舞台劇を想定して脚本を書いたという。その出来が良かったことから映画化されることになり、…
「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」2025年2月17日(月)新宿武蔵野館にて。午後2時25分より鑑賞(スクリーン2/B-6) ~彼女は加害者なのか、被害者なのか。あなたならどうする? その昔、いしだあゆみの「あなたならどうする」という歌があったが(古い!)、まさしく「あなたならどうする?」と鋭く観客に問いかけてくる映画が、「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」である。ナチスの密告者となったユダヤ人女性の実話をもとに描いたドラマだ。 1940 年、ベルリン。18歳のユダヤ人女性、ステラ・ゴルトシュラーク(パウラ・ベーア)は、アメリカに渡ってジャズシンガーになる夢を見ていた。だが、…
キム・テヤン「ミマン」キノシネマ神戸国際 ここのところ、韓国の若い監督さんに対する期待というか、どんな映画撮るのかなという好奇心というかがチロチロ燃えていて、今週のキノシネマ神戸のプログラムにこ
クリスティ・ホール「ドライブ・イン・マンハッタン」シネリーブル神戸no303
クリスティ・ホール「ドライブ・イン・マンハッタン」シネリーブル神戸 予告編を見て、「これはいける!好きなタイプ!」 まあ、そんなふうに思って神戸の封切り初日に見ました(笑)。クリステ
週末など時間があるときに、ぜひ観てほしい映画を紹介します 共感したり自分自身に新たな気持ちが芽生えたりと、心を癒し、時には新たな気づきを与えてくれます今回はAmazonプライムで視聴できる人気の恋愛映画を10本厳選しました 感動的なラブスト
「セプテンバー5」2025年2月16日(日)イオンシネマ板橋にて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン7/D-9) ~世界で初めてテロ事件を生中継した人々。そこには報道の今に通じる問題がある 先々週はカーリングの日本選手権に連日通ってフォルティウスを応援していたので、今はすっかりカーリング・ロスです。 そして、先週は溜まっていた仕事をしていたので映画館に行けず。ようやく日曜日に映画館へ。観たのは「セプテンバー5」。第82回ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)にノミネート、第97回アカデミー賞の脚本賞にもノミネートされた映画だ。 1972年のミュンヘンオリンピックでテロ事件が起きた。当時はま…
【アジョシ】韓国映画が苦手でも映画好きかアクション好きなら見るべき作品【ネタバレ】
キム・セロンさんが亡くなったというニュースを見て驚きました…。まだ24歳だそう。彼女といえばやはり、ウォンビン
ハナ・マフマルバフ「苦悩のリスト」元町映画館 「ヴィジョン・オブ・マフマルバフ」というイランのマフマルバフ・ファミリーの作品の2本立て特集で上映されているハナ・マフマルバフ監督のドキュメンタリ
【食人族 4Kリマスター無修正完全版】グロシーンタイムテーブル付き【ネタバレ】
さすがにそのままの画像を載せるのはヤバいかと加工してみたのですが、逆にいやらしい感じに仕上がったのではないかと
「人が人を裁くことの難しさ」をテーマにした傑作ドキュメンタリーを紹介させてください。 昨年4月に公開された、映画「正義の行方」(158分/監督:木寺一孝/製作・配給:東風) 1992年2月に発生した、福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」を扱ったドキュメンタリー映画です。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は、死刑確定から2年後という「異例の速さ」で刑死。翌年、冤罪を訴える「死刑執行後の再審請求」が提起されました。 映画公開に合わせて同名の書籍も刊行されています。 右が公式プログラム、左が書籍「正義の行方」(木寺一孝著/講談社) 以下、映画の概要です▽ 極…
映画「ナイトミュージアム」をレビュー!家族で見たい不思議な博物館
何度も見たい「ナイトミュージアム」をレビューします!博物館でのお話なのに、まるで冒険しているかのよう!登場人物がイキイキしていて、お子さんも一緒に楽しめる映画です
モフセン・マフマルバフ「子どもたちはもう遊ばない」元町映画館no281
モフセン・マフマルバフ「子どもたちはもう遊ばない」元町映画館 「ヴィジョン・オブ・マフマルバフ」というイランのマフマルバフ・ファミリーの作品の2本立て特集で上映されているモフセン・マフマルバフ
【さよなら渓谷】夫婦ならば当たり前の行為が暗黙の確認だった…【ネタバレ・考察】
『MOTHER マザー(長澤まさみ)』の大森立嗣たつし監督による、2013年製作の問題作。どこにでもいる平凡な
キリアン・リートホーフ「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」シネリーブル神戸no302
キリアン・リートホーフ「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」シネリーブル神戸 かなり迷って、まあ、他に見るものもないしとか適当な理由をつけて出かけて行って見ました。「寒くても出かける!」が
イム・オジョン「地獄でも大丈夫」元町映画館 予告編で、ちらっと見て「どうしようかなあ???題が今一やし。」 でした(笑)。スクールカーストとかイジメとか、何となく苦手なんですよね。「でも、まあ、
アントン・コービン「ヒプノシス レコードジャケットの美学」シネリーブル神戸no300
アントン・コービン「ヒプノシス レコードジャケットの美学」シネリーブル神戸 2025年の2月ですが、日本海側は連日雪マークです。神戸も寒いです。出かけるのが億劫になりますががんばります(笑)。ネットでお出
どんなジャンルのブログが好み? 映画ブログ、ホラーの。 でもそれも限られた方のブログしか見に行かせてもらってません。 本は読メがメインだし。(読メで…
【悪魔と夜ふかし】サクッとエンタメかと思いきや意外とアートな考察系【ネタバレ】
あのスティーヴン・キングが本作を絶賛しているとかで、確かにレトロなオカルトテイストは好きそう。1度見たら忘れら
現在アマプラで配信中の映画『推しの【推しの子】実写 -The Final Act- 観ました。ネタバレ感想もあります。ご注意ください!
フランクリン・J・シャフナー「パピヨン」シネリーブル神戸no299
フランクリン・J・シャフナー「パピヨン」シネリーブル神戸 日本初公開50周年記念とかで「パピヨン」をやるらしいという、この懐かしい二人のチラシを見て同居人が言いました。「私、これがいいわ。なんか、
「リアル・ペイン 心の旅」2025年1月31日(金)TOHOシネマズ 池袋にて。午後3時20分より鑑賞(スクリーン1/B-6) ~正反対のいとこ同士のポーランドへの旅。人間の生きづらさを、軽快さと重厚さを使い分けながら描く ジェシー・アイゼンバーグと言えば、「イカとクジラ」(2005年)での繊細な演技が印象深い。その後も、「ゾンビランド」(2009)、「ソーシャル・ネットワーク」(2010)、「ジャスティス・リーグ」(2017)などで個性的な演技を披露してきたが、2002年の「僕らの世界が交わるまで」ではついに監督デビューを果たした。 そして監督第2作となるのが、今回取り上げる「リアル・ペイン…
「港に灯がともる」2025年1月28日(火)池袋シネマ・ロサにて。午後12時35分より鑑賞(シネマ・ロサ1/C-8) ~震災未体験世代の葛藤と成長。震災映画の新たな秀作 今年で発生から30年を迎えた阪神淡路大震災。それをテーマに取り上げた映画も多い。その中では2011年の「その街のこども 劇場版」が最も印象に残っている。2010年にNHKで放送されたドラマに新たなカットを加え再編集した作品で、脚本は渡辺あや、監督は井上剛。今年再上映されたが残念ながら観に行けなかった。素晴らしい映画なので、未見の方はぜひ観ていただきたい。 そして、今回取り上げるのは「港に灯がともる」。同じく阪神淡路大震災を素材…
映画【正体】ハートウォーミング逃亡劇とイケメンハラスメント【ネタバレ】
『正体』というタイトルから緻密なミステリー劇なのかと思いきや、ミステリー要素はほぼないです。とにもかくにも、子
1、作品の概要 『関心領域』(The Zone of Interest)はアメリカ、イギリス、ポーランド共同製作の映画。 2023年12月15日にアメリカで、2024年5月24日に日本で公開された。 監督・脚本はジョナサン・グレイザー。 クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー(落下の解剖学で主演)らが出演している。 音楽はミカ・レヴィ。 マーティン・エイスミスの小説『関心領域』が原作。 上映時間は105分。 配給会社はA24。 第76回カンヌ国際映画祭でグランプリとFIPRESCI賞を受賞。 第96回アカデミー賞で作品賞、監督賞などの5部門にノミネートし、国際長編映画賞、音響賞を受賞し…
【関心領域】これがやりたいのならショートムービーで良かったのでは…【ネタバレ】
2024年上半期の作品の中では相当期待値が高かった本作。収容所の内部は映らないということは分かった上で劇場へ足
クリストファー・ザラ「型破りな教室」シネリーブル神戸no297
クリストファー・ザラ「型破りな教室」シネリーブル神戸 メキシコが舞台で、小学校の教室の映画。子供たちが頑張る映画という予告編の雰囲気に惹かれて見に行きました。 クリストファー・ザラという監督の「型
ソイ・チェン「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」 109シネマズハットno55
ソイ・チェン「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」 109シネマズハット 予告編を見ていて、おーっ!香港の九龍城が舞台やんけ! ただ、それだけの理由でやって来ました。作った監督も出て