糖尿病ケトアシドーシス
糖尿病ケトアシドーシス糖尿病ケトアシドーシスは糖尿病の急性合併症の一つで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを自身で作ることのできない1型糖尿病の患者さんに主にみられます。インスリンの不足により生じたケトン体(脂肪の代謝の過程で発生する物質)が蓄積し、通常は弱アルカリ性で保たれている身体が酸性になってしまう「ケトアシドーシス」の状態を引き起こします。1型糖尿病の発症時や、1型糖尿病の患者さんがなんらかの理由でインスリンの注射(またはインスリンポンプによる注入)を中断した場合に起こることが多いです。また最近では、1型糖尿病の患者さんでSGLT2阻害薬(尿中にブドウ糖を排出することで血糖値を下げる内服薬)を飲んでいる場合に、血糖値は高くないにもかかわらず体内でケトン体が作られケトアシドーシスを起こす「正常...糖尿病ケトアシドーシス
2024/06/16 06:27